このページをご覧のあなたはもしかすると、以下のような状況で悩んではいないでしょうか?
- 寝るとき後頭部に圧迫感が出てきて眠るどころじゃなくなった
- 枕に頭を乗せるとズーンと重い感じがする
快眠できずに困りますよね。
そこで本日は、このようなときの原因と圧迫感を減らすための対策についてご紹介します。ぜひご参考にしてください。
Contents
1. 枕が後頭部へ圧迫感を与える3つの原因
枕が元となり後頭部への不快な圧迫感がある場合、
以下の3つが原因として考えられます。
- 枕が硬くて後頭部が圧迫されている
- 枕が高すぎて神経痛を起こしている
- 枕の弾力性が強すぎて圧迫されている
どういうことなのか分かりやすくイラストを使って説明します。
①枕が硬くて後頭部が圧迫されている
もっともありがちなのが硬すぎる枕を使っていることです。
あなたが寝ているとき以下のようになってはいないでしょうか。
枕が硬すぎると後頭部にまったくフィットしません。
後頭部に対して大きな圧迫感を与えることになります。
そして、圧迫感が長く続くと、ジリジリと締めつけられるような不快感になります。とてもじゃないですが快眠できません。
以下のような枕を使っていると、このような状態になりやすいです。
- そば殻、パイプ、ビーズ、フェザー、ウッドチップなどの素材がパンパンに詰められた枕
- 竹、高反発ファイバーなどの面で支える硬めの素材の枕
硬い枕への対策
この場合の対策はどうすればいいのかと言うと、「枕の後頭部へのフィット性を高める」に尽きます。
例えば、パンパンになっている中材を取り出したり、後頭部に合わせて枕を形作るなどして、以下のイラストのように首〜後頭部まで隙間なくフィットさせることを目指しましょう。
こうすることで後頭部にかかる圧力を分散できるので圧迫感を減らすことができます。
他にも、枕に柔らかいタオルを敷くのも一手です。が、枕が高くなりすぎる恐れがあるので注意が必要です。
②枕が高すぎて神経痛を起こしている
後頭部への不快な圧迫感を起こすもう1つの原因として、枕が高すぎるために神経痛を起こしている可能性があります。
もしあなたが枕を使う時に、以下のイラストのような姿勢になっていたらこのケースに該当しているでしょう。
このような寝姿勢だと、首に大きな負担がかかってしまいます。
通常、首の筋肉が緊張し続けることで血行不良になり、首こり・肩こりを起こすことになります。しかし、ひどい場合では、神経を圧迫してしまい、後頭神経痛や緊張性頭痛まで引き起こす恐れがあります。
高すぎる枕への対策
高すぎる枕への対策としては、以下の2つ考えられます。
- 枕の中材を取り出して枕を低くする。
- タオルなどで上体を高くして枕を相対的に低くする。
- 中材のウレタンを切って低くする。
しかし、タオルが体の下にあると寝心地が低下したり、ウレタンを上手く切れないとこれもまた寝心地の低下につながります。
その場合は、枕を買い換えることをおすすめします。
以下のページで適切な枕の選び方(素材/硬さ/高さ)を元におすすめの枕を紹介しているのでご参考にしてください。
関連記事③枕の弾力性が過剰のため
柔らかい上に弾力性がとても高い枕も、後頭部へ圧迫感を与えることがあります。
どういうことかというと、枕に頭を置いたときに枕がつぶれて適度に頭が沈むのですが、弾力性が高すぎることが裏目に出て、押し返す力が働きすぎてしまいその結果、後頭部を圧迫するのです。
幸い、このような枕は市販の枕には少ないですが、柔らかめに作られたラテックス枕でこのように感じられるものがあります。
また、数少ないサンプルからの声で恐縮ですが、後頭部が張っている頭のカタチをした人にこの傾向が多いです。
弾力性が強すぎる枕への対策
少しハードルが高いですが、もしあなたがこの理由に該当するなら、枕のちょうど後頭部をあてる位置を切って低くすることで解消が見込めます。
とはいえ、適度に切ってちょうどよく低くするのは困難かと思います。その場合は、その枕は家族に譲るなどして、あなたは新しい枕に買い換えることをおすすめします。
※症状がひどい場合は医療機関の受診を
寝ている時以外にも後頭部の圧迫感を感じるようでしたら、専門医への受診をおすすめします。後頭部の内側に痛みを感じる場合は、神経痛の可能性が高いと考えられるので神経外科への受診をおすすめします。
最後に
まずは原因に合わせた対策を行うようにしましょう。
そうすることで後頭部の圧迫感が軽減し、あなたが快適に眠れるようになれれば幸いです。しかしもし、なかなか症状が緩和しないのなら、医療機関を受診するようにしましょう。
なお、枕に関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。
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