※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。 |
「薄型のポケットコイルマットレスを買おうかな」
このように考えている方、おやめください。
それは悪手です。
ほぼ確実に後悔します。 薄型のポケットコイルマットレスは、私が考える、絶対に避けて欲しいタイプのマットレスの1つになります。
とはいえ、こんなこといきなり言われても納得できませんよね。
そこで本日は「ポケットコイルマットレスの薄型(10cm前後)がおすすめできない理由」について解説します。
Contents
1. ポケットコイルマットレスの薄型がおすすめできない3つの理由
結論、薄型のポケットコイルマットレスがおすすめできないのは以下の3つの理由からです。
- ほぼ確実に寝心地がイマイチだから
- コンパクトなのに使い勝手が悪い
- 処分に費用も手間もかかる
これだけだと「どういうこと?」と感じられると思うので、1つずつ具体的に説明していきます。
①寝心地がイマイチ
薄型のポケットコイルマットレスは背中にコイルの硬さを感じやすいです。
購入当初から背中にゴリゴリ硬さを感じるものもあります。
というのも、ポケットコイルマットレスはコイルの硬さを感じないようにコイルの上にウレタンフォームやわたなどの詰め物が入れられているのですが、10cm前後の薄型のものは厚さをカットするためにこの詰め物をかなり減らしているからです。
寝心地がイマイチというか、悪いです。
取引先のマットレス工場に行ったさいに「この特殊薄型ポケットコイルマットレスは違いますよ!薄くても寝心地良いですよ!」と勧められたこともありますが、とりあえず試し寝をして「ん、いや、、それでもなんか微妙だな…」と、やっぱりあまり良くありませんでした。
やはりポケットコイルマットレスを薄くすると、寝心地に限界があるかと思います。
②重いし、畳めないし、高反発ウレタンマットレスのほうがいい、
しかもそもそもですが、薄型マットレスのメリットってなんでしょうか。
軽かったり、畳めたり、収納できたりなどの使い勝手の良さではないでしょうか。ただ、薄型ポケットコイルマットレスにはこの恩恵がありません。高反発ウレタンマットレスと比べてみましょう。
例えば、幅97×長さ195×高さ10cmでどれくらいの重さになるのかというと、
- 約18kg:ポケットコイルマットレス
- 約7kg:高反発ウレタンマットレス
というように2倍以上の重さになります。
いかに薄型といっても、18kgもあるマットレスを動かすのは大変ですよね。
なお、ポケットコイルマットレスにも折りたたみ可能なものがありますが、折り目の硬鋼線を背中で感じやすくさらに寝心地が悪くなるので一層おすすめできません。
③処分に費用も手間もかかる
なお、見落とされがちなポイントですが、処分に費用が発生するのもポケットコイルマットレスのデメリットとして覚えておきましょう。
ポケットコイルマットレスは粗大ゴミになります。
お住まいの地域によりますが、大体1,000~2,000円費用が発生します(地域によってはポケットコイルマットレスは処分できないところもあります)。
その点、高反発ウレタンマットレスであれば自分で小さくちぎることで家庭ゴミとして捨てることが出来るのです。私が実際にそうしている地味な動画がありますので、よければ参考までにご覧ください。
※ポケットコイルマットレスを買うなら一定以上の品質のものを
誤解のないように言いますが、ポケットコイルマットレスがダメなわけではありません。
薄型であることとポケットコイルの相性が悪いためおすすめ出来ないだけでありまして、しっかりとした作りのものであればまた別の話です。
まとめ
話をまとめると、ポケットコイルマットレスの薄型はおすすめできません。
その理由は、
- ほぼ確実に寝心地がイマイチだから
- コンパクトなのに使い勝手が悪い
- 処分に費用も手間もかかる
の3つです。薄型のマットレスなら高反発ウレタンフォーム素材がおすすめです。
なお、もしマットレス選びのために情報収集中でしたら、ぜひ下記のページをご覧ください。自分にあったマットレスを選ぶための考え方の手順から、種類、素材、値段別におすすめマットレスを紹介しています。きっとお役立ていただけるはずです。
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