写真で分かる！首のためのタオル枕の作り方と使い方-快眠タイムズ公式ブログ

「首に良い！」
「寝やすい！」

このようにテレビで紹介されたこともあり、ここ最近、注目されているタオル枕。

私が枕を作っている立場の人間ということもあって、

「タオル枕ってそんなに良いの？」
「どうやって作るの？」

など、さまざまな質問を受けます。

コツを押さえればタオル枕は簡単に作れます。

しかし、誤った知識で作ってしまうと、首や肩をさらに痛めることになります。

そこで今回は、首のリラックスに焦点を当てたタオル枕の作り方についてご紹介します。

※こんなことをブログで発信していたら、ここで紹介している内容がNHKで取り上げられるまでになりました。「なんか聞いたことがある方法だな」「テレビのパクリコンテンツか？」と思ったら、あなたが先祖返りをしているだけだとご認識ください（笑）。

Contents

1. タオル枕の作り方

タオル枕の作り方は様々ですが、今回ご紹介するのは首のフィット感を重視したものです。

つまり、首枕型のタオル枕です。

次の2章で、正しいと高さとはどれくらいなのか体感でわかる目安、細かい調整方法など説明していきます。

そして次に、最も重要な首枕型のタオル枕の使い方をご紹介します。

「え？頭を乗せればいいんじゃないの？」

と思われているかもしれませんが、違います。

こちらのイラストのように、マットレスと首の間のスキマを埋めるように、タオル枕をご使用ください。

このような使い方をする形状の枕を「首枕」や「ヒトコブ枕」と呼びます。

このような形状の枕だと、頭の重量を後頭部のみに集中させず、後頭部・首全体で分散させることができます。

荷重を全体に分散することで、特定の部位に負荷がかかり続けることを避けられるので、肩こり、首こりに軽減できます。

またそうすることで、次にご紹介する「理想的な寝姿勢」を自然と維持しやすくもなります。

さらにその上で、以下のイラストのような理想的な寝姿勢をとれるようにしましょう。

この寝姿勢のポイントは2つです。

「肩口から頭が10~15度の傾斜」
この角度だと、肩と首の筋がこわばることなくリラックスできます。また、頸椎も自然な形状を保てます。さらに、頭の位置が心臓よりも高くなるため、血液が頭に上ることを防ぎます。体感として、首の骨・筋肉に違和感がなく、さらに、呼吸がしにくくないことを目安にしてください。目を閉じて、首筋肩周りの筋肉で強張っているところがないか、鼻から深呼吸をしてみてスムースにできるかがポイントです。
「顔面が5度の傾き」
顔が若干うつ向く程度だと、気道の通りが最も良くなり、睡眠中の呼吸がとてもラクになります。また、太り気味の方やアゴの下に脂肪がついている方は、顔の傾きが０度の方が呼吸がしやすく眠りやすい、という報告もあります。0~5度であなたが眠りやすい傾斜を見つけましょう。