ご家庭で犬猫を飼っていると、眠る時に布団に潜り込んで来てそのまま犬猫と一緒に寝ることありませんか。
とても至福な一時だと思います。
特に寒い冬場は、湯たんぽ代わりに犬猫の体温で暖まっている飼い主さんもいるのではないでしょうか。
しかし、あなたと犬猫の関係を考えると「これだけはしておくべきこと」がいくつかあるので、今回はそれらを3つのステップでご紹介します。
Contents
3つのステップの概要
あなたと飼い犬・飼い猫が安心して一緒に寝るためにするべきことを3つのステップにしました。
- 最低限の躾・予防接種は、一緒に寝る寝ないにかかわらず行うべきことでもありますが、再確認しましょう。
- 室内飼いならともかく、屋内に出すことがあれば定期的に清潔にしてあげましょう。
- よだれ、抜け毛、粗相などから守るために防水シーツを使用しましょう。
それでは個別にご説明していきます。
ステップ1:最低限の躾・予防接種は済ましておく
まず一緒に寝る前に、最低限の躾は済ましておきましょう。
○トイレの躾
特に生まれたばかりの子犬子猫、引き取ったばかりの犬猫は新しい家のルールもなにもわかりません。にもかからずその状態で、一緒に寝ようとするとベッドの上で、もしくは寝室内でトイレをしてしまうこともあります。
犬も猫も怒られると悲しいですし、あなたのイライラを感じ取られて険悪なムードにならないように、なるべく怒ってしまう機会がないよう事前に躾をしましょう。
○精神的な躾
また、幼い頃から一緒に寝ていると犬猫が精神的に自立しにくくなることがあります。これを分離不安といい、独りになり孤独を感じてしまうと不安のストレスから吠えたり、ものを散らかしたりしてしまうことがあります。
出張などの理由によりやむなく愛犬・愛猫をペットホテルに預けることもあると思いますが、そのような際にも安心していられるように彼らの自立心を育んでおきましょう。
○人獣共通感染症(ズーノーシス)の予防をしておく
決して不安を煽る訳ではありませんが犬猫と一緒に寝るならば、動物から人に伝染する感染症があることは頭に入れておきましょう。
- 狂犬病
- サルモネラ症
- トキソプラズマ症
など代表的な人獣共通感染症は耳にしたことがあると思います。感染例は稀ですが事が起こる可能性を極力少なくするためにも、予防接種などは必ず行うようにしましょう。
また、他の章で紹介している内容も同じく予防になるので、必ず行いましょう。
ステップ2:清潔にしてあげる
犬猫を布団に入れてあげるならこまめにキレイにしてあげましょう。例えば、
○2週間前後に1度はシャンプー洗いをする
犬は散歩中に草むらでダニを拾ってしまうことがあるので、定期的にダニ予防効果のあるシャンプーをしてあげましょう。ダニが付いたままベッドに入れてしまうと、あなたにまで被害が出る恐れがあるので定期的にシャンプーをしてあげましょう。
また猫も同様に、外に出ている間にダニを拾ってくることがありますが、猫は水に濡れることを嫌がることが多いので汚れ・臭いに問題が感じられたら洗う程度の頻度にしておきましょう。
完全室内飼いの猫の場合は、汚くなることはほとんどないので大丈夫でしょう。
○外から帰ったら口・手足・お尻を拭いてあげる
同じく、犬は散歩により猫はお出かけにより口・手足に雑菌が付くので、室内に入れる際にさっと拭いてあげましょう。
そして、ベッドに入れる前にはもちろんお尻も拭いておきましょう。
○就寝前にブラッシング
また、ブラッシングも大切です。布団内に犬猫の毛がたくさん抜けてしまうとチクチクして寝心地を悪くしますし、細かい毛を睡眠中に吸引してしまう恐れもあります。
なので、こまめにブラッシングをしてあげましょう。多少のブラッシングで布団内の毛の量が大きく変わりますので、是非お試しください。
ステップ3:防水シーツ(プロテクター)でベッドの汚れ対策をする
犬猫と一緒に寝るにもかかわらず通常のベッドシーツを使っていると、犬猫のよだれなどの体液がシーツを通り越して布団を汚してしまうことがあります。
布団の洗濯は大変ですが、マットレスとなれば洗うことが不可能です。そのため、ベッド・布団のシーツは防水のプロテクタータイプを使用しましょう。
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伸縮性に富んだニット生地が生みだす柔軟な肌あたり、透湿性をもつ極薄0.025mmの防水膜による爽やかさ、その上、50回洗濯にも耐えうるしっかりした作り。自社製品のため手前味噌ですが、No.1の防水マットレスプロテクター(防水シーツ)と自負しています。
○おすすめの洗濯方法
洗濯機で洗う前にはできるだけ犬猫の毛は落としましょう。毛が多いと詰まりの原因になります。
そして、ネットに入れて単独洗いすることをおすすめします。毛を完全に落とすことはできないので、他の洗濯物と一緒に洗うとそれらに毛をつけてしまうことになります。
また、乾燥器はできるだけ高温(60℃)でかけるようにしましょう。60℃の熱風で乾燥させることにより、洗濯で落ちきらなかったダニを退治することができるためです。
○抜け毛キャッチャーを活用
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ペットと一緒に寝ていると、どうしてもシーツに抜け毛がついてしまいます。洗濯前にシーツから抜け毛を全部取るのは現実的ではありません。
そのような悩みを解消してくれるのがこちらの製品です。洗濯機に一緒に入れて洗うだけでペットの毛を絡め取ってくれる優れものです。若干お高く感じられるかもしれませんが、売上の一部が動物愛護団体へ寄付される仕組みになっていることが考えられます。
最後に
人獣共通感染症の存在を考えると、犬猫と一緒に寝ることにリスクがないという訳ではありません。とはいえ、可愛い家族が布団に入ってきたら拒否するのは難しいです。
そのためにも、ご紹介のケア・対策を常日頃から行っておきましょう。