こんにちは、加賀照虎です。
枕から異様な臭いがして、困惑していませんか?
まずは落ち着きましょう。
現代的な生活を送っていると、誰であっても枕を臭くしてしまう原因を抱えています。
そこで本日は、「枕が臭くなる原因と5つの匂い対策」をご紹介します。
Contents
1. 枕が臭くなる(臭い)原因
臭い枕への対策を考える前に、
なぜあなたの枕が臭くなったのかを理解する必要があります。
湿気・皮脂などによる雑菌の繁殖
枕が臭くなる主な原因は、雑菌にあります。
寝汗により枕が雑菌の生まれやすい湿った環境になり、さらに、あなたの皮脂やアカと反応して雑菌がより臭くなります。なので、汗(湿気)や皮脂、アカなどの原因を断つことが対策において重要となります。
素材特有の匂い
枕の素材が寝汗により湿ることで素材特有の匂いを強めることがあります。
羽毛はその典型例で、羽毛の油脂と湿気の反応により動物臭が強まります。
※注:ウレタン素材の枕やラテックス素材の枕の場合、買ったらそもそも臭かったという場合もあります。この場合は2~3日日陰干しをして匂いを飛ばしましょう。それでも一向に匂いが取れなければ、返品できるか販売店に相談してみましょう。 |
2. 枕の匂い対策5選
枕の臭い対策は5つあります。が、まずは簡単にできる対策から考えましょう。
- 枕カバー・側生地をこまめに洗う
- 枕の中材を乾燥させる
- 中材を水洗いする
- あなたの生活習慣を改善する
- 寝具アイテムを活用する
まずは1~3の対策を行いましょう。
それでも改善が見込めない場合に、4~5の方法であなたの生活習慣を整えたり、寝具アイテムを活用することをおすすめします。それでは、1から順番に紹介していきます。
①枕カバー・側生地をこまめに洗う
枕カバーは寝汗だけでなく、あなたの皮脂、アカ、フケなどを受け止める枕にとってバリアーのような存在です。
枕の匂いにお悩みの場合、2~3日に1度を目安に枕カバーを洗濯 しましょう。枕の側生地も取り外し可能であれば、週に1度は洗濯 しましょう。頻繁に枕カバーの洗濯をすることになると思うので、洗濯強度に優れる麻素材、密度のしっかりとした綿素材のカバーをお選びになることをおすすめします。
また、もし朝の時間に余裕があれば毎朝枕からカバーを外し、吊り干し乾燥させると雑菌の繁殖を抑えられるのでオススメです。
②中材を乾燥させる
たとえ、枕カバーで枕をバリアしていても、あなたの寝汗は枕まで浸透していきます。つまり、枕カバーをしていても枕内部は湿った環境になりがちです。
そのため、週に1度は枕の中材を乾燥させる ようにしましょう。
例えば高反発ウレタン枕の場合、側生地からウレタンを取り出せると思うので、このように週末の日中などにウレタンを日陰干ししてみましょう。
また羽毛枕の場合は中材を取り出せないので、枕を揉みほぐして枕内部に空気を流通させてから、日陰干しをし、またさらに揉みほぐし、、、を何度か繰り返してください。このように枕内部の湿気を取ることによって、雑菌の繁殖を抑え、枕が臭くなりにくくなります。
③中材を水洗いする
例えば、パイプ、高反発ファイバー、洗えるウレタンなどの素材であれば、手洗いしましょう。
ポイントは、35℃前後のぬるま湯で洗う ことです。
というのも、食器の油汚れと同じですが、皮脂などの汚れは温かいお湯の方が落としやすいためです。手洗い対応のウレタン素材であれば、ぬるま湯に漬けて押し洗いをすると汚れを落とせます。
そして、しっかりと乾かすことを肝に命じてください。乾燥が甘いと、雑菌が繁殖する原因になります。
※パイプ・高反発ファイバーの水洗いの注意点:洗剤は使っても大丈夫と思いますが、念のため、販売店かメーカーに確認しましょう。お湯につけ置きするだけでも臭いはほとんど取れます。ウレタンの水洗いの注意点:洗剤は使用不可です。水洗いの最中、水分を含んで重くなるのでウレタンが自重で千切れないよう持ち方に気をつけましょう。上の写真での水洗いの時、3,4分お湯で押し洗いしましたが、臭いはほぼ完全に取れました。 |
④あなたの生活習慣を改善する
もちろん、あなたの生活習慣を正すことも対策として有効です。
例えば、食事が脂っこいものに偏ると、脂汗のようなドロドロとした汗をかきやすくなり、匂いも強烈になります。また、度を過ぎた飲酒、喫煙も汗を臭くする原因になります。
結果として、枕を臭くしやすくなるので、生活習慣を正すことも有効な匂い対策として認識してください。
⑤寝具アイテムを活用する
もし、「枕にカバーをつけていても、枕自体がすぐに臭くなる。」
「枕が水洗いすら出来ないため、枕カバーよりも強力なバリアが欲しい。」
と、あなたのお悩みが強い場合、以下の3つの寝具アイテムの導入を検討してみましょう。
枕パッド
枕パッドは枕カバーよりも多くの寝汗を吸い取れるので、枕カバーに頼りなさを感じる人には必須だと思います。また、消臭効果を持つものもあります。
除湿枕パッド
製品:快眠タイムズ 除湿・消臭枕パッド
価格:2,480円(2枚セット)
サイズ:60×40cm
素材:[表地]綿100% [中材] ポリエステル 100%(シリカゲルB型入)[裏地] ポリエステル 100%
【購入ページはこちら】
私どもが汗の臭い、ベトベト対策のために開発した枕パッドです。パッド内に、お菓子の乾燥剤としても使用されるシリカゲルを挟んでいます。
そのため、汗をグングン吸水するだけでなく、消臭効果もあります。汗臭の原因とされるアンモニアを99%、酢酸を99%、イソ吉草酸を97%、さらに加齢臭の原因とされるノネナールを99%も減少させます。枕の匂いを気にされる方にイチオシの枕パッドです。
枕プロテクター
洗えない枕を使っている人の悩みに、寝汗などが枕カバーを通過していくために枕が臭くなることがあります。
また、枕が洗えないのに臭くなってしまうと、まだまだ使える枕であっても捨てざるをえなくなります。とても勿体無いですね。
しかし、枕プロテクターを枕に装着することにより、この悩みは解決します。枕プロテクターの生地が枕内部に汗を通さないため、枕自体が臭くなる主要な原因をカットすることができます。
製品:プロテクト・ア・ベッド 枕プロテクター
価格:2,750円
【購入ページはこちら】
自社製品のためて手前味噌ですが、極薄の防水ラミネート加工を生地裏に施しているので、これを枕カバーとしてお使いいただけば枕を汚すことを大幅に減らせます。そのため、枕を汚れから守ることができます。ラミネートが0.025mmの極薄膜のため、枕の寝心地を悪くすること無く快適にご使用いただけます。
洗える枕
洗える枕であれば、枕が臭くなっても枕を丸洗いすることにより匂いを落とすことができます。
特に乾燥機対応の洗える枕であれば、簡単にしっかりと乾燥させられるので、雑菌の繁殖を恐れることなく枕を洗濯できます。
洗える枕については以前こちらの記事「手軽に清潔な洗える枕!洗濯機・乾燥機対応のおすすめ品」で余すところなくご紹介しましたので、洗える枕の購入を検討される方はご一読ください。
まとめ
臭い枕への対策をまとめると以下の5つです。
- 枕カバー・側生地をこまめに洗う。
- 枕の中材を乾燥させる。
- 中材を水洗いする。
- あなたの生活習慣を改善する
- 寝具アイテムを活用する
まずは1~3の対策をしてみましょう。
それでも臭いが気になるなら4~5の対策もやりましょう。そうすれば枕の匂いのお悩みは大きく改善させられるはずです。