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柔らかいマットレスを硬くする2つの方法

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。マットレスの柔らかさが改善不可能で買い替えも検討しているならぜひご参考にしてください。

こんにちは、加賀照虎です。

ある方から、こんな質問をいただきました。

「…そこで、いくつか試し寝をした中で一番気持ちよかったので、○○○(柔らかめのマットレス)を買いました。ただ、自宅で使い始めて数ヶ月、なんか柔らかさが体に合っていないようで腰や背中に疲れがたまっているようです。マットレスをまた買い換えるのは予算的に難しいので、寝心地を硬く(普通くらい)したいのですが、いい方法はないでしょうか?」

硬さが合わないと、眠りづらいですよね。

実は、「マットレスを柔らかくしたい」という要望はよくあるのですが、その逆に「硬くしたい」というケースも少なくありません。

ご安心ください。

マットレスを硬くするための方法はいくつかあります。そこで本日は、「柔らかいマットレスを硬くする2つの方法」をご紹介します。硬さにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
取材依頼はお問い合わせから。
インスタグラムでも情報発信中⇒フォローはこちらから。


1. 柔らかいマットレスを硬くする方法

まずは①の方法を検討していただき、それが無理であれば②の方法をお試しください。

①マットレスの裏面が柔らかくないなら、裏面を表にしてその上にトッパーを敷く

もしあなたのマットレスがコイルスプリングマットレスでしたら、裏面はどのような作りになっているか確認してみてください。

両面仕様のマットレスでもしかしたら裏面は表面ほど柔らかくない可能性もあります。もしくは、片面仕様のマットレスだとすると、裏面はコイルスプリングが直に感じられるような、かなり硬めの状態だと思います。

その上に厚みが5cm前後ほどのウレタントッパーを敷いていただくと、普通からやや硬めほどの寝心地になります。

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厚み1~2cm前後3~4cm前後5mm前後3~5cm5mm前後
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体圧分散性××
 
【注意】この方法はコイルスプリングの状態によってかなり結果が左右されます。ボンネルコイルであれば大方上手くいくはずですが、ポケットコイルでコイル同士の連結が杜撰なものだとコイルの支えが悪くなりマットレス自体がダメになってしまう恐れがあります。

②マットレスの表面に除湿シートを敷いて、その上にさらにトッパーを敷く

2つ目の方法は、マットレスの表面に除湿シートを敷き、さらにその上に、トッパーを敷いてみることです。

自社製品で恐縮ですが、除湿シートとは以下のような商品です。

washable-dehumidification-sheet
>>洗える除湿シート

そして、こちらがマットレストッパー。

エコラテエリート マットレストッパー
エコラテエリート マットレストッパー

除湿シートとは、通常、マットレスの下に敷いてマットレスの底面にたまる湿気を取り除くために使うものです。

直接この上に寝るわけでないので、かなり芯のある硬さになっています。

その硬さを利用するのです。柔らかいマットレスの上にトッパーを敷くと腰が落ち込んでしまう心配がありますが、除湿シートを一枚挟みこみ落ち込みの調整役をさせるのです。

※マットレスがへたっている場合は要注意

追加で一点、認識を明らかにしておきたいのですが、マットレスが「柔らかいこと」と「へたっていること」は別物ということです。

もしかするとあなたのマットレスは真ん中辺りが凹んではいないでしょうか?

へたったマットレス
へたったマットレス

上記のイラストは分かりやすさのためにやや大げさになっていますが、このようなマットレスはへたっている状態と言います。

ウレタンマットレスだとへたりにより柔らかく感じられることもあります。この状態のマットレスの上にトッパーを敷いて補強しようとしても、へたり自体を解消することはできません。そのため、残念ですがこの場合はマットレスとお別れし、新しいマットレスに買い換えることをおすすめします。

以下のページで寝心地が素晴らしいマットレスを選ぶためのポイント(体圧分散性、弾力性、耐久性など)とおすすめのブランドについて徹底的に解説しているので、是非あわせてご参考にしてください。

関連記事

最後に

あなたのマットレスの硬さを調整することができ快適に寝られる糸口になっていれば幸いです。

なお、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
 – 選び方編
○マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
 – 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
○マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法
○マットレスのカビ除去方法と、再発を防ぐ予防対策
○ベッド・マットレスがずれる?それなら滑り止め対策を
○長生きでお得に!マットレスの寿命を判断する5つの目安
○賢い節約術!マットレスの処分方法を考えるべき順序

睡眠健康指導士が”本気で”おすすめする
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