「ベッドで子供と添い寝をしたい」
このようにお考えの方におすすめなのが連結ベッド(ファミリーベッド)です。
小さな子供がいると、添い寝をしないと心配ですよね。
とはいえ、上手に選ばないと、子供が転落したり、隙間のせいで寝づらかったりなどの問題が生じます。
そこで本日は、
- 連結ベッドの長所と短所
- 種類別の使い勝手
- 選ぶときの注意点
- おすすめの連結ベッド3選
などについて解説します。
ぜひご参考にしてください。
1. 連結ベッド(ファミリーベッド)とは
連結ベッドとは、横につなげて横幅を広くするベッドのことです。
子供と一緒に寝るために広い寝床がほしい人向けのもので、ファミリーベッドとも呼ばれます。
1-1. 長所(メリット)
次に、連結ベッドの長所と短所について。
長所(メリット) | 短所(デメリット) |
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幅の広い寝床
幅広サイズが多様です。
- 80cm幅二台を連結させた160cm幅
- 100cm幅と140cm幅を連結させた240cm幅
- 140cm幅二台を連結させた280cm幅
などなど、自分好みの幅にアレンジすることもできます。
名称 | 幅寸法 | イメージ | 寝室目安 | 用途 |
セミシングル | 80cm | 4畳 | 1人(子供・小柄な方) | |
シングル | 97cm | 4畳 | 1人(中柄な方) | |
セミダブル | 120cm | 6畳 | 1人(大柄な方) | |
ダブル | 140cm | 8畳 | 1~2人(小柄な方2人) | |
クイーン | 160cm | 8畳 | 2人(中柄な方) | |
キング | 180cm | 10畳 | 2人(大柄な方) |
今の生活スタイルと今後の変化を考えたサイズ選びが大事です。
そうすると長く快適に使えるようになります(2-1で解説)。
使用期間が長い
子供用ベッドは使用期間が短いです。
しかし、連結ベッドは子供の成長に合わせて分割・変形させられ、長期間使うことができます。
~2歳前後 | ~6歳前後 | 6歳前後~ | |
ベッド 種類 |
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1-2. 短所(デメリット)
掃除はややしにくい
連結部分にゴミが溜まりやすいです。
また、ベッドを簡単に動かせなくなるため、ベッド周りの掃除もやや大変になります。
組み立てはやや大変
組み立て難易度はベッドの種類によります。
問題は組み立てた後です。
ベッド同士を連結させるために多少動かす必要があり、ちょっとした力作業になります。難しいと感じられる方は組み立てサービスを利用しましょう(2~3万円前後の負担にはなりますが)。
隙間問題がある
マットレスの間に隙間が生まれてしまうものがあります。
隙間が目立つほどだと、寝心地が悪くなります。隙間が生まれないような構造のベッドを選び、マットレスがズレないよう対策をする必要があります。
価格はやや高め
マットレス二台分なので価格は高いです。
とはいえ、長期間使用できれば意外と割安になります。だからこそ、選び方がとても重要になります。この点については、2章を参考にしてください。
1-3. 種類によって使い勝手が変わる
連結ベッドは様々です。
連結させるベッドの種類によって、収納性、使用感などが変わってきます。
フロアベッド | ローベッド | 引き出し収納ベッド | 畳ベッド | 跳ね上げベッド | 二段ベッド | |
画像 | ||||||
長所 |
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短所 |
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なので、一概に評価するのが難しいです。
連結フロアベッドともなると、機能性があまりないため「マットレスを直置きして並べるだけでもいいんじゃないの?」と感じられます。
その一方で、収納性の高いベッドを連結させるとかなりの収納量になるので「思いのほか役立った」と感じられることがあります。
1-4. 【連結ベッドの評判】おすすめできるか?
結論、おすすめです。
子供を持たれる予定なら、「ベッドなしでマットレスを床に並べてみんなで寝るスタイル」もしくは「連結ベッドにマットレスを敷いて家族みんなで寝るスタイル」のどちらかしかないと私は考えています。
予算と子供が転落する可能性を考えるとベッドなしがおすすめですが、どうしても「ベッドじゃないと眠れない」という方には連結ベッドがおすすめです。
ただ、子供が落ちないようにベッドガードは絶対に付けるようにしましょう。
2. 連結ベッドの選び方・注意点
連結ベッドはあなたに合いそうでしょうか。
もし購入を考えているなら、選ぶ際に注意してもらいたい点がいくつかあります。あわせてご確認ください。
2-1. サイズは使用人数をもとに考えること
利用シーン別におすすめのサイズ(組み合わせ)を紹介します。
横幅 | イメージ | 目安 |
160cm | 大人2人、子供1人 | |
240cm | 大人2人、子供2人 | |
320cm | 大人2人、子供3人 |
大人二人、子供一人の三人使用向けにおすすめの組み合わせ
- セミシングル三台
240cm幅になりますので三人でも広々と寝られます。子供が5歳になり一人で寝られるようになったら、子供にセミシングル一台、大人二人にセミシングル二台、というように分割します。子供が生まれたばかりのときから小学生の間中はずっと使える計算です。 - シングル一台とセミシングル二台
260cm幅で、使用方法は上記と同じです。子供用ベッドがシングルサイズになりますので、中高生になっても問題なく使えます。連結時にはやや広すぎるように感じられますが、長い目で見るとおすすめの組み合わせです。
大人二人、子供二人の四人使用向けにおすすめの組み合わせ
- セミダブル二台
240cm幅になりますので四人でも問題なく寝られます。子供が5,6歳になった段階でベッドを分割し、子供にそれぞれ一台ずつ使わせ(もしくは二段ベッドにする)、親は新しくクイーンサイズのベッドを購入する流れです。 - シングル二台
200cm幅で、使用方法は上記と同じです。部屋の広さに制限があればこちらの組み合わせがおすすめです。ただ、200cm幅のベッドに四人寝をすると、子供の寝返りでほぼ必ず蹴られることになります。それに耐えられない方にはやや不向きです(私の体験談)。
2-2. 床板は上乗せじゃないと隙間ができる
絶対、確認しましょう。
床板が上乗せではなく落とし込みだと、マットレスとマットレスの間に隙間ができることになります。
落とし込み | 上乗せ | |
画像1 | ||
画像2 |
上乗せのものを選びましょう。
とはいえ、上乗せ構造であっても、マットレスがズレることで若干隙間ができてしまうのは事実です。
そのため、連結バンドでマットレス同士を固定したり、万が一のために、スキマパッドを用意しておくことをおすすめします。
2-3. 分割可能かどうか
連結可能だが、分割は不可能なものがあります。
子供が大きくなったら分割してそれぞれ使おうと考えているなら、きちんと「分割可能」と明記されているものを選びましょう。
2-4. 子供と寝るならサイドにベッドガード付きがおすすめ
ベッドガードは必須です。
市販のベッドガードだと完全に隙間なくガードできるものがないため、子供の転落を完全には防止できません。そのため、ベッド自体にベッドガードが付いているものがおすすめです。
2-5. 再組み立てをする想定なら繊維板(MDF)素材は厳禁
素材の話です。
プリント紙化粧繊維板(MDF)という、繊維板(木材を繊維状にほぐしてから固めたもの)の上に木目をプリントした紙を貼ったものがあります。
プリント紙化粧合板 | プリント紙化粧繊維板 | |
画像 |
このような繊維板は、再組み立てに弱いです。
というのも、内部が砕けやすくネジを何度も締めたり緩めたりを繰り返すと脆くなるからです。そのため、繊維板素材が使用されたものは避けることをおすすめします。
3. おすすめの連結ベッド3選
それでは次に、おすすめの連結ベッドを紹介します。
引き出し収納タイプ連結ベッド
- 製品:引き出し収納タイプ連結ベッド
- 価格:137,146円~
- 【商品ページはこちら】
引き出し収納タイプを連結させるベッドです。
日常的に使用するものをたくさん収納できるベッドをお探しの方におすすめです。二台並べて使うとクローゼット級の収納量になります。ただ、フレーム素材が繊維板なので長期間使用するとグラグラする懸念があります。
二段ベッドにもなる連結ベッド
- 商品:分離・横連結二段ベッド(ファミリーベッド)
- 価格:124,630円
- 【商品ページはこちら】
横と上下に連結させられるベッドです。
子供が小さいうちは横に連結して一緒に寝て、5歳前後になったら二段ベッドモードにして子供だけで使用することができます。子供が二人いて「将来的に二段ベッドを買おうかな」と考えている方にぴったりです。
畳床板の連結ベッド
- 製品:大容量収納畳ベッド スパシオ
- 価格:39,380円
- 【商品ページはこちら】
フタ式収納畳ベッドです。
厳密には連結ベッドではありませんが上乗せタイプのベッドですので、横に並べて使用することができます。日常的には使用しない大きなものを収納したい方に向いています。
最後に
どのような連結ベッドがあなたに合うかイメージできましたか?
ベッド選びの参考になっていれば幸いです。