羽毛枕を選ぶ目安を5つに絞り込み!ダウンの黄金比とは

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ダックとグースの違い、ダウンとフェザーの比率、ダウンパワーとフィルパワー、、、

いざ羽毛枕を選ぼうとすると、細かい違いに頭を悩まされることはないでしょうか。

そこで本日は「あなたにとって適切な羽毛枕を選ぶ5つの目安」をご紹介します。

読了後にはあなた自身で、羽毛枕の大まかな品質とコストパフォーマンスを把握できるようになります。


0. ダック、グース、親鳥、若鳥、産地、時期、、、こだわりだすと選びきれない羽毛枕

一般論として、ダック(アヒル)よりもグース(ガチョウ)の羽毛の方がふわっと弾力性があり、保温力も高いです。(最高級のアイダーダックは例外ですが。)

また、飼育期間の短い若鳥の羽毛よりも、厳しい冬を乗り越えている親鳥の羽毛の方が、ふんわりとかさ高があり保温力も高いです。さらに、ダック・グースの生まれ育った環境(地域・季節)が寒ければ寒いほど、羽毛は大きくふわっとなり保温性も高くなります。その他、餌の質、飼育環境の衛生性、ストレスの有無などでも羽毛の質が変わります。

しかし、羽毛枕を買うためにこれを全て理解するのは現実的ではありません。(業者による偽装もあったので、せっかく理解しても裏切られることも。)

そこで、簡単明瞭に羽毛枕を選べられるために、目安を5つにまで絞り込みました。 これらの目安をご参考に選んでいただければ、あなたにとって適切な羽毛枕が選べられます。


1. 羽毛枕を選ぶ5つの目安

それではまず各目安が何のためのものなのか、ざっとご覧ください。

①フィルパワー(ダウンパワー):羽毛のかさ高、つまりふわっと具合がわかります。
②洗浄度:主ににおいの程度が分かります。
③ダウンとフェザーの比率:枕としての使用感を左右します。
④枕の側生地:肌触り、ムレ感を左右します。
⑤製造国:品質とにおいの指標になります。

それでは、各目安の詳細をご説明します。

①ダウンパワー(フィルパワー)は300dpでも十分

ダウンパワー(dp)(フィルパワー(fp))とは、羽毛のかさ高を数値化したものです。なので、ダック、グース、親鳥、若鳥に関係なく、この数値を見ればある程度品質が分かります。

日本羽毛製品協同組合(日羽協)は羽毛の品質を4つに分けており、ダウンパワーとフィルパワーで表すと以下のようになります。

分類 ダウンパワー(フィルパワー)
プレミアムゴールド 440dp(807fp)
ロイヤルゴールド 400dp(733fp)
エクセルゴールド 350dp(642fp)
ニューゴールド 300dp(550fp)

ふわっとした使用感を求めるなら、一定以上の良質な羽毛を選ぶ必要があります。しかし、羽毛布団とは異なり枕に軽さや温かさを求めている訳ではないので、そこまで高い数値は必要ありません。

私が持っている羽毛枕はフィルパワー600fp(327dp)ですが、十分ふわっとしています。なので、ニューゴールドラベルのある羽毛枕や、信頼できるメーカーにより300dp以上のダウンパワー(もしくは500fp以上のフィルパワー) があると記載されていれば快適な使用感だと判断しても良いでしょう。

②洗浄度はいくつか

店頭で羽毛枕を購入するのであれば、その場でにおいを嗅げるので問題ありませんが、通信販売の場合はそうもいきません。そこで目安にしていただきたいのが、「羽毛の洗浄度」です。

水鳥から採取したばかりの羽毛・羽根は土、細菌などの汚れが付着しています。そのため、製品として加工する前に必ず洗浄されます。この洗浄により羽根の汚れはもとより臭いの元まで洗い落とします。

日羽協に属しているメーカーの最低基準値は「洗浄度500mm」であり、品質管理の厳しいメーカーはさらに高い数値の洗浄度です。洗浄度が500mmであればまずひどい臭いはしません。 とはいえ、それはそもそも臭いがあまり気にならない人の場合であり、たとえ洗浄度が1,000mmであっても臭いはするので、そもそも羽毛の臭いが苦手の場合は羽毛枕自体おすすめできません。

「できれば臭いの少ないものを選びたい」という場合に、指標にすると良いです。

③ダウンとフェザーは85:15が黄金比

羽毛枕を選ぶ時、ダウンとフェザーの比率が各枕バラバラなのも混乱の一因です。それぞれの比率に製造者の思いが込められているとは思いますが、私はダウン85%、フェザー15%が羽毛枕の黄金比 だと考えています。

正しい寝姿勢で首を安定させるために、枕にはふわっとしつつもサポート性が必要です。それがこの比率で丁度良い具合に再現されます。

この比率が70:30までいくと、フェザーのごりごりとした使用感が目立ちます。反対に、95:5までいくとサポート性が物足りなく枕が低すぎるように感じられることがあります。

超高級羽毛枕に440dpのダウン95%のようなものがありますが、頭を乗せるとぺったんこになってしまうことがあります。脂肪が多すぎて本当に美味しいのか疑問に感じるA5ランクの霜降り牛と同じように、数値が高ければ良いという訳ではない代表例になります。

※サポートがあるとはいえ、羽毛枕はふわっと低反発目の使用感です。首にしっかりと持ち上げるようなサポート力が好みの場合は、お気に召さないと思います。

※羽毛枕と羽根枕の違いとは

ところで、羽毛枕と羽根枕の差は何かご存知ですか。

それはダウンとフェザーの比率によって決定されます。ダウンの比率が51%以上の場合、羽毛枕となります。

羽根枕は少なくとも中材の半分がフェザーのため、どうしてもごつごつとした使用感になります。許容範囲や好みに個人差はあると思いますが、私はあまり羽根枕をおすすめしません。

④側生地は綿がいい

羽毛だけでなく側生地の素材も寝心地を左右します。

羽毛はただでさえ保温性が高い素材なので、側生地は吸湿性のある綿素材をおすすめします。 たまにポリエステルの側生地のものがありますが、肌感が劣るだけでなく、ムレが生じやすいためおすすめできません。

ポリエステルの側生地の上から綿素材のカバーをかけても、やはりムレやすさは解消されないので側生地が綿素材の羽毛枕を選ぶことをおすすめします。

⑤海外製羽毛枕はどうなのか

店舗で品定めをするならともかく通販で海外製の羽毛枕を買うなら、臭いに寛容にならなければなりません。

というのも、海外製の羽毛枕は羽毛の洗浄が日本以外で行われているからです。そのため、日本の基準に満たしていない場合もあり、においが強く感じられることもあります。

臭いが気になる場合は販売店に洗浄度を確認したり、使用感が気になる場合はダウンパワー・フィルパワーを確認するなどしましょう。


2. おすすめの羽毛枕

上記の内容を踏まえて、おすすめできる羽毛枕をご紹介します。

2−1. 西川産業ダウンピロー

西川産業ダウンピロー
西川産業ダウンピロー

価格:11,232円
中材:ダウン85%、フェザー15%
側生地:綿60%、ポリエステル40%(カルパシー)
詰め物重量:300g
【当製品の販売ページ】

西川産業が手がけた羽毛枕です。ダウンパワーは記載されていませんが、厳しい品質管理をしているメーカーなので快適な使用感は間違いないでしょう。

側生地にポリエステルが使用されているので、え?と思ったかもしれませんが、カルパシーとは軽量の繊維で羽毛製品の側生地がよりふわっとすることを目的に使われることがあります。コスト削減のためではなく、使用感、見た目の美しさにこだわった結果だと思います。

2−2. 京都眠むの木ダウン枕

京都眠むの木ダウン枕
京都眠むの木ダウン枕

価格:8,900円
中材:中国産ホワイトダックダウン85%・ スモールフェザー15% (327dp)
側生地:綿100%(脱脂綿加工生地)
詰め物重量:350g
【当製品の販売ページ】

京都の布団専門店が制作している羽毛枕です。ダウンパワーが327dpあるので十分ふわっと快適にご使用いただけると思います。

側生地は綿ですが脱脂綿加工がされているので、通常の綿よりも吸湿性よく爽やかに使えます。体感として大きな差異は感じられないと思いますが、上記のカルパシー同様、メーカーのこだわりが感じられます。

2−3. 人造ダウン枕

フォスフレイクス
フォスフレイクス

価格:5,378円
中材:ポリエチレンフィルム(フォスフレイクス)70%、ポリエステル粒綿30%
側生地:綿100%
【販売ページへのリンク】

自社製品のため恐縮ですが、羽毛を目指して開発された素材の枕もおすすめです。羽毛のような使用感で洗濯機でまる洗いできる使い勝手の良さが売りです。高品質な羽毛と比べると若干ボリューム感は劣り、重さは感じられる点はご了承ください。


3. 羽毛枕によくある疑問

最後に、羽毛枕を検討中している時に浮かぶであろう疑問に答えます。

3−1. 羽毛枕の寿命はどれくらいか?

通常の枕と同じく3年前後の使用期間が一般的ですが、使用環境とお手入れにより大きく変わります。

枕カバーは絶対につけましょう。汗による汚れを少なくすることで、へたりにくくできます。『枕カバーにおすすめの素材・生地』も紹介しているので、併せてご覧ください。

また、こまめに枕を揉むようにして換気・通気させましょう。枕内部の湿気を取り除くことで、羽毛の寿命を大きく伸ばせられます。

3−2. 洗濯はできるのか?

自宅での洗濯はかなり手間がかかるので非推奨です。

クリーニング店に依頼することをおすすめします。ドライクリーニングではなく、水洗いをしてもらうようにしましょう。

3−3. 打ち直しできるのか?

できることが多いですが、これは考え方次第です。というのも羽毛枕の打ち直しにかかる代金が、羽毛枕の価格くらいすることがあるためです。

もちろん、品質の良い羽毛ならば打ち直しをしてもらい長く使うと良いです。

3−4. ダニは多いのか?

細かいダウンファイバーが枕内部から出てこないよう、羽毛枕の側生地は基本的に高密度に織られています。

なので、枕自体にダニが入り込む余地は少ないのですが、羽毛の動物性のにおいにダニがつられて枕の表面にやってくることがあります。

そのため、枕カバーはきちんと洗濯するようにしましょう。また、アレルギーなどをお持ちでダニとの接触をなるべく避けたいといった場合は、羽毛枕の使用はおすすめできません。


まとめ

羽毛枕を真剣に選び出すととても骨が折れます。

なので、検討するポイントはご紹介の5つの目安に絞ることをおすすめします。

これら5つの点を満たす羽毛枕を選んでいただければ、使用感にご納得いただけると思います。

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