マットレストッパーおすすめ9選|寝心地改善・腰痛対策に最適な選び方を専門家が解説

  更新日:

マットレストッパーおすすめ9選|寝心地改善・腰痛対策に最適な選び方を専門家が解説

こんにちは、加賀照虎です。

「マットレスがヘタってきたらトッパーで蘇らせられる」と聞いて、「ものは試しだ。導入してみようかな」と興味をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、実際にトッパーを検討する際に、

  • ベッドパッドとの違いは?
  • 具体的な使い方はどうするのか?
  • 素材や厚さはどれがいいのか?

など、さまざまな疑問が出てくるかと思います。

そこで本日は、

  • マットレストッパーの役割(パッドとの比較)
  • マットレストッパーを敷くべき場所(順番)
  • へたり対策としてトッパーを使う際のポイント
  • 素材、厚み、密度などの選び方
  • 素材別おすすめマットレストッパー9選

について詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、そもそもあなたにマットレストッパーが必要かどうか、必要ならどのようなトッパーを選べばいいのかが分かるようになります。ぜひご参考にしてください。

(※動画での説明を追加しました!)

1. マットレストッパーとは何か?【マットレスの体圧分散性を改善するためのもの】

マットレストッパーとは、へたったマットレスや硬すぎるマットレスの「体圧分散性を改善するため」に上に敷くものです。

厚さ3~5cm前後の薄いマットレスのようなイメージです。

mattress-topper-6cm

1-1. 敷きパッド、敷きパッド、ピロートップなどとの役割の違い

敷きパッドやベッドパッドなどとは使い勝手が異なります。

そのため、役割もまったく変わってきます。

敷きパッド ベッドパッド ベッドシーツ トッパー プロテクター
画像 shiki-pad1 bed-pad1 bed-sheet1 mattress-topper1 mattress-protector1
役割
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • マットレスの汚れ防止
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • おしゃれ
  • 体圧分散改善
  • マットレスの
    汚れ防止
厚み 1~2cm前後 3~4cm前後 5mm前後 3~5cm 5mm前後
温湿度調整 ×
汚れ防止
洗濯 ×
体圧分散性 × ×

比べてみるとわかるとおり、マットレストッパーの役割は以下のようになります。

  • マットレスがへたった
  • 寝心地が悪くなった
  • 硬い気がする

念のため、それぞれの役割についても解説していきます。

1-1-1. 敷きパッド

肌触りの改善や温湿度調整を行うもの。寝汗などの汚れからマットレスの保護もする。ベッドパッドより薄いのでお手入れがしやすい。体圧分散性を改善する効果はない。

1-1-2. ベッドパッド

敷きパッドとほぼ同様の役割だが、一般的に敷きパッドよりもわたの量が多いためクッション性があり、やや体圧分散性を改善させられる。しかしその反面、お手入れがややしにくい。

1-1-3. ベッドシーツ

マットレスを汚れから守るためのもの。とはいえ、生地一枚のため完全に汚れから守ることはできない。体圧分散性の改善には役立たない。

1-1-4. トッパー

体圧分散性を改善するためのもの。ウレタンフォームなどの素材で作られるため洗うことができない。そのため、上にパッドやシーツを重ねる必要がある。

1-1-5. プロテクター

マットレスから汚れを守るためのもの。防水生地などにより保護力が高い。体圧分散性の改善には役立たない。

1-1-6. ピロートップ

トッパーとパッドが1つになったような構造のもの。ベッドマットレスの上に(大体予め)備え付けられているクッション。体圧分散性改善のために別売りのものを使用することも可能。

1-1-7. 新品のマットレスにトッパーは不必要

このように、マットレストッパーはマットレスの体圧分散性を改善することを目指して作られているものです。

そのため、新品のマットレスとともに購入する必要はありません(※新品のマットレスが硬すぎて寝心地が悪いということであれば、話は別です。マットレストッパーを重ねて改善しましょう)。

1-2. 【図解】マットレストッパーを敷くべき位置

マットレストッパーを敷くべき位置は決まっています。

マットレスの上、そして、プロテクター、パッド、シーツの下です。

how-to-use-topper-pads-and-sheets
マットレスと周辺アイテムの正しい使い方

というのも、マットレストッパーの上に直接寝ると蒸れやすいからです。

ウレタンフォームやラテックスなどの素材の性質上、これは仕方のないことです。そのため、マットレストッパーの上にシーツやパッドを敷くようにしましょう。

また、マットレストッパーに使用されるウレタンフォームなどの素材は洗えないため、マットレスプロテクターの下に敷いて汚れないように扱うことをおすすめします(相当の事情がないかぎり、マットレストッパーの上にパッドがあれば汚れ対策としては十分ですが)。

1-3. へたり対策でトッパーを使うときのコツ

「マットレスに凹みが出来てるけどトッパー敷いても大丈夫?」

このような人には、ぜひ試していただきたいコツがあります。

ここまでひどくへたったマットレスの上にマットレストッパーを敷くなら、凹みにタオルを置いてその上にマットレストッパーを敷くようにしてみてください。

how-to-use-mattress-topper-on-bad-mattress
凹みをタオルで埋めてからマットレストッパーを敷く

というのも、へたりがひどすぎるとマットレストッパーで改善しきれないことがあるからです。

そのため、マットレストッパーがやや歪んだようになってしまう場合は、タオルなどでベースとなるとマットレスが平らになるようにしましょう。

なお、注意点として、凹んだ箇所をタオルで盛りすぎないようにしてください。

腰枕のせいで寝姿勢が悪化している(反り腰)
腰枕のせいで寝姿勢が悪化している(反り腰)

マットレスの中央部が盛られすぎた状態で寝転んでしまうと、反り腰のような寝姿勢になってしまう恐れがあるからです。

このような悪い寝姿勢だと、腰を痛めてしまいます。

ただ、この方法はあくまで応急処置的なものであり、寝心地の改善はできるものやはり新品のマットレスに比べると劣ってしまいます。そのため、予算や購入時期などの都合が悪くないなら、ひどくへたったマットレスはトッパーで対策するのではなく、買い換えることをおすすめします。

2. マットレストッパーの選び方

それでは次に、自分に合うマットレストッパーを購入するための知識についてです。

あなたの好み、マットレスの状況、希望する耐用年数などと照らし合わせながら考えてみてください。

2-1. 素材により異なる寝心地・使い勝手

マットレストッパーに使用される素材には以下の5つのものがあります。

  • 高反発ウレタンフォーム
  • 高反発ファイバー
  • 高弾性ウレタンフォーム
  • ラテックス
  • 低反発ウレタンフォーム

それぞれの寝心地などの特徴を理解して、あなたに合う素材が使われたマットレストッパーを選ぶようにしましょう。

種類 イメージ 体圧分散 反発弾性 横揺れ 通気性 お手入れ










高反発ウレタン
フォーム
high-resiilience-foam
ラテックス latex-foam
TPEポリマー TPE-polymer

一般ウレタン
フォーム
regular-foam
ファイバー air-fiber ×


低反発ウレタン
フォーム
memory-foam
繊維わた polyester-fiber




ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress - - - - -


ボンネルコイル bonnel-coil -
ポケットコイル pocket-coil -

2-1-1. 一般ウレタンフォームのマットレストッパーの特徴

もっともポピュラーな素材です。

体圧分散性と反発力がともにそこそこありつつ、圧縮梱包により値段がリーズナブルなのが最大の特徴です。やや硬めのものが多いですが、ふつうくらいの寝心地が好みであれば、下のイラストにあるような表面加工がされているものがおすすめです。

二層構造 凸凹プロファイル 7ゾーンプロファイル
2-layers-surface profile-surface 7-zones-profile-surface
波型カット デクビトスカット ピンホール加工
horizon-cut-surface decubitus-cut-surface pin-hole

2-1-2. 高弾性ウレタンフォームのマットレストッパーの特徴

体圧分散性と反発弾性がともに高反発よりもワンランク上の寝心地です。

その分、値段がやや高めにはなりますが、「高級ベッドマットレスのような柔軟な寝心地に改善できたらな」とお考えであれば高反発よりも高弾性のものがおすすめです。

種類 イメージ 跳ね返り率
高弾性 high-resiilience-foam 50%以上
レギュラー
(高反発)
regular-foam 15~50%
低反発 memory-foam 15%未満
ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress -

2-1-3. 低反発ウレタンフォームのマットレストッパーの特徴

反発弾性は低いものの体圧分散性がとても優れています。

そのため、体を包み込むような快適な寝心地です。しかし、体にフィットしすぎて寝返りがしにくくなるので、5cm以上の分厚いものはおすすめできません。3cm前後までにしておくことをおすすめします。また、通気性が低いため蒸れやすいです。

2-1-4. ラテックスのマットレストッパーの特徴

高弾性ウレタンフォームと似ており、弾性に優れています。

そのため、柔らかく柔軟な寝心地です。さらに、天然100%ラテックスはウレタンフォームと異なり石油燃料が使われずに製造されます。そのため、エコに関心のある方に人気です。ただ、低反発同様、通気性が低いため夏にはやや蒸れやすいです。

種類 天然ゴム保有量 耐久性 ニオイ 価格
合成ラテックス 80%未満
天然ラテックス 80~99%
天然100%ラテックス 100%

2-1-5. ファイバーのマットレストッパーの特徴

通気性に優れていることと、水洗いができて衛生的なのが最大の特徴です。

そのため、ダニやカビの心配も少ないです。ただ、寝心地が硬めなので好みが別れます。特に、ポリエステル素材のものは硬く、ギチギチ音がするのでマットレストッパーとしてはあまりおすすめできません。

原料

ポリエチレン

ポリエステル

商品名

  • エアファイバー(エアウィーブ)
  • グリーンファイバー(ブレインスリープ)
  • Literie(リテリー)
  • ブレスエアー(東洋紡)
  • エアリー(アイリスオーヤマ)

硬さ

熱耐性

2-1-6. TPEのマットレストッパーの特徴

弾力性と通気性に優れているのが特徴です。

通気性が高い寝心地にしたいがファイバー素材は固めなので、あまり好まないと言う方に向いています。ただ、原材料費が高価なことからシングルサイズのパーであってもお値段が40,000円前後とかなり高めにはなります。

洗えることを訴求されている商品もありますが、TPE素材はかなり高重量のため、実際に洗うのはかなり大変です。

2-2. 厚みにより変わる寝心地改善具合

マットレストッパーの厚みは3~5cm前後になります。

種類 厚み 評価
マットレス
トッパー
3cm
  • 一般的なマットレストッパーの厚み
  • 分厚いパッドと同等のサポート性
  • これ一枚で寝るのはやや不十分
5cm
  • 厚めのマットレストッパー
  • 体圧分散改善◎
  • 体重30kg前後の子供ならこれで十分

厚みがあるほど体圧分散性を改善しやすくなりますが、その分、値段も高くなります。

そのため、あなたのマットレスの寝心地を改善するならどれくらいの厚みがあるべきなのかを考えなくてはなりません。

そのチェック方法として、仰向けに寝たときのフィット具合を確かめる方法があります。

もしあなたのマットレスに仰向けで寝たときに「背中の下に手がスポスポ入る」くらいでしたら5cmほどの分厚いマットレストッパーを選ぶようにしてください。一方、「背中の下に手が入るほどではないがスキマがあるように感じる」くらいでしたら3cmほどのマットレストッパーを選ぶようにしてください。

mattress-is-too-firm
敷寝具が悪いせいで腰が浮いている状態

2-3. 密度によって耐久性が変わる

安かろう悪かろうな商品を選ばないためのポイントです。

ウレタンフォームやファイバーの密度と耐久性の関係について知っておきましょう。

密度とは、体積に対しての重さ。つまり、その素材がぎっしり詰まっているか、スカスカなのかということです。スカスカのものがへたりやすいのはイメージしやすいかと思います。例えば、ウレタン製のトッパーなら、商品ページの仕様説明に「密度30D」などと記載があるはずなので、それを目安にあなたに必要な耐久性について考えましょう。以下のような評価になっています。

密度(kg/㎥) 耐久性の評価
高反発
ウレタン
低反発
ウレタン
高反発
ファイバー
20D以下 30D以下 35D以下
  • 数ヶ月~1年程度の耐用年数
  • 1万円をきる安価なマットレス向け
25D前後 35D前後 45D前後
  • 3~5年程度の耐用年数。
  • リーズナブルなマットレス向け
30D前後 40D前後 55D前後
  • 5~8年程度の耐用年数。
  • 国内・海外ブランドの有名マットレス向け
40D以上 50D以上 65D以上
  • 8年以上の耐用年数。
  • 高価で高品質なマットレス向け

高反発ウレタンフォームのものなら密度が30D前後あれば、ほとんどの人にとって十分です。

しかし、ウレタンフォームの耐用年数は、使用環境によっても左右されます。

特に、湿気の多い環境ではウレタンフォームはへたりやすくなります。そのため、マットレストッパーの上に直接に寝るのではなく、敷きパッドなどをその上に敷くことがおすすめされるわけなのです。

2-4. 生地素材によっても寝心地(蒸れ感)が変わる

中材だけでなく生地にもこだわりましょう。

特に、マットレストッパーの上にシーツ一枚だけ敷いて寝るような人には気をつけてもらいたいです。どのような素材が使われているかで寝心地が変わるからです。

素材 イメージ 柔らかさ 滑らかさ 吸湿性 放湿性 耐久性 洗濯性





綿
(コットン)
cotton1

(リネン)
linen1



(シルク)
silk1
羊毛
(ウール)
wool1




レーヨン layon1

ポリ
エステル
polyester1 -

ポイントとなるのは吸水性・吸湿性です。

人が寝るとき体温が下がります。これは脳と体を休めるための体温低下です。そのために人はコップ一杯分の汗をかきます。

6sleep-and-temperature
人は眠るときに体温が下がる

この発汗を促すために生地素材の吸水性・吸湿性が重要なのです。

ポリエステル100%のような生地ですと寝汗を吸収することができず、蒸れて寝苦しくなって、睡眠の質を下げてしまう恐れがあります。

こういった理由から、ポリエステルなどの化学繊維はダメで、綿や麻などの天然素材が良しとされているのです。

もちろん、敷きパッドなどをマットレストッパーの上に重ねるとなると、マットレストッパーの生地の影響は少なくなります(そのときはパッドの生地素材の影響が大きくなります)。が、こだわりたい人はぜひ素材についても考えるようにしてみてください。

2-5. 機能性加工で変わる快適性

ここでは、注目すべき機能性加工について解説します。最新のマットレストッパーでは、側生地に機能性加工を施すことで、清潔さと快適さを両立しています。以下のような加工が施されているタイプを選ぶと、使い勝手と寿命が向上します。

2-5-1. 吸水速乾加工

吸水速乾加工は、寝汗をすばやく生地表面に広げて拡散・蒸散させることで、寝床内の湿度と温度上昇を抑える技術です。低反発ウレタンや多層フォームのマットレストッパーは体への密着感が高く、どうしても熱がこもりやすい傾向がありますが、側生地に吸水速乾加工を採用することで、ベタつきやムレを大幅に軽減できます。夏場や湿潤な環境、寝汗の多い方には特に効果的です。

2-5-2. 抗菌防臭加工

抗菌防臭加工は、汗や皮脂由来のニオイの原因菌の増殖を抑えることで、就寝中の不快感と翌朝の匂い戻りを予防します。トッパーはカバーの変える頻度が高くても芯材自体は洗えない場合が多いため、側生地レベルでの抗菌防臭は衛生性の底上げに繋がります。

家族で同じ寝具を使う環境や、部屋干しが多い方、ペットと暮らしている方にもメリットがあります。選ぶ際は「抗菌活性値」「ISO試験準拠の表記」など、効果の根拠や耐洗濯性の表示があると安心です。肌が敏感な方は低刺激処方や繊維自体の高通気・速乾のものを選ぶと安心です。

2-5-3. 防ダニ加工

防ダニ加工は、ダニの侵入・繁殖を物理的(高密度織り・高目付けニット)または化学的(防ダニ剤付与)に抑制する設計です。アレルギー体質や小さなお子さま、ペットがいるご家庭では、トッパーの側生地に防ダニ性能があると寝具全体の清潔性がアップします。

薬剤不使用の高密度織りタイプは、肌への配慮と長期耐久性の両立が期待できます。選ぶ際は、「織密度」「通気度」「薬剤タイプ」「耐洗濯性」を比較してください。

防ダニでありつつ通気性が低すぎるとムレの原因になりますので、吸水速乾や通気設計との併用が理想的です。

2-5-4. 静電気防止加工

静電気防止加工は、乾燥する季節に発生しやすいパチパチ感を抑え、埃の付着や生地のまとわりつきを軽減します。静電気は寝返り時の不快感だけでなく、ハウスダストの再付着や髪・肌の乾燥感にも影響しますので、秋冬の快適性を重視する方にはおすすめのポイントです。

耐洗濯性や肌当たりの良さに配慮した仕様を選ぶと満足度が高くなります。併せて、寝室の湿度管理(相対湿度40〜60%を目安)や加湿器の活用も効果的です。

2-5-5. 防水透湿加工

防水透湿加工は、液体は通さず水蒸気は通す膜やコーティングを用いて、寝汗・飲み物・おねしょなどの浸み込みを防ぎつつ、ムレ感を抑える仕組みです。マットレストッパーの芯材は水洗い不可のことが多いため、プロテクターを上から重ねる使い方は衛生面と耐久性の両面で大きなメリットがあります。介護用や小さなお子さま、アレルギー対策でこまめに洗いたい方にも適しています。

ラミネート特有のシャカつきや蒸れが気になる方は、ニットやパイル表面×透湿膜裏貼りの静音タイプを選ぶと快適です。洗濯はネット使用・低温乾燥・陰干しが基本で、高温は膜劣化の原因になります。

通常のボックスシーツや防ダニカバーと重ねる場合は、順番を「トッパー → 防水透湿プロテクター → シーツ」の順にすることで、汚れブロックと肌触りの両立がしやすくなります。

2-6. その他、必要かどうか確認しておくべき点

2-6-1. 折りたたみ仕様だと収納しやすい

マットレストッパーにも折りたたみ仕様のものがあります。

二つ折り 三つ折り 四つ折り(均一型) 四つ折り(ソファ型) 五つ折り
画像 Mattress2Fold1 Mattress3Fold1 Mattress4Fold2 Mattress4Fold3 Mattress5Fold1
折りたたみベッド × × ×
コンパクト性
腰の違和感
ヘタリ復活
ソファ変形 ×

三つ折りマットレスには三つ折りトッパー、二つ折りマットレスには二つ折りトッパー、というように選ぶと収納が便利です。

なお、マットレスが一枚ものならトッパーも一枚ものがおすすめです。

というのも、折り目が腰や背中に当たって、違和感がでることがあるからです。必要性を感じないなら、折りたたみ機能は避けましょう。

4-folding-mattress
二つ折り・四つ折りは折り目を不快に感じやすい

2-6-2. 折りたたみバンドの有無

バンド付きだと、一枚ものでも折りたためます。

folding-kaimin-times-floor-mattress

もちろん、折りたたみ仕様のものほどカチッと折りたためません。

とはいえ、車中泊用にトッパーを車に運びたいなどの使い方をしたい方には、あると嬉しい仕様かと思います。

2-6-3. 固定バンドの有無

トッパーの四隅に固定バンドが付いているものがあります。

ゴムバンド

スカート バンドなし
bed-pad1 mattress-protector1 mattress-topper1

ただ正直、バンドはそこまで必要ないと私は考えています。

というのも、マットレストッパーを数万本販売してきた弊社の経験上「マットレスとトッパーがズレるという」クレームなどは聞いたことがないからです。

なので、固定バンドはなくても問題ありません。

3. おすすめのマットレストッパー9選

硬さ別におすすめのものを紹介していきます。

3-1. 普通くらいの硬さのマットレストッパー3選

3-1-1. エコラテエリート マットレストッパー

エコラテエリート マットレストッパー
エコラテエリート マットレストッパー
型・種類 レギュラー/トッパー
厚み 6cm
硬さ ふつう
加工/機能 なし
送料 無料
品質保証 3年
トライアル 60日
サイズ・重量 シングル: 98×195×6cm・約4kg、セミダブル: 118×195×6cm・約4.5kg、ダブル: 138×195×6cm・約5kg、クイーン: 158×195×6cm・約5.5kg
価格 シングル: 11,990円、セミダブル: 13,990円、ダブル: 15,990円、クイーン:17,990円
リンク 商品ページ
体圧分散性 反発弾性 通気性 吸放湿性 お手入れ

低価格マットレストッパーの決定版です。

寝心地がイマイチになってしまったマットレスの復活にお役立てください。費用をあまりかけずに寝心地対策がしたいならこちらがおすすめです。ウレタン密度32Dなので中期的使用に向いています。

3-1-2. セルプール スウィートドリーム

スウィートドリーム
>>スウィートドリーム
型・種類 高反発/トッパー
厚み 2.5cm
硬さ ふつう
加工/機能 調湿
送料 無料
品質保証 3年
トライアル なし
サイズ・重量 シングル: 約幅98×長さ195×厚さ2.5cm・約3.3kg、セミダブル: 約幅118×長さ195×厚さ2.5cm・約3.87kg、ダブル: 約幅138×長さ195×厚さ2.5cm・約4.3kg、クイーン: 約幅158×長さ195×厚さ2.5cm・約5.23kg
価格 シングル: 25,300円、セミダブル: 31,625円、ダブル: 37,950円、クイーン: 43,450円
リンク 商品ページ

体圧分散性 反発弾性 通気性 吸放湿性 お手入れ

反発弾性にすぐれたセルプールウレタンを使用したトッパー(ピロートップ)です。

厚みは2.5cmと控えめですが、高弾性ウレタンフォームにジャカード織りの豪華な生地をキルティングしているため、想像以上に寝心地改善に役立てられます。ウレタン密度50Dなので長持ちします。

3-1-3. ボディドクター ドクターパッド

ボディドクター ドクターパッド
型・種類 ラテックス/トッパー
厚み 2.5cm
硬さ ふつう
加工/機能 なし
送料 無料
品質保証 3年
トライアル なし
サイズ・重量 セミシングル: 83×191×2.5 cm・約4.5 kg、シングル: 97×195×2.5 cm・約5.5 kg、セミダブル: 120×195×2.5 cm・約7.0 kg、ダブル: 140×195×2.5 cm・約8.0 kg
価格 セミシングル: 30,800 円、シングル: 36,300 円、セミダブル: 50,600 円、ダブル: 58,300 円
リンク 商品ページ
体圧分散性 反発弾性 通気性 吸放湿性 お手入れ


天然100%のラテックスのマットレストッパーです。

ラテックス特有のもちっとした高弾力で寝心地を改善させられます。そして側生地が綿100%。かなりのこだわりです。ラテックスはムレやすさが気になる素材ですが、それをきちんと側生地で補えるよう設計されています。なお、トッパーなのにシングルサイズで重量が5.5kgとかなりの重さになりますが、それは高耐久である証拠です。

3-2. 硬めでおすすめのマットレストッパー3選

3-2-1. イケア ニッセホルム

イケア ニッセホルム
型・種類 高反発/トッパー
厚み 5cm
硬さ 硬め
加工/機能 なし
送料 玄関先渡し:4,500 円~
室内搬入:5,500 円~
品質保証 25年間
トライアル なし
サイズ・重量 シングル: 97×196×5 cm・約5.2 kg、セミダブル: 120×200×5 cm・約6.4 kg、ダブル: 140×200×5 cm・約6.1 kg、クイーン: 160×200×5 cm・約8.4 kg
価格 シングル: 10,990円、セミダブル: 12,990円、ダブル: 14,990円、クイーン: 16,990円
リンク 商品ページはこちら
体圧分散性 反発弾性 通気性 吸放湿性 お手入れ


イケアさんの硬めの低反発マットレストッパーです。

商品ページには高反発と記載されていますが、実際には、硬めの形状記憶系の低反発ウレタンフォームが使用されています。「マットレスの寝心地を硬めにしたいがフィット感が悪くなるのは避けたい」とお考えの方に向いています。

ガサガサ音がなるのが気になるとちらほらレビューで言及されているので、睡眠時の音に敏感な方は避けたほうがいいかもしれません。

3-2-2. ネルコンシェルジュ TPEトッパー

ネルコンシェルジュ TPEトッパー
型・種類 TPE/トッパー
厚み 4.2cm
硬さ 硬め
加工/機能 高通気
送料 無料
品質保証 なし
トライアル なし
サイズ・重量 シングル: 97×195×4.2 cm・約8 kg
価格 シングル: 19,990 円
リンク 商品ページはこちら
体圧分散性 反発弾性 通気性 吸放湿性 お手入れ


TPE素材を使用したマットレストッパーです。

ファイバー素材と同じく通気性はトップクラスです。新陳代謝の高い方や暑がりの方におすすめです。硬めではあるもののTPE素材は弾力性にも優れているので圧迫感が気になることは少ないかと思います。ただ重たいのが難点で、重量が推定で8kgほどになりますので、手入れができそうにない方は避けたほうがいいかもしれません。

3-2-3. RISE スリープオアシス

sleep-oasis
>>RISE スリープオアシス
型・種類 ファイバー/トッパー
厚み 5cm
硬さ 硬め
加工/機能 高通気
送料 無料
品質保証 3年
トライアル なし
サイズ・重量 シングル: 97×195×6cm・約7.7kg、セミダブル: 120×195×5cm・約9.4kg
価格 シングル: 26,400円、セミダブル: 38,489円
リンク 商品ページはこちら
体圧分散性 反発弾性 通気性 吸放湿性 お手入れ


RISEが販売しているファイバーマットレスです。

トッパーとしてはやや厚めですが高反発ファイバー素材のトッパーをお探しの方におすすめです。中材も側生地も丸洗い可能です。通気性と衛生面を重視されている方にぴったりの機能性です。

3-3. 柔らかめでおすすめのマットレストッパー3選

3-3-1. 低反発マットレストッパー ソフティNF

型・種類 低反発/トッパー
厚み 2.5cm
硬さ 柔らかめ
加工/機能 なし
送料 無料
品質保証 1年
トライアル なし
サイズ・重量 シングル: 97×195×2.5cm・約2.82kg、セミダブル: 120×195×2.5cm・約3.28kg、ダブル: 140×195×2.5cm・約3.82kg
価格 シングル: 5,990円、セミダブル: 6,990円、ダブル: 7,990円
リンク 商品ページはこちら
体圧分散性 反発弾性 通気性 吸放湿性 お手入れ




ニトリさんの低反発マットレストッパーです。

「とにかく低価格で柔らかめのマットレストッパーが必要だ」という方に向いています。低反発で厚みが2.5cmですので寝心地改善度はそこまで大きくはありませんが、やや圧迫感のある寝心地を解消する程度であればできるでしょう。何よりもコスト重視の方におすすめです。

3-3-2. トゥルースリーパー ライト3.5

型・種類 低反発/トッパー
厚み 3.5cm
硬さ 柔らかめ
加工/機能 なし
送料 無料
品質保証 1年
トライアル 60日
サイズ・重量 シングル: 97×195×3.5cm・約3.2 kg、セミダブル: 120×195×3.5cm・約3.9 kg、ダブル: 140×195×3.5cm・約4.6 kg
価格 シングル: 20,570円、セミダブル: 23,760円、ダブル: 26,840円
リンク 商品ページはこちら
体圧分散性 反発弾性 通気性 吸放湿性 お手入れ




トゥルースリーパーさんの薄めの低反発マットレストッパーです。

ニトリさんのものよりも1cm分厚くなっています。その分値段が高くはなっていますが、寝心地を改善できる幅も広くなっています。硬めのマットレスであっても圧迫感を大きく減らして、寝心地を柔らかめにすることが期待できます。予算がある程度ある方におすすめです。

3-3-3. テンピュール トッパー 3.5cm

型・種類 低反発/トッパー
厚み 3.5cm
硬さ やや柔らかめ
側生地 なし
送料 無料
品質保証 なし
トライアル なし
サイズ・重量 シングル: 97×195×3.5cm、セミダブル: 120×195×3.5cm、ダブル: 140×195×3.5cm
価格 シングル: 57,090円、セミダブル: 71,940円、ダブル: 81,840円
リンク 商品ページ

体圧分散性 反発弾性 通気性 吸放湿性 お手入れ




テンピュールの低反発ウレタンフォームマットレストッパーです。

テンピュールの低反発は柔らかすぎることがありませんし、また、厚み3.5cmのトッパーであれば腰が沈み込みすぎることも、寝返りがしにくくなることも少ないです。風合いが気になる方は、一度、ショールームに触りに行かれることをおすすめします。

4. マットレストッパーのお手入れ方法

マットレストッパーは、素材が柔らかく湿気を吸収しやすい分、使い方や手入れ次第で寿命が大きく変わる寝具です。正しいケアを続けることで、へたりにくく、通気性や体圧分散性を長期間キープすることができます。

ここでは、日常のお手入れから湿気対策・保管まで、長持ちさせるための具体的な方法を紹介します。

4-1. 日常のケアで湿気を溜めない

マットレストッパーは寝ている間に汗を吸収し、内部に湿気がこもりやすくなります。そのため、週に1回程度は陰干しを行い、風通しを確保することが大切です。

特にウレタンフォーム素材の場合は、直射日光に当てると硬化や変色の原因になるため、窓際やベランダの日陰など、風が抜ける場所で2〜3時間程度乾かすのが理想的です。

また、就寝後すぐに掛け布団を戻さず、朝のうちにトッパーを軽く立て掛けるだけでも湿気を逃がせます。この「寝具換気」を習慣化することで、カビや臭いの発生を防ぎ、通気性を保てるでしょう。

4-2. カバーやパッドを活用して汚れを防ぐ

マットレストッパーを直接使用すると、汗や皮脂が素材に染み込みやすくなります。そのため、シーツやベッドパッドを必ず併用することが長持ちの基本です。

特に、テンセル®やコットン混の側生地素材を採用したカバーは、吸湿性と肌触りの両方に優れ、蒸れを防ぎながら清潔に保てます。取り外し可能なカバー付きタイプであれば、月に1回程度の洗濯で衛生的に使えます。

また、汗をかきやすい夏場は、速乾性や抗菌防臭加工のあるシーツを重ねるとさらに効果的です。

4-3. 定期的なローテーションでへたりを防ぐ

同じ部分に体重がかかり続けると、内部のウレタンが潰れてへたりや凹みが起きやすくなります。これを防ぐには、1〜2か月に一度のローテーションが有効です。

上下を入れ替えたり、裏表を反転させることで、圧力を均等に分散できます。これにより、反発力の低下を防ぎ、耐用年数(約5〜8年)を延ばすことができます。

また、長期間同じ面を使用していると、体圧分散性が損なわれて寝姿勢にも影響するため、定期的な入れ替えは快眠のためにも欠かせません。

4-4. 湿気・カビ対策で寿命を延ばす

日本の高湿度環境では、除湿対策がマットレストッパーの耐久性を左右します。特に床に直敷きする場合、裏面に湿気がこもりやすいため注意が必要です。

「除湿シートやすのこベッドの併用」は、底面の通気を確保する効果的な方法です。梅雨や夏の時期は、サーキュレーターや除湿機で送風乾燥を行うと、内部までしっかり乾かせます。

また、使用していない間も油断は禁物です。シーズンオフにはしっかり乾燥させ、通気性の良い布袋や不織布ケースに収納することで、カビ・ダニの発生を防ぎ、清潔な状態を維持できます。

最後に

ご紹介の知識とコツであなたが良いトッパーをお選びになれていると幸いです。

とはいえ、もしあなたのマットレスが相当へたっているのなら、トッパーでマットレスを延命するよりもやはりマットレスを買い換えることをおすすめします。以下のページで寝心地が素晴らしいマットレスを選ぶためのポイント(体圧分散性、弾力性、耐久性など)とおすすめのブランドについて徹底的に解説しているので、是非あわせてご参考にしてください。

関連記事:【2025年最新】快眠マットレスおすすめ17選&専門家が選ぶおすすめと失敗しないポイント

なお、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
- 選び方編
○【2025年最新】快眠マットレスおすすめ17選&専門家が選ぶおすすめと失敗しないポイント
○敷布団とマットレスの違いと選び方|併用・重ね使いも徹底比較
○【保存版】マットレスの選び方|寝方・体型・硬さ・素材から最適な1枚を見つける
○マットレスの種類完全ガイド|特徴、構造、向き不向きを徹底解説
○低反発 高反発マットレスの違いを徹底比較|あなたに合うのはどっち?
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○通気性の良いマットレスの選び方|素材・構造・加工別に徹底比較
- 使い方編
○【マットレスの正しい使い方】敷き方・パットの順番・必要アイテムとは?
○マットレスの上に布団はNG?理由と代替策を専門家が解説
○マットレスのダニ対策完全ガイド|退治・除去・予防まで徹底解説
○マットレスにカビが生えた時の対処法と予防法|健康被害や買い替え判断も解説
○ベッド・マットレスがずれる?それなら滑り止め対策を
○マットレスの寿命と買い替え時の見極め方|長持ちさせるコツも解説
○マットレスの処分方法7選|スプリング入りやノンコイルも対応

よくある質問

Q1. マットレストッパーとベッドパッドの違いは?

A. 目的と構造が異なります。ベッドパッドは、主に寝汗の吸収や温度調整を目的とした薄手の寝具で、マットレスを汚れから守る「保護・衛生」アイテムです。

一方でマットレストッパーは、寝心地の改善や体圧分散性の向上を目的としており、硬すぎる・柔らかすぎるマットレスの寝姿勢バランスを補正する役割を持っています。つまり、ベッドパッドは「清潔・快適性」、トッパーは「寝心地・サポート性」を高めるもの。どちらも併用することで、より理想的な睡眠環境が整います。

Q2. マットレストッパーの寿命は?

A. 一般的な耐用年数は3〜8年程度です。ただし、素材や密度によって大きく差が出ます。特にウレタンフォーム系の場合は、密度(D値)が30D以上の高密度・高弾性タイプを選ぶと、10年前後快適に使い続けることも可能です。

また、湿気や直射日光を避け、定期的なローテーションを行うことで、へたりを防ぎ反発力を長持ちさせることができます。

Q3. マットレストッパーは洗えますか?

A. 素材によって異なります。ファイバー素材(ポリエチレン系)なら通気性が高く、水洗いも可能です。一方で、ウレタンフォームやラテックス素材は水に弱く、内部まで乾かないとカビの原因になります。

そのため、洗えるカバーを使用し、定期的に取り外して洗濯するのが最も安全な方法です。湿気が気になる季節は、陰干しや除湿シートで清潔を保ちましょう。

Q4. 腰痛対策になる?

A. はい、マットレストッパーは腰痛対策に効果的です。体圧分散性の高いトッパーを使用することで、寝ている間に腰や肩など一部に集中しやすい圧力を均等に分散し、筋肉や関節への負担を軽減します。

特に高反発タイプや高弾性ウレタン素材のトッパーは、寝姿勢を自然に保ちながら、沈み込みすぎず支える理想的なバランスを実現します。結果として、腰への負担を和らげ、朝の腰の違和感や疲労感を軽減する効果が期待できます。

商品を絞り込む
種類
お悩み
機能性
季節
シーン
素材
価格
-
絞り込み結果:
絞り込む