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低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか

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著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

株式会社篠原化学にてマットレスや枕の企画・開発を行っています。睡眠・寝具のプロとして あなたの眠りの質を向上させる情報を発信していきます。

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株式会社篠原化学にてマットレスや枕の企画・開発を行っています。睡眠・寝具のプロとして あなたの眠りの質を向上させる情報を発信していきます。

  • 低反発マットレスと高反発マットレスって何が違うんだろう?
  • 自分に合うのはどっちなんだろう?

マットレス選びをするとき、このような疑問をもったことはないでしょうか?

メーカーや販売者によって見解が異なる(しかもポジショントークもある)ため、お店やネットで情報収拾しても、結局何がなんだかわからなくなることがあると思います。

そこで本日は、「低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどちらか」について忖度抜きでご紹介します。

【注意】念のため、私のポジションを明らかにしておくと低反発マットレスは販売しておらず、高反発マットレスのみを販売しています。そして、もちろんですがその上で、情報の偏りがないようにそれぞれフェアにご紹介します。

1. 低反発と高反発マットレスの特徴(寝心地、長所、短所)

誤解をまねくような説明やポジショントークによくあるのが、(低品質な)低反発マットレスと(高品質な)高反発マットレスの比較です(逆もまた然り)。

他にも、(低品質な)低反発マットレスと(低品質な)高反発マットレスの説明をした上で、(高品質な)他素材(ラテックスなど)との比較がされることもあります。

このような説明はフェアではないですし、何よりも聞き手が本当に自分自身に合ったマットレスを判断することができなくなってしまいます。

そこで、低反発と高反発の違いを正しく理解しやすくするために、それぞれを低品質なものと高品質なものにさらに分けて、特徴(寝心地、長所、短所)を説明していきます。

また、その上で、どのような人に低反発or高反発がおすすめか、そして、向き不向きについてご紹介します。

【注意】もちろん、説明をシンプルに分かりやすくするために、あえて、際立った特徴にフォーカスして説明されることもあります。以下に続く私の説明を、お店で口頭でしてしまうと、理屈っぽくて話の長いめんどくさい店員になってしまいますので。

1−1. 低品質な低反発マットレス

「低反発マットレスで腰痛がひどくなった」と言われるケースのほとんどは、ウレタン密度の低い安価な低反発マットレスにより起こされます。

というのも、低品質な低反発マットレスは、反発が低い上に密度が低いので柔らかくなりすぎて、腰などの重さを適切にサポートできないために、腰が沈み込みすぎてしまうためです。

腰が沈み込み過ぎている例
腰が沈み込み過ぎている例

このように寝姿勢が崩れるため、さらには、腰が沈むと寝返りがしづらくなるため、腰に疲れがたまったり、最悪、痛みが生じることになるのです。

蒸れやすさについては、低反発ウレタンは通気性がほぼないため、高反発ウレタンよりも蒸れやすいです。その上、素材が柔らかく体にフィットするため、蒸れを強く感じることにもつながります。

また、低反発ウレタンは硬さに温度依存性があり、温度が低いところでは硬化します。

とはいえ、ウレタンが硬化していても、人がその上に寝ると体温により徐々に柔らかくなるので、気になるかどうかは人によります。

ウレタンフォームの密度が40Dを下回る低反発マットレスは品質に疑問が残る点があり、へたりやすい恐れがあります。

そのため、少なくともウレタンフォームの密度が40Dある低反発マットレスを選ぶことをおすすめします。

1−2. 高品質な低反発マットレス

上記のような低品質な低反発マットレスのせいで「低反発=腰痛」というイメージが広がっているのも事実です。

しかしもちろん、低反発マットレスでも高品質なものであれば、腰が沈み込みすぎることはなく、以下のイラストのようなキレイな寝姿勢で寝られます。

理想的な寝姿勢
理想的な寝姿勢

体圧分散性においてはかなりすぐれているので、介護分野で使用される褥瘡予防マットレスとしては低反発が選ばれることが多いです。

ただやはり、低反発ウレタンの特性上、高品質なものであっても寝返りがややしづらい、ムレ感は若干ある、温度依存性があるなどの欠点は存在します。

むしろ、高品質なもののほうがウレタン密度が高いため、寒い環境下での硬化はより目立って感じられます。

また、高品質な低反発ウレタンマットレスの重さは高反発ウレタンマットレスの約2倍ほどで、厚み10cmのシングルサイズで14kg前後になります。

しかし、低反発ウレタンが重いのはその性質上仕方のないことで、軽さを求めると品質の低いものによっていってしまうので、重量については妥協するしかありません。

重さ マットレスの種類
7kg 高反発ウレタンマットレス(10cm厚)
13kg 高反発ファイバーマットレス(10cm厚)
14kg 低反発ウレタンマットレス(10cm厚)
15kg ラテックスマットレス(10cm厚)
18kg ボンネルコイルマットレス(18cm厚)
20kg ポケットコイルマットレス(18cm厚)

ムレ感に関しては評価が難しいところです。

低反発ウレタンの通気性が悪いといっても、ベッドパッドなどを敷けばほとんど気にならないからです。

ただ、ベッドパッドの厚みがすぎると、低反発のやわらかな寝心地を損ねてしまうことにもなるので、絶妙な加減が必要となります。

もしくは、低反発のやわらかな寝心地を最大限に味わうために、ベッドパッドを使わずとも蒸れが気にならなくするよう空調管理を徹底するのも一手です。

1−3. 低品質な高反発マットレス

低品質な高反発マットレスは、密度の低いウレタンを耐久性が高くみえるように硬めに仕上げたものが多く、硬いスポンジのような味気のない寝心地のものが多いです。

ただ、硬いとはいってもウレタンフォームですので、以下のイラストのように硬すぎて圧迫を感じるほどではありません。

硬すぎる敷寝具が体を圧迫する
硬すぎる敷寝具が体を圧迫する

そのため、直ちに腰を痛めるようなことはほとんどありません。

寝返りも難なく打てますので、使い始めのうちは「安いなりにまあまあ寝れるマットレス」というイメージを持たれると思います。

ただ、耐久性が低いため腰のあたりのヘタリが早く、徐々に以下のような寝姿勢に近づいて行きます。

腰が沈み込み過ぎている例
腰が沈み込み過ぎている例

1~2年でへたってしまうものもあれば、数千円台の安価なものは半年も経たずにへたってしまうことすらあります。

もちろん、このようにへたってしまったマットレスで寝ていれば腰は痛めます。

半年や一年程度の使用期間を想定しているのであればいいですが(環境には悪いですが)、ある程度長く使うことを想定しているのなら購入は避けましょう。

1−4. 高品質な高反発マットレス

高品質な高反発マットレスは、ウレタンにバネのような弾力性がありとても快適な寝心地です。

凸凹型、波型などのプロファイル加工を加えて、表面を柔らかく仕上げられることで体圧分散性も申し分ないレベルにまで高められます。

さらに、体にフィットする柔らかさがありつつも、体を押し上げる反発力があるので寝返りがしやすく快適です。

唯一の欠点としては、どうしても蒸れやすいという点です。

高品質なウレタンフォームは、オープンセル構造(ウレタン内の膜が少ないもの)になっていて通気性が良かったり、除湿機能があって蒸れにくかったりしますが、それでもやはり、夏の熱帯夜や体が火照っているときは蒸れを感じることはあります。

オープンセル構造のウレタンフォームの例
オープンセル構造のウレタンフォームの例

そのため、側生地が非常に大切です。

綿(コットン)、竹(バンブー)、絹(シルク)、テンセル®︎(リヨセル)、レーヨンなどの吸水性・吸湿性のよい素材が多く使われている生地のマットレスを選ぶことをおすすめします。

もしくは、上記のような素材が使用された敷きパッドを重ねましょう。そうすれば、蒸れやすさに悩まされることもほとんど無くなります。

1−5. 低反発・高反発の向き不向き

ここまで読んでいただくと察しがつくと思いますが、低反発であろうが高反発であろうが品質のよいものであれば快適に寝られます。

体がやや沈むやわらかさが好みであれば低反発マットレス、ややしっかりめの寝心地が好みであれば高反発マットレス、といった具合にシンプルに判断するのもありです。

ただ、その上で注意点を述べるとするならば、

  • 低反発マットレスは寝返りがしづらいので腰に問題を抱えている人には非推奨
  • 低反発マットレスは蒸れやすいのでエアコンを使用しない人には非推奨

ポジショントークと取られるかもしれませんが、やはり低反発マットレスはその独自のやわらかさから少々難があるのが事実です。

対して、高反発マットレスはオールマイティな使用感です。

寝心地が合わないことはまずないので、使用者としても売り手としても安心なのです。


最後に

低反発マットレスと高反発マットレスの違いにご理解いただき、あなたがどちらの使用に向いているのか判断するご参考になっていれば幸いです。

また、以下のページでおすすめの高反発マットレス、低反発マットレスをはじめ、マットレスを選ぶ際に気をつけていただきたい硬さ、厚みなどの注意点を紹介しているのであわせてご参考にしてください。

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