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【完全版】マットレスの種類別:特徴、知るべき点、選び方

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あなたは今、マットレスの比較検討をしていて、種類の多さに頭がオーバーヒート状態ではないでしょうか?

お店には多種多様な製品が溢れていて、しかも、その違いが全く分からなくて、どれを買うか決めるのに疲れ無いでしょうか?

私も最近、引っ越しに伴う家電の比較検討・購入の時に、選択疲れを起こしました。

そこで本日は、「マットレスの種類別に特徴・使用感、選ぶ上で知るべきポイント、快適に使えるものの選び方」をご紹介します。

ご紹介の内容を参考にマットレスを選んでいただければ、ズバッとあなたに合うものをハズレを引くことなく選べられるようになります。

1. 私がオススメする種類のマットレス

どの種類のマットレスの中にもオススメできる素晴らしい商品はありますが、マットレスの種類としてオススメするならば、①高反発ウレタンマットレスと、②ポケットコイルマットレス、を選びます。

その理由としては、高反発ウレタンマットレスは寝心地と使い勝手、価格が総合的にバランスが良く、ポケットコイルマットレスは(品質が良いものは)高価な傾向があるが寝心地が素晴らしいからです。

※1章の高反発ウレタンマットレスとポケットコイルマットレスは飛ばさずにお読みください。ここでウレタンフォームとコイルスプリングについて徹底的に解説するので、ボリュームが多くなっていますが、後の章での理解につながります。

1−1. 高反発ウレタンマットレス

代表的な高反発ウレタンマットレスとして、マニフレックスや東京西川のエアーなどがあります。その他にも、多種多様なブランドがあり、選ぶ基準がわかりにくいと思います。

基本的な特徴・使用感

先ず、高反発ウレタンマットレスの1番の特徴はサポート性です。体をしっかりと支えることができるのは、高反発ウレタンの最大の特徴です。

高品質な高反発ウレタンはコイルスプリング並のサポート性を持っていますし、カッティングに工夫を凝らすことで優れた体圧分散性を表現することもできます。

同様にオススメのポケットコイルマットレスと比べて、高反発ウレタンマットレスは比較的薄く、軽量なのでお手入れがしやすいです。価格も手頃です。

選ぶ上で知っておくべきポイント

少し専門的になりますが、この知識は優れたスプリングマットレスを選ぶ時にも活用できます。端的に分かりやすく説明します。

高反発ウレタンは3種類あり、それぞれ役割が異なる

マットレスに使用されるウレタンには、スタンダードウレタンフォーム、高弾性ウレタンフォーム、フィルターフォームの3つがあり、質感と特性が異なるので、使われ方も変わります。

1. スタンダードウレタンフォーム
市販の高反発ウレタンマットレスの大半が、このタイプのウレタンです。ウレタンの質により寝心地が変わりますが、基本的には十分快適に使えます。

2. 高弾性ウレタンフォーム
文字通り弾むような質感のウレタンです。体を持ち上げるかのような素晴らしい寝心地です。コストが高いので、薄型マットレス(トッパー)や多重構造のウレタンマットレスの表面に使われます。

3. フィルターフォーム
内部に膜のないウレタンです。ウレタンの欠点である通気性の悪さを改良したウレタンです。コストが高いので、多重構造のウレタンマットレスの内部に使われます。

この知識をスプリングマットレスに応用すると、例えば、スプリングの上に使用されているウレタンがスタンダードフォームなのか、高弾性ウレタンフォームなのかで寝心地が大きく変わります。

なので、似通った価格帯、構造のマットレスなのにウレタンの品質が異なるなら、迷わずより密度が高く、弾性の高いウレタンを使用しているものを選びましょう。(※色々と比較検討すると、よくあります。)

ウレタンの硬さの単位(ニュートン)はあまり当てにならない

ニュートンとはウレタンの硬さの単位を表します。消費者庁により、

・100ニュートン以上:かため
・60~100ニュートン:ふつう
・60ニュートン以下:やわらかめ

と定められていますが、それと同時に、

許容範囲は、その硬さを示す数値に200ニュートン(20重量キログラム)を加えたものの±10%

(引用:消費者庁HP

とも定められています。何が言いたいかというと、許容範囲が広すぎて当てにならないということです。

例えば測定結果が75ニュートンのウレタンを「100ニュートンで硬め」とも、「50ニュートンで柔らかめ」とも言えてしまうのです。また、ウレタンの表面にウェーブ状や点状のカッティングが施されることでも、質感が柔らかくなります。

なので、ニュートンの数値については深く考えず、メーカー・販売店が表現する硬さ、柔らかさを参考にしましょう。

ウレタンの耐久性は「硬さ」ではなく「密度」に依存する

「このマットレスは硬くてしっかりしてるから長く使えそうだな。」という考えは間違っています。ウレタンマットレスの耐久性はウレタンの「密度」にかかっています。

ウレタンの密度とコストは、ほぼ比例します。なので、ウレタンの密度を上げると、ダイレクトにコストに反映されます。市販の高反発マットレスの価格と耐久性、ウレタンの密度の評価をすると、以下のようになります。 

ウレタンの密度 (kg/㎡) 耐久性の評価
10~20 激安高反発マットレスによくありますが、数ヶ月でへたることが多く、寝心地が悪くなります。数千円のマットレスに多いです。
20~25 1~2万円のリーズナブルなお値段のマットレスは大体この辺りの密度のウレタンを使用しています。3~5年は大きくヘタらず使えると思います。
30前後 名の通ったブランドマットレスのウレタンの密度がこの辺りです。5~8年は形状変化が起こりにくいと考えられます。価格が3~4万円程度。
40以上 優に10年以上は使える素晴らしい耐久性です。標準的なウレタンではなく高弾性ウレタンであったり、ウレタンの形状に技巧を凝らしたものが多いので、価格も様々です。

なので、ある程度良いもので長く使えるものが欲しい場合、ウレタンの密度が低いマットレスは避けましょう。もし、マットレスに使用しているウレタンの密度の数値が記載されていない場合は、販売店に確認しましょう。

快適に使えるものの選び方

あなたのタイプに合わせたオススメの選び方をご紹介します。

骨が張っている痩せ型の人、横向きで寝る人

普通から柔らかめのマットレスや表面がウェーブ状・点状に加工がされた体圧分散性の高いものがオススメです。

マットレスが体の湾曲にしっかりとフィットしてサポートするので、体をリラックスさせて寝られます。

体が大きい人

ウレタンの密度が30D(kg/㎡)以上のしっかりしたものを選びましょう。体の大きい人が密度の低いマットレスを使用すると、腰や背中の辺りのウレタンのヘタリが早いです。

多少値が張っても素晴らしい良質な睡眠がとりたい人

高弾性ウレタンフォームを使用しているマットレスを使うことをオススメします。寝転んだ時に体が軽く感じられるような、心地の良い眠りがとれます。

1−2. ポケットコイルマットレス

同じスプリングマットレスということでボンネルコイルマットレスと比較され、ポケットコイルマットレスの方がハイグレードと認識されることが多いです。

今、違いをはっきりとさせましょう。

基本的な特徴・使用感

ボンネルコイルマットレスは面で体を支えるのに対し、ポケットコイルマットレスはコイルスプリングが一つ一つ独立しているので、点で体を支える快適な寝心地です。

そのため、体圧分散性に優れ、マットレスの体へのフィット感はボンネルコイルマットレスよりもよく感じられます。また、隣で眠る人の寝返りなどの振動が伝わりづらいのもメリットです。

デメリットは、やはりコイルスプリングが重いため(シングルで15~25kg)日々の手入れが億劫になったり、廃棄の際に粗大ゴミとして捨てられなかったりと、手間がかかる点です。

ポケットコイルマットレス
ポケットコイルマットレス

選ぶ上で知っておくべきポイント

以下の3点は意外と知られていませんが、大事な点です。良い買い物をするために役立つ知識です。

コイルスプリングの品質はラベルを見ればすぐ分かる

ウレタンフォームの種類と密度を知れば高反発ウレタンマットレスの品質が推し量れるように、スプリングマットレスのコイルスプリングの品質を見抜く方法があります。

とはいっても大それた方法ではなく、品質表示タグの「コイルスプリングの材料と種類」を見るだけです。しかし、解説がないと理解できないので分かりやすく図解した表を作りました。(※コイルスプリングの線材の品質なので、ポケットコイルマットレス・ボンネルコイルマットレス共通です。)

コイルスプリングの品質表示の見方
コイルスプリングの品質表示の見方

(引用:消費者庁HP

線材は2種類あります。硬鋼線(コウコウセン)よりもピアノ線の方が耐久性に優れています。数十年の使用が見込めるほどです。しかし、ごく少数のマットレスにしか使われていません。というのも、コストが高いため、そして、ピアノ線以外の素材(側生地、中綿、ウレタンなど)がそこまで長くモタないためです。なので、硬鋼線材のものから選ぶことが多いと思います。

説明を簡素化すると、②の炭素の含有量が60台のコイルは安価なものに、70台のコイルはミドルからハイエンドの商品に使用されることが多いです。そして、最も高品質な硬鋼線がSWRH82Bです。

詰め物に寝心地を左右される

コイルスプリングの性能が寝心地を大きく左右するのは承知の上で敢えて言いますが、ポケットコイルマットレスの寝心地の50%程度が、表面の詰め物(主にウレタン)に影響されます。

詰め物が少ないと、背中にコイルスプリングを感じやすいですし、反対に詰め物が多すぎるとコイルスプリングの良さをかき消してしまいます。

理想的を言えば、良質な素材(ウレタンなら高密度で高弾性、中綿なら羊毛など)を必要な分だけ(4層前後)使用しているものです。

コイルの数、太さ、配列

これらは各メーカーが目指した寝心地の上で総合的に決定される要素なので、一つの要素だけを良し悪しを判断できるものではありません。

つまり単純に、コイルの数が多いから素晴らしい寝心地、という訳ではありません。

オススメの選び方

安価で粗悪なものを避けるためだけでなく、不相応に高価なものを買わないようにするポイントです。

選ぶステップとして、まず、コイルスプリングと詰め物の品質でザッと選択肢を絞りましょう。その上で、コイルの数、太さ、配列を考えましょう。

コイルスプリングの炭素含有量が70以上のものを選ぶ

コイルスプリングの品質がSWRH72B以上のものを選びましょう。マットレスの耐久性として、これが最低ラインだと思います。

一生ものとしても使えそうなマットレスを選ぶ場合は、ピアノ線材を使用したものを選ぶのもアリだと思いますが、その場合は、マットレスの上にベッドパッド・敷きパッドを敷いたり、マットレスプロテクターを装着するなどして、コイルスプリング以外の部分をきちんとケアしましょう。

コイルスプリングの上の詰め物素材も軽視しない

詰め物が厚み1cmにも満たない通常のウレタンとフェルトだけ、といったものは避けましょう。

快適な寝心地を長く楽しめるものは、詰め物のウレタンが高密度で高弾性のウレタンフォームを2枚以上使用しています。

反対に、超高額なポケットコイルマットレスでふんだんに詰め物が使われているものがありますが、ここまでいくとコイルスプリングの性能を堪能できないのでは?と疑問に思います。

コイルスプリングの数、太さ、配列は寝て決める

上記2点が良いと判断されたマットレスも、コイルの数、太さ、配列などが異なるため、迷うと思います。

その場合は、寝て決めるしかないと思います。各メーカーが表現した寝心地があなたの好みに合うか合わないか、あなたが寝て判断を下しましょう。

2. 使用感が硬めの種類のマットレス

硬めの寝心地が好み、今までずっと綿布団を畳・フローリングに敷いていて硬めの寝心地がじゃないとしっくりこない、そのような方にオススメできる種類のマットレスが、ボンネルコイルマットレスと高反発ファイバーマットレスです。

2−1. ボンネルコイルマットレス

同じスプリングマットレスということで、ボンネルコイルマットレスとポケットコイルマットレスを比較される方が多いですが、ご一読いただけば、全く別物だと分かります。

基本的な特徴・使用感

ボンネルコイルマットレスは、コイルスプリングが連結した土台の上に中綿やウレタンでクッション性をもたせ、側生地で表面を仕上げています。

コイルが連結しているため、体を面で支える構造になっています。そのため、ポケットコイルマットレスよりも硬めの使い心地のものが多いのです。

寝心地は表面のウレタンなどの詰め物に大きく依存します。詰め物が少ないと硬すぎるように感じられます。

ボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルマットレス

選ぶ上で知っておくべきポイント

コイルスプリングの品質、寝心地に影響を与えるポイントなどはボンネルコイルマットレスと同じ部分が多いです。

コイルスプリングの品質はラベルを見ればすぐに分かる

ボンネルコイルマットレスに使われる線材も、ポケットコイルマットレスの線材と同じように品質を示します。ポケットコイルマットレスを選ぶ上で知っておくべきポイントで図解しているので、見ていない場合はご参照ください。

寝心地を左右するのは表面のウレタン

一定以上の品質のボンネルコイルマットレスであれば、寝心地の70%が表面の中材(主にウレタン)に、30%がスプリングに影響されると思います。スプリングを過小評価しているのではなく、やはり体に近いウレタンが寝心地により大きく影響を及ぼすのです。

通気性が良いのはマットレス内部

ボンネルコイルは通気性が良いと言われますが、それはマットレス内部(コイル部)の話であって、あなたがムレを感じにくいという訳ではありません。ムレ感は、コイルの土台の上のウレタンなどの詰め物の品質に決定されます。

オススメの選び方

ボンネルコイルマットレスの購入を考えている方は、以下3点を参考にお選びください。

コイルスプリングの炭素含有量が70以上のものを選ぶ

予算が許せば、コイルスプリングの品質がSWRH72B以上のマットレスを選ぶことをオススメします。それ以下のものは耐久性に疑問を感じます。

数年も経たない内にギシギシと軋んだり、へたったりします。

コイルスプリングの上の詰め物素材も軽視しない

コイルスプリングを土台としその上に、ウレタンや中綿などがクッション材として使用されます。とても重要です。このクッション機能が弱まると腰・背中にコイルスプリングを感じて、痛くて眠れなくなります。

側生地の下は厚み1cmにも満たない通常のウレタンとフェルトだけ、といったものは避けましょう。

ボンネルコイルマットレスはポケットコイルマットレスと比べて体圧分散性に劣るので、表面の詰め物はとても大切です。

複数人で使うならポケットコイルマットレスの方が良いかもしれない

ボンネルコイルマットレスの場合、隣で寝ている人の寝返りなどの動きで揺れると、その振動があなたにも伝わってきます。敏感な人は気になることがあるようなので、念頭に入れておきましょう。

ポケットコイルマットレスであれば、揺れはほとんど伝わりません。

2−2. 高反発ファイバーマットレス

ここ数年ブームになっている素材です。新しいもののように感じられるかもしれませんが、実は東洋紡のブレスエアー®は90年代に開発されていた素材なのです。(とはいえ、繊維の数千年の歴史を考えると新しいのですが。)

マットレスというより、薄型マットレス(トッパー)として販売されているものが大半を占めています。

高反発ファイバー素材
高反発ファイバー素材

基本的な特徴・使用感

高反発ファイバー素材の1番の特徴は、抜群の通気性です。そして耐水性に強いので、水洗いが可能な点です。暑がりで寝汗を多くかく方には大きなメリットです。

デメリットは素材が若干硬く、体圧分散性に疑問を感じるもの多いことです。出張の際に、このタイプのマットレスが導入されているホテルに宿泊して3晩使いましたが、私には少し硬すぎました。

選ぶ上で知っておくべきポイント

「ウレタンの密度」や「コイルスプリングの炭素含有量」といった、素材の良し悪しを推し量れる客観的数値がこの素材にはありません。(私が知らないだけかもしれません。その場合は、すみません!)

なので、客観的に耐久性を評価するのがとても難しく、本当に良いものが分かりにくいです。

同ブランド内でも耐久性にムラがある

全く同じ高反発ファイバー素材のブランド名を冠した商品でも、販売店の意向で素材の密度などが変えられるため、耐久性にムラがあります。

原料の特性上、電気毛布を使えないものがある

熱に強くない原料からできているものもあります。電気毛布や湯たんぽなどを冬に使う場合は、注意が必要です。

通気性が良すぎて、冬は隙間風が寒いことがある

通気性の良さが冬場に裏目に出ることがあります。床に直置きしたり、すのこベッドの上で使う場合、冷たい空気が背中から感じられることがあります。

オススメの選び方

この素材の商品自体、硬めの使用感のものが多いので、万人にオススメはできません。硬めの使用感が好みの方、慣れている方は、以下の点を参考にしてください。

低価格なものの耐久性に期待してはいけない

有名ブランドでも明らかに低価格なものは、素材の密度を下げていることが多いので、耐久性に難があります。長く使う予定でしたら、最安値品は避けることをオススメします。

3. 使用感が柔らかめの種類のマットレス

包まれるような柔らかめの寝心地が好みの方にオススメの種類のマットレスは、低反発ウレタンマットレスとラテックスマットレスです。

とはいえ、柔らかすぎるものには注意が必要です。双方の特徴と併せて、選ぶ際の参考にしてください。

3−1. 低反発ウレタンマットレス

テンピュール®を筆頭に低反発ウレタンマットレスも多種多様です。ブランドによる品質の差も大きいですが、低反発の寝心地があなたに合うかがさらに重要だと思います。

基本的な特徴・使用感

低反発ウレタンマットレスの1番の特徴は、優れた体圧分散性です。湾曲した体のカーブにぴったりとフィットします。

使用感は、高反発ウレタンとは反対に反発弾性が低いため、体が沈み込むような使い心地です。

選ぶ上で知っておくべきポイント

低反発ウレタンマットレスを購入して満足している人もいれば、腰を痛めたと不満を持っている人もいます。

低反発ウレタンマットレスは、各メーカーの睡眠に対する理解の差により、ユーザーの満足度が如実に反映されます。

体が沈み込み過ぎるのは良くない

低反発ウレタンマットレスを購入する上で1番最初に理解しなくてはならない点は、「体が沈み込む」のは良いが「体が沈み込み過ぎる」のはダメ、ということです。

何をもって「体が沈み込み過ぎる」のかの明確な基準はないのですが、「ちょっとした(必要な)寝返りがしにくい」場合は体が沈み込みすぎている、と私は考えています。

というのも、体がマットレスに沈み込み過ぎると、

・寝姿勢が不自然になったり(腰・背中を痛める原因)
・(必要な)寝返りがしづらくなったり
・ムレを感じやすくなったり

して、眠りに満足できないことが多いためです。なので、購入の前に試し寝をする際、「少し体位をズラすような寝返り」ができるかどうかしっかりと確認しましょう。

密度の低い低反発マットレスは体が沈み込み過ぎる

体が沈み込み過ぎる低反発ウレタンマットレスは、ウレタンの密度が低いです。

とはいえ、各メーカーともウレタンの密度を公開していないので、密度の数値でウレタンの良し悪しが判断できないのが現状です。

そのため、ウレタンを触ったり、寝比べるて確かめるのが最善策です。他にもメーカーをきちんと調べるのも有効です。例えば、テンピュール®社のウェブサイトを見ると、ウレタンの構造を工夫することで体が沈み込み過ぎることを防ぐようにしていると記載しています。

このように睡眠に対して真摯に向き合っているメーカーの低反発ウレタンマットレスは、沈み込みすぎず快適にお使いいただけると思います。

低反発マットレスのオススメの選び方

購入を考えている方は、以下2点を踏まえましょう。より良い選択ができると思います。

暑がりな人、寝汗を多くかく人

低反発マットレスは体へのフィット感が高い分、暑く感じやすいのは事実です。それでも、低反発マットレスが使いたいという場合は、オープンセル構造の低反発ウレタンフォームを使用している商品を選びましょう。通常のものよりも通気性が良く、ムレにくいです。

失敗を避けたい人

「低反発マットレスの寝心地に惹かれているけど、自分に合わなかったらどうしよう。」と考えている人は、いきなり本格的な低反発マットレスを買わず、厚みが5~7cmのトッパータイプをご使用中の敷布団・マットレスの上に重ねて使うところから初めてみましょう。比較的小額の資金で、低反発の寝心地を楽しめます。

3−2. ラテックスマットレス

最後はラテックスマットレスです。ウレタン系ともスプリング系とも異なる独特の素材です。

基本的な特徴・使用感

天然ゴムの木から採取した樹液を、金型の中で発泡させながら成形してラテックスマットレスは作られます。

体が若干沈み込むが反発弾性もある、という低反発マットレスと高反発マットレスの間に存在するかのような使用感です。素材の通気性があまり良くないので、通気孔の穴を空けて工夫されていますが、それでも若干のムレ感はあります。

製造に手間がかかることもあり、価格帯も高価なものが多いです。

選ぶ上で知っておくべきポイント

ラテックス素材のマットレスを選ぶときは以下の点を参考にしてください。

ラテックスの純度が使用感を決める

ラテックスマットレスには3種類あります。合成ラテックスマットレス、天然ラテックスマットレス、100%天然ラテックスマットレスです。(※ラテックスが100%でなくとも、80%以上であれば天然ラテックスと言えます。)

安価な合成ラテックスマットレスは、ゴムの臭いが強いことが多いので臭いに敏感な方にはオススメできません。

ゴムアレルギーの方は厳禁

天然ゴム由来なので、アレルギー反応ができることがあります。来客用など不特定多数の使用が見込まれる場合には、オススメできません。

天日干しも厳禁

紫外線を浴びると自然分解してしまうので、太陽の光を浴びせないようにしましょう。

オススメの選び方

もしあなたがラテックスマットレスを選ぶ場合、以下の2点を参考にしてください。

出来るだけ天然のものを選ぶ

耐久性、使用感、臭いの観点から天然もの、もしくは、天然100%のものをオススメします。「100%天然ラテックス」と記載があれば100%です。「天然ラテックス」と記載があれば80%以上のものです。

これら2つの単語がなければ合成ラテックスです。

設置するとき湿気に注意

ラテックスは抗菌だからカビが生えないと言われています。しかし、通気性の良くないラテックス素材に接する木製のベッドフレームや側生地にカビが生えることがあります。

なので、抗菌だからと安心しないで、設置時に湿気への配慮を怠らないようにしましょう。

まとめ

マットレスはご紹介の6種類がメインです。もう一度、ざっくりと(一定以上の品質のものの)特徴をまとめると、

①高反発ウレタンマットレス:寝心地、使い勝手、価格面がオールマイティーに優れる。
②ポケットコイルマットレス:価格が高く、重量もかなりあるので使い勝手が劣るが、寝心地、耐久性に優れる。10年、20年と使う予定ならオススメ。
③ボンネルコイルマットレス:重いので使い勝手が劣る。硬めの寝心地に向き、耐久性が高い。
④高反発ファイバーマットレス:硬めの使用感のものが多いが、通気性が抜群なので体格が良く基礎体温がかなり高めの人に向く。
⑤低反発ウレタンマットレス:柔らかめの寝心地。薄めのもので使用感を試すのが吉。
⑥ラテックスマットレス:柔らかめだが弾性のある寝心地。ムレやすいので湿度管理が必要。

あなたが各マットレスの特徴、知るべきポイントを理解した上で、よりお買い得のマットレスを選べられれば幸いです。

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