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羽毛布団をコインランドリーで洗う手順、コツ、注意点

「この羽毛布団をコインランドリーで洗えるかな?」
「ふっくら洗い上げるにはどうすればいいだろ?」

このようにお考えではないでしょうか?

一見シンプルな羽毛布団ですが、やはり天然素材ということもありやや手の込んだ取扱いが求められます。

洗剤や柔軟剤はもちろん、洗濯の液温、乾かし方などに色々なコツがあります。

また、そもそもコインランドリーでの洗濯が不可なものや、注意して行うべきものなど、羽毛布団によってバラバラです。

そこで本日は、

  • 羽毛布団がコインランドリーで洗える確認する方法
  • コインランドリー利用の手順と費用
  • コインランドリーとクリーニングの比較

などについて説明します。

ぜひご参考にしてください。

※羽毛と羽根の比率、ダウンパワー、充填量などのスペックを比較した選び方についてこちらのページ「羽毛布団の選び方とおすすめ9選【専門家直伝】」で徹底解説しています。羽毛の充填量だけでなくより網羅的に羽毛布団選びを進めたい方はぜひご参考にしてください。
著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
取材依頼はお問い合わせから。
インスタグラムでも情報発信中⇒フォローはこちらから。


1. 羽毛布団をコインランドリーで洗濯する際の注意点

それではまず注意点から。

1-1. 羽毛布団を洗えるコインランドリーと、洗えないコインランドリーがある

そもそも、コインランドリーの中には羽毛布団の洗濯を拒否しているところがあります。

その理由は以下の2つです。

  1. 洗濯中に水を吸った羽毛布団が重くなりぐるぐる回る遠心力で洗濯機が揺れて止まってしまうことがあるから
  2. 生地が破れて洗濯槽の中で羽毛が飛び出し詰まることがあるから

deny

とはいえ、マシンの性能がどんどん良くなっているため、羽毛布団の洗濯OKなコインランドリーが増えているのが実情です。

それでも羽毛布団の洗濯を断るコインランドリーは、生地破損による事故を心配している可能性が大きいです。

1-2. 羽毛布団をコインランドリーで洗えるかの確認方法

洗濯絵表示を確認する

あなたの羽毛布団をコインランドリーで洗えるかどうか、まずは洗濯絵表示を確認しましょう。

旧絵表示洗濯絵表示洗濯方法

washable-old1洗濯機で洗濯できる

washable洗濯機で洗濯処理ができる

  • 洗濯機で洗う
  • 一般衣料用洗剤で洗濯する

gentle-wash-old1弱い洗濯機洗い
又は弱い手洗いができる

gentle-washable洗濯機で弱い
洗濯処理ができる

  • 洗濯機でやさしく洗う
  • 洗濯ネットを使うこと
  • おしゃれ着用洗剤使用
    (アクロン、エマールなど)

very-gentle-washable洗濯機で非常に弱い
洗濯処理ができる

hand-wash-old1弱い手洗い

hand-wash手洗いができる

  • おしゃれ着用洗剤使用
  • 手洗いすること
  • もしくはクリーニング店に依頼

do-not-wash-old1洗濯不可

do-not-wash洗濯不可

  • クリーニング店に依頼
洗濯絵表示乾燥方法
tumble-dry-at-high-temperature
  • タンブル乾燥ができる
    (排気温度上限80℃)
tumble-dry-at-low-temperature
  • 低い温度でのタンブル乾燥ができる
    (排気温度上限60℃)

do-not-tumble-dry

  • タンブル乾燥禁止

「洗濯不可」や「乾燥不可」の場合はクリーニングを利用しましょう。

そうでなければコインランドリーを利用できます。

なお、形式上「洗濯不可」などと記載されているだけのこともありますので、コインランドリーの店主に確認してみるのも一手です。

絶対に洗ってはいけない羽毛布団の例

とはいえ、絶対に洗ってはいけない羽毛布団もあります。

  • 側生地に破れがあるもの
  • 羽毛の吹き出しがあるもの(小さな破れがあるはず)
  • 10年以上使用していて側生地に経年劣化が見受けられるもの
  • 側生地にシルク、レーヨンなどの繊細な素材が使われているもの
  • 2万円以下の羽毛布団で生地の耐久性に不安があるもの
  • フェザーの比率が15%以上のもの(フェザーは側生地を突き破りやすい)
  • ゴアテックスなどの防水仕様のもの
  • 嘔吐物などのひどい汚れのあるもの
  • 糸で縫われていないノンキルト仕様のもの
  • 磁気や炭が使用された羽毛布団

例えば、もしコインランドリーで洗濯しているときに生地が破れてしまい、洗濯槽に羽毛を撒き散らかしてしまったら、最悪の場合、清掃代を請求される可能性もあります。

気をつけましょう。

1-3. コインランドリーでの仕上がりがクリーニングを超えるのはほぼ無理だと心得る

なお、コインランドリーで羽毛布団を洗濯できるといっても、洗濯のプロが行うクリーニングのように品質を損なわずに洗い上げるのは困難です。

 自宅洗いコインランドリークリーニング
手間×
確実性×
所要時間1~3日2~3時間10日前後
費用0円2,000円前後6,000円前後

例えば、コインランドリーの乾燥機は熱が強力な上、大型機といえどもクリーニング店のものと比べると小さいために、生地にかかる熱の負担はどうしても大きくなりがちです。

そのため、綿素材の側生地は1%前後ですが縮んでしまうために通気性が若干低くなりますし、やや傷みます。コツを踏まえて乾かしてもふっくら感(羽毛の復元)はクリーニング店にはやはり及びません。

ただ、この点を踏まえた上であれば、羽毛布団をコインランドリーで洗うのはありかと思います。


2. 羽毛布団をコインランドリーで洗う手順とコツ

それでは次に、実際に羽毛布団を上手に洗うための手順とコツをご紹介していきます。

2-1. 洗う前にチェックしてほしいこと

まずは洗濯を始める前に以下のことをチェックしましょう。

  • 羽毛布団の洗濯が可能かどうか
    言うまでもないですが念のために。
  • 洗剤と柔軟剤が自動的に注がれないかどうか
    洗剤は中性洗剤、柔軟剤は吸水性を損なわないものを使うことが鉄則です。弱アルカリ性洗剤は羽毛の油脂を取りすぎてしまい、ダウンボールがふわっと復元できなくなり保温性が下がってしまいます。また、生地にコーティングをしてしまうような柔軟剤は、吸水性が悪くなりムレやすく寝苦しくなる恐れがあるので使用を控えましょう。このような洗剤が使用されているなら、あなた自身で用意しましょう。
  • 洗濯槽の中にキズや尖ったところがないか
    洗濯中に羽毛布団が引っかかってしまい生地が破れる恐れがあります。洗濯機・乾燥機の中がキレイか見るだけでなく、キズなどがないかも確認しましょう。

2-2. コインランドリーでの洗濯方法と所要時間

それでは洗濯方法についてご紹介していきます。

  • 布団カバーは外す
    布団カバーを付けたままだと側生地の汚れが落ちにくくなるので外しましょう。
  • サイズにより洗濯機を変える
    シングルサイズの羽毛布団なら12kg前後、ダブルサイズの羽毛布団なら25kg前後の容量のある洗濯機を利用しましょう。
  • 丸めて入れる
    羽毛布団を縦に二つ折りにしてからくるくるっと巻いて洗濯槽に入れましょう。奥行きがキツければ三つ折りにしてから巻くか、大きいサイズの洗濯機を利用しましょう。
  • 単品で洗う
    他のものと洗うと汚れが落ちやすくなりますが、擦れたり絡まったりで側生地を痛めやすいので、なるべく単品で洗うことをおすすめします。
  • 液温は30℃くらいのぬるま湯
    高温で洗ってしまうと羽毛の油脂を取ってしまって、羽毛のふわふわさと保温性を損ねてしまうのでご注意ください。
  • 30分洗う
    30分洗えば十分です。12kg容量の洗濯機で30分洗うと600円前後、25kg容量の洗濯機で30分洗うと1,000円前後の費用になります。

2-3. コインランドリーでの乾燥方法と所要時間

羽毛布団の洗濯は乾燥がキモです。ふっくら仕上げるための大切なパートです。

  • 乾燥機に入れる前に軽くもみほぐす
    羽毛が湿って潰れたまま乾燥機に入れるよりも、布団をふって揉みほぐしてから乾燥処理を始めたほうが仕上がり時のふんわり具合が変わります。
  • 容量25kgの大きめの乾燥機を使用する
    羽毛布団のサイズに関係なく、容量25kg前後の大きめの乾燥機を利用しましょう。満遍なく乾かせられます。
  • 丸めて入れる
    洗濯時と同じように、二つ折りにしてから丸めて乾燥機に入れましょう。
  • 羽毛の充填量による乾燥時間を変える
    中材700g前後の春秋用肌掛け羽毛布団であれば40~60分、中材1200g前後の冬用羽毛布団であれば60~80分ほど乾燥機にかけましょう。フェザーよりもダウンの方が乾かすのに時間がかかるので、ダウンの割合が多い羽毛布団はやや長めになります。乾燥にかかる費用は、6分100円で計算すると1,000円前後になります。
  • テニスボールを2つ入れる
    乾燥時にテニスボールを入れると羽毛布団がぐるぐる回るときにポンポンとぶつかって羽毛を揉みほぐしてくれます。それにより羽毛布団がよりふっくらとした仕上がりになります。
  • 20分毎に布団を取り出してひっくり返す
    ものが大きいため乾きやすい面と乾きにくい面が出てきます。そのため、20分おきに布団を取り出してひっくり返して乾燥機に入れましょう。そうすることで全ての箇所が満遍なく乾かせられます。折りたたんだ内側や、キルティング(縫い目)の部分が乾きにくいので、あなたの手で乾き具合をチェックしましょう。それと同時に、布団をもみほぐせるとなおよしです。湿っているところがあれば10分ずつ乾燥を追加しましょう。
  • 処理後に1時間ほどクールダウンさせる
    乾燥処理後の暖かい羽毛布団は外気にさらしてクールダウンさせましょう。熱をもったまま押し入れにしまうと蒸れて湿気ってしまい、雑菌やカビなどが繁殖する恐れがあります。

ここまでやっていただければ、あなたの羽毛布団はキレイにふんわりとなっていることでしょう。

2-4. 羽毛布団のコインランドリー費用の目安

上記の内容をもとに計算すると、次のようになります。

  • シングルサイズ:洗濯600円 + 乾燥1,000円 = 合計1,600円
  • ダブルサイズ:洗濯1,000円 + 乾燥1,000円 = 合計2,000円

2-5. コインランドリーとクリーニング、どちらがおすすめか

コインランドリーの費用は2,000円前後で所要時間は2時間前後。

さらに、コインランドリーまでの移動時間もかかり、その上、洗濯〜乾燥の間はちょくちょく作業が必要になるため半拘束状態になります。人それぞれですが、目に見えないコストもある程度かかります。

対して、宅配クリーニングは5,000円前後で、手放しでプロが洗濯してくれます。

寝具屋の私としては羽毛布団を大切にしてもらいたいのでクリーニングをおすすめしますが、費用を天秤にかけるとけっこう迷うと思います。以下のページで羽毛布団のクリーニングについても詳しく説明しているので、ご一読いただい上で決めてみてください。

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最後に

あなたの羽毛布団をコインランドリーで洗うべきかどうか、そして、洗うならキレイにふんわり仕上げるコツの参考になっていれば幸いです。

なお、以下のページで最高の羽毛布団を選ぶために考えるべきポイント(ダウン率、ダウンパワー、充填量、水鳥の種類、側生地の品質など)とおすすめの羽毛布団について解説しています。さらにお手入れ方法までまとめて紹介しているので是非あわせてご参考にしてください。

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