「結局、折りたたまなかった…」
折りたたみベッドは長所だけでなく短所についてもきちんと理解をしないと、満足して使えなくなります。
数あるベッドの中でも不満足度の高い種類の1つです。
あなたに合うか向き不向きを確かめてから購入しましょう。
そこで本日は、
- 折りたたみベッドの長所と短所
- 折りたたみベッドの総評・向いている人
- 折りたたみベッドを選ぶときのポイント
- おすすめの折りたたみベッド3選
などについて解説していきます。
1. 折りたたみベッドとは
まず始めに、折りたたみベッドとは下記のようなものです。
折りたたみベッド | |
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長所 |
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短所 |
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たまに、「床置き折りたたみすのこ」や「折りたたみソファベッド」なども折りたたむギミックがあるため折りたたみベッドとして紹介されることがあります。
が、このページではそれらについては言及せず、脚にキャスターの付いたパイプ・スチール素材などの一般的な折りたたみベッドに絞って解説します。
シ ン プ ル 型 | ローベッド | フロアベッド | ステージベッド | 脚付きベッド | スチールベッド | 畳ベッド | パレットベッド |
収 納 特 化 型 | 引き出し収納付きベッド | チェストベッド | 跳ね上げ式ベッド | ロフトベッド | |||
多 目 的 型 | ソファベッド | 脚付きマットレスベッド | 折り畳みベッド | 電動ベッド | 床置きすのこ | ||
寝 心 地 改 善 型 | ダブルクッションベッド | ウッドスプリングベッド | マルチポイントベッド | ||||
フ ァ ミ リ ー 型 | 連結ベッド | 二段ベッド | 親子ベッド | システムベッド | |||
1−1. 折りたたみベッドの長所
省スペース
折りたためるのが最大の長所です。
そのため、日中、ベッドを使わないときにコンパクトにして部屋の隅に片付けられます。なお、この機能性は折りたたみベッドか折りたたみ可能な床置きすのこのみに限られます。
床板がすのこで通気性◯
折りたたみベッドの床板はすのこ構造が大半です。
そのため、ベッドの通気性が高く、湿気に強いと言えます。
すのこ | 布張り床板 | 畳 | ダブルクッション | ウッドスプリング | マルチポイント | |
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長所 |
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短所 |
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移動させやすい
折りたたみベッドの脚は大抵キャスター付きになっています。
そのため、ベッドを折りたたんだ状態のまま簡単に移動させられます。
脚あり | 脚あり(キャスター) | 脚なし(二面板) | 脚なし(四面板) | |
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通気性 | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
揺れ | ◯ | △ | ◎ | ◎ |
収納 | ◯ | △ | ◯ | ◯ |
掃除 | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
床の傷 | △ | △ | ◯ | ◯ |
組み立てが簡単
折りたたみベッドは組み立てが簡単です。
ほとんど完成した状態で届きますので、キャスターを脚に付けたり、フェンス部分があればネジでとめるだけで完了です。組み立ての苦手な方には地味に嬉しいポイントですよね。
比較的安価
パイプやスチールなどの素材のため安価です。
安いものは1万円前後からありますし、高価なものでも3万円前後です。
1−2. 折りたたみベッドの短所
寝心地はイマイチ・使用可能なマットレスが限られる
折りたたみベッドでは、薄くて二つ折り・四つ折りのマットレスしか使えません。
そうじゃないとベッドを折りたたむことができなくなるからです。そのため、マットレスの寝心地には限界がありますし、折り目が腰に当たって気になりやすいです。
二つ折り | 三つ折り | 四つ折り(均一型) | 四つ折り(ソファ型) | 五つ折り | |
画像 | |||||
折りたたみベッド | ◯ | × | ◯ | × | × |
コンパクト性 | △ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
腰の違和感 | △ | ◯ | △ | ◯ | △ |
ヘタリ復活 | ◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
ソファ変形 | × | △ | △ | ◯ | △ |
揺れやすい・軋みやすい
ベッド素材がパイプ・スチールなどであることに加えて、ベッド脚にキャスターが付いていることから、グラグラ揺れたりギシギシ軋みやすいです。
ベッド下収納不可
ベッド下にスペースができますが、実質収納不可です。
というのも、収納ボックスなどをベッドの下に置くと、いざベッドを折りたたもうとしたときにそれが障害となり折りたためなくなるからです。もちろん、収納ボックスを動かせば可能ですが、かなり手間です。
サイズ展開少ない
省スペース目的のベッドのためサイズはセミシングルやシングルが大半です。
「広いサイズのベッドがいい!」とお考えの方は他の種類のベッドのほうが良いでしょう。
1−3. 【総評】折りたたみベッドは万人にはおすすめできない
ご覧のとおり、折りたたみベッドはかなり長所が悪目立ちします。
そのため、ベッドを折りたためる機能性に魅力を感じつつ、その上で、下記のデメリットを受け入れられる方にのみおすすめできます。
- 寝心地は二の次
- 揺れや軋みが気にならない
- ベッド下収納は不要
- 小さいサイズで結構
特に、本当にベッドを折りたたむ必要性があるのかと今一度自分自身に問いましょう。そうでないと折りたたみベッドを購入したが結局折りたたまなくなった人になってします。
2. 折りたたみベッドを選ぶときのポイント
折りたたみベッドはあなたに合いそうでしょうか。
Yesとお考えの方は次に、折りたたみベッドを選ぶときに押さえてもらいたいポイントをチェックしましょう。
2−1. 低コストを目指すならマットレス一体型
折りたたみベッドには、床板部分がマットレスになっている一体型のものもあります。
寝心地にはもちろん限界があるものの、文字通り一体感がありますし、ベッドとマットレスを別々に購入するより費用を抑えられます。低予算でベッド・マットレスを買い揃えたい方におすすめです。
2−2. メリットの多いリクライニング型
折りたたみベッドには床板を折り上げられるリクライニング型もあります。
- 上半身をやや起こしていびき対策
- 背もたれにしてベッドでゴロゴロ
などなど応用できます。
手動のものと電動のものがありますが、折りたたみベッドを動かすことを考えているなら手動でリクライニングを調整できるものがおすすめです。
2−3. ハイタイプはデメリットが多い
折りたたみベッドには脚が長い(高い)ハイタイプのものがありますが、これはあまりおすすめできません。
というのも、ベッド下のスペースが増えても収納物をそこに置くとベッドを折りたたむことができなくなりますし、さらに、脚が長くなる分揺れやすく・軋みやすくなるからです。このように、メリットが少なくデメリット多いのであまりおすすめできません。
3. おすすめの折りたたみベッド3選
最後に、おすすめの折りたたみベッドを3つ紹介していきます。
3−1. マットレス一体型のコンパクト折りたたみベッド
- 商品:マットレス一体型コンパクト折りたたみベッド
- 価格:19,800円
- 【商品ページはこちら】
マットレス一体型の折りたたみベッドです。マットレス幅が90cmとなっており、通常よりもややコンパクトになっています。さらに、手動でリクライニング調整も可能です。省スペース志向で低予算でベッドをお探しの方に向いています。
3−2. 桐すのこ折りたたみベッド
- 商品:桐すのこ折りたたみベッド
- 価格:14,800円
- 【商品ページはこちら】
湿気に強い桐素材をすのこに使用した折りたたみベッドです。パイプの色がクリームやカフェオレでナチュラルなテイストになっていて、折りたたみベッドっぽさが薄いです。
3−3. 樹脂すのこ折りたたみベッド
- 商品:樹脂すのこ折りたたみベッド
- 価格:18,900円
- 【商品ページはこちら】
すのこが樹脂素材の折りたたみベッドです。湿気ることがありませんし、耐久性が非常に高い(耐荷重200kg超)です。また、頭元にコンセントが付いているので、スマホなどの充電もしやすい設計になっています。
最後に
折りたたみベッドの特徴についてご理解いただけていれば幸いです。
短所が気にならないかじっくり考えた上で選ぶようにしましょう。