布団の中がムシムシと暑い熱帯夜、ひんやりマットを活用してなんとか涼しく眠りたいとお考えではないでしょうか。
とはいえ、ジェル、冷感繊維など様々な素材があるため、違いが分かりにくく混乱してしまうと思います。あなたに合わないものを選んでしまうと、ムレ感や肌感が気に入らず後悔してしまう ことにもなりかねません。
そこで本日は、「ひんやりマットの4つの素材別の使用感・注意点」をご紹介します。熱帯夜の解決策としてお役立ていただけることをお約束いたします。
Contents
1. ひんやりマットの4つの素材別の比較
市販のひんやりマットは以下の4つの素材のものが主流です。
- 冷却ジェル:一般的なジェルマット。安価なこともあり最も普及している。
- 接触冷感+吸湿剤:冷感生地に吸湿剤を仕込んだもの。
- 塩ジェル:ジェルマットの冷感改良品。近年増えている。
- 化学繊維メッシュ:冷感効果のある繊維を高通気三次元メッシュ生地にしたもの。
各ひんやりマットとも良し悪しがあります。そのため、あなたの睡眠習慣、好みの使い心地に合うものを選ぶことが大切です。そうでないと、ひんやり感を十分堪能できなかったり、ムレ感に苦しむことになってしまう可能性があります。
①冷却ジェル素材
最も広く市場に出回っているひんやりマットの素材です。
冷却ジェルが体温を奪いひんやり感をもたらすという訴求です。使用開始20~30分ほどは冷たさが感じられますが、持続性があまりなく1時間もするとぬるい使用感になることが多い です。
また、ジェル素材を閉じるこめる膜にPVC(ビニール)素材を使っているため、直接寝るとムレ感が生じやすい です。とはいえ、シーツを冷却ジェルマットの上に敷いてしまうと冷感効果が薄まってしまいます。このような点からあまり一般的な冷却ジェルマットはあまりおすすめできません。
②接触冷感+吸湿素材
冷感素材と吸湿素材の併用したものもあります。
このタイプはジェルほどの瞬間的な冷たさはありませんが、ひんやり感に持続性がある ためおすすめです。単なる冷感生地のものとは異なり、吸湿素材が寝汗(気化熱)を吸収するためムレ感がほとんど生じないためからっとした寝心地 になります。
そのため、ひんやり感はほどほどで十分で、それよりも夏特有のベタッとした不快感をどうにかしたい、という方に特におすすめです。
製品:快眠タイムズ 除湿・消臭敷きパッド
価格:5,980円
【購入ページはこちら】
コーミング加工をした高品質な綿100%の敷きパッドです。お菓子の袋の中によく入っている除湿剤のシリカゲルを中材に詰めているため寝汗をとてもよく吸収します。熱帯夜でもカラッと爽やかに眠れます。また、シリカゲルには消臭効果もあるので、汗臭、加齢臭、タバコ臭などもスッキリ除去します。
③塩ジェル素材
①のジェル素材の欠点を改良して開発されたのが塩ジェル素材です。
塩を配合することにより冷感効果を高めることができるため接触冷感が通常のジェルより高められています。また、ひんやり感の持続性もより長く なっています。
とはいえ、やはり使用から1~2時間経過するとジェルの温度が高くなってしまうことがあります。そのため、入眠にあまり時間がかからない方に向いています。 そうでなく寝付きに時間がかかる場合、不快なぬるさが徐々に感じられることもあり、一層寝付きを悪くしてしまう可能性があります。
製品:Snow Princess
価格:4,980円
【当製品の販売ページ】
塩ジェル素材のひんやりマットの中でも冷感効果の高いのがこちらの商品です。メーカーの実験によると、使用開始からの1分間に8.2℃も表面温度を下げるほどの冷感効果を持っているとのことです。もしあなたが瞬間的な冷たさを重視しているのなら十分満足できる冷たさを感じられます。
しかし、PVC素材の上にポリエステル100%生地という構造になっているため、使用後にムレ感を感じられることがあるかもしれません。そのため、汗っかきの方、寝付きがあまり良くない方、極度に暑がりの方にはあまりおすすめできません。
④接触冷感3Dメッシュ素材
接触冷感効果のある化学繊維を三次元のメッシュ構造に仕立てた生地素材です。
ジェルのような冷たさこそありませんが、ひんやりとした涼感の使い心地 です。繊維の冷たさの持続性はほどほどですが、メッシュ構造で通気性が良いためムレにくい使用感 になっています。
そのため、瞬間的な冷たさはあまり求めておらず、ひんやり感と涼しさができるだけ持続するような使用感を求めている方におすすめです。
製品:アイス眠EX
価格:8,599円
【当製品の販売ページ】
化学繊維の中でも冷感の強いポリエチレン繊維を70%使用した3Dメッシュ構造のひんやりマットです。メッシュ構造のため凸凹としており滑らかさを求める方には不向きですが、通気性が確保されるので通常の化学繊維の冷感生地よりもムレ感が少なく、また、肌へのべとつきが少なくご使用いただけます。
2. ひんやりマットの使い方の3つのコツ
ひんやりマットをより快眠に効果的に使うためのコツをご紹介します。
①扇風機との併用
もしあなたが「ひんやりマットの冷感が物足りない」と感じているのなら、最もオススメの方法が扇風機との併用です。ひんやりマットの上に寝転んだ状態で、足元に向かって扇風機でそよ風を送りましょう。
上記で説明したようにひんやりマットといえど、どの素材も冷感の強さ・持続性は限られています。扇風機でそよ風を当て続けることで、寝汗を減らすことができべとつき感が軽減できたり、冷感がより長く続くことを期待できます。
ただ、扇風機は3~4時間を目安にオフタイマーを設定するよう心がけましょう。付けっぱなしにしてしまうと、体を冷やしすぎてしまい翌朝の目覚めを悪くしたり、体調を崩す原因となる可能性があります。
②マットを事前に少し冷やす
もしあなたが使用時の瞬間的な冷たさを最重要視される場合、使用の20分ほど前にマットにエアコンの冷たい風を当てて冷やして置くことをおすすめします。
マット自体の温度を冷やしことにもなりますが、寝室にこもっている熱を取り払うことにもなりますので、入眠時の寝苦しさを大きく改善することができます。
③ジェルが蒸れるなら足元に敷く
もしあなたのジェルマットが90×100cm等の小さいタイプで「ぬるさ・ムレ感が強くて困っている」のであれば、上記の方法を試す以外にマットを足元に配置してみることもおすすめします。
一般的なジェルマットを使用している上で温くなってしまったり蒸れてしまうのは仕方のないことです。しかし、下半身は上半身よりも熱量が少ないので、足元で使う分にはそこまで温くならずに蒸れずに使えられます。
とはいえ、脚を冷やしすぎるのは良くないので、あまりにも冷える場合はシーツの下にジェルマットを配置するなど微調整を行いましょう。
最後に
ひんやりマットの素材毎の特徴や使い勝手がご理解いただけていると幸いです。
また、こちらのページ『ひんやり接触冷感敷きパッドは蒸れる?!【良品を選ぶコツとは】』でおすすめの冷感敷きパッド他にもいくつか紹介しているので、あわせてご参考にしてください。