こんにちは!
睡眠健康指導士の加賀照虎です。
近年流行りつつあるTPE(ゲル・エラストマー)素材の枕。
機能性に優れています。
しかし、劣る点もあるため選ぶ際には注意しなければなりませんl。
そこで本日は、
- 16種類の素材と比べたTPE素材の特徴
- 選ぶときの注意点
- おすすめのTPE枕
についてご紹介します。
Contents
1. 16種類の素材と比較|TPE(ゲル・エラストマー)枕の特徴と寝心地
まず始めに、TPE枕の特徴です。
他素材と比較すると、以下のようになります。
総合的にかなり優れていますよね。
流行るだけはあります。
ウレタンフォーム、ファイバー、そしてその次に覇権を握る寝具素材になるのではないかと感じています。
1-1. 柔軟性がありフィット性・サポート性ともに高い
まず人気なのが柔軟性のある風合い。
柔らかいだけでなく、反発力も兼ね備えています。
そのため、頭を優しく包み込むようにフィットしつつ、沈みこみすぎないようにしっかりとサポートします。この両立がTPE枕の唯一無二の寝心地を生み出しています。
1-2. 通気性はピカイチ
近年重視される通気性。
この点においてはファイバー、ポリエチレンパイプと並んでトップクラスです。
睡眠時に体温は下がるようになっています。そのため、頭から放熱をスムーズに進ませるために、枕の通気性が高いことは非常に大切です。
1-3. 衛生的で洗える
TPE素材は水洗い可能です。
また、綿などの繊維素材も使用されていないため、ほこりなども出づらく非常に衛生的です。清潔な睡眠環境を重視される方に向いています。
1-4. 重量が2~4kg前後で重たい
TPE素材は重たいです。
構造にもよりますが2~4kg前後です。
枕としては非常に重たい部類になります。枕を毎日押し入れに片付ける人などにとっては、やや扱いづらく感じることもあるかもしれません。
1-5. 高耐久で長持ち
高密度のため高耐久です。
TPE素材自体は5~10年前後はへたることなく使用できるはずです。
側生地やその他の部材のほうが先に悪くなるでしょう(カバーを自作できれば、かなりの長期間にわたって使用することも不可能ではありません)。
2. 選ぶときの注意点
TPEの素材力はかなり高いです。
とはいえ、枕としてはやや微妙なものがあるのも事実です。
そのようなものを避けるための注意点についてお伝えします。
2-1. 側生地が柔軟性と通気性を損ねていないか確認すること
まず大事なのが側生地(元々付いてるカバー)です。
側生地が三層ニット生地やジャカード生地だと分厚すぎるため、TPE素材の風合いを損なうことがあります。
ニット | 三層ニット | ジャカード | 3Dメッシュ | |
画像 |
柔軟性や通気性の良さをほとんど感じられなくなってしまうことがあります。
2-2. ノンモルダブル素材のため高さ調整できるものを選ぶこと
TPEはノンモルダブル素材です。
モルダブル | ノンモルダブル | |
イメージ | ||
フィット性 | ◎ | ◯ |
高さ調整 | ◎ | △ |
耐久性 | ◯ | ◎ |
そのため、高さが合わないことがあります。
高さを若干高くするくらいであれば、枕の下にタオルを敷けば可能ですが、低くすることは不可能です。
高さが合わないと寝姿勢が悪くなり、首を痛めることにつながるので注意が必要です。
そのため、高さ調整が可能なものを選ぶようにしましょう。
2-3. 重たさが気になるなら複層構造のものを選ぶこと
TPE素材のみで作られた枕だと重量が4kg前後になります。
ウレタンフォーム素材等と組み合わせて作られた枕だと、重量がやや軽く2kg前後になります。
やや軽くなるとはいえ、一般的な枕が500gから1kg前後なので、これらと比較すると重たくはありますが、TPE枕の中で軽めのものを選ぶなら、ウレタンフォームなどと組み合わせられたものがおすすめです。
3. おすすめのTPE(ゲル・エラストマー)枕
最後におすすめのTPE枕について。
商品名 | 快眠タイムズ ぷるぷるエアーまくら |
素材 | 熱可塑性エラストマー、ウレタンフォーム |
サイズ | 35×55×4-10cm |
価格 | 10,000円 |
URL | 商品ページはこちら |
理想の寝心地から逆算してわたしが開発したまくらです。
すぐれたフィット性とサポート性の両立、8パターンから高さの調整ができること、バツグンの通気性。側生地にもこだわったので、素晴らしい寝心地に仕上がっています。
最後に
TPE枕を選ぶ参考になっていれば幸いです。
なお、以下のページでおすすめ枕をいくつか紹介しています。TPE枕以外も紹介していますので、是非あわせてご参考にしてください。