マットレス

マットレスの厚みが10cmで大丈夫か判断する目安

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。薄型サイズだけでなくその他のスペックからも網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。

「マットレスの厚みが10cmだと、サポート性に不安がある…」

私も昔はそう思っていました。

ただ、大多数の人にとって、厚みは10cmもあれば十分なのです。

40cmもの分厚いマットレスがあることも考えると、かなり意外に思われるかもしれません。

ということで本日は「マットレスの厚みが10cmで大丈夫か判断する目安」についてご紹介します。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. マットレスの厚みが10cmで底つき感があるかは体重をベースに考えること

マットレスの厚みが十分か否かは、使用者の体重をもとに考えられます。

マットレスの厚みが10cmもあれば、体重80kg前後の方でも問題なく使えることがほとんどです。

以下、体重別の必要最低限のマットレスの厚さです。

使用者の体重必要最低限の厚さ
ウレタンフォームファイバー
30kg5cm3cm
60kg7cm5cm
80kg10cm7cm
100kg13cm10cm

もちろん、体全体に筋肉のある80kgと、お腹周りに贅肉のついた80kgとでは、状況が異なるのは言うまでもありませんが、大枠としてはこのようになります。

それではもし、体重100kgの人が厚み10cmのマットレスで寝るとどうなるかと言うと、腰の辺りでマットレスのサポート性が足りずに腰が床につくように感じられます(底つき感)。

これは特に、横向きに寝ているときに感じられやすいです。

 底つき感のイメージ
仰向け底つき感_仰向け
横向き底つき感_横向き

こういった背景から、マットレスの厚みは使用者の体重を元に考える必要があるのです。

そして、多くの日本人が体重80kg以下であることから、マットレスの厚みがさまざまある中でも10cmあれば大多数の人にとって十分なのだと言えるのです。

種類イメージ厚み評価
マットレス
トッパー
mattress-topper33cm
  • 一般的なマットレストッパーの厚み
  • 分厚いパッドと同等のサポート性
  • これ一枚で寝るのはやや不十分
5cm
  • 厚めのマットレストッパー
  • 体圧分散改善◎
  • 体重30kg前後の子供ならこれで十分
敷布団/
ノンコイル
薄型
マットレス
thin-non-coil-mattress37cm
  • やや薄めの敷布団などの厚み
  • 体重60kg前後の人向き
  • 横向き寝だと底つき感の心配あり
10cm
  • 敷布団・床置きマットレスの厚み
  • 体重80kg前後人向き
  • 折り畳んだり、収納できる限度の厚み
ノンコイル
ベッド
マットレス
thick-non-coil-mattress315cm
  • 体重の重い人でも快適に寝られる厚み
  • 折り畳んだり収納するのは困難
  • ベッドでの使用に向いている
20cm
  • 分厚いノンコイルマットレスの厚み
  • 薄めのコイルマットレスの厚み
  • コイルの上の詰めものが不十分なことがある
コイル
スプリング
ベッド
マットレス
coil-mattress325cm
  • 標準的なコイルマットレスの厚み
  • シングルサイズでも20kg以上の重さになる
35cm
  • ベッドマットレスとしては分厚い部類
  • 両面仕様のものが大半
  • ものによっては厚すぎることも

1-1. 低反発で柔らかいマットレスは例外

ただ、柔らかめの低反発ウレタンフォームのマットレスとなると、やや話が変わります。

種類イメージ体圧分散反発弾性 横揺れ  通気性 お手入れ






高弾性ウレタンhigh-resiilience-foam
ラテックスlatex-foam


高反発ウレタンregular-foam
高反発ファイバーair-fiber


低反発ウレタンmemory-foam
繊維わたpolyester-fiber




ハイブリッド3-layers-hybrid-mattress


ボンネルコイルbonnel-coil
ポケットコイルpocket-coil
※コイルスプリングマットレスの体圧分散性はコイルの上の詰めもの(ウレタンフォーム やわたなど)の量と品質により大きく左右され、単体での評価が不可能なため「 – 」としています。また、それぞれ加工・品質により△が◯になったり、◎が◯になることがあります。

というのも、柔らかくて沈み込みやすい分、底つきしやすいからです。

特に、マットレスの厚みが10cmで、10cmの部分全てが低反発ウレタンフォームで構成されているものだと、体重80kgの人にとってサポート性が十分でなくなる可能性があるからです。

ただ、例えば、量販店でたまに見かける商品のように、一層目に2cmの低反発、二層目に8cmの高反発というような多層構造のものであれば、最初にご紹介した目安から少し割り引いて考えるくらいで問題ないかと思います。

a-mattress-with-memory-foam-and-high-resilience-foam
1層目が柔らかいマットレスの例

ただどちらにせよ、厚みが10cm前後の低反発ウレタンマットレスを買うのであれば、購入前にしっかり試し寝をして、底つき感がないか確認するのが無難です。

1-2. ウレタンフォームの密度(耐久性)も大切

なお、マットレスの厚みが10cmであっても、へたってしまったら底つき感が出てきます。

マットレスの耐久性 = ウレタンフォームの密度、です。

スカスカのウレタンフォームで作られた密度の低いマットレスは長持ちしません。マットレスの耐久性については下のようになります。

ウレタン密度(kg/㎥)耐久性の評価
高反発低反発
20D以下30D以下
  • 数ヶ月~1年程度の耐用年数。
  • 1万円をきる安価なマットレスに使用される。
25D前後35D前後
  • 3~5年程度の耐用年数。
  • リーズナブルなマットレスに使用される。
30D前後40D前後
  • 5~8年程度の耐用年数。
  • 国内・海外ブランドの有名マットレスに使用される。
40D以上50D以上
  • 8年以上の耐用年数。
  • 高価で高品質なマットレスに使用される。

検討しているマットレスの密度が、あなたの期待通りの耐久性となるかを判断軸にしましょう。


2. 厚み10cm前後でおすすめのマットレス

それでは次に、厚みが10cmのマットレスでおすすめのものを紹介しつつ、それを実例に購入前に考えるべき点を一緒に解説します。

エコラテエリート 三つ折りマットレス

エコラテ エリート 三つ折りマットレス
エコラテ エリート 三つ折りマットレス
型・種類ノンコイル薄型/高反発ウレタンフォームマットレス
厚み10cm
硬さふつう~やや硬め
送料無料
品質保証3年
トライアル60日
サイズ・重量シングル: 98×195×10cm・約7kg、セミダブル: 118×195×10cm・約8kg、ダブル: 138×195×10cm・約9kg、クイーン: 158×195×10cm・約10kg
価格シングル: 19,990円、セミダブル: 22,990円、ダブル: 26,990円、クイーン: 29,990円
リンク商品ページ

体圧分散性

反発弾性

通気性

吸放湿性

お手入れ

自社製品の紹介となり恐縮ですが、厚みが10cmの三つ折り仕様の高反発ウレタンマットレスです。

商品の概要についてはブランドページを見ていただければ分かると思うので、ここでは細かい点について補足します。

まず、このマットレスは高反発ウレタンフォームでのみ作られているものなのですが、ウレタンフォームの表面に凸凹プロファイル加工がされています。そして大事な点は、こういった凸凹プロファイル加工がされているものは、上記の低反発のところで説明したように、凸凹の部分が柔らかくなっているため、厚みを多少割り引いて考える必要があるということです。

二層構造凸凹プロファイル7ゾーンプロファイル
2-layers-surfaceprofile-surface7-zones-profile-surface
波型カットデクビトスカットピンホール加工
horizon-cut-surfacedecubitus-cut-surfacepin-hole

なお、こちらのマットレスはそれを考慮して、やや硬めのウレタンフォームを採用しているので、体重80kgの人でも底つき感がないように配慮しています。

ただ、その反面、体重の軽い女性からはやや硬すぎるとの意見があるのも事実です。個人の好みの問題もありますが、やはり万人に受け入れられるモノづくりは難しいですね。精進いたします。

ウレタンフォームの密度については32Dですので、耐用年数は7年前後と考えています。もちろん、これも使用環境により前後することになります。長持ちさせるならマットレスの上には敷きパッドなどを敷いていただけるのと望ましいです。

セルプール ハイブリッドマットレスEX

セルプール ハイブリッドマットレスEX
セルプール ハイブリッドマットレスEX
型・種類ノンコイル薄型/高弾性ウレタンフォームマットレス
厚み8cm
硬さふつう
送料無料
品質保証なし
トライアルなし
サイズ・重量シングル: 98×197×8cm・約8kg、セミダブル: 118×197×8cm・約10kg、ダブル: 138×197×8cm・約12kg、クイーン: 158×197×8cm・約14kg
価格シングル: 44,000円、セミダブル: 55,000円、ダブル: 66,000円、クイーン: 77,000円
リンク商品ページ

体圧分散性

反発弾性

通気性

吸放湿性

お手入れ

一方、こちらは弊社が企画した厚み8cmのフロアマットレスです。

8cmというとさらに薄くなるため、底つき感がないかかなり心配になるかと思いますが、こちらのマットレスには高密度ウレタンフォームを採用しています。つまり、中身がぎっしり詰まっているので、密度が低いものよりはサポート性が高いと言えるのです。

例えば、「敷布団のように薄めのマットレスが欲しい」「でも、ある程度しっかりした寝心地じゃなきゃいや」というような、二兎を追って二兎とも得たい方には、このような高密度のものを選ぶことをおすすめします。


最後に

厚みが10cmのマットレスがあなたに適切かどうか判断する目安になっていれば幸いです。

購入前に考えるべき点についても長くなりましたが、本当にここまで考慮していただいた上で購入いただけるならメーカーとしても嬉しく存じます。

なお、もしマットレス選びのために情報収集中でしたら、ぜひ下記のページをご覧ください。自分にあったマットレスを選ぶための考え方の手順から、種類、素材、値段別におすすめマットレスを紹介しています。きっとお役立ていただけるはずです。

関連記事

 

また、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
 – 選び方編
○マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
 – 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
○マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法
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○ベッド・マットレスがずれる?それなら滑り止め対策を
○長生きでお得に!マットレスの寿命を判断する5つの目安
○賢い節約術!マットレスの処分方法を考えるべき順序

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