マットレス

マットレスを和室の畳に直置きするなら必須の使い方・選び方

マットレスはベッドフレームの上で使うのが一般的です。

が、もちろん、畳に直置きしてそのまま寝ることも可能といえば可能です。

しかしやはり、模範的な使い方でないため、「畳」という環境を理解して、使い方・選び方に注意しなければなりません。

そうでないと、

  • 底つき感のために腰に不快感が出る
  • カビを生やしてしまう

などのような問題が起こるからです。

そこで本日は、「マットレスを和室の畳に直置きするための使い方・選び方」についてご紹介します。

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著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. マットレスを畳に敷くときの使い方

畳は素晴らしいです。

さすが我らが日本の伝統、と鼻が高くなります。というのも、フローリングと違って若干ながらもクッション性がありますし、さらには湿気を吸い取る性質(吸湿性)もあるからです(化学繊維の畳は例外)。

 イメージ 吸湿性  通気性  保温性 
フローリングflooring2
tatami2
除湿シートdehumidify-sheet2
床置きすのこsunoko2
すのこベッドsunoko-bed2
アルミシートalumi-sheet2

そのため、マットレスを敷く環境として模範的です。

とはいえ、マットレスの使い方が悪いと、湿気が溜まってダニやカビを繁殖させてしまうことになります。そこでまずは、どのように扱えばいいのか分かりやすく解説していきます。

ダニ・カビ繁殖三大原因発生源
温度temperature人の体温により寝床内の温度がダニやカビの生存に適した温度になる。
湿度humidity夏は寝汗と気候により、冬は結露により、寝具まわりの湿度が高くなる。
エサfoods人から剥がれ落ちた皮膚、フケ、アカなどがダニ・カビの格好の栄養源となる。
【豆知識】古来の日本家屋は良くも悪くも、隙間風により湿気が溜まりにくい環境でした。つまり、自然に湿気対策ができていたのです。しかし、最近の住環境は(同じく良くも悪くも)気密性が高いため、湿気の溜まりやすさは過去の比ではありません。気をつけるようにしましょう。

1−1. マットレスは敷きっぱなしにせずお手入れをする

まず一番大切なことは、マットレスを敷きっぱなしにしないことです。

週に1~2回、マットレスの底面と畳に空気を当てるようにしましょう。マットレスを壁に立てかけるのがおすすめです。

How-to-air-mattress
マットレスを壁に立てかけて干す

ちなみに、畳には天然の吸湿性があると言っても、湿気を吸い続けるわけではありません。定期的に湿気を吐き出させてやらないと限界が来るので気をつけましょう。なお、週に1~2回と書いていますが、多ければ多いに越したことはありません。

1-2. マットレスの下に除湿シートを敷く

  • それでも畳がジトーっと湿ってる
  • そもそもマットレスをひっくり返すのが面倒

などのような方は、除湿シートをマットレスの下に敷きましょう。

washable-dehumidification-sheet
>>除湿シート 1,400円(弊社サイト)

除湿シートが畳とともに湿気を吸い取ることになります。畳の吸湿力だけでは不安な方や、お手入れの手間を省きたいと考えている方は、ぜひ除湿シートを頼るようにしましょう。

1-3. 必要があれば注意してすのこを使う

「除湿シートを敷いても湿気が気になる」ということであれば、マットレスの下に床置きすのこを敷くことをおすすめします(ここまで湿気がひどい家庭は少ないですが)。

床置きすのこすのこベッド
sunoko1foldable-bed1

とはいえ、木材で作られた一般的なすのこは避けましょう。

使用中にすのこと畳がこすれて、畳にキズを付けてしますことがあるからです。賃貸アパートだと畳の張り替え代を請求されることもあり、余計な出費の原因になりえます。おすすめなのは除湿シートのような吸湿繊維で作られたものです。そういったものだと、傷がつくことはない上に、マットレス下の通気性を高めるとともに吸湿機能にも期待できます。


2. 畳で使うマットレスの選び方

それでは次に、選び方です。

畳で使うということであれば、下記のチャートの左から2つ目にある「床置きマットレス」タイプのものを選びましょう。

 敷布団ノンコイル
薄型マットレス
ノンコイル
ベッドマットレス
コイルスプリング
ベッドマットレス



futon1thin-non-coil-mattress1thick-non-coil-mattress1coil-mattress1



  • ベッド不要
  • 処分が簡単
  • 比較的安価
  • クリーニング可
  • 寝心地◯
  • ベッド不要
  • 取扱いが手軽
  • 処分が簡単
  • 比較的安価
  • 寝心地◎
  • 耐久性は高め
  • 置きっぱなしOK
  • 処分が簡単
  • 寝心地◎
  • 耐久性が高い
  • 置きっぱなしOK
  • クリーニング可




  • 寝心地△
  • サポート不十分
  • 手入れが大変
  • ホコリっぽい
  • 床冷えしやすい
  • 手入れが必要
  • 薄いと底つき感がある
  • ホコリっぽい
  • 床冷えしやすい
  • クリーニング不可
  • コスト高め
  • ベッド必要
  • 収納不可
  • やや重たい
  • クリーニング不可
  • コスト高い
  • ベッド必要
  • 収納不可
  • 非常に重たい
  • 軋み音が心配
  • 処分が大変

その上で、さらに細かい選ぶときのポイントが3つあるので、順に説明していきます。

2-1. 畳で使うマットレスにおすすめの素材

床に置いて使うマットレスを購入するなら、

  • 高反発ウレタンフォーム
  • 高弾性ウレタンフォーム
  • 低反発ウレタンフォーム
  • 高反発ファイバー

これらの素材で作られたものを選ぶようにしましょう。

種類イメージ体圧分散反発弾性 横揺れ  通気性 お手入れ






高弾性ウレタンhigh-resiilience-foam
ラテックスlatex-foam


高反発ウレタンregular-foam
高反発ファイバーair-fiber


低反発ウレタンmemory-foam




ハイブリッド3-layers-hybrid-mattress


ボンネルコイルbonnel-coil
ポケットコイルpocket-coil
※コイルスプリングマットレスの体圧分散性はコイルの上の詰めもの(ウレタンフォーム やわたなど)の量と品質により大きく左右され、単体での評価が不可能なため「 – 」としています。

床で使うことを目的にされた薄いコイルスプリングマットレスが販売されてもいますが、重くて扱いが大変ですし、寝心地がほぼ確実によくないのでおすすめできません。

低品質なスプリングマットレスは詰め物が少なすぎることが多い
低品質なスプリングマットレスは詰め物が少なすぎることが多い

私のおすすめは高反発ウレタンフォームか高弾性ウレタンフォームです。寝心地、使い勝手、価格などの点から総合的に高評価です。

高反発ファイバー素材は通気性に優れるため畳の上で使うのに向いてはいますが、体圧分散性がイマイチなものが多く、寝心地にうるさい私としてはあまりおすすめできません。二層構造で下が高反発ファイバー、上が他の素材、というものが良いでしょう。

低反発ウレタンフォームは体圧分散性に優れており良いには良いのですが、低反発ウレタンフォームだけで作られたマットレスとなるとサポート性が足りなかったり、柔らかすぎて壁に立てかけられなかったりなど、床で使うのに不便が出てきやすいです。二層構造で上が低反発ウレタンフォーム、下が他の素材、というものが良いでしょう。

2-2. 畳で使うマットレスに適切な厚みは10cm前後

壁に立てかけたり、収納することを考えると、マットレスはできるだけ薄いほうがいいですよね。

種類イメージ厚み評価
マットレス
トッパー
mattress-topper33cm一般的なマットレストッパーの厚み。分厚い敷きパッドと
同じくらいのサポート性。これ一枚で寝るのはやや不十分。
5cm厚めのマットレストッパー。体重30kg前後の子供なら、
この厚みのもの一枚で寝ても問題ない。
敷布団/
ノンコイル
薄型
マットレス
thin-non-coil-mattress37cmやや薄めの敷布団などの厚み。体重60kg前後の人であれば
底つき感少なく寝られるが、横向き寝だとやや不安。
10cm敷布団・床置きマットレスの厚み。体重80kg前後でも
底つき感なく寝られる。折り畳んだり、収納できる限度の厚み。
ノンコイル
ベッド
マットレス
thick-non-coil-mattress315cm大の大人でも問題なく寝られる厚み。折り畳んだり、
収納するのは困難。ベッドの上で使うべき厚み。
20cm厚いノンコイル、薄型のスプリングマットレスによくある厚み。
スプリングの上の詰めものが十分か確認すること。
コイル
スプリング
ベッド
マットレス
coil-mattress325cm標準的なベッドマットレスの厚み。スプリング製のものが大半。
シングルサイズでも20kg以上の重さになる。
35cmベッドマットレスとしては分厚い部類。スプリング製で
両面仕様のものが大半。ものによっては厚すぎることも。

とはいえ、あまりにも薄すぎると、

  • 床の硬さを感じる(底つき感)
  • 自立しないため壁に立てかけられない

などのような問題が出てきます。

底つき感_仰向け_横向き

そのため、床置きマットレスは10cm前後の厚さがあると理想的です。

というのまず、厚さが10cmくらいあるとマットレスが自立するようになりますし、さらに、体が大きい人であってもサポート性に不満を感じることがなくなるからです(下記、体重ベースの適切な厚さ)。

  • 5cm:30kg前後
  • 7cm:60kg前後
  • 10cm:80kg前後
  • 13cm:100kg前後

底つき感があるまま寝てしまうと腰に疲れが出てきやすかったり、ひどいケースでは腰痛の原因になることがありますので、絶対に避けるようにしてください。

2-3. 畳で使うなら折りたたみマットレスを選ぼう

床置きマットレスを購入するなら、折りたたみ可能なものを選びましょう。

こういうものであればマットレスを部屋の隅にコンパクトに片付けられたり、押し入れに収納することができるからです。

Three-fold-mattress-in-closet
三つ折りマットレスを押入れにしまうイメージ

なお、折りたたみマットレスには、二つ折り、三つ折り、四つ折り、五つ折りなど色んなバリエーションがありますが、私のおすすめは三つ折りです。

二つ折りマットレス二つ折りマットレス三つ折りマットレス三つ折りマットレス
Mattress2Fold1Mattress2Fold2Mattress3Fold1Mattress3Fold2
四つ折りマットレスA四つ折りマットレスB四つ折りマットレスB五つ折りマットレス
Mattress4Fold2Mattress4Fold3Mattress4Fold1Mattress5Fold1

二つ折りや四つ折りは腰のあたりに折り目がくるので、寝ているときに折り目を感じて違和感が出てきやすいです。五つ折りとなると、そもそも折り目が多すぎるために折り目を感じやすくなります。

二つ折り・四つ折りは折り目を不快に感じやすい
二つ折り・四つ折りは折り目を不快に感じやすい

2-4. 畳の上での使用におすすめのマットレス5選

エコラテエリート 三つ折りマットレス【高反発ウレタン×低価格】

エコラテ エリート 三つ折りマットレス
エコラテ エリート 三つ折りマットレス
型・種類ノンコイル薄型/高反発ウレタンフォームマットレス
厚み10cm
硬さふつう~やや硬め
送料無料
返品保証3週間
サイズ・重量シングル: 98×195×10cm・約7kg、セミダブル: 118×195×10cm・約8kg、ダブル: 138×195×10cm・約9kg、クイーン: 158×195×10cm・約10kg
価格シングル: 16,990円、セミダブル: 19,990円、ダブル: 22,990円、クイーン: 25,990円
リンク商品ページはこちら

高反発ウレタンフォームの三つ折りマットレスです。厚みが10cmあるため畳の上でも快適に寝られますし、マットレスを壁に立てかけられるのでお手入れも楽にできます。。自社製品のため手前味噌ですが、1~2万円前後のものをお探しであればコスパの良さを感じていただけるはずです。

ブレスエアー®︎ ネムリエPremier【高反発ファイバー×硬さ調整】

ブレスエアー®︎ ネムリエPremier
ブレスエアー®︎ ネムリエPremier
型・種類ノンコイル薄型/高反発ファイバーマットレス
厚み10cm
硬さ極柔~極硬から選択可能
送料無料
返品保証30日間
サイズ・重量ナローシングル: 68×195×10cm・約5.7kg、シングル: 95×195×10cm・約8.1kg、セミダブル: 117×195×10cm・約9.5kg、ダブル: 135×195×10cm・約11.5kg
価格ナローシングル: 41,800円、シングル: 49,500円、セミダブル: 60,500円、ダブル: 71,500円
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高反発ファイバー素材のマットレスです。通気性の高い素材ですので湿気が気にある方に向いています。厚さが10cmあるため壁に立てかけることも可能です。一般的な高反発ファイバーマットレスよりも高いですがこの商品は硬さを選択できるのでおすすめです。

セルプール ハイブリッドマットレスEX【三つ折り×高弾性ウレタンフォーム×調湿性】

セルプール ハイブリッドマットレスEX
セルプール ハイブリッドマットレスEX
型・種類ノンコイル薄型/高弾性ウレタンフォームマットレス
厚み8cm
硬さふつう
送料無料
返品保証なし
サイズ・重量シングル: 98×197×8cm・約8kg、セミダブル: 118×197×8cm・約10kg、ダブル: 138×197×8cm・約12kg、クイーン: 158×197×8cm・約14kg
価格シングル: 39,700円、セミダブル: 49,900円、ダブル: 59,900円、クイーン: 69,900円
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高弾性ウレタンフォームの三つ折りマットレスです。調湿機能のあるウレタンフォーム「セルプール」ですので畳の上でも湿気りにくく快適です。厚さは8cmですが高密度(50D)のウレタンフォームですので底つきしにくいです。

B-AIR PRO PLUS F40【高反発ファイバー×高弾性×調湿性】

B-AIR PRO PLUS
B-AIR PRO PLUS
型・種類ノンコイル薄型/高反発ファイバー+高弾性ウレタンフォームマットレス
厚み7cm
硬さふつう
送料無料
返品保証無し
サイズ・重量シングル: 95×200×7cm・約5.1kg、セミダブル:118cm×200cm×7cm・約6.3kg、ダブル: 135cm×200cm×7cm・約7.2kg
価格シングル: 63,800円、セミダブル: 87,696円、ダブル: 93,960円
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上記のセルプールと高反発ファイバーが組み合わせられたマットレスです。高反発ファイバー素材の通気性に加えて高弾性ウレタンフォームのもちっとした寝心地になっています。「どちらも欲しい」とお考えの方にぴったりです。

快眠タイムズ オアシスマットレス【低反発・高弾性・高反発ハイブリッド×超通気構造】

kaimin-times-oasis-mattress2
快眠タイムズ オアシスマットレス
型・種類ノンコイルベッド/ハイブリッドマットレス
厚み20cm
硬さ柔らかめ
送料無料
返品保証3週間
サイズ・重量シングル: 98×195×20cm・約15.5kg、セミダブル: 118×195×20cm・約18.5kg、ダブル: 138×195×20cm・約21.5kg、クイーン: 158×195×20cm・約25kg
価格シングル: 42,000円、セミダブル: 50,000円、ダブル: 58,000円、クイーン: 66,000円
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厚さ20cmのノンコイルマットレスです。畳の上でもベッドマットレスの本格的な寝心地を求めている人におすすめです。自社製品のため恐縮ですが、ふわふわ、もちもち、しっかりの三層構造で最高の寝心地です。こちらも壁に立てかけられるのでお手入れは楽です。


最後に

畳に直置きするならどのようなマットレスがいいのか、そして、どのようにお手入れをすればいいのか、ご理解いただけていれば幸いです。

なお、以下のページで三つ折りマットレスについて詳しく紹介しているので、「三つ折りマットレスを購入してみようかな」とお考えの方はぜひあわせてご参考にしてください。

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なお、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

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○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
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○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
 – 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
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