シーツ

超熟睡!ベッドシーツのおすすめの選び方【素材と生地が命】

ベッドシーツを選ぶ時、素材や生地のタイプが多すぎて選びきれないことはないでしょうか?

選択肢が多すぎると、本当に自分に合ったものが見つけにくくなります。

そこで本日は、あなたが最高のベッドシーツを選べられるように、「体質・使用感別にオススメのベッドシーツの生地・素材」を一挙にご紹介いたします。

細かな説明もはいりますが最後までお読みいただけば、「私に合うのはきっとこれだ!」とご納得いただけるものが見つかると思います。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
取材依頼はお問い合わせから。
インスタグラムでも情報発信中⇒フォローはこちらから。


1. 体質・使用感別にオススメのベッドシーツ生地・素材

体質・使用感を以下の5通りに分けました。

  1. さらっと涼しい使用感の生地・素材
  2. 寝汗が多い人におすすめの生地・素材
  3. ふわっと暖かい使用感の生地・素材
  4. 滑らかでツルツルな使用感の生地・素材
  5. ダニ・粗相対策の衛生面も重視の生地・素材

それでは、体質・使用感別に具体的な商品を提示しつつ、そのベッドシーツの良い点、悪い点、手入れなどで気をつけるべき点などを総合的にご紹介していきます。

①さらっと涼しい使用感の生地・素材

まずは、夏向きの使用感のベッドシーツの素材・生地です。

麻(リネン)シーツ

アイリッシュリネン60番手ベッドシーツ/布団カバー
アイリッシュリネン60番手ベッドシーツ/布団カバー

製品:アイリッシュリネン60番手ベッドシーツ
価格:11,880円
【当ベッドシーツの販売ページ】

麻繊維は吸放湿性、熱伝導性が高いため、火照った体から不要な熱をさっと吸収してくれる働きがあります。麻素材と聞くとゴワゴワ感が気になるかもしれませんが、リネンの肌触りはシャリ感はあるものの柔らかで快適に使えます。また、麻繊維は耐久性にも非常に優れるので、頻繁な洗濯にも向いています。

ただ、麻と一口に言ってもリネン、ラミー、ヘンプなどの種類があり、ラミーとヘンプはゴワゴワ感が強いので選ぶときにお気をつけください。麻素材の詳細については、こちらのページ『麻(リネン、ラミー、ヘンプ)を吟味して選ぶ方法』でより詳細に触れているのでご参考にしてください。

types-of-linen

除湿敷きパッド

kaimin-times-mattress-pad
除湿・消臭敷きパッド

製品:快眠タイムズ 除湿・消臭敷きパッド
価格:5,980円
【購入ページはこちら】

自社製品で恐縮ですが、コーミング加工をした高品質な綿100%の敷きパッドです。お菓子の袋の中によく入っている除湿剤のシリカゲルを中材に詰めているため寝汗をとてもよく吸収します。熱帯夜でもカラッと爽やかに眠れます。また、シリカゲルには消臭効果もあるので、汗臭、加齢臭、タバコ臭などもスッキリ除去します。

竹(バンブー)シーツ

竹シーツ 駒形状
竹シーツ 駒形状

製品:竹シーツ 駒形状
価格:5,980円
【当製品の販売ページ】

近年あまり見かけなくなりましたが、昔懐かしの竹シーツもひんやり感に優れるています。木材特有の硬さとペタペタと肌に吸い付く使用感のため好みが分かれますが、根強い人気のあるシーツです。

②寝汗が多い人におすすめの生地・素材

寝汗が多い場合、吸汗性の高い素材で厚みのあるものや、プロテクタータイプのベッドシーツをおすすめします。

綿(コットン)ガーゼシーツ

ガーゼシーツ
ガーゼシーツ

製品:綿100%5重ガーゼシーツ
価格:5,940円
【当製品の販売ページ】

コットンガーゼは吸放湿性・通気性に優れるため、汗を素早く吸収するのはもちろん、熱気がこもりにくく寝られます。シルクのような滑らかな肌感こそありませんが、使用に応じて肌への馴染みが良くなります。パジャマには2重ガーゼが使用されることが多いですが、こちらの製品は5重ガーゼですので、よりふわっとした肌心地で快適にお休みいただけます。

綿(コットン)パイルシーツ

プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター
プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター

製品:プロテクト・ア・ベッド プレミアム
価格:6,600円
【購入ページはこちら】

伸縮性に富んだニットパイル(タオル)生地が生みだす柔軟な肌あたり、透湿性をもつ極薄0.025mmの防水膜による爽やかさ、その上、50回洗濯にも耐えうるしっかりした作り。自社製品のため手前味噌ですが、No.1の防水マットレスプロテクター(防水シーツ)と自負しています。

③ふわっと暖かい使用感の生地・素材

次に、冬の寒い時期の使用に向いたベッドシーツの素材・生地です。

マイクロファイバー(ポリエステル)

マイクロファイバーボックスシーツ型敷きパッド
マイクロファイバーボックスシーツ型敷きパッド

製品:マイクロファイバー敷きパッド
価格:2,797円
【当製品の販売ページ】

繊維がとても細いので、触り心地もふわっと柔らかく保温性も高いです。

ほこりが溜まりやすいので、アレルギー・喘息をお持ちの方にはオススメできません。また、羽毛などの保温性の優れた掛け布団を使っている場合、寝床内が暖まりすぎることがあるので注意が必要です。

吸湿発熱フランネル生地(ポリエステル)

吸湿発熱フランネルベッドシーツ
フランネル毛布敷きパッド

製品:フランネル毛布敷きパッド
価格:2,280円
【当製品の販売ページ】

暖かみのあるフランネル生地なので寒がりの人にはぴったりです。

吸湿性の少ない素材なので蒸れやすいところと、静電気が起こりやすいデメリットがあります。その他の寝具素材の吸水性もないものだと寝苦しくなることがあるので注意してください。

④滑らかでツルツルな使用感の生地・素材

何よりも滑らかな肌感を重視する人にオススメのベッドシーツの素材・生地です。

シルクサテン生地

シルクサテン生地ベッドシーツ
シルクサテン生地ベッドシーツ

製品:シルク100%フラットシーツ
価格:12,000円
【当製品の販売ページ】

贅沢な一品です。以前の記事でも伝えた通り、シルクは人の肌とほぼ同じ成分ですので、肌への刺激が少なく滑らかな使い心地を楽しみます。肌にぺたっとくっつく使用感が好みを分けます。また、シルクをサテン織りにすることで光沢感を一層際立たせる一方、生地の耐久性が若干落ちます。そのため、そもそも繊細な素材でありますが、洗濯は手洗いなどキメの細かいお手入れをしないと長期間の使用は望めません。

匁など詳細にまでこだわって選びたい方は『絹(シルク)のシーツ・カバーの3つの特徴とおすすめの選び方』をお役立てください。

リヨセルシーツ

リヨセルシーツ
リヨセルシーツ

製品:リヨセルボックスシーツ
価格:7,560円
【当製品の販売ページ】

リヨセルは、以前ご紹介したテンセル®と同様の素材です。(テンセル®は商標。)カシミヤのような柔らかな使い心地を持ちつつも、洗濯機洗いなどカジュアルな使い勝手が許される素晴らしい素材です。吸放湿性にも優れるので、汗もきちんと処理されムレにくく寝られます。「リヨセル(テンセル®️)って葉っぱのマークだけど天然繊維だっけ?」と疑問の方は『テンセル®️素材の特徴・使用感』で製造方法までご紹介しているのでご覧になられてください。

⑤ダニ・粗相対策の衛生面も重視のベッドシーツ

マットレスや敷布団のダニが気になる人にオススメのベッドシーツの素材・生地です。

ポリエステル防水シーツ(プロテクター)

プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター
プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター

製品:プロテクト・ア・ベッド クラシック
価格:5,500円
【購入ページはこちら】

防水シーツやマットレスプロテクターは、ダニのみならず液体すらもマットレスに通しません。なので、ダニ対策だけでなく、粗相による水害からマットレスを守ることもできます。先にご紹介したパイル生地よりも、衛生面(糸切れによる埃の少なさなど)を考えるとポリエステル生地のものがおすすめです。プロテクターの上にシーツを敷くといった使い方ももちろん可能です。

高密度生地シーツ(綿100%)

ダニゼロック
ダニゼロック

製品:ダニゼロック
価格:9,720円
【当製品の販売ページ】

繊維を編み込む密度がとても高いため、ダニはおろかダニの糞すらシーツを通過することはできません。そのため、マットレスのダニ、ダニアレルゲンを隔離することができます。化学繊維ベースで作られている高密度シーツがありますが、肌触りやムレ感などの使用感を考慮すると、若干値段は張りますがこのような綿素材のものをオススメします。

ダニ対策になるシーツが良いけど色々と種類があってお悩みでしたら『防ダニ加工の比較とシーツ選ぶ時の考え方』をご参照ください。


2. ベッドシーツの購入前に知っておくべきこと

上記では体質にあわせたシーツの素材・生地のおすすめをご紹介しましたが、2章ではお手持ちのベッド(or布団)に合うシーツの構造、サイズなどについてご説明します。

2−1. ベッドシーツの構造

ベッドシーツには以下の5つのカタチがありますが、①ボックスシーツ、②フィットシーツ、⑤フラットシーツのいずれかが使い勝手がいいのでおすすめです。

 ①ボックスシーツ②フラットシーツ③フィットシーツ④ポケットシーツ⑤ファスナーシーツ
形状Box-SheetsFlat-SheetsFit-SheetsPocket-SheetsZipper-Sheets
対象
  • マットレス
  • 非埋込式ベッド
  • 敷布団
  • マットレス
  • 埋込式ベッド
  • 敷布団
  • 敷布団
  • 敷布団
  • 敷布団
長所
  • メイキングが楽
  • ズレにくい
  • 低価格畳やすい
  • アイロン掛けしやすい
  • メイキングが楽
  • ズレにくい
  • ややズレにくい
  • ズレにくい
短所
  • やや高い
  • 畳むのにコツがいる
  • ズレやすい
  • メイキングが手間
  • やや高い畳みにくい
  • 畳みにくい
  • アイロン掛けにくい
  • 脱着しづらい

とはいえ、マットレスを埋めるように置くベッドとボックスシーツは相性が悪いですし、ベッドメイキングを手間に感じる方はフラットシーツは扱いづらいと感じるかもしれません。

それぞれのメリットデメリットを理解した上で、あなたに合うものを選ぶようにしましょう。

2−2. ベッドシーツの適切なサイズの考え方

もしあなたがボックスシーツを買おうと思っているのなら、「シーツに記載されている高さ表記が、シーツ自体のサイズ(マチの高さ)なのか、対応できるサイズ(マットレスの高さ)なのか」 を確認することです。これを混同してしまうと、せっかくのシーツがマットレスにはまらないことになります。

また、フラットシーツの場合は、マットレスを十分に包み込めるサイズがあるかを確認しましょう。120×200×25cmのマットレスの場合、120+25+25に加えて少なくとも20cmの横幅(合計190cm)のあるシーツでないとマットレスの下に挟むのが難しくなります。洗濯と乾燥でシーツが縮むことを考え、余裕のあるサイズを選ぶようにしましょう。


最後に

ここまで吟味してベッドシーツを選んでいただければ、あなたの眠りの満足度は今までよりも一層高くできるでしょう。

また、こちらのページ『布団カバー・ベッドシーツを上手に選ぶ/扱うための体系的知識』では、ベッドシーツを上手にお手入れする方法までお伝えしているので、ぜひあわせてご参考にしてください。

ベッドのダニを遮断し、繁殖を抑える、快眠のコツをご存知ですか?

あなたはこのようなお悩みを抱えてはいないでしょうか?

・ツメダニに噛まれて体が痒い・・。
・無数のチリダニが体を這い上がるぞわぞわとした痒みで眠れない・・。
・布団に入るとダニアレルギー症状(くしゃみ・鼻づまり)が出る・・。
・ダニがいることを考えるとベッドで寝たくない・・。

もしそうであるなら、ダニを防ぎ睡眠時のつらい痒みやアレルギー症状から解放する方法があります。それが、ヒルトンなどの世界の一流ホテルが導入する防ダニプロテクター「プロテクト・ア・ベッド」です。

  • 50回洗ってもダニ通過率0%。トップレベルの耐久性と防ダニ性。
  • 防水にもかかわらず水蒸気は通す、快適でムレにくい圧倒的な透湿性(50g/㎡•h)。
  • マットレスの使用感を損なわない極薄0.025mmの防水膜。
  • 二重構造の生地が汗をしっかり吸収するのでムレにくくサラッと快適。

創業33年、世界45ヶ国で愛されるアメリカのトップブランドが提供する防ダニ・防水のミラクルシーツです。

もし、あなたがマットレスや布団のダニや衛生面にお悩みであれば、プロテクト・ア・ベッドのミラクルシーツで眠りの質をあげましょう。


プロテクト・ア・ベッドのレビューを見る。

SNSでもご購読できます

コメントはこちらからどうぞ

  1. 快眠タイムズいつも拝見させていただいております。

    新しくベットシーツを買おうと検討しているのですが、ご相談に乗っていただけますでしょうか。

    現在検討しているのが、 サテン織り 100%オーガニックコットン のフラットタイプのベットシーツなのですが、サテン織りは洗濯が大変であったり、アイロンがけをしなくてはならないといくつかのウェブサイトで拝見しました。 肌触りはいいのかと思いますが、吸収性を含めた、その他のところで気になっております。

    何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。

    1. ミサ様
      コメントいただきありがとうございます。
      サテン織りのコットンシーツだと確かに耐久性が気になりますよね。
      私のおすすめは、二重網目の洗濯ネットを利用することです。
      洗濯機洗いをしても痛みにくいので長持ちさせられます。
      例えば、このような商品 (amazonに飛びます)です。

      アイロンがけは絶対に必要という訳ではありません。
      洗濯後、湿ったままのシーツをピンっと伸ばして吊り干ししておけば、自然にシワが伸びていきます。

      吸水性は綿であれば十分問題ないレベルのはずです。
      肌触りもいいサテン織りのものなら高品質な原料を使っているはずなので、大丈夫かと思いますが、
      もし細かく調べあげた上で購入したいのなら、こちらのページ『ピンキリ要注意!布団カバー・シーツ綿100%の選び方』をご参考にしてください。

ミサ へ返信する コメントをキャンセル

*

快眠タイムズ