「防水シーツがあるとマットレスを汚す心配がなくなり安心」と言われたものの、本当に防水シーツが必要かどうか考えあぐねてはいないでしょうか?
確かに防水シーツがあれば便利です。しかし、生活状況やお持ちの寝具の種類によってはあまり必要がない場合があるのも事実です。
そこで本日は、「防水シーツがどのような役割で役に立ち、または役に立たないのか」についてご紹介します。
Contents
1. 防水シーツが必要/不必要な場面
「防水シーツが必要かも」とよく考えられがちな5つの場面を想定して、必要か不必要かご説明します。
- 赤ちゃん用ベッドの汚れ対策
- 介護用ベッドの汚れ対策
- 布団・マットレスの寝汗対策
- 布団・マットレスのダニ&カビ対策
- ベッドのお手入れを減らすために
意外と不要の場合や、実は他のグッズが必要な場合が多くあります。
1−1. 赤ちゃんベッドに防水シーツ
赤ちゃんがおむつを履いている内は、防水シーツがなくてもあまり問題ありません。 尿が多少布団に漏れてしまっても、赤ちゃん用布団は洗えることが多いので、丸洗いすれば気になりません。
しかしもし、赤ちゃんとあなたが同じベッドで一緒に寝るのであれば、防水シーツがあっても良いと思います。大人用ベッドは汚すとキレイに掃除するのは手間ですし、クリーニング業者に依頼するとなれば必要がかなりかかります。
子供に対して防水シーツが必要になるのは、トイレトレーニングが済んで「おむつなしで寝かせてみようかな」という段階になってから です。その際に、おねしょ対策のために防水シーツが必要になります。
1−2. 介護のために防水シーツ
高齢者の介護のためでしたら防水シーツはかなり役立ちます。
生活の中心がベッドの上になる場合、おねしょ対策だけでなく、食事に食べこぼし飲みこぼしでの汚れ対策にもなります。
被介護者はついついベッドを汚してしまいがちですが、そのような時に介護者がおおらかに対処できることは介護生活の中でも大事なことです。わざとではないにせよ布団が汚れてしまうと、イラついてしまったり、ため息が出てしまったりと、お互いの精神衛生上良くないですよね。
防水シーツがあれば掃除の負担が減るので助かります。
もし、被介護者のおねしょが頻繁なため防水シーツを洗うのすら手間に感じるのであれば、おとな用オムツを併用することをおすすめします。多少の漏れ程度であれば防水シーツの洗濯は大分楽になります。
1−3. 寝汗が多くマットレスを汚す対策に防水シーツ
「寝汗が多くてベッドシーツだけじゃマットレスがすぐに汚れてしまう」といった場合、基本的には防水シーツではなく敷きパッドを使うのが正攻法 です。
薄いものではなく中綿の多い厚めの敷きパッドや、吸湿剤を原料に使っている敷きパッドなどであれば、かなり多めの寝汗でもしっかり処理してくれます。
しかし、「それでも寝汗がマットレスにまで通過してしまう」ような場合、マットレスをキレイなままに保つために防水シーツを敷いておくと良いです。このような場合、防水シーツが汚れることはほとんどないので基本的に敷きっぱなしにしておいて、(汚れない限りは)2,3ヶ月に1度洗濯するといった使い方で良いです。
1−4. ダニ&カビ対策のために防水シーツ
マットレスにダニ・カビを発生させてしまったことがある場合、ダニ・カビを防水シーツで予防する ことが可能です。
というのも、ダニとカビがマットレスに発生してしまう原因は「暖かい温度」「高めの湿度」「豊富な餌」の3つなのですが、防水シーツを使うことでマットレスに寝汗、皮膚、皮脂、フケ、アカなどが溜まっていくことをほぼ無くせますので、手放しでダニ・カビ予防をすることができます。
1−5. 敷布団・マットレスのお手入れを減らすため防水シーツ
「マットレスに寝汗や皮膚、皮脂、フケ、アカなどを溜めずに済む」ということから掃除・お手入れを省くためにも役立てられます。例えば、
- 湿気った布団の天日干し
- 布団・マットレスへの掃除機がけ
- 敷布団・マットレスに布団乾燥機で乾かす
などの日常的な掃除・お手入れを省くことができます。
最後に
防水シーツを使うことで雑多な家事を減らして万が一の予防ができます。
もしあなたが上記のケースに該当しているのなら、防水シーツを導入してみることをおすすめします。
防水シーツの上手な選び方については、こちら『知らなきゃ大損?!防水シーツの賢い選び方』をご参考にしてください。