ベッド

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一人暮らし向けベッドは7タイプ!4つの用途別におすすめ

一人暮らしの準備で必ず迷う、ベッドのタイプ。

あなたの生活スタイルに合わないベッドを買ってしまうと、使い勝手の面で不満を抱えることがあり後々後悔してしまうことになります。

そこで今回は、そのような失敗を防ぐために、4つの用途別にオススメのベッドのタイプをご紹介します。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. 4つの用途別にオススメのベッドタイプ

ベッドには色々と種類があるので、どのタイプを使うか迷いやすいと思います。とはいえ、あなたの生活スタイルとベッドの主な用途を考えると、自然と選択肢を絞り込むことができます。





ローベッドフロアベッドステージベッド脚付きベッドスチールベッド畳ベッドパレットベッド
low-bed1Floor-BedStage-Bedbed-with-legs1steel-bed1tatami-bed1pallet-bed1




引き出し収納付きベッドチェストベッド跳ね上げ式ベッドロフトベッド   
bed-with-drawer1chest-bed1flip-up-bed1loft-bed1   



ソファベッド脚付きマットレスベッド折り畳みベッド電動ベッド床置きすのこ  
sofa-bed1mattress-bed1foldable-bed1movable-bed1sunoko1  





ダブルクッションベッドウッドスプリングベッドマルチポイントベッド    
double-cushion-bed1wood-spring-bed1multi-point-bed1    





連結ベッド二段ベッド親子ベッドシステムベッド   
connect-bed1bunk-bed1parent-and-child-bed1system-bed1    

一人暮らし向けのベッドは、以下の4つの用途がメインに絞られると思います。

  1. 収納スペースを重視
  2. 部屋のスペースを重視
  3. ソファとしても使いたい
  4. 見栄えを重視

それでは、各用途別にオススメのベッドを紹介していきます。あなたの一人暮らしのイメージを膨らませながら、各ベッドの用途を吟味しましょう。そうすると、あなたに合うベッドを選びやすくなります。

(1)収納スペースを重視

あなたのお部屋に十分な収納スペースがない場合、ベッドの占有スペースを収納として有効活用できるベッドがオススメです。衣服だけでなく普段あまり使うことのない荷物まで、ベッドで片付けられます。

引き出し式ベッド

ベッドの下の部分が収納スペースになっています。引き出し式で収納物の出し入れができます。マットレスを置く天板が「すのこ形状」になっているものをオススメします。すのこ形状でなく板形状だと、湿気が溜まりやすくなりマットレスや衣服にカビが生えやすくなります。

引き出しをベッドに設ける分、多くの材料を使い構造が複雑になるため、他のベッドよりも価格が高くなる傾向があります。「収納スペースも一緒に買っている」と考えられないと割高に感じるかもしれません。

○メリット

部屋の収納スペースを補うには十分すぎるほどの容量を収納できます。収納スペースが小分けになっているので、特に小物を入れるには便利です。

✕デメリット

大きいものを収納するには不向きです。きちんと収納物を引き出せるように手前のスペースを確保しなければいけない点。また、マットレスに溜まった湿気に抜け道がなくなります。よって、収納されている物とマットレスの両方に湿気がたまりやすくなり放置状態が続くとカビが生えやすくなるので気をつけましょう。

すのこベッド フレーム コンセント付き 宮棚付き 引き出し収納付き

hikidashibed3メーカー:アウトレットファニチャー
価格:19,800円
【当製品の販売ページ】

こちらの商品は天板がすのこ形状になっているため、湿気がたまりにくい構造になっています。また、引き出し下部にキャスターが付いているため、収納物を楽に引き出せます。さらに、ヘッドボードに小物を置くスペースと2口コンセントがあるので助かります。

収納付き頑丈ベッド カルバン

hikidashibed4

メーカー:マストバイ
価格:23,620円
【当製品の販売ページ】

こちらの商品は、頑丈な構造を売りにしているものです。そのため、すのこ形状ではありませんが、安定性を求める方にオススメできるコンセプトです。さらに、収納スペースを左右どちらにもあなたの好みでつけられるので、寝室のレイアウトを問いません。また、ベッド下部は全て収納スペースとなる訳ではなく、空スペースとなる部分が生まれることを念頭に置いてください。(普段使わないものを収納できますが、ベッドをどかす必要があるので少し面倒です。)

跳ね上げ式ベッド

こちらもベッドの下の部分が収納スペースになっています。写真のようにベッドが跳ね上がって開くので、この名称になっています。跳ね上げ式タイプには天板が「すのこ形状」になっているものはないので、除湿シートをマットレスの下、除湿剤を収納スペースに置くことをオススメします。

また、ベッドを楽に跳ね上げるために油圧シリンダーやガス圧ダンパーが搭載されているため、さらに価格が高くなります。大きいものを収納したい非力な女性に向いています。

○メリット

1番の特徴は収納スペースが大容量ということです。仕切りがないものが多いので、大きいものや細長いものの収納も可能です。サーフィンのボード、ゴルフセットでも十分に収納できます。油圧により簡単に跳ね上げられるので、重さは気になりません。

✕デメリット

このタイプのベッドは基本的に、マットレスとのセット売りになるので、好みのマットレスを選べられなくなります。また構造が複雑なこともあり、お値段が少し高くなってしまいます。また、こちらのベッドもマットレスと収納物に湿気がたまりやすく、カビが生えやすくなるので注意が必要です。

跳ね上げ式畳ベッド 宮付きタイプ

跳ね上げ式ベッド2

メーカー:家具レンジャー
価格:68,800円
【当製品の販売ページ】

こちらの商品は収納部分が2つに分かれているため、ゴルフバッグなどの超大型荷物は入らないものの、跳ね上げがとても楽にできます。また、引き出しは左右どちらにも設置可能なので、あなたの寝室のレイアウトに合わせることもできます。さらに、ヘッドボードに小物を置くスペースやコンセント、アップライトが付いており、生活に根ざしたつくりになっています。

絵本立てヘッドボード付ショート丈ガス圧式跳ね上げ収納ベッド【Kleine Buhne-クライネビューネ-】

haneagebed3

メーカー:コスパクリエーション
価格:92,385円
【当製品の販売ページ】

こちらは 収納部分が分かれていないタイプのものなので、ゴルフバッグ、スノーボードの板などの超大型の荷物でさえ、なんなくしまうことができます。当製品はマットレス付きですが、他のベッドと比べると多少価格が高く感じるかもしれません。「とにかく大きな収納スペースが必要」という方にはぴったりです。

(2)部屋のスペースを重視

ベッドによるデッドスペースを極力無くしたい、部屋の面積をなるべく広いままにしたい、あなたがこのようにお考えであれば、以下2つのベッドタイプがオススメです。

折りたたみベッド

折りたたみベッドには、ベッドフレームだけのものもあれば、マットレスとの一体型になっているものもあります。薄いマットレスや2つ折りのものなど、使用可能なマットレスの種類が限られます。

○メリット

日中の使わないときに折りたたんで部屋の隅に置いておけるため、部屋のスペースを広々と使えることです。そのため、ベッドの下の掃除がしやすい利点もあります。

✕デメリット

とはいえ、ベッドの下にものを置くと折りたためなくなってしまう、という中途半端な欠点があります。さらに、構造上安定性に欠けるものが多く、劣化が早くギシギシと音が鳴ることがあります。また、動かすときにローラーがフローリングを引っ掻いて傷を残すこともあるので、気をつけて折りたたむ必要があります。

布団干し機能付きすのこ折りたたみベッド

折りたたみベッド2メーカー:山善
価格:14,480円
【当製品の販売ページ】

こちらの商品はストッパー付きの安心設計になっています。ベッドを折りたたんだ際に布団をかけっぱなしにしていると、布団の重みでベッドが開いてしまう恐れがあります。そのため、このようなストッパーが付いていると安心できます。また、すのこが木製なので吸湿性にも期待できます。

ロフトベッド

部屋に中二階を作るかのようなのでロフトベッドと名付けられました。ベッドの下にできる空間が最も広いので、アレンジ次第で活用の幅が広がります。

○メリット

とにかく有効活用できる空間が広いです。収納スペースになるだけでなく、勉強机・ソファの設置など応用の幅が広いです。また、友人を招いたときもベッドスペースが目に付きにくく、プライペート性が高いともいえます。空間活用の観点では、最も優れています。

✕デメリット

眠るときに天井が近いため、圧迫感を感じる人もいます。また、就寝起床のたびに上り下りする必要があり、少し面倒です。同じ理由でシーツの取り換えも手間がかかります。さらに、高く圧迫感があり、部屋自体が狭く感じられることもあります。注意するべき点は、購入時の組み立てです。1人では難しいです。組み立てが甘いと不安定になりやすいので、組み立てに自信のない人にはオススメできません。

階段付き ロフトベット 【RESIDENCE-レジデンス-】

loftbedメーカー:ホームテイスト
価格:31,196円
【当製品の販売ページ】

こちらの商品の1番のオススメポイントが、ベッドの上り下りのために階段を設けている点です。市販のロフトベッドの多くは、ハシゴで上り下りするものが多いのですが、やはり就寝前・寝起きにハシゴを使うのは煩雑ですし少々危険です。毎日のことなので、とても重要なポイントです。

(3)ソファとしても使いたい

家に人を招くことを考えてソファがほしい、しかし、ソファを置くスペースがない。このようなお考えであれば、ソファや腰掛けとして機能するベッドがオススメです。

ソファベッド

ソファベッドは日中にはソファ、夜間にはベッドとして両用できます。私は以前、ソファベッドを使用していました。色々なデザインのソファベッドを各メーカーが開発しています。あなたの好みのデザインのものを選ぶと良いでしょう

○メリット

日中にソファとしてスタリッシュに使えるのが1番のメリットです。一般的な1K・1DKタイプのお部屋だと、ソファとベッドを両方置くとかなり窮屈になります。くつろぐためにどうしてもソファが欲しい、という方にはオススメです。また、3人は優に座れるので友人を招くときの椅子として重宝します。

✕デメリット

外履きの服装のまま座ったところで眠ると不衛生です。そのため、少し手間ですが、ベッドとして使うときにはベッドパッドなどを敷くことをオススメします。とはいえ、それでも若干ボコボコする(折り目の部分が谷になる)ため寝心地が良いとは言えません。また、収納スペースを期待することはできません。

UNE BONNE(ウネボネ) リクライニング レザー ファミリーソファ

sofabedメーカー:銀河家具
価格:26,300円
【当製品の販売ページ】

とても珍しい形状でおしゃれです。欧州ファッションブランドのメゾンに置いてありそうなデザインです。デザインは好みだと思いますが、この手のスタイルのもので価格がここまで控えめなものは、私が見てきた限り少ないと思います。

 

ソファベッド【ナトゥーラ ホワイト】 3段階リクライニング 収納式テーブル 引き出し スツール 肘掛け 同色クッション付き

ソファベッド2

メーカー:DORIS
価格:29,900円
【当製品の販売ページ】

実は私、このソファベッドの元ユーザーです。ソファとして十分使えるのはもちろん、友人が泊まりに来る際のベッドとしても重宝しました。ソファ下部に収納スペースがあり、雑誌や電化製品の説明書などを保管するスペースとして活用しました。また、手頃なお値段で嬉しいです。

脚付きマットレスベッド

マットレスに脚がついているベッドなので、このような名称になっています。マットレスをフローリングなどの床に直に置くと、湿気がたまりカビが生えることから、このタイプのベッドが生まれました。

○メリット

ソファとしての利用が可能。マットレス自体はムレにくい。ベッドの下が収納スペースにもなる。製品の特徴上、安価で購入しやすいものが多いです。

✕デメリット

安い作りのため寝心地は期待できないものが多いです。また、耐久性にもあまり期待できないと思います。これらの点を割り切って購入する必要があります。

脚付きマットレス 【ロビン シングル アイボリー】

ashitsukimatメーカー:DORIS
価格:9,980円
【当製品の販売ページ】

脚付きマットレスを選ぶときは、こちらの商品のようにベッドの中央につなぎ目がないタイプを選びましょう。つなぎ目があるものだと一晩中、つなぎ目の硬い部分が腰を圧迫するので、腰を痛める原因になります。

(4)見栄えを重視

デザイナーが手がけたようなスタイリッシュな部屋に仕上げたい、とお考えであればフロアベッド(ローベッド)のタイプからベッドをお探しになることをオススメします。

フロアベッド(ローベッド)

ベッドに足がなく、床に直に置くタイプなのでフロアベッドと呼びます。同じ形式でより低いものをローベッドと呼びますが、明確な基準があるわけでなく境界線は曖昧です。

細かいデザインやヘッドボードに電源・ライトの有無などの好みで決められると良いです。

○メリット

好みにもよりますが、スタイリッシュなデザインのものが多いです。ベッドの位置が低く天井との距離が分、眠るときに開放感があります。また部屋が広く見えやすいです。構造がシンプルなため、見た目のわりにお値打ちなものが多いです。

✕デメリット

空間活用には期待できません。ある程度広い部屋での使用をオススメします。また、ベッドが低いと湿気がたまりやすくカビが生えやすいです。マットレスを置く天板がすのこ形状のものだと、完璧とは言えませんが、カビ予防になります。

宮棚・コンセント付きフロアベッド 【Slied -スリード-】

floorbedメーカー:ホームテイスト
価格:18,710円
【当製品の販売ページ】

こちらの商品は、マットレスを置く天板がすのこ形状になっています。また、ヘッドボードに小物を置くスペースと2口コンセントがあり、実生活に根ざしたデザインに仕上がっています。

モダンライト・コンセント付きローベッド 【Dorgo -ドルゴ-】

ローベッド3

メーカー:Aggressor
価格:32,571円
【当製品の販売ページ】

「低い、だからカッコいい。」をコンセプトにデザインされているローベッドです。マットレスよりベッドフレームが出るステージタイプの設計が高級感を演出しています。もちろん、天板はすのこ形状で、ヘッドボードには小物置きスペース、モダンライト、コンセントが配置されています。


2. ベッドの最適なサイズは?

ベッドのタイプが決まったら、次はサイズ選びです。あなたにぴったりなサイズをイラストとともにご紹介します。

一人暮らしの場合、ベッドのサイズは以下の3つの内のどれかになると思います。(メーカーにより若干の差があります。)

  1. シングル(100×195cm)
    開放感はそこまでありませんが、小柄な人には十分なサイズです。
  2. セミダブル(120×195cm)
    中柄な人には開放感もあり、快適に眠れるサイズです。大柄の人はこのサイズが最低ラインだと思います。
  3. ダブル(140×195cm)
    大柄の人でも快適に眠れるサイズです。二人で使うには若干物足りないかもしれません。

これらのサイズを実際に人が使っているところをイラストで表すと以下のようになります。(イラスト内の人は身長170cm、体重60kg前後を想定。)

ベッドサイズ
ベッドサイズ

小柄・中柄な人には、セミダブルサイズのベッドがオススメです。大柄な人であれば、ダブルサイズがオススメです。大の字で寝られたり、豪快に寝返りができる幅があると、とても快適に気分よく眠れます。


まとめ

ベッドの用途を元に一人暮らしをイメージすることで、ベッドが選びやすくなったと思います。

あなたがより良いお買い物の参考になれば幸いです。

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