上乗せと落とし込み。
この違いを理解せずにベッド選びをすると、後悔するかもしれません。
それくらい使い勝手が異なります。
そこで本日は、
- 上乗せと落とし込みの定義
- 上乗せの長所と短所
- 落とし込みの長所と短所
などについて解説します。
どちらのベッドがあなたに合うか考える参考にしてください。
(ベッドの各パーツの用語は以下の通りです。)
Contents
1. 【ベッド構造】上乗せ・落とし込みとは
まずは定義から。
- 上乗せ:ベッドの床板とサイドフレームの高さが同じでフラットになっている構造。
- 落とし込み:ベッドの床板がサイドフレームよりも低くなっている構造。
上乗せ | 落とし込み | |
画像1 | ||
画像2 | ||
ズレ | △ | ◯ |
シーツ | ボックスシーツ | フラットシーツ |
- 見栄え
- マットレスのズレやすさ
- 使うべきシーツの形状
などが変わります。
なお、手入れのしやすさが変わると言われることがありますが、適切な形状のシーツを選べばどちらでも大差なくなります。
それぞれ詳しく解説していきます。
1-1. 上乗せベッドの特徴
ベッドよりマットレスが目立つ
マットレスの上面と側面が見えるため、ベッドよりもマットレス(ベッドシーツ)が目立ちます。
真っ白なシーツだとスッキリしたシンプルな見栄えになります。
マットレスがズレやすい(対策可)
床板がフラットなためマットレスがズレやすいです。
とはいえ、滑り止めシートをマットレスに下に敷くことで簡単に対策できます。小さなデメリットとして頭に入れておきましょう。
ボックスシーツ推奨
マットレスを包むようにしてベッドメイキングしなければなりません。
そのため、ベッドシーツはボックスシーツを選ぶようにしましょう。フラットシーツだと大変です。
フラットシーツ | ボックスシーツ | |
形状 | ||
マットレス 対象 |
|
|
ベッド対象 | 落とし込み | 上乗せ |
敷きやすさ | △ | ◯ |
ズレやすさ | △ | ◯ |
畳やすさ | ◯ | △ |
1-2. 落とし込みベッドの特徴
ベッドが映える見栄え
側面まで見えるのでベッドが目立ちます。
ベッドをインテリアとして部屋の中で存在感を持たせたい方に向いています。
マットレスがズレない
マットレスが囲われる構造になるため、ズレることがありません。
(その一方、マットレスがベッドの内寸よりも少しでも大きいと設置できなくなります。きちんとサイズを確認しておきましょう。)
フラットシーツ推奨
ベッドシーツをマットレスとベッドの隙間にクシュクシュッと挟み込むだけでベッドメイキングが完了するので、フラットシーツを使用することをおすすめします。
ボックスシーツだと(落とし込み具合にもよりますが)マットレスを持ち上げてからシーツを入れ込まないといけないので非常に大変です。
最後に
上乗せと落とし込み。
それぞれの特徴をもとにどちらのベッドがあなたに合うか分かりましたでしょうか。
適切な形状のシーツを選ぶことを覚えておかないと日々の手入れが大変になりますので、ぜひ忘れないようにしましょう。