おねしょシーツとひとくちに言っても、
- コットン、ポリエステルなどの素材による生地の違い
- 全面防水や部分防水などの仕様の違い
- 洗濯機、乾燥機対応と記載されているものとされていないものの違い
などなどお店に置いてある商品によって仕様がまちまちなため、どれを選べばよいのか困ることはないでしょうか?たまたま選んだおねしょシーツがあなたに合っていれば幸いですが、合っていないものを使い続けるのは勿体無いですよね。
そこで本日は「おねしょシーツの選び方、おすすめ品、上手な使い方」についてご紹介します。
Contents
1. 寝心地抜群のおねしょシーツの上手な選び方3つのポイント
まずあなたに合うおねしょシーツを選ぶ上で最も重要となる3つのポイント(①生地/②防水範囲/③洗濯機・乾燥機対応)に関してご紹介します。
①吸水性のある綿の表生地が蒸れにくい
おねしょシーツの生地はほぼ全て、以下の3つのタイプです。
- スムースポリエステル生地(寝心地△、吸水性△、乾燥◯)
- スムースコットン生地(寝心地◯、吸水性◯、乾燥△)
- コットンパイル生地(寝心地◯、吸水性◎、乾燥△)
3つのタイプの中で最も価格が安いため、スムースポリエステル生地のおねしょシーツを購入しようとお考えになるかもしれません。
が、ポリエステル生地は注意が必要です。というのも、シャカシャカした肌触りで、その上、吸水性があまりないので蒸れやすいからです。単品で使うにはあまり心地よく感じられないと思います。
おねしょシーツの中で人気なのはコットンパイル生地です。
タオルのようにさらさらふわふわな寝心地が快適なのはもちろんのこと、万が一の時もおねしょをよく吸収するのでおねしょシーツとして頼りがいがあります。乾きにくさを多少感じられるかもしれませんが、致命的に乾きが遅くなる訳ではないので心配するほどではないです。
②表面のみ防水加工タイプがおすすめ
おねしょシーツは商品によって防水範囲が異なることはご存知でしょうか。以下の3つの仕様に分かれます。
- 表面&側面防水(防御性◎、洗濯性△)
- 表面の全体防水(防御性◯、洗濯性◯)
- 表面の部分防水(防御性△、洗濯性◯)
表面だけでなく側面までも防水仕様となっているおねしょシーツはおすすめできません。
大量におねしょをしてしまってもマットレスを汚れから守ってくれるため安心ですが、洗濯のときに角に水がたまって脱水ができなかったり、乾きがとても遅くなることがあります。日々の取り扱いのことを考えると、けっこう不便なのです。
私のおすすめは表面全体が防水加工になっているタイプのおねしょシーツです。
おねしょからの守りと使い勝手のバランスが丁度よくとれています。おねしょが側面にもれないか心配であれば、タオルを腰周りに敷いて様子を見ると良いです。
表面の一部(主に腰周り)が防水になっているおねしょシーツは、おむつやおねしょパンツを履いて寝ている人にのみおすすめです。おねしょの量によっては溢れてしまう心配がややあります。
③「洗濯機・乾燥機対応」と明記されたものを選ぶこと
「洗濯機・乾燥機対応」と商品パッケージに記載されていないものは、数回洗っただけで裏面のコーティングがバリバリになることがあるので注意が必要です。
そして出来れば、数十回にわたる洗濯試験が行われていると安心です。おねしょシーツは一度買うと何度も何度も洗うことになるからです。たった数回洗っただけでおねしょが漏れてしまってはとても勿体無いですよね。
また、「乾燥機対応」は人によっては不要かもしれませんが、梅雨時や花粉が舞う季節に乾燥機で乾かすことができるととても助かりますので、乾燥機をお持ちであれば極力「乾燥機対応」のおねしょシーツを選ぶことをおすすめします。
おすすめのおねしょシーツ
上記のポイントを踏まえておすすめのおねしょシーツをご紹介します。あなた(使用者)の状況と照らし合わせながらどれが合うかお考えください。
製品:プロテクト・ア・ベッド防水シーツ
サイズ:100×200cm
価格:6,600円
【購入ページはこちら】
伸縮性に富んだニットパイル(タオル)生地が生みだす柔軟な肌あたり、透湿性をもつ極薄0.025mmの防水膜による爽やかさ、その上、50回洗濯にも耐えうるしっかりした作り。自社製品のため手前味噌ですが、No.1の防水マットレスプロテクター(防水シーツ)と自負しています。
製品:腰回り防水パッド
サイズ:100×120cm
価格:2,000円
【当製品の販売ページ】
敷布団やマットレスの表面全体ではなく腰の辺りのみを防水するためのおねしょパッドです。腰周りのみ防水だと不安が多いですが、シーツではなくパッドで吸水量が多いので安心です。通常のパッドと比べて約半分の大きさなので洗濯などの取扱いもしやすいです。
製品:幼児用防水シーツ
サイズ:70×120cm
価格:1,140円
【当製品の販売ページ】
幼児用ベッドサイズの防水シーツです。薬剤不使用なので赤ちゃんにも安心してお使いいただけます。もちろん、ポリウレタンラミネート加工によりしっかりと防水しますし、パイル生地なので吸水性に優れています。洗濯機使用可能なのでお手入れも楽です。
製品:使い捨て防水シーツ大判(8枚入り)
サイズ:120×180cm
価格:1,555円
【当製品の販売ページ】
旅行や出張先のホテル・旅館では、このような使い捨てタイプの防水シーツがとても役に立ちます。業務用の敷布団・マットレスはサイズがまちまちなので、ご自宅で使っている防水シーツを使おうと思っても使えないことがあります。120×180cmの大判サイズであれば漏れの心配はまずないと思います。
2. おねしょシーツの上手な扱い方
敷布団やマットレスに敷く順番や、上手な洗濯方法など、おねしょシーツを扱うときによくある疑問に関して分かりやすくご説明していきます。
2−1. 敷寝具に正しい敷く順番
おねしょシーツの使い方は基本的には、敷寝具(マットレス、敷き布団)の上に直接敷くだけで良いです。
おねしょシーツの上にベッドシーツや敷きパッドを重ねる必要がありません。
→【(下)敷寝具 → おねしょシーツ(上)】
ただ、スムースポリエステル生地のおねしょシーツを購入した場合、肌心地や蒸れやすさに多少不満を感じることがあるかもしれません。
そのようなときはベッドシーツや敷きパッドを上に重ねて対処しましょう。
→【(下)敷寝具 → おねしょシーツ → ベッドシーツ/敷きパッド(上)】
2−2. 上手な洗濯方法
側面まで防水仕様になっているおねしょシーツでなくとも、洗濯機で単品洗いをしてしまうと脱水されずに上手に洗えないことがあります(防水膜が水を囲ってしまうことが稀にあるため)。
このようなことを防ぐために、以下のようにしておねしょシーツを洗うよう心掛けましょう。
- 単品洗いを避け、タオルなどと一緒に洗う。
- 脱水前におねしょシーツの水気を絞る
また、おねしょのニオイがきつくてなかなか落ちない場合は、酸性のクエン酸水やレモン汁などでおねしょ汚れをすすいでから洗濯することをおすすめします。ニオイを中和できます。
2−3. おねしょシーツがズレないようにする対策
四角にゴムバンドが付いており、それをマットレスや敷布団に掛けて固定するタイプのおねしょシーツだと、寝相などでズレてしまうことがあります。せっかくおねしょシーツでもしもに備えて敷寝具を守っているのに、ズレていたがために敷寝具を濡らしてしまってはとても勿体無いです。
以下のような対策を取りましょう。
- ゴムバンドではなくスカートタイプのおねしょシーツを選ぶ
- ズレ防止クリップを使う
商品:お布団ずれ落ちクリップ
価格:1,382円
【当製品の販売ページ】
もしあなたのおねしょシーツと敷寝具がクリップで固定できるのなら、このようなクリップで固定させましょう。多少の寝相ではズレないようになるので心配を減らせられます。
最後に
ご紹介の内容で寝心地抜群のおねしょシーツを快適に扱えられると思います。
また、もしあなたがおねしょシーツ以外でのグッズ対策をお考えであれば、こちらのページ『【図解】夜尿症の原因から治療までの体系的知識』の2−3でご紹介しているので併せてご参考にしてください。