※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。マットレスの寝心地に違和感がある方は是非ご参考にどうぞ。 |
こんにちは、加賀照虎です。
マットレスと枕、実はこの2つには深い相性があります。それぞれ寝ている人を支える大切なアイテム。そのバランスが取れていないと、寝心地が悪化するのは当然です。
ではどうすれば快適なバランスとなり、快眠を得られるのか?
今回は「マットレスと枕の相性」について、特にマットレスの硬さが枕の高さに与える影響を詳しくお話しします。よりよい寝心地のために、ぜひご参考にしてください。
Contents
1. マットレスの硬さで枕の適切な高さが変わる理由
まず前提のお話です。
「適切な枕の高さ」とは、「適切な寝姿勢が取れている状態」のことです。
それでは「適切な寝姿勢」とは何か?
それは仰向けで寝ているときに「肩口から頭が10~15度の傾斜になっている状態」のことです。
つまり、あなたにとって適切な高さの枕とは、「あなたが寝るときに肩口から頭が10~15度の傾斜になる枕」になります。
しかし、ここで一つ問題があります。
それは、この傾斜を作るための枕の高さがマットレスの硬さによって変わりうることです。
というのも、マットレスに体が沈み込めば沈み込むほど、必要となるべき枕の高さが低くなっていくからです。
極論ですが、アメリカで販売されているような柔らかいマットレスだと体がかなり沈み込むので、枕がなくても適切な寝姿勢が取れることがあります(この寝心地が好みかどうかはまた別の話です)。
つまり、こういったことから、
- マットレスが硬めだと高めの枕
- マットレスが柔らかめだと低めの枕
との相性が良くなるのです。
1-1. マットレスと枕のセット販売がおすすめされる理由
ここでピンときた方もいらっしゃるかもしれません。
同じブランドのマットレスと枕がセットで販売されているのは、一緒に使うことで最高の組み合わせ(使用者がより適切な寝姿勢)になることを目指しているからです。
この硬さのマットレスなら沈み込みがこれくらいになるから、枕はこれくらいの硬さ・高さが良いだろう、と製造者側は考えているわけなのです。
1-2. 悪い組み合わせのマットレスと枕
絶対的に悪い組み合わせがあります。
例えば、柔らかめの高級ポケットコイルマットレスと、高反発ファイバー素材の枕です。
マットレスが柔らかめだとすると枕は低めのほうが相性がいいです。それになのに、高さがふつうから高めで沈み込みの少ない高反発ファイバー枕を使ってしまうと、枕がやや高くなりすぎてしまいストレートネックのような寝姿勢になってしまいます。
このような寝姿勢で寝ると、寝起きに首を痛めてしまうのは言うまでもないですよね。
(とはいえ、こういう方は結構いらっしゃいます。)
セットではこういった悲劇は起こりにくいです。
もちろん、「マットレスと枕の相性」と「適切な寝姿勢」を知っていれば、いろんな枕を比較検討して自分に合ったものを選び抜くこともできます。ただ、「そんな時間ない」「面倒くさい」などと感じる方は、ささっと同ブランドのものをセットで購入すると良いかと思います。
1-3. オーダー枕が合わなくて失敗するのはマットレスとの相性がある
「オーダーメイド枕を作ったのに失敗した…」
このような方のなかには、マットレスと枕の相性が原因になっているケースもあります。
例えば、自宅で使っているマットレスは柔らかいのに、オーダーメイド枕を作るときにお店に置いてあるやや硬めのマットレスの上でフィッティング・計測・調整してしまったというケースです。
マットレスの硬さが変われば、必要となるべき枕の高さも変わります。つまり、このような場合、オーダーメイドで枕を作る意味がまったくと言っていいほど無くなってしまうのです。合わなくて当然ですよね。お金が勿体ないので、気をつけるようにしましょう。
まとめ
話をまとめると、
- マットレスが硬めだと高めの枕、
- マットレスが柔らかめだと低めの枕
という組み合わせの相性があります。
マットレスや枕を買い換えるときはこの点を押さえるようにしましょう。
なお、もしマットレス選びのために情報収集中でしたら、ぜひ下記のページもご覧ください。自分にあったマットレスを選ぶための考え方の手順から、種類、素材、値段別におすすめマットレスを紹介しています。きっとお役立ていただけるはずです。
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