マットレス

マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人

こんにちは、加賀照虎です。

マットレスって色々あってびっくりしますよね。

「アスリートが使っているマットレス」
「ホテルで採用されているマットレス」
「かわいいキャラのマットレス」

本当に多様です。

そんな中、このページを見ているあなたは、種類別の特徴などを理解して、品質を吟味したいと考えているのではないでしょうか。

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我々メーカー側の人間にとって、そういった方はありがたいです。

研究開発に励んだ甲斐があった。そう思えます。

ということで本日は、

  • マットレスの3種類と7素材の特徴
  • 各素材を選ぶときのポイント
  • おすすめできる人のタイプ

について解説していきます。あなたに合うマットレスを考える参考にしてください。

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著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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Contents


1. マットレスの素材の種類についての概要

まずはマットレスの素材からです。

代表的な素材は7種類になります。

そして、それらの平均的な品質のものの特徴を比較すると、下記のチャートのようになります(品質によって△が○に、◎が○になることは多々あります)。

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※コイルスプリングマットレスの体圧分散性はコイルの上の詰めもの(ウレタンフォーム やわたなど)の量と品質により大きく左右されるので、評価を消しています。詳しくは下記で解説していきます。

ちなみに、各特徴についての説明を加えると、

  • 体圧分散性:フィット感の良さ
  • 反発弾性:体を支える性質/寝返りのしやすさ
  • 横揺れ:揺れの伝わりやすさ(二人寝なら大事なポイント)
  • 通気性:蒸れにくさ(大事だがパッドで解決できる)
  • お手入れ:手入れのしやすさ(パッドなどである程度解決できる)

このようになります。

素材によって寝心地・使い勝手が大きく異なるのがイメージできるかと思います。

さて、この流れで素材の細かい違いについて解説していきたいところですが、その前に、マットレス選びを確実にするため、より大きな枠組みとして知ってもらいたいマットレスの種類(型式・コイルの有無)について手短に解説させてください。

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1-1. マットレスの型には3種類ある

マットレスと一口にいっても、

  • ノンコイル薄型マットレス
  • ノンコイルベッドマットレス
  • コイルスプリングベッドマットレス

の3つの種類があります。

あなたに合った型を選ぶことが素材選びと同等に大切です。

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マットレスを床に置くかベッドに置くかで睡眠環境から生活スタイルまで大きく変わります。

さらに、ベッドマットレスと言っても、コイルスプリングの有無で取扱いや使い勝手が変わってきます。好みやライフステージにより最適なものが変わります。

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ただ正直、寝心地はコイルの有無では大きく変わりません。コイルの有無で変わるのは主に、見栄え、お手入れ面、搬出入の手間です。

というのも、コイルマットレスとは言っても、コイルの上にはウレタンフォームなどのノンコイル素材が詰められており、寝心地の80~90%はこのノンコイル素材によって左右されているからです。

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コイルの上の詰め物が寝心地を大きく左右する

こういったことから、コイルマットレスを上手に選ぶには、ノンコイル素材の知識もなくてはならないのです。

そのため、この後解説していきますが、コイルマットレスを購入しようと考えている方も、ウレタンフォームの説明を一通り読んでいただくことをおすすめします。

あなたに合うものがピンと来ないなら下記のページでメリット・デメリットについて比較解説していますので、まずはどのような型式のマットレスがあなたに合うか一考してください。 関連記事

2. マットレスの種類別の特徴と選び方、おすすめできる人のタイプ

ここまで読んでいただいた方は「ノンコイル薄型マットレスを床に置いて使おうかな」とか「ノンコイルベッドマットレスがいい」などと使いたいマットレスの型のイメージは出来ているかと思います。

それでは次に、それぞれの素材の特徴と選ぶときのポイント、おすすめできる人のタイプについて解説していきます。

なお、先にそれぞれの素材のマットレスのおすすめ度を明かしておくと、

  • 高反発ウレタン:2~3万円前後の低価格マットレスとしておすすめ。
  • 高弾性ウレタン:6万円前後の中価格帯マットレスとしておすすめ。
  • 低反発ウレタン:マットレスの表面に2cmあるくらいの使われ方がおすすめ。
  • 高反発ファイバー:体圧分散性が悪いのでおすすめできない。
  • ラテックス:エコ意識が高い方におすすめ。
  • ボンネルコイル :メリットがないのでおすすめできない。
  • ポケットコイル :高価格帯マットレスとしておすすめ。

私はこのように考えています。

2-1. 高反発ウレタンマットレス

高反発ウレタンマットレスの特徴

  • 硬めでしっかりした風合いのため表面がフラットなものはやや硬すぎることがある
  • サポート性は十分あるので寝姿勢は崩れにくい
  • 横揺れが気になることはほとんどないので二人寝でも問題なし
  • 通気性は良くないので吸湿性のある素材のパッドなどを併用する必要がある
  • 軽くて扱いやすいので床置きマットレスに向いている
  • マットレス素材の中ではもっとも低価格

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高反発ウレタンマットレスを選ぶときのポイント

  • 凸凹プロファイルなどの表面加工がないものは寝心地が硬すぎることがあるので注意すること
  • 床に置いて使うとしても底つき感が出てこないように体重ベースで必要最低限の厚さがあるものを選ぶこと
    5cm:30kg前後
    7cm:60kg前後
    10cm:80kg前後
    13cm:100kg前後
  • すぐにへたらずにある程度長持ちするものを選ぶならウレタン密度(密度=体積÷重量)が30D以上あるものを選ぶこと

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特徴と選ぶポイントの詳細についてはこちらのページで解説していますので、高反発ウレタンマットレスについて深掘りしたい方はご参考にしてくださいい。 関連記事

高反発ウレタンマットレスがおすすめな人

予算が1~3万円でやや硬めからふつうくらいの寝心地のマットレスを探している人におすすめなのが高反発ウレタンマットレスです。他の素材のマットレスでこの価格帯のものは低品質のハズレ商品が多いです。

ただ、素材の特性上、どうしても蒸れやすいので予算の15~20%を割いて、敷きパッドなども購入するようにしましょう。

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2-2. 高弾性ウレタンマットレス

高弾性ウレタンマットレスの特徴

  • 柔軟性がありフィットしやすい
  • 跳ねるような弾性で寝姿勢をサポートする
  • 横揺れが気になることはほとんどないので二人寝でも問題なし
  • 通気性はそこそこなので素材の良いパッドなどを併用しておくに越したことはない
  • やや重めなのでベッドマットレスに向いている
  • 高反発よりは高価だがコイルよりは低価格

高弾性ウレタンマットレスを選ぶときのポイント

  • 硬くて反発弾性の高いものは圧迫感が強いので避けること
  • 長持ちする耐久性があるものを選ぶなら高反発と同じくウレタン密度をチェックすること
  • ベッドの上で使うなら見栄えのためにも厚さが20cm前後のものを選ぶのがおすすめ

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特徴の詳細についてはこちらのページで解説していますので、高弾性ウレタンマットレスについて深掘りしたい方はご参考にしてください。 関連記事

高弾性ウレタンマットレスがおすすめな人

予算が6万円前後でふつうからやや柔らかめの良い寝心地のマットレスを探している人におすすめです。柔軟な寝心地のため、腰痛などが気になる方にもおすすめです。高反発と似ているように感じられるかもしれませんが、柔軟性・弾力性が全然違います。

2-3. 低反発ウレタンマットレス

低反発ウレタンマットレスの特徴

  • 体圧分散性はピカイチで極上のフィット感
  • 弾力性はほとんどないので寝返りがしにくい
  • 横揺れが気になることはほとんどない
  • 通気性は良くないのでパッドなどを併用すること
  • やや重め
  • 高弾性フォームと同等の価格帯

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低反発マットレスを選ぶときのポイント

  • 体圧分散性は最高に優れているものの低反発ウレタンフォームのみで構成されているマットレスだと反発力がなくて寝返りがしにくくなるので、低反発ウレタンフォームは表面に2cmくらいだけありその下に高反発や高弾性ウレタンフォームとの多層構造になっているものを選ぶこと。

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  • 体にピタッとフィットするためオープンセル構造やピンホール加工で通気性が高められているものや、側生地に吸放湿性に優れている素材を選ぶようにすること。
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特徴の詳細についてはこちらのページで解説していますので、低反発ウレタンマットレスについて深掘りしたい方はご参考にしてください。 関連記事

低反発マットレスがおすすめな人

体圧分散性に優れたマットレスを探している人におすすめです。褥瘡などのために看護・医療分野でも使われることが多いのが低反発素材です。ふわっとやさしい寝心地が好みならイチオシです。蒸れにくくするためにシーツやパッドなどの素材は吸放湿性の高いものを揃えましょう。

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2-4. 高反発ファイバーマットレス

高反発ファイバーマットレスの特徴

  • 硬くて面で支える構造のため体圧分散性は低い
  • 弾力性はそこそこ高くて寝返りがしやすい
  • 横揺れはややしやすい
  • 通気性はずば抜けて高い
  • やや重いが持ち上げることは可能
  • じゃぶじゃぶ水洗いできる

高反発ファイバーマットレスを選ぶときのポイント

  • 寝心地が結構硬めなので事前に合うか確認すること。痩せ型の人は特に要注意。
  • 高反発ファイバーの上に高反発ウレタンフォームが重ねられているものだと体圧分散性の問題は解決できる(が、その分マットレス表面の通気性は下がる)。
  • 側生地がポリエステル3Dメッシュのものだとさらに通気性が良くなる(側生地がポリエステルなどの起毛素材だと素材の良さを殺してしまうので注意)。

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特徴の詳細についてはこちらのページで解説していますので、高反発ファイバーについて深掘りしたい方はご参考にしてください。 関連記事

高反発ファイバーがおすすめな人

高反発ファイバーのみで作られたマットレスの多くは体圧分散性がイマイチのため、腰痛などの原因になる恐れがあるからあまりおすすめできない。ただ、ウレタンフォームなどが重ねらているものであれば体圧分散性の問題が解決できる上に、底面の通気性が良くなるので、ダニやカビなどの衛生面を気にされている方におすすめできる。

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2-5. ラテックスマットレス

ラテックスマットレスの特徴

  • 柔軟性があり体にフィットしやすい
  • 適度な弾力性で寝姿勢をサポートする
  • 横揺れが気になることはほとんどないので二人寝でも問題なし
  • 通気性は良くないのでパッドなどを併用すること
  • やや重めなのでベッドで使用すること
  • かなり高価
  • 天然100%のものはエコ

ラテックスマットレスを選ぶときのポイント

  • 天然100%のものを選びましょう。
  • 合成ものは弾力性や耐久性が落ちる上に、化学臭が強いので避けるようにしましょう。
  • 高価なことから厚さが必要最低限のものが多いため(10~15cm前後)、ローベッドやフロアベッドの上で使うと部屋の見栄えが良くなります。

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特徴の詳細についてはこちらのページで解説していますので、ラテックス素材について深掘りしたい方はご参考にしてください。 関連記事

ラテックスマットレスがおすすめな人

エコ意識の高い方におすすめです。寝心地が高弾性マットレスと似ていながら倍くらいの価格になるので、天然由来のエコであることに魅力を感じないならコストパフォーマンスが悪く感じられるかと思います。

2-6. ボンネルコイルマットレス

ボンネルコイルマットレスの特徴

  • 面で支える構造
  • 頑丈なためサポート性は高い
  • コイル同士が繋がっているため横揺れしやすい
  • マットレス内部の通気性は高い
  • 重いのでベッドで使用すること

ボンネルコイルマットレスを選ぶときのポイント

メリット・デメリットを比較するとポケットコイル構造のほうが優れているためボンネルコイルマットレスをあえて選ぶ必要がない。

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ボンネルコイルマットレスがおすすめな人

コイルスプリング製のマットレスを検討しているなら、ポケットコイルマットレスのほうがおすすめです。

2-7. ポケットコイルマットレス

ポケットコイルマットレスの特徴

  • 点で支える構造
  • バネによる柔軟なサポート性
  • 横揺れはほとんどしない
  • マットレス内部の通気性はそこそこ高い
  • 重いのでベッドで使用すること

ポケットコイルマットレスを選ぶときのポイント

  • 体圧分散性や耐久性は詰め物のウレタンフォームに大きく影響されるので詰め物の品質もしっかり吟味すること
  • コイルの品質は公開されていないことがありますが、炭素の含有量(下記チャートの②)が中価格帯なら70以上、高価格帯なら70後半以上はあるものを選びましょう(最も高品質な硬鋼線がSWRH82Bもしくはピアノ線)。
    コイルスプリングの品質表示の見方
    コイルスプリングの品質表示の見方
  • コイルの数、太さ、長さ、配列、形状などによって寝心地が変わりますが、上記2点のほうが寝心地に大きく左右するのでこれらについて考えるのは二の次で結構です。

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特徴の詳細についてはこちらのページで解説していますので、ポケットコイル素材について深掘りしたい方はご参考にしてください。 関連記事

ポケットコイルマットレスがおすすめな人

予算が潤沢にありコイルスプリング製のマットレスが買いたいならポケットコイルマットレス一択です。高弾性や低反発などの高品質なウレタンフォームが使われているものを選びましょう。

ただ、高弾性ウレタンマットレスとポケットコイルマットレスの高品質なもの同士だとあまり寝心地に差異を感じられないこともあるので、

  • 予算を抑えたい
  • ゴツいマットレスは好みでない
  • 引越しするかもしれない

などに該当するなら高弾性マットレスのほうが全体的に満足できるのではと思います。


まとめ

マットレスはご紹介の7種類がメインです。

あなたが各マットレスの特徴、選ぶときのポイントを理解した上で、よりお買い得のマットレスを選べられれば幸いです。

なお、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
 – 選び方編
○マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
 – 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
○マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法
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