※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。マットレスがへたっていて買い換えようかとお考えでしたら、ぜひ参考にしてください。 |
こんにちは、加賀照虎です。
マットレスが凹みができてしまうほどヘタってしまったら、基本的には買い替えのタイミングです。
とはいえ、忙しい方であれば、
「応急処置ができるなら知りたい」
「布団を上に敷けば一時的にでも快適になるかな」
と考えているかもしれません。
敷きパッド | ベッドパッド | ベッドシーツ | トッパー | プロテクター | |
画像 | |||||
役割 |
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厚み | 1~2cm前後 | 3~4cm前後 | 5mm前後 | 3~5cm | 5mm前後 |
温湿度調整 | ◎ | ◎ | ◯ | × | △ |
汚れ防止 | ◯ | ◯ | △ | △ | ◎ |
洗濯 | △ | △ | ◯ | × | ◯ |
体圧分散性 | △ | ◯ | × | ◎ | × |
実は、ヘタったマットレスへの対策は、いくつかあります。
そこで今回は「ヘタったマットレスにおすすめの4つの対処法」について詳しくご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
Contents
1. へたったマットレスは寿命が尽きたサインで腰痛の原因
マットレスのヘタリは寿命が尽きたサインの1つです。
そのまま使い続けると、悪い寝姿勢で眠ることになります。腰がひどく落ちむようになったり、コイルスプリングの硬さを腰に感じることはないでしょうか。
このように、悪い姿勢で寝ていたり、腰に圧迫を感じながら寝ていると、
- 寝ているときになんか腰が落ち着かなかったり
- 腰の疲れで夜間に目が覚めたり
- 起床時に腰の痛みを感じたり
などなど、快眠できなくなってしまいます。
残念ですよね。ということでぜひ、次に紹介していく対処法をもとに、ヘタリと寝姿勢の改善を図っていきましょう!
2. ヘタったマットレスへの4つの対処法
「ウレタンを復元することはできないだろうか」
「スプリングを交換することはできないだろうか」
などと考えたことはないでしょうか?
結論から言うと、マットレスの修理は現実的ではありません。
というのも、へたったウレタンの再生は不可能ですし、コイルスプリングも一部だけ交換するには手間がかかり過ぎるためです。メーカーに要請しても買い換えを促されるでしょう。なので、以下の4つの対処法をお試しください。
2-1. マットレスの裏面を使う
まず最初に考えていただきたいのが、あなたのマットレスが両面仕様かどうか、ということです。
長年マットレスを使っていると忘れることもあると思いますが、もし裏面が使えるのであればひっくり返して使ってみましょう。ヘタリが表面のウレタンによるものだとするなら、十分快適に寝られるはずです。
2-2. 三つ折りマットレスならウレタンの位置を変える
もしあなたのマットレスが、
- 三つ折りマットレス
- 側生地を取り外してウレタンの位置を変えられる
この2つに当てはまるなら、「腰の位置のウレタン」と「脚の位置のウレタン」を取り替えてみてください。
腰と比べて脚はとても軽いです。
そのため、腰の部位を支えるウレタンがへたっているとしても、脚の部位を支えるウレタンはほとんどへたっていないはずです。もしかすると寝心地をほぼ新品のように蘇らせることができるかもしれません。
2-3. 返品・交換対象になるか確認する
その次に考えていただきたいのが、そのマットレスがメーカー(もしくは販売店による)の保証期間内かどうかです。
保証期間中に、ただ寝ていただけなのにヘタってしまった場合、返品・交換をしてもらえる可能性が高いです。
しかし、保証期間内といえども、以下のような場合は受け付けてもらえない可能性があります。
- 極度の湿り、濡れにより劣化している
- 何らかの損傷が見られる
というのも、このようなケースでのへたりの原因は、使用環境にもあると考えられるためです。何はともあれ、まずはメーカー・販売店に状況を報告し、返品・交換が可能か確認してみましょう。
2-4. 凹み部にタオルを仕込んでトッパーや分厚いパッドを敷く
最後の方法が、マットレスの凹んでいる部分をタオルで埋めて、その上からマットレストッパーを敷く方法です。
こうすれば腰が落ち込むほど寝姿勢が悪くなることはないでしょう。
ただ、タオルには弾性がないので、寝心地はそこまで良くありません。一定期間であれば十分我慢できるレベルです。
敷きパッド | ベッドパッド | ベッドシーツ | トッパー | プロテクター | |
画像 | |||||
役割 |
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厚み | 1~2cm前後 | 3~4cm前後 | 5mm前後 | 3~5cm | 5mm前後 |
温湿度調整 | ◎ | ◎ | ◯ | × | △ |
汚れ防止 | ◯ | ◯ | △ | △ | ◎ |
洗濯 | △ | △ | ◯ | × | ◯ |
体圧分散性 | △ | ◯ | × | ◎ | × |
1つ注意してもらいたいのが、タオルの仕込みすぎです。
腰が反ってしまうような姿勢にならないように注意しましょう。
反り腰姿勢だと腰に大きな負担をかけます。
自社製品で手前味噌ですが、以下のトッパーがおすすめです。
型・種類 | マットレストッパー |
厚み | 6cm |
硬さ | ふつう |
送料 | 無料 |
品質保証 | 3年 |
トライアル | 60日 |
サイズ・重量 | シングル: 98×195×6cm・約4kg、セミダブル: 118×195×6cm・約4.5kg、ダブル: 138×195×6cm・約5kg、クイーン: 158×195×6cm・約5.5kg |
価格 | シングル: 11,990円、セミダブル: 13,990円、ダブル: 15,990円、クイーン:17,990円 |
リンク | 商品ページ |
体圧分散性 | 反発弾性 | 通気性 | 吸放湿性 | お手入れ |
◯ | ◯ | △ | ◯ | △ |
低価格マットレストッパーの決定版です。
寝心地がイマイチになってしまったマットレスの復活にお役立てください。ウレタン密度は32Dあるため7年程度の使用期間を考えている方には、素晴らしいコストパフォーマンスを実感していただけます。
最後に
マットレスのヘタリ対策の参考になっていれば幸いです。
ただ、「あまりにもヘタリがひどいしマットレスを買い替えよう」とお考えであれば、以下のページで寝心地が素晴らしいマットレスを選ぶためのポイント(体圧分散性、弾力性、耐久性など)とおすすめのブランドについて徹底的に解説しているので、是非あわせてご参考にしてください。
関連記事
なお、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。
■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
– 選び方編
○マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
– 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
○マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法
○マットレスのカビ除去方法と、再発を防ぐ予防対策
○ベッド・マットレスがずれる?それなら滑り止め対策を
○長生きでお得に!マットレスの寿命を判断する5つの目安
○賢い節約術!マットレスの処分方法を考えるべき順序
2-3 誤字指摘
腰に大きな布団をかけます。→腰に大きな負担をかけます。
スペディア様
誤字のご指摘をくださりありがとうございます。
ただいま修正いたしました。
分かりやすく読みやすい内容を目指しているので大変助かります。
加賀照虎