マットレス

マットレスの価格相場は?ケース別に妥当な値段はいくらか

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。価格以外の観点からも網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。

こんにちは、加賀照虎です。

マットレスって数千円から数十万円まで、価格の差が激しいですよね。

もちろん、値付けには理由があります。

しかし、業界外の人からすると、

  • 「なんでこんな値段が違うんだろう」
  • 「一般的なマットレスの相場っていくらくらいなんだろう」

などと疑問に感じることと思います。

そこで本日は、

  • マットレスの価格相場
  • 価格を左右する7つの要素
  • 別途かかる費用
  • おすすめの予算配分

などについて解説します。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. 1人用シングルサイズマットレスの価格相場

まずそもそも、マットレスは以下の7つの種類のものが一般的です。

種類イメージ体圧分散反発弾性 横揺れ  通気性 お手入れ










高反発ウレタン
フォーム
high-resiilience-foam
ラテックスlatex-foam
TPEポリマーTPE-polymer

一般ウレタン
フォーム
regular-foam
ファイバーair-fiber×


低反発ウレタン
フォーム
memory-foam
繊維わたpolyester-fiber




ハイブリッド3-layers-hybrid-mattress


ボンネルコイルbonnel-coil
ポケットコイルpocket-coil
※コイルスプリングマットレスの体圧分散性はコイルの上の詰めもの(ウレタンフォーム やわたなど)の量と品質により大きく左右され、単体での評価が不可能なため「 – 」としています。また、それぞれ加工・品質により△が◯になったり、◎が◯になることがあります。

が、すべての種類がおすすめできるわけではありません。

そこで、私がおすすめしている高反発ウレタンフォーム、高弾性ウレタンフォーム、ラテックス、ポケットコイルの4つのマットレスに絞って価格相場を解説していきます(チャート内の値段はシングルサイズ想定です)。

種類低価格品中価格品高価格品
一般ウレタンregular-foam2万円4万円
高弾性ウレタンhigh-resiilience-foam6万円10万円
ラテックスlatex-foam10万円
ハイブリッド3-layers-hybrid-mattress3万円6万円10万円
ポケットコイルpocket-coil3万円8万円12万円

高弾性ウレタンフォームというのは高反発ウレタンフォームの上位互換的存在のものです。

そのため、高反発ウレタンフォームのマットレスで高価格なものはほとんどないにもかかわらず、高弾性ウレタンフォームでは存在しているのです。

ラテックスマットレス(天然100%のもの)は原料自体が高価なため、そもそも低価格品や中価格品がありませんし、ポケットコイルマットレスは構造が複雑で重くて大きいためどうしても価格が高くなってしまいます(詳細は後述)。

参考までにそれぞれの寝心地の特徴を列記すると下記のようになります。

  • 高反発ウレタン:やや硬めでしっかりした寝心地。サポート性十分で寝姿勢が崩れにくい。通気性は良くないのでパッドの併用必須。軽くて扱いやすい。安価。
  • 高弾性ウレタン:柔軟性がありフィット感が高いながらも反発弾性も高いので寝姿勢が崩れにくく、寝返りがしやすい。通気性はそこそこ。高反発ウレタンよりやや重くやや高価。
  • ラテックス:高弾性ウレタンと似ていてフィット・サポートのバランスが良い。天然素材のためエコだが高価。密度が高くかなり重いがその分耐久性に優れる。
  • ハイブリッド:素材の組み合わせ次第で寝心地が変わるが、基本的には長所を引き立たせて短所を抑える設計のため寝心地・使い勝手のバランスが良いものが多い。
  • ポケットコイル:ノンコイル素材が受け止めた体をバネの力で柔軟にサポートする寝心地。点で支える構造のため横揺れしにくく、軋み音も少ないのでコイルならポケット一択。

なお、二人用のクイーンサイズなら横幅のサイズが1.6倍なので、多くのマットレスで価格がそのまま1.6倍になります。

ただ、このように説明をされてもあまりしっくり来ないかと思います。やや抽象的ですよね。とはいえ、結論、マットレスの価格を左右する要素は7つです。これが全てです。これらについて次章でより具体的に解説していきます。

※高反発ファイバーやボンネルコイルマットレスがおすすめできない理由については下記のページで解説しているので、「高反発ファイバーマットレスを買おうとしてたのに…」などと気になる方はあわせてご参考にしてください。 関連記事

2. マットレスの価格を左右する7つの要素

それぞれ順に説明していきます。

①素材の種類(合成or天然・コイルの有無)

高反発や高弾性などのウレタンフォームは化学原料です。

原料コストは年々上がってはいるものの、ラテックスの原料ほどではありません。

ウレタンフォームの原料価格の推移チャート

ラテックスフォームの原料はゴムの木から採取される天然素材ですので、採取にかなりの時間と手間がかかります。

そのため、ラテックスは高価なのです。

なお、ラテックスには合成ラテックスなどのような純度が低いものがあり、価格こそ低くなりますが耐久性や弾力性まで落ちてしまうのでおすすめできません。

種類天然ゴム保有量耐久性 ニオイ 価格 
合成ラテックス80%未満
天然ラテックス80~99%
天然ラテックス100%100%

また、コイルの有無でも値段は変わります。

というのも、コイルマットレスはコイルに加えて、ウレタンフォームやわた、不織布、フェルトなどなど部材が多くなりますし、製造がより複雑になるからです。そのため、コイルマットレスはノンコイルマットレスよりもさらに高価になっているのです。

②原料の量(厚さとサイズ・密度)

使用する原料の量が増えれば増えるほど価格も高くなります。

そのため、一人用のシングルサイズのマットレスよりも二人用のクイーンサイズマットレスのほうが高くなります。

また、10cmの床置きマットレスよりも20cmのベッドマットレスのほうが高くなります。

名称幅寸法イメージ寝室目安用途
セミシングル80cmmattress-semi-single-size14畳1人(子供・小柄な方)
シングル97cmmattress-single-size14畳1人(中柄な方)
セミダブル120cmmattress-semi-double-size16畳1人(大柄な方)
ダブル140cmmattress-double-size18畳1~2人(小柄な方2人)
クイーン160cmmattress-queen-size18畳2人(中柄な方)
キング180cmmattress-king-size110畳2人(大柄な方)
種類イメージ厚み評価
マットレス
トッパー
mattress-topper33cm
  • 一般的なマットレストッパーの厚み
  • 分厚いパッドと同等のサポート性
  • これ一枚で寝るのはやや不十分
5cm
  • 厚めのマットレストッパー
  • 体圧分散改善◎
  • 体重30kg前後の子供ならこれで十分
敷布団/
ノンコイル
薄型
マットレス
thin-non-coil-mattress37cm
  • やや薄めの敷布団などの厚み
  • 体重60kg前後の人向き
  • 横向き寝だと底つき感の心配あり
10cm
  • 敷布団・床置きマットレスの厚み
  • 体重80kg前後人向き
  • 折り畳んだり、収納できる限度の厚み
ノンコイル
ベッド
マットレス
thick-non-coil-mattress315cm
  • 体重の重い人でも快適に寝られる厚み
  • 折り畳んだり収納するのは困難
  • ベッドでの使用に向いている
20cm
  • 分厚いノンコイルマットレスの厚み
  • 薄めのコイルマットレスの厚み
  • コイルの上の詰めものが不十分なことがある
コイル
スプリング
ベッド
マットレス
coil-mattress325cm
  • 標準的なコイルマットレスの厚み
  • シングルサイズでも20kg以上の重さになる
35cm
  • ベッドマットレスとしては分厚い部類
  • 両面仕様のものが大半
  • ものによっては厚すぎることも

ただ、あまり知られていないのが、ウレタンフォームやラテックス自体の密度です。

密度とは体積に対する重量です。つまり、同じ大きさでも中身がスカスカなものは原料が少ないため安価なのです。

また、密度は耐久性とも相関しており、低密度のスカスカのものはへたりやすく、高密度のしっかりしたものは丈夫になります。

例えば、ウレタンフォームが使用されているマットレスなら商品資料などに「密度30D」などと記載されているのでしっかり確認するようにしましょう。

密度(kg/㎥)耐久性の評価
高反発ウレタン低反発ウレタン高反発ファイバー
20D以下30D以下35D以下
  • 数ヶ月~1年程度の耐用年数
  • 1万円をきる安価なマットレス向け
25D前後35D前後45D前後
  • 3~5年程度の耐用年数。
  • リーズナブルなマットレス向け
30D前後40D前後55D前後
  • 5~8年程度の耐用年数。
  • 国内・海外ブランドの有名マットレス向け
40D以上50D以上65D以上
  • 8年以上の耐用年数。
  • 高価で高品質なマットレス向け

③コイルの品質と数

コイルスプリングの線材の品質は、品質表示ラベルの「コイルスプリングの材料と種類」を見るとわかります。

ポイントは、線材の種類、炭素保有量、マンガン保有量です。

quality-of-coil-spring
コイルスプリングの品質表示の見方

硬鋼線よりピアノ線のほうが品質、耐久性、価格ともに高くなりますし、②の数値が高いもののほうが同じようにそれらが高くなります。

耐久性については下記の数値を目安にお考えください。

線材の種類炭素保有量値耐用年数の目安
ピアノ線SWRS77~9210年前後
硬鋼線SWRH82
72~776~7年前後
62~673~4年前後
【注意】大変残念なことに、平成29年3月30日よりスプリングマットレスの品質表示法の改定があり、表示内容が大幅に簡素化されることになりました。
今後はこのような表示内容になるため、品表ラベルを見てスプリングの数、大きさ、材料の種類、品質などを知ることができなくってしまいました。とはいえ、メーカーも販売店も今まで通り上記のスペックを参考に売買をしているので、あなたが店頭でマットレスの線材と品質を質問すれば教えてくれるでしょう。優れた一品を選び抜くため使える知識ですので、品質表示に記載はされていないとしても、知っておくに越したことはありません。

また、コイルの数が多いとその分使用する原料が多くなるので価格が上がります。

しかし、これについては注意が必要です。というのも、コイルの数が増えても寝心地はあまり大きく変わらないからです。「価格が高くなればそれがそのまま直接的に他の要素(耐久性)に恩恵がある」ようなウレタンフォームの密度やコイルの品質などとは異なり、見かけ倒しの価格上昇要因であることが多いのです。

※「コイルの数が多いポケットコイルマットレスを購入しようかな」と考えたいた方は、こちらのページで上手な選び方について解説しているのでご参考にしてください。 関連記事

④コイルの上の詰めものの素材と品質

ポケットコイルマットレスというと、コイルのことばかり考えられてしまいがちです。

が、コイルの上の詰めもの(ウレタンフォームやわたなど)の素材や品質で寝心地や価格が大きく変わるので覚えておきましょう。

polyurethane-foams-on-the-coil-are-important
コイルの上の詰め物が寝心地を大きく左右する

詰めものが少ないものだと安価になります。

しかし、その分寝心地は悪くなりますし、低品質・低密度のウレタンフォームだと同じく安価になりますが耐久性が低くなります。

また、詰めもののわたがただのポリエステルなのか、それとも防ダニ加工などがされているかでも価格は変わります。

それこそ高級ベッドマットレスともなると機能にすぐれた羊毛わたが使用されていたりします。

素材イメージ柔らかさ滑らかさ 吸湿性  放湿性  耐久性  洗濯性 





綿
(コットン)
cotton1

(リネン)
linen1



(シルク)
silk1
羊毛
(ウール)
wool1




レーヨンlayon1

ポリ
エステル
polyester1

体に近い部分だけあって寝心地に大きく影響してきますので、価格に見合った品質か見落とさないように確認しましょう。

⑤配送料

中価格帯以上のコイルマットレスの価格を押し上げているのが配送料です。

ノンコイルマットレスは圧縮梱包でコンパクトにできるため配送料を抑えられる一方、コイルマットレスは圧縮をせずに大きくて重たいまま運ぶので日本国内の配送料が1台につき2万円前後もかかってしまうことになります。さらに、設置までしてもらうとなると1万円前後の費用が追加でかかります。

delivery-cost-in-japan
運賃表(引用:佐川急便

(※三辺の長さを合計して送料を算出するので、97×195×25cmのマットレスなら350のサイズに相当。)

低価格の量産向けのコイルマットレスであれば圧縮仕様で販売されているのでノンコイルマットレスと比べてもやや高いくらいなのですが、中価格帯以上のものとなると圧縮不可能なこともあるため急にトータルの価格が高くなってしまうのです。

⑥製造国

これは言わずもがなですね。

各国の人件費が異なるため、製造国によって価格が変わります。

中国の人件費が高騰しているといっても、それでもこの産業においては日本の半分くらいの水準ですので、やはり中国製は安いです。さらに、サプライチェーンが出来上がっているのも中国の強みです。以前、中国よりもさらに人件費の安いベトナムの工場に見積もりをとったところ、中国のそれと同じでした(ベトナムとの経済連携協定により輸入関税がないにもかかわらず)。どういうことかというと、例えば、ベトナムでマットレスを作ろうとしても良い生地工場がないため生地は中国から輸入することになり、そのため関税や時間がかかるため結果的に価格が高くなってしまうのです。

なお、日本製マットレスといっても最後の工程が日本で行われたから「日本製」になっているだけで、製造はほとんど中国で行われているものも少なくありません。もちろん、弊社の商品にもこの手のものはありますが、「日本製」として高く売ろうとしているわけではなく良いものが安く作れるからそうしているだけのことです。そのため、商品ページには「日本製(ウレタンフォーム:オーストリア製, 側生地:中国製)などのような書き方をしています。

⑦研究開発費・広告宣伝費

これはメーカーごとのスタンスだと考えるとよいでしょう。

「マットレスなんて代わり映えのしない商品で何が研究開発だ」と思われるかもしれませんが、弊社の場合でも取り扱いが手軽になるファスナーの構造を考案して実用新案を取得するのに数十万円かけたり、取得の前の事前調査やらなんだに数万円投資することもあります。他にも、睡眠にかかわる学会に社員総出で参加したりすると結構な出費になります。企業によっては自前の研究施設を取り揃えているところもあるほどです。


3. マットレス購入に別途かかる費用

マットレスを購入するとなると、マットレス以外にも付属で必要なものが出てきます。

これらを含めて予算を考えることをおすすめします。

ベッドシーツやパッドなど

マットレスを買うとなると、ベッドシーツやパッドなども買い揃える必要があります。

汚れ対策などから絶対に必要です。

 敷きパッドベッドパッドベッドシーツトッパープロテクター
画像shiki-pad1bed-pad1bed-sheet1mattress-topper1mattress-protector1
役割
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • マットレスの汚れ防止
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • おしゃれ
  • 体圧分散改善
  • マットレスの
    汚れ防止
厚み1~2cm前後3~4cm前後5mm前後3~5cm5mm前後
温湿度調整×
汚れ防止
洗濯×
体圧分散性××

マットレスを購入する予算の20%くらいを割かれることをおすすめします。

「そんなにお金かけるの?」と思われるかもしれませんが、マットレスよりも体の近くで使うものなので費用対効果は感じられるはずです。

もちろん、これらは全て必要なわけではありません。あなたのニーズに合わせて買い揃えましょう。

下記のページでおすすめの組み合わせなど紹介しているのでぜひご参考にしてください。

関連記事

ベッドフレーム

床置きマットレスならまだしも、ベッドマットレスを購入するなら当然ベッドフレームが必要になります。





ローベッドフロアベッドステージベッド脚付きベッドスチールベッドパレットベッド
low-bed1Floor-BedStage-Bedbed-with-legs1steel-bed1pallet-bed1




引き出し収納付きベッドチェストベッド跳ね上げ式ベッドロフトベッド  
bed-with-drawer1chest-bed1flip-up-bed1loft-bed1  



ソファベッド脚付きマットレスベッド折り畳みベッド電動ベッド床置きすのこ畳ベッド
sofa-bed1mattress-bed1foldable-bed1movable-bed1sunoko1tatami-bed1





ダブルクッションベッドウッドスプリングベッドマルチポイントベッド   
double-cushion-bed1wood-spring-bed1multi-point-bed1   





連結ベッド二段ベッド親子ベッドシステムベッド  
connect-bed1bunk-bed1parent-and-child-bed1system-bed1   

低価格のものでも2万円くらいから予算は考えておいたほうがいいですし、ベッド下に引き出しが付いていたりすると5万円前後、跳ね上げ式ベッドだと8万円前後、革張りでブランドのかっこいいものなら少なくとも10万円前後、、、とベッドフレームの価格もいろいろです。

とはいえ、ギシギシ軋むような粗悪品ならともかく、ベッドフレームで寝心地変わることはないので、どちらに予算配分を優先するべきかと問われれば、私は当然マットレスに予算を多く割り当てることをおすすめします。


4. おすすめの予算分配

最後に、予算配分についてです。

予算別におすすめの配分を紹介していきます。

予算が3万円のケース

予算が限られる場合です。

このような場合、ベッドフレームやシーツはなしで結構です。

  • ベッド:なし
  • マットレス:20,000円
  • パッド:5,000円
  • シーツ:なし
  • 枕:5,000円

高反発の三つ折りマットレスを床に置いて使いましょう。

敷きパッドを敷けば汚れ対策としては十分です。ただ、カビを生やさないように手入れはしっかり行いましょう。

How-to-air-mattress
マットレスを壁に立てかけて干す

予算が5万円のケース

ある程度予算がある場合です。

上記の状態に、ベッドとシーツを買い足します。

  • ベッド:15,000円
  • マットレス:20,000円
  • パッド:5,000円
  • シーツ:5,000円
  • 枕:5,000円

寝心地は変わりません。

が、ベッドの上なので睡眠環境が良くなります。

ホコリっぽさなどがなくなります。また、手入れの手間もだいぶ楽になります。

予算が10万円のケース

さらに予算が増えた場合です。

マットレスとベッドをアップグレードさせましょう。

  • ベッド:35,000円
  • マットレス:50,000円
  • パッド:5,000円
  • シーツ:5,000円
  • 枕:5,000円

寝心地は文句ないレベルになります。

また、ベッドもしっかりした作りのものを選べられます。

寝具屋の人間としては、これくらいの予算を組んで「良い睡眠環境」を作ってもらいたいと考えています。

予算が20万円のケース

潤沢に予算がある場合です。

まずはベッドとマットレスをアップグレードさせます。

  • ベッド:60,000円
  • マットレス:90,000円
  • パッド:15,000円
  • シーツ:25,000円
  • 枕:10,000円

そして、ベッドパッドを羊毛などの吸放湿性のあるものにします。

さらに、ベッドシーツを超長綿もしくはシルクなどにします。直接肌に触れるシーツは寝心地を分かりやすく激変させます。私自身、エジプト超長綿のシーツ(とカバー)を使っていますが、本当にうっとりする肌心地で快適です。

分類繊維長(mm)代表的品種
短繊維綿20.6未満デシ綿
中繊維綿20.6~25.4パキスタン綿
中長繊維綿26.2~27.8アップランド綿
長繊維綿28.6~33.3スーダン綿
超長繊維綿34.9以上海島綿、スーピマ綿など

睡眠環境にこだわりたい人向けですね。


最後に

マットレスの価格相場に加えて、寝具一式を揃えるのに大体いくらになるのかイメージする一助になっていれば幸いです。

なお、以下のページで寝心地が素晴らしいマットレスを選ぶためのポイント(体圧分散性、弾力性、耐久性など)とおすすめのブランドについて徹底的に解説しているので、是非あわせてご参考にしてください。

関連記事

 

また、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
 – 選び方編
○マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
 – 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
○マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法
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○賢い節約術!マットレスの処分方法を考えるべき順序

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最高のマットレス

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