マットレス

マットレスのレンタルとは?購入との違いや注意点など

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こんにちは。

睡眠健康指導士の加賀照虎です。

近年需要が増えつつあるマットレスのレンタルサービス。

  • どのような内容なのか?
  • 購入するよりも借りるほうがお得なのか?

気になっている方も多いかと思います。

そこで本日は、マットレスのレンタルサービスについて解説していきます。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. マットレスのレンタルとは?基本サービス概要と料金相場

マットレスレンタルとは、マットレスを一定期間有料で借りられるサービスのことです。

近年は家具・家電のサブスクリプションサービスが増え、マットレスも購入せずにレンタルで利用することが可能になっています。特に単身赴任や進学による一人暮らし、短期滞在など短期間だけ家具を使いたいニーズに応える形で需要が増えています。

1-1. 料金相場は1000円/月から

料金相場はサービスや商品ランクによって様々です。

私が見たところ一般的に、以下のような価格設定になっています。

 低価格帯マットレス中価格帯マットレス高価格帯マットレス
シングル1,000~3,000円/月3,000~5,000円/月5,000~10,000円/月
ダブル3,000^5,000円/月5,000~8,000円/月8,000~15,000円/月

1-2. 月額制か定額制か

マットレスレンタルの契約形態には、大きく分けて「月額制のサブスクリプション型」と「定額制の期間レンタル型」があります。

それぞれ料金の仕組みや利用期間に違いがあり、ユーザーの使い方に応じて向き不向きがあります​。それぞれの違いを説明します。

月額制のサブスクリプション型

毎月定額の利用料で契約期間の縛りがないタイプです。

最短で1ヵ月からレンタルをすることができるのが大きなメリットです。しかし、その一方で費用はやや高めの設定となっており、長期間借り続けると費用が高額になるケースが多いです。短期利用の方に向いています。

定額制の期間レンタル型

利用期間を定めて契約するタイプです。

例えば、3ヶ月プランや1年間プランなどのように期間を設定した上でマットレスをレンタルし、その期間終了時にマットレスを返却することになります。中期間や長期間使用するのであれば、こちらの方が1月当たりの費用は抑えられるケースが多いです。

しかし、契約期間中に途中解約があると違約金が発生したり、延長の場合に料金形態が変わるケースもありますので、この点には事前に注意しておきましょう。

1-3. 価格が変わるその他オプション

配送0円プラン

月額制のマットレスレンタルサービスで展開されることのあるプランです。

契約期間の縛りを設ける代わりに、配送料が無料になったり月々の費用がやや安くなることがあります。数ヶ月間位の超短期利用ではなく1年前後利用することを考えている場合は、このようなプランの方がお得になることが多いです(実質、定額制の期間レンタル型と同じような内容になります)。

汚損補償付帯プラン

レンタルマットレスは通常、両者側が回収をした際にクリーニングをしています。

そのため、通常使用で発生する汚れの範囲内であれば、洗浄費用等を請求される事はありませんが、うっかりコーヒーをこぼしてしまったり、ペットが汚してしまったなどのような場合はこの限りではありません。

しかし、そのような万が一の場合に備えておきたい方向けの保険のようなものが汚損補償になります。うっかり屋さんやペットと暮らしている方は、利用を検討されると良いかと思います。

配送料・設置料など

マットレスは大型家具のため配送料が発生してしまいます。

この辺は業者によりかなり価格が異なります。自社便で配送されている大手の事業者であれば配送料はやや低めですが、そうではないと配送料だけで一万数千円もかかってしまうケースもあります。また、利用期間に応じて配送料が割安になったり、無料になるケースもあります(上記の配送0円プランと似たようなもの)。


2. マットレスをレンタルするメリット・デメリット

マットレスレンタルには購入にはない様々な利点がありますが、一方で注意すべき点も存在します。ここではレンタルのメリットとデメリットを整理して解説します。

2-1. マットレスレンタルのメリット

初期費用を大幅に抑えられる

購入するとなると数万円するマットレスでも、レンタルなら安い月額料金ですぐに使い始めることができます​。まとまった出費を避けられるので、新生活スタート時の負担を抑えられるのが最大のメリットになります。

特に短期間の利用に経済的

数ヶ月~1年程度の短期利用であれば、購入よりレンタルの方が総費用を安く抑えられるケースがほとんどです。使い終わった後の処分費用も不要で、必要な期間だけ利用できる点でコスパに優れます​。

質の高いマットレスを試せる

購入すると高価な有名ブランドや高機能マットレスも、レンタルなら手軽に試用できます​。おしゃれで高品質なベッドやマットレスを気軽に使えるのは大きな魅力です。

近年、100日間トライアルなどのサービスで手軽に試すことのできるマットレスは増えましたが、すべてがそうとは限りません。そのようなマットレスを手軽に試す手段としてレンタルサービスを活用するのも一手です。

引越しや処分の手間がない

レンタル終了時は返却するだけで、自分で大型マットレスを処分したり次の引越し先へ運搬したりする必要がありません​。業者が回収してくれるため、後片付けの手間や処分費用がかからないのもメリットです。女性や年配の方には嬉しい点ですね。

気に入ればそのまま購入も可能

サービスによっては、レンタル品をそのまま買い取れるオプションがあります。気に入ったマットレスを継続利用したい場合、支払済みのレンタル料金を差し引いた価格で購入できることもあります​。

購入できるかどうかはとても大切です。

例えば、50,000円のマットレスを月々2000円で借りるとします。その寝心地が気に入った場合、25ヶ月目以降も借りるとすると、購入するよりも損することになってしまいます(配送料等を無料とし、その他の費用も度外視した場合)。

そのような場合に、そのマットレスを定価で購入することができると金銭的な負担がなく、マットレスを試して購入できたことになります。これはかなり賢いレンタルサービスの利用方法になるかと思います。

2-2. マットレスレンタルのデメリット・注意点

長期間利用では割高になる

レンタルはあくまで「借りる」サービスのため、長く借り続けると支払総額が購入価格を上回ることがあります​。一般に1年半から2年以上の長期利用になる場合は、レンタルより購入した方が安く済むケースが多い点に注意が必要です​(特にレンタル品を購入できない場合)。

衛生面・中古利用への不安

レンタル品の中には他人が使った中古マットレスも含まれます。

清掃・消毒は施されていますが、直接肌に触れる寝具だけに衛生面を不安に感じる人もいるでしょう​。クリーニング品質の高い業者を選ぶと安心です​。もしくはマットレスに防水シーツや敷きパッドなどを付帯してレンタルしている業者だと、マットレスが汚れにくくなっているため安心できると思います。

破損・汚損時に費用負担の可能性

借りたマットレスを汚したり破損したりすると、修理費用や弁償費用を請求される場合があります。通常の使用範囲なら問題ありませんが、ペットの爪による破れや飲み物の大きなシミなどには注意が必要です。

マットレスをキレイに使えられるか心配な方は、防水シーツや敷きパッドなどを併用することをおすすめします。マットレスが汚れる事はほぼなくなるかと思います。もしくは汚れや傷の補償サービスが付いている業者や、オプション保険に加入できる業者を選ぶと費用がやや高くはなりますが、安心できるかと思います。

対応エリアが限られる場合がある

各レンタル事業者で配送対応エリアが決まっており、地域によってはサービスを利用できないことがあります。特に離島や郊外では送料が追加になったり、そもそも対象外エリアの場合もあるため事前に確認しましょう。

ラインナップに限りがある

借りられるマットレスの種類やサイズは、事業者ごとの在庫や取り扱い商品に依存します。あなたが試してみたいブランドのマットレスが必ずしも見つからない可能性があります。また、「シングルサイズのみ」などサイズ展開が限られる場合もあるため、選択肢は購入時より少ない点はデメリットと言えます。

ベッドや寝具を一式揃えられるか

マットレスに加えて、ベッドや枕、掛け布団、シーツなどのカバー類等一式揃えられるかどうかも注意しておくべきポイントになります。

寝具や家具などを一式揃えなければならない方の場合、1つのレンタル事業者に絞ったほうが配送料等で割安になります。レンタルしなければいけないものがいくつかあるなら、できるだけ全部揃えられるところで揃えられると予算的にも労力的にも負担が少なくなります。

契約期間や解約の制約

サービスによって最低利用期間が設定されており、その期間内に解約すると違約金や残月分の支払いが発生するケースがあります。例えば3ヶ月未満の早期解約時に残り期間の料金支払いが必要になることも。契約前に利用期間の条件や解約手数料について確認しておきましょう​。


3. 利用シーン別:マットレスレンタルがおすすめなケース

  • 一時帰国や短期滞在の場合
  • 短期転勤・単身赴任での一時利用
  • 進学や一人暮らしを始める学生の場合

このようなケースでマットレスのレンタルがおすすめされますが本当にそうでしょうか?

私がいろいろな事業者のサービス内容を調べてみてわかったことは、マットレスのレンタルは短期利用の場合や、高価格帯のマットレスを試したい場合に向いているということです。

1年半以上使うケースでは、購入したほうが割安になるケースがほとんどです。レンタル事業者のオリジナルマットレスなどで価格設定上そうではない場合であっても、「このスペックのマットレスであればレンタルするよりも〇〇さんの〇〇マットレスを購入したほうがお得なのではないか」と感じてしまうことが多くあるのが実情。

その反面、短期利用のケースであれば、初期費用を大きく抑えることができますし、あれこれ寝具や家具を揃える手間も抑えられるため、レンタルサービスを利用するメリットはかなりあると思います。また、「高級マットレスを試してみたいものの、トライアルサービス等が展開されていない」といった場合においても、レンタルサービスは価値を発揮すると感じられます。

このようなニーズに該当する方にとっては、かなりお勧めできるサービスだと考えています。

3-1. おすすめのマットレスレンタルサービス「ReBed」

マットレスレンタルをご検討中の方に、ぜひご一考いただきたいのが「ReBed」さんです。

マットレス評論家として活動されている睡眠健康指導士の高野綾太さんは、「マットレスを購入したけれど合わなかった」「実際にじっくり寝てみないと分からない」とお考えの方々のために、まずは気軽にマットレスで寝てみてから選べるサービスが必要だと考え、ReBedを立ち上げたそうです。

一般的な家具レンタルサービスとは異なり、ReBedでは何十種類ものマットレスやベッドを実際に購入して試用した上で、「これは自信を持ってお勧めできる」と判断したマットレスのみを取り扱っています。また、安心してレンタルをご利用いただけるよう、業務用の専用機材で徹底的にクリーニングしている点も大きな強みです。アレルゲンや汗、臭いなどを徹底的に除去し、新品に近い衛生レベルでお届けすることを心がけています。

さらに、柔軟なレンタルプランと購入オプションも魅力です。月額制で手軽にレンタルできる上、気に入った商品はそのまま購入することも可能(対象商品に限る)です。現在はマットレスのみのレンタルですが、今後はベッドのレンタルにも対応する予定だそうです。

なお、私が開発した快眠タイムズマットレスもReBedさんでレンタル可能となっておりますので、短期利用をお考えの方はぜひご覧ください。


最後に

マットレスのレンタルサービスがどのようなものか、そしてあなたが利用に向いているかどうかを理解する参考になっていれば幸いです。

もしご不明点や気になる点等ございましたら、お気軽にコメントください。

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