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柔らかいマットレスで腰痛になる理由、おすすめの選び方

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。柔らかさ以外にもこだわりがある方は是非ご参考にどうぞ。

こんにちは、加賀照虎です。

このページをご覧の方は、柔らかいマットレスを探していることと思います。

そのような方に向かっていきなり恐縮ですが、柔らかいマットレスを選ぶのはすごく大変です。というのも、マットレスが柔らかいと寝姿勢が崩れやすいですし、そもそも適度な柔らかさに設計することが難しく、絶妙な柔らかさのものが少ないこともあるからです。

 

柔らかいマットレスの特性を理解して選ぶことが大事になります。

ということで本日は「柔らかいマットレスで腰痛になる理由、おすすめの選び方」についてご紹介します。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. 柔らかいマットレスで腰痛になりやすい理由

製造業者としての見解ですが、マットレスは柔らかくしようと思えば思うほど、調整が難しくなると私は考えています。

だからなのかは分かりませんが、柔らかいマットレスで腰を痛める人は少なくありません。

なぜマットレスが柔らかいと腰を痛めやすいのかと言うと、ただ柔らかいだけで、柔らかさと同時に弾力性(サポート性)がないものだと、寝姿勢が悪くなりやすかったり、寝返りがしづらくなってしまうからです。

そして、市場にはこういった「柔らかいマットレス」が多いのです。


2. 柔らかいマットレスを選ぶポイント

ではどうやって快適に柔らかいマットレスを選べばいいのか、という点についてお伝えしていきます。

2-1. キレイな姿勢で寝られること

もっとも大事なのが、マットレスが柔らかくて(体圧分散性が良くて)体が沈んでも、寝姿勢が崩れないことです。

Soft-mattress
表面が柔らかさと同時に、下層に寝姿勢を支えるサポート性が必要

このように人が寝ている写真を見たことがあるかと思います。

ポイントは一層目(緑の層)が柔らかいことと同時に、その下の二層目が柔らか過ぎずきちんと体を支えるサポート性があることです。

もし一層目も二層目も柔らかいと体が沈み込みすぎてしまって、寝姿勢が悪くなってしまいます。そうすると背中や腰の筋肉や骨に疲れがたまったりして痛めることになってしまうのです。

安物の低反発ウレタンマットレスなどにはこういったものが多いのです。特に、ある程度の厚みがあるのに多層構造になっていない柔らかいマットレスは、必要以上に体が沈み込んでしまうことが多いので避けることをお勧めします。

もちろん、マットレスを購入する前に試し寝をして、硬さと寝姿勢のチェックが出来ることが理想です。

2-2. 寝返りがしやすいこと

次に気をつけていただきたいのが、マットレスが柔らかくても寝返りがしやすいことです。

Soft-mattress
表面の柔らかさに加えて、下層の弾力性が大事

根本的には先ほどと似たような話になるのですが、マットレスの表面の当たりが柔らかいのなら、その下の層が体の重さを跳ね返すような弾力性がなくてはなりません。

そうでないと寝返りが出来なくなってしまうからです。

  • 体への圧迫をそらす
  • 姿勢を変えて疲れをそらす
  • 接地面を変えて蒸れを軽減する

などなど、寝返りは快適に眠るためには欠かせません。

低反発マットレスで腰痛になると言われることがありますが、これは多くの場合、寝返りが出来ないことだと私は考えています。体にピタッとフィットしてその形状を覚えてしまうようなものだと、寝返りが本当にしづらくなってしまいます。

2-3. 試し寝時チェックポイント

実際にマットレスを選ぶときには、試し寝をされると思います。

そのようなときにチェックするべきことを具体的にお伝えします。

  • 仰向け時に腰が落ち込み過ぎないか
    まずはやはり寝姿勢です。仰向けになったときに腰が落ち込み過ぎないか確認しましょう。
    too-soft-mattress
    柔らかすぎるマットレス(寝姿勢が悪い)

    フィット感がありつつも、体がフラットな寝姿勢になっていれば硬さは合格とお考えください。
  • 横向き寝が安定するか
    柔らかいマットレスが好みの方は、横向きで寝られることも多いと思います。横向きになったときに横向き寝姿勢が安定するか、じっくり感触を確かめましょう。
  • 寝返りが楽に出来るか
    寝返りについては上でも述べたとおりですが、眠っていることをイメージしてわずかな力で寝返りが出来るかをチェックしましょう。

※枕が合わなくなる可能性について

柔らかいマットレスを購入するときに1点気をつけていただきたいのが、枕の高さが合わなくなることです。

というのも、「適切な枕の高さ」=「マットレスと首の隙間の距離」であるため、もし普通くらいの硬さのマットレスから柔らかいものに買い換えると、今までの枕が高すぎる枕になってしまうことがあるのです。

Ideal-height-of-pillow1
理想的な枕の高さ(肩口から頭が10~15度の傾斜)

なので、「柔らかいマットレスに変えたらなんか首や肩に疲れが、、、」という場合は、今までよりも低めの枕を購入してみることをおすすめします。


3. おすすめの柔らかいマットレス

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私企画の自信作です。ふわふわ、もちもち、しっかりの三種類のウレタンフォームで柔らかさを持たせつつ、キレイな寝姿勢を保てられるように設計しました。

Kaimin-times-mattress-foams-20cm-3
上からふわふわ、もちもち、しっかり

柔らかいのに体が沈み込みすぎず、寝返りが楽にコロコロっとできるこの寝心地。今までのただ柔らかいだけのマットレスとは全然違うと驚いていただけるはずです。


最後に

柔らかいマットレスはどう選ぶべきかの参考になっていれば幸いです。

なお、もしマットレス選びのために情報収集中でしたら、ぜひ下記のページもご覧ください。自分にあったマットレスを選ぶための考え方の手順から、種類、素材、値段別におすすめマットレスを紹介しています。きっとお役立ていただけるはずです。

関連記事

 

また、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
 – 選び方編
○マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
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○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
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