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マットレスでシングルサイズを選ぶ時の注意点

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。サイズ感だけでなく品質や機能性などから網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。

こんにちは、加賀照虎です。

「自分一人用のマットレスだしシングルサイズでいいだろう」

と、安直に考えてはいないでしょうか?

もしかすると他のサイズのほうがあなたに合っていることがあります。

さらに、シングルサイズと一口に言ってもさまざまなため下手をすると「ベッドに収まらず使えない!!」なんてこともあります。

そこで本日は「マットレスでシングルサイズを選ぶ時の注意点」についてご紹介します。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. シングルサイズと言えどもメーカーごとに異なる差に気をつけるべし

まずご存知いただきたいのが、シングルサイズのマットレスと一口に言っても、メーカーごとに寸法が若干異なるということです。

それらのサイズをひとまとめにすると以下のようになります。

呼称長さ
シングル91~100cm195~200cm

「なんだ、たった数センチ違うだけじゃん」と思われるかもしれません。

しかし、この数センチの差のために涙を呑まれた方が、数知れず存在します(厚み(高さ)については後述)。

例えば、91cm幅のマットレスをいつも(98c幅)と同じシングルサイズだと思い込み買ってしまうと、思ったよりも窮屈に感じてしまうケースがあります。

1−1. ベッドの内寸に収まるか確認すること

もっとも残念なのが、ベッドにマットレスが収まらないケースです。

どういうことかと言うと、ベッドフレームの内寸が98×198cmなのに対してマットレスのサイズが100×200cmだと、マットレスが若干大きすぎてベッドに入らなくなってしまうのです。

もちろん、ウレタンマットレスであれば無理やり押さえ込めばなんとかできますが、スプリングマットレスですとどうしようもありません。これは我々寝具・家具業界の結束の甘さのせいなので大変恐縮なのですが、あなたがベッドとマットレスのサイズをこと細かく確認するしかないのです。

マットレスを埋め込むように設置するベッド
マットレスを埋め込むように設置するベッド

ベッドとマットレスのサイズが丁度ぴったりだと、フラットシーツを敷くときにベッドとマットレスの隙間に挟み込んでしっかりと固定させられます。

また、ベッドの上でスポーツをするとき、マットレスがガタガタとベッドにぶつかることを避けられます。


2. あなたに合わせたマットレスサイズの考え方

それでは次に、本当にシングルサイズでいいのか、あなたに合うサイズについての考え方についてご紹介します。

2−1. 用途に合わせてサイズを考えること

シングルサイズのマットレスを買う前に、あなたは本当にシングルサイズに相応しいのか考えみましょう。

各サイズのマットレスに身長170cm体重60kgの人が寝ている様子を表すと以下のようになります。

名称幅寸法イメージ寝室目安用途
セミシングル80cmmattress-semi-single-size14畳1人(子供・小柄な方)
シングル97cmmattress-single-size14畳1人(中柄な方)
セミダブル120cmmattress-semi-double-size16畳1人(大柄な方)
ダブル140cmmattress-double-size18畳1~2人(小柄な方2人)
クイーン160cmmattress-queen-size18畳2人(中柄な方)
キング180cmmattress-king-size110畳2人(大柄な方)

上記のように、中柄な人であればシングルサイズで良いと思いますが、大柄の人にはセミダブル、たまに二人寝をする機会があるならダブルサイズのマットレスをおすすめします。

幅広のゆったりとしたサイズで一度寝ていただくと、その良さをよくよくご実感いただけます。手足を広げてゴロゴロできるゆとりとその心地良さは、快眠にも繋がると私は信じています。

2−2. シングルサイズマットレスの厚みは体格に応じて決める

「マットレスはシングルサイズでいいけど厚みはどれくらいあればいいんだろう?」と疑問に感じられるとも思います。

あなたの体格に合わせてマットレスの厚みを考えましょう。

種類イメージ厚み評価
マットレス
トッパー
mattress-topper33cm
  • 一般的なマットレストッパーの厚み
  • 分厚いパッドと同等のサポート性
  • これ一枚で寝るのはやや不十分
5cm
  • 厚めのマットレストッパー
  • 体圧分散改善◎
  • 体重30kg前後の子供ならこれで十分
敷布団/
ノンコイル
薄型
マットレス
thin-non-coil-mattress37cm
  • やや薄めの敷布団などの厚み
  • 体重60kg前後の人向き
  • 横向き寝だと底つき感の心配あり
10cm
  • 敷布団・床置きマットレスの厚み
  • 体重80kg前後人向き
  • 折り畳んだり、収納できる限度の厚み
ノンコイル
ベッド
マットレス
thick-non-coil-mattress315cm
  • 体重の重い人でも快適に寝られる厚み
  • 折り畳んだり収納するのは困難
  • ベッドでの使用に向いている
20cm
  • 分厚いノンコイルマットレスの厚み
  • 薄めのコイルマットレスの厚み
  • コイルの上の詰めものが不十分なことがある
コイル
スプリング
ベッド
マットレス
coil-mattress325cm
  • 標準的なコイルマットレスの厚み
  • シングルサイズでも20kg以上の重さになる
35cm
  • ベッドマットレスとしては分厚い部類
  • 両面仕様のものが大半
  • ものによっては厚すぎることも

また、ベッドの上に置いて使うのなら厚みによってマットレスの見栄えが変わることも覚えておきましょう。豪勢なベッドフレームの上ならそれなりに厚みのあるマットレスでないと映えません。

反対に、床の上で使うのなら極力薄めのものがおすすめです。コンパクトな方が押し入れにしまいやすかったり、壁に立てかけやすかったりなど日常的なシーンでの満足を高められます。

※好みの寝心地と用途でマットレスの種類を考える

また、マットレスの種類も様々なため、高反発マットレスがいいのか、低反発マットレスがいいのか、それともスプリングマットレスがいいのか迷うと思います。

マットレスの種類については寝心地が好みで、用途に合うことを軸に選ぶことをおすすめします。

種類イメージ体圧分散反発弾性 横揺れ  通気性 お手入れ






高弾性ウレタンhigh-resiilience-foam
ラテックスlatex-foam


高反発ウレタンregular-foam
高反発ファイバーair-fiber


低反発ウレタンmemory-foam




ハイブリッド3-layers-hybrid-mattress


ボンネルコイルbonnel-coil
ポケットコイルpocket-coil

最後に

シングルマットレスといえどもサイズにバラツキがあるため、選ぶのに注意が必要だとお分かりいただいていれば幸甚です。

また、以下のページで硬さや厚み、素材を吟味した選び方や、注意点、おすすめのマットレスを紹介しているのであわせてご参考にしてください。

関連記事

 

また、「高反発マットレス」に関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「高反発マットレス」の記事

①最高の高反発マットレスを選ぶ5つのポイントとおすすめブランド
②高反発マットレスとは|素材別の特徴と寝心地を解説
③低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
④高反発マットレスが原因で腰痛に。避けるための3つの知識
⑤高反発マットレスの厚みと硬さは「体重」を元に考える
⑥高反発マットレスのニュートン数をアテにしたらダメな理由
⑦高反発マットレスは「密度」=「耐久性(寿命)」
⑧高反発マットレスの表面、フラットとプロファイルの違いとは
⑨賢くお買い得に!高反発マットレス7つの比較ポイント
⑩高反発マットレスの通気性には期待してはいけない理由
⑪高反発マットレスはやっぱり三つ折り?メリットとデメリット
⑫高反発マットレスに敷きパッドは必須!季節別の選び方
⑬お店でマットレスの試し寝をする時の5つのチェックポイント
⑭マットレスでシングルサイズを選ぶ時の注意点
⑮【高反発マットレスVS敷布団】特徴と寝心地の違いとは
⑯高反発マットレスのダニ対策!素材別に解説
⑰高反発マットレスが臭い?その原因と対策について
⑱高反発マットレスのお手入れ方法
⑲高反発マットレスを処分!賢く安く捨てる方法

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