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羽毛布団クリーニングの料金相場は?比較と依頼先選びのコツ

  • クリーニングに出したら獣臭が強くなった
  • 取れると思っていた汚れが取れなかった
  • クリーニングに持ち込んだはいいが断られた

などなど、羽毛布団クリーニングには失敗談があります。

最悪のケースでは、羽毛布団を台無しにしてしまうことすらあります。

そこで本日は、

  • 羽毛布団クリーニングとは
  • 適切な頻度とタイミング
  • コインランドリーとの比較
  • 料金相場(価格設定の裏側)
  • 依頼先を選ぶときの注意点

などについて解説していきます。

ぜひ参考にしてください。

※羽毛と羽根の比率、ダウンパワー、充填量などのスペックを比較した選び方についてこちらのページ「羽毛布団の選び方とおすすめ9選【専門家直伝】」で徹底解説しています。羽毛の充填量だけでなくより網羅的に羽毛布団選びを進めたい方はぜひご参考にしてください。
著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
取材依頼はお問い合わせから。
インスタグラムでも情報発信中⇒フォローはこちらから。


1. 羽毛布団をクリーニングとは

羽毛布団を専門業社が洗うことです。

自分自身で洗うのは非常に難しいため、クリーニング業者に依頼しましょう。概要について説明していきます。

1-1. 羽毛布団をクリーニングすべき頻度

3年に1度を目安にクリーニングしましょう。

寝汗、ふけ、デッドスキン、皮脂、ハウスダストなどが羽毛布団に溜まっていきます。もし、羽毛布団が汚れたままだとダニやカビが繁殖する原因になります。

ダニ・カビ繁殖三大原因発生源
温度temperature
  • 人の体温
  • 気候
湿度humidity
  • 寝汗
  • 気候
  • 結露
エサfoods
  • 剥がれ落ちた皮膚
  • フケ
  • 皮脂

1-2. 羽毛布団を出すべきタイミング

3年に1度はあくまでも目安です。

  • 布団の生地に汗染みができた
  • ペットや飲食物による汚れができた
  • 汗臭や獣臭がするようになった

などに該当するなら、すぐにでもクリーニングしましょう。

なお、下記のことに該当するなら、それは中材(羽毛)の問題です。クリーニングではなく打ち直し(リフォーム)をする必要があります。

  • 干しても湿気が取れにくくなった
  • ふんわり感がなくなった
  • 暖かくなくなった

打ち直しについては、下記のページで詳しく説明しています。あわせてご参考ください。

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1-3. 羽毛布団の洗濯絵表示の確認方法

「家で洗いたい」
「コインランドリーで洗いたい」

このようにお考えの方は、洗濯絵表示を確認しましょう。

旧絵表示洗濯絵表示洗濯方法

washable-old1洗濯機で洗濯できる

washable洗濯機で洗濯処理ができる

  • 洗濯機で洗う
  • 一般衣料用洗剤で洗濯する

gentle-wash-old1弱い洗濯機洗い
又は弱い手洗いができる

gentle-washable洗濯機で弱い
洗濯処理ができる

  • 洗濯機でやさしく洗う
  • 洗濯ネットを使うこと
  • おしゃれ着用洗剤使用
    (アクロン、エマールなど)

very-gentle-washable洗濯機で非常に弱い
洗濯処理ができる

hand-wash-old1弱い手洗い

hand-wash手洗いができる

  • おしゃれ着用洗剤使用
  • 手洗いすること
  • もしくはクリーニング店に依頼

do-not-wash-old1洗濯不可

do-not-wash洗濯不可

  • クリーニング店に依頼
洗濯絵表示乾燥方法
tumble-dry-at-high-temperature
  • タンブル乾燥ができる
    (排気温度上限80℃)
tumble-dry-at-low-temperature
  • 低い温度でのタンブル乾燥ができる
    (排気温度上限60℃)

do-not-tumble-dry

  • タンブル乾燥禁止

羽毛布団の四隅に付いているはずです。

そこに「洗濯不可」もしくは「手洗い」「水洗い不可」「ドライクリーニング」などと記載されていなければ、自宅やコインランドリーで洗うこともできます。

1-4. 自宅洗い・コインランドリーとクリーニングを比較

とはいえ、自宅洗いはおすすめできません。

一方、コインランドリーは人によってはおすすめできます。

クリーニングと比べつつ、それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。

 自宅洗いコインランドリークリーニング
手間×
確実性×
所要時間1~3日2~3時間10日前後
費用0円2,000円前後6,000円前後

自宅洗いは絶対ダメ

家で自分で洗うのは避けましょう。

洗うのはともかく乾かすのが大変です。

家庭用乾燥機のサイズだと全体を上手に乾かせませんし、吊り干しだとさらに非効率で3日前後かかります。そのため、生乾きになりやすく、ニオイの問題も起こりやすいです。

コインランドリーは早くて安い

やや手間がかかりますが、早くて安いです。

時間と値段重視の方にはコインランドリー利用がおすすめです。下記のページで注意点を説明しています。あわせてご参考にしてください。

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クリーニング店は高いが確実

多少の時間と費用はかかりますが、手間要らずで確実です。

高品質な羽毛布団を使っていて、なおかつ、ふっくら快適な洗い上がりに仕上げてもらいたいならクリーニング店を利用しましょう。

1-5. 羽毛布団クリーニングの料金相場とは

6,000円前後が相場です。

有名どころの費用やサービス内容を比較すると、下記のようになります。

 持ち込み宅配洗い方保管
ホワイト急便1枚: 5,500円1枚: 7,480円
2枚: 11,800円
(5,900円/1枚)
まとめ洗い可能
(+1,000円~)
白洋舎1枚: 6,600円1枚: 7,700円まとめ洗い可能(不明)
タナカふとん1枚: 5,500円選択可能不可
アイクリーンなし1枚: 6,750円
2枚: 9,900円
(4,950円/枚)
単品洗い不可
カジタクなし2枚: 12,980円
(6,490円/枚)
まとめ洗い可能
(+1,100円~)

同じような価格帯なので選びにくいかと思います。

洗い方や保管などのサービス内容と比較して、自分に合うところを見つけるのが大切です。

この点について2章で解説していきます。


2. 羽毛布団クリーニングを選ぶときの注意点

では次に、選び方の6つのポイントと向き不向きについて説明していきます。

2-1. 持ち込みと宅配を使い分けること

持ち込みと宅配。

それぞれ良し悪しがあります。

 持ち込み宅配
手間
確認
まとめ値引き

手間についていえば、宅配のほうが圧倒的に楽です。

事業者により若干の差はありますが、以下のステップでクリーニングが完了します。

  1. 希望のクリーニング方法を行う業者をピックアップ。
  2. 見積もりと納期を勘案して依頼先を選定。
  3. 配送キットが送られてくるので、羽毛布団を入れて送り返す。
  4. クリーニング→納品(10日間前後)

しかし、持ち込み特有のメリットもあります。例えば、「羽毛布団が結構汚れている」「羽毛布団がへたってきている」「ゴアテックスなどの特殊仕様」などの場合、そもそもクリーニングできるかどうか、お店の人に目視で判別してもらうことができます。

状況に合わせて使い分けましょう。

2-2. まとめ値引きを確認すること

また、宅配の場合、まとめ値引きが大きいです。

例えば、アイクリーンサービスでは、枚数に応じて下記のように値段が変わります。

依頼枚数価格(送料込み)単価
1枚6,750円6,750円
2枚9,900円4,950円
3枚14,700円4,930円
4枚17,980円4,495円
5枚19,980円3,996円
6枚21,780円3,630円

6枚だと半額近くまで安くなります。

まとめ値引きの値段を比較して依頼先を選ぶようにしましょう。

2-3. 絶対水洗い!ドライクリーニングはダメ

クリーニングには水洗いとドライの2種類あります。

羽毛布団のクリーニングは水洗いをするようにしましょう。

  • 水洗い:水を使って洗います。洗剤を用いて温水で洗浄します。
  • ドライ:溶剤を使って洗います。水洗いでは型崩れ、色落ちする洗濯物のために行います。

というのも、布団の汚れ(汗、皮脂、フケ、アカ、ダニアレルゲンなど)は水溶性ですので、水洗いでないと洗い流せないからです。

上記でご紹介したクリーニング事業者はすべて水洗いですが、稀に「布団をドライクリーニングしてしまった」というお声もあるので区別できるようにしましょう。

2-4. 単品洗いかまとめ洗い、どっちが合うか

この点は絶対に確認してください。

  • 単品洗い:羽毛布団を一枚ずつ洗う。効率が悪いため費用は高くなるが、衛生面は安心できる。
  • まとめ洗い:数枚から数十枚の羽毛布団を同時に洗う。効率が良いため費用は安くなる。

「他人と羽毛布団と一緒に洗われるのは嫌だ」とお考えの方には単品洗いが向いています。

2-5. 布団専用クリーニングを求めるか

一般のクリーニング業者と布団専門のクリーニング業者では、処理内容がやや異なります。

例えば、タナカふとんが行う羽毛布団のクリーニングは以下のような特徴があります。

  1. 独自のウォッシングシステム
    一般的なクリーニングの工程よりも「排水→脱水→すすぎ」を多く行なわれています。そのため、汚れがしっかり落ちることを期待できます。
  2. 二段階の乾燥工程
    一般的には丸洗いが終わったら平面的に乾燥させられて終わりですが、その後、羽毛布団がふっくら仕上がるように回転させながら乾燥する工程が加えられています。

2-6. 保管サービスは必要か

羽毛布団は、収納スペースを意外と必要とします。

圧縮厳禁のため、シングルサイズ(100x150cm)でも60x50x30cm前後になります。

このスペースを節約したい場合は、保管サービスのあるクリーニングがおすすめです。例えば、冬用の羽毛布団を4月にクリーニングに出したら、11月頃までクリーニング事業者の元で羽毛布団を預かっておいてくれます。


3. 羽毛布団のクリーニングによくある質問

それでは次に、羽毛布団をクリーニングに関してよくある質問についてです。

3-1. 汚れによっては落ちないものあるの?

汗、皮脂、フケ、アカなどの汚れは基本的に洗い落とせます。

しかし、何年も放置してしまったシミ、こびれついたカビについては落とせないことがあります。お店によってはシミ落とし・カビ落としのオプションを設けているところもあるので、確認してみましょう。

3-2. クリーニングを受け付けてもらえない羽毛布団もあるの?

以下のような羽毛布団は対応不可であったり、性能の保証不可なことがあります。

  • 嘔吐物などのひどい汚れのあるもの
  • 糸で縫われていないノンキルト仕様のもの
  • 磁気や炭が使用された羽毛布団
  • ゴアテックスなどの防水仕様のもの

3-3. クリーニングに必要な日数は?

クリーニング期間は10日前後が一般的です。

しかし、以下のシーズンの間だとやや時間がかかることが懸念されます。

  • 4~5月:冬用布団をしまう前のクリーニング需要
  • 6~9月:ダニ繁殖シーズンのクリーニング需要
  • 10~11月:冬用布団を使い出す前のクリーニング需要

3-4. 羽毛布団はどの時期にクリーニングするのがベスト?

暖かくなり羽毛布団を使わなくなる4月頃にクリーニングに出すのがベストです。

汚れたまま押し入れにしまっておくより、キレイにしてから押し入れにしまっておくほうが、汚れやニオイが広がりにくいからです。

また、10月頃、急に寒くなってきてから羽毛布団をクリーニングに出そうとすると、予約が混んでいることがあります。そして、納期まで羽毛布団が使えず寒い思いをするハメになることがあるので、できるだけ早め早めにクリーニングすることをおすすめします。

3-4. クリーニングをしたら獣臭が強くなるという口コミについて

「羽毛布団がクリーニングから帰ってきたら獣臭が強くなってた!」という口コミを見かけることが稀にあると思います。

これは以下の3つの理由により、起こっていると考えられます。

  • そもそも羽毛が低品質なため
  • 乾燥工程が不十分
  • まとめ洗いのため

羽毛布団の製造プロセスに「羽毛洗浄」があります。この洗浄が不十分な羽毛は、油脂が過度についたままであったり、羽軸(羽根の骨)の中の油脂や汚れが落ちきっていないことがあります。そしてクリーニングによりそれらが出てきて、布団に付着してしまうことでニオイが強まるのです。

また、乾燥が不十分なことでもニオイは強まりますし、まとめ洗いをされたものの中にそのような羽毛布団が混じっていると、あなたの羽毛布団がとばっちりを受けることも無きにしも非ずです。

3-5. クリーニングから帰ってきた羽毛布団はどうやって保管すればいいの?

圧縮袋は避けましょう。

羽毛と羽根を長時間潰したままにしてしまうと、保温性を悪くする恐れがあるのでおすすめできません。特に、クリーニングしていない羽毛布団を通気のないビニールに入れるとカビが発生する恐れもあります。

羽毛のためを考えると以下のような不織布袋に入れて通気の良いところにしまっておくことをおすすめします。

羽毛布団の購入時、このような不織布の袋に入っていたと思います。もしあなたが捨ててしまったのであれば、不織布袋を買い足すことをおすすめします。


最後に

羽毛布団のクリーニングの全体像についてご理解いただけていれば幸いです。

なお、以下のページで最高の羽毛布団を選ぶために考えるべきポイント(ダウン率、ダウンパワー、充填量、水鳥の種類、側生地の品質など)とおすすめの羽毛布団について解説しています。さらに、羽毛布団のお手入れ方法についてもご紹介しています。是非あわせてご参考にしてください。

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