ベッドはヘッドボードだけで、過ごしやすさから見栄えまで大きく変わります。
そのため、どんな種類があり、どれがあなたに合っているかを知っておくことが大事になります。
そこで本日は、
- ヘッドボードの役割
- ヘッドボードの種類別の長所と短所
- ヘッドボードを選ぶときのポイント
- ヘッドボードについてよくある質問と注意点
などについて分かりやすく解説していきます。
1. ベッドのヘッドボードとは
ヘッドボードとはベッドの頭側にあるボードのことを指します。
1−1. ヘッドボードの役割とは
このヘッドボードの基本的な役割は、
- ベッドのズレ防止
- 枕などの小物の転落防止
になります。
またその他にも、ヘッドボードの種類(形状)によってそれぞれ異なる役割・機能(デザイン性、収納、背もたれなど)を持ちます。
1−2. ヘッドボードの種類別長所と短所
ということで次に、ヘッドボードの種類別の長所と短所について解説していきます。
ヘッドレス | パネル | 宮付き(棚付き) | クッション | ワイド(幅広) | |
画像 | |||||
長所 |
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短所 |
| – |
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あなたに合うものはどれか考えてみましょう。
ヘッドレスタイプのヘッドボードの特徴
ヘッドボードがないためベッドの価格が安めですし、スペースの節約になるので寝室が広く使えます。また、掃除もしやすいです。
ただその反面、ベッドがズレやすかったり小物が落ちやすいなどのデメリットがあることは事前に頭に入れておきましょう。また、シンプルになりすぎる嫌いがありますが、そのような際はベッドの隣にアートを置くとアクセントになります。
パネルタイプのヘッドボードの特徴
一般的なヘッドボードです。
特記すべき長所短所はありません。素材(ウッド、ファブリック、レザーなど)の違いによりコーディネートの幅が広くデザイン性が高いのが特徴です(後述)。シンプルで飽きにくいため無難な選択肢になります。
宮付き(棚付き) タイプのヘッドボードの特徴
日本で人気のタイプです。
ヘッドボードにスマホや時計などの小物を置けるため便利です。充電のためのコンセントがあるものやライトがあるものなど機能性の高いものが多いです。スタイリッシュな見栄えよりも利便性重視の方に好まれるタイプのヘッドボードです。
クッションタイプのヘッドボードの特徴
ヘッドボードの中にわたやウレタンフォームなどが詰められ、その上に生地などが貼られたヘッドボードです。クッション性が高いため「ヘッドボードにもたれて読書をしたい」という方におすすめのタイプです。
もちろん、別途クッションを用意してしまえば事足りるのも事実ですので、背もれた用途に加えてこの見栄えが好みであることも重要です(ちなみに、我が家のベッドはこのタイプです)。
幅広タイプのヘッドボードの特徴
ホテルっぽい見栄えで人気です。
ヘッドボードの幅が広いためまるでホテルのベッドのような見栄えになります。デザイン性は高いものの、ブランド家具メーカーなどでの取り扱いが多いため高価なものばかりになってしまいます。
2. ヘッドボードを選ぶときのポイント
あなた好みのヘッドボードはイメージできてきていますか?
それでは次に、より詳細に絞り込むために選ぶときのポイントについて解説していきます。
2−1. 機能性で選ぶ
まずはあなた好みの機能性について考えましょう。
- スペース重視:ヘッドレスタイプ
- 背もたれ:クッションタイプ
- 間接照明:宮付きタイプ
- 小物置き:宮付きタイプ
などなど、機能面に満足できると生活の質に直結しますので、まずは機能面をもとに当たりをつけてみましょう。
ただ、背もたれはクッション、小物置きはサイドテーブルで代用できるので「本当にヘッドボードにその機能性がないといけないのか」ということも同時に考えると良いでしょう。
2−2. 拡張性も考える
拡張性についても一緒に考えてみましょう。
- スポットライト
- スマホホルダー
- タブレットホルダー
このような後付けツールでベッドタイムをより楽しくすることができます。
そのため、このようなものを後付けしようと思っているのなら、事前に取り付け可能か考えておくようにしましょう。
ただ、ベッドで動画コンテンツなどを視聴して楽しみすぎると睡眠不足になってしまう恐れがあるので、その点については気をつけるようにしましょう。
2−3. 見栄え(素材)で選ぶ
ベッドを見栄えで選ぶなら形状に加えて素材にも着目しましょう。
ウッド | ファブリック | レザー | スチール | |
画像 |
ウッド素材の特徴
木の温もりが感じられます(プリント紙化粧は例外)。経年変化によって色味の変わり方を楽しむこともできます(変わり方は木材によって異なります)。ホコリなどは付きにくい上に、さっと水拭きでキレイにすることも可能です。
天然木無垢材 | 天然木集成材 | 天然木化粧合板 | |
画像 |
プリント紙化粧合板 | プリント紙化粧繊維板 | |
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ファブリック素材の特徴
多様な記事があるのでコーディネートの幅が広いです。ホコリが溜まりやすいのでこまめにお手入れできる方のみおすすめです。
レザー素材の特徴
スタイリッシュです。肌への当たりも快適ですし、ホコリも溜まりにくく拭き掃除もしやすいです。ただ、本革になると価格がかなり高くなるのでお財布との相談になるかと思います。
種類 | 本革 | 合皮 | ||
牛革 | PVC | PU | APU | |
硬さ | ふつう | 硬め | 柔らかめ | 柔らかい |
耐水性 | ふつう | 強い | 弱い | 強い |
価格 | 高価 | 安価 | 普通 | 高価 |
スチール素材の特徴
アーバンスタイルや姫系などのコーディネートの幅が広いです。ただ、デザイン性と引き換えにギシギシ軋み音がしやすかったりなどの短所がありますので、気になる方は避けるようにしましょう。
3. ヘッドボードについて注意点とよくある質問
次に、注意点とよくある質問についてです。
3−1. ヘッドボードの高さはマットレスの厚みと勘案すること
30cm以上の分厚いマットレスを購入する方はとくに注意しましょう。
ヘッドボードがマットレスの厚みと比べて低すぎると見栄えが悪くなりますし、ものによってはベッドにマットレスが収まらないこともあります。気をつけましょう。
3−2. ヘッドボードはなしでもOK。後付けも可能
ヘッドボードがないデメリットについて承知であればなしでも構いません。後付け用のヘッドボードが販売されていたり、オプションとして販売されていることもあります。予めヘッドボードを将来的に後付けすることを想定したベッドを購入しておけば、後々拡張させたりDIYさせたりなんてことも可能です。
最後に
ベッドのヘッドボード選びについて参考になっていれば幸いです。