- マットレスをより長くずっとキレイなまま使いたい
- おねしょなどによるマットレスの汚れ対策はどうすればいいの?
エコ精神の普及からか、近年このような声がとても増えています。
限られた資源は大切にしたいですよね。
結論から言うとこのような場合には、防水マットレスプロテクターをマットレス・敷布団に使うことがもっとも手軽で効果的です。しかし、使い方や選び方に疑問が生じることがあると思います。
そこで本日は、
- マットレスプロテクターの必要性
- マットレスプロテクターの選び方(吸水性、透湿性、伸縮性など)
- おすすめのマットレスプロテクター
などついて分かりやすく解説していきます。
Contents
1. マットレスにプロテクターは絶対に必要!無いと汚れがひどいことに
「そもそもマットレスプロテクターって必要なの?」と疑問に感じられているかもしれません。
睡眠健康指導士として申し上げると、絶対に使用することをおすすめします。というのも実際のところ、マットレスってとても汚れてからです。
シーツを2~3日に1度洗濯していても、毎晩200mlも出ている寝汗はシーツを通り越してマットレスにどんどん溜まっていくからです。また、寝汗だけでなく、はがれ落ちた皮膚、フケ、皮脂、そしてそれらを餌に繁殖するダニによってマットレスは汚れていきます。
もちろん、シーツやベッドパッドを使用していればある程度の汚れを防ぐことはできますが、完璧とは言えません。
そこで、防水マットレスプロテクターの出番です。マットレスを汚す心配もなくなりますし、睡眠環境を衛生的に維持できるのでおすすめです。
マットレスプロテクターの必要性を説いた動画を作ってみました。英語ですが日本語字幕付です。是非ご笑覧ください。
2. 快眠できるマットレスプロテクターを選ぶ5つのポイント
マットレスプロテクターとひとくちに言ってもさまざまです。安心して快適に使うためにも、以下の5つのポイントを踏まえて選ぶようにしましょう。
- 生地の吸水性:寝汗などをサッと吸い取れないとベタベタして寝心地を悪くします。
- 生地の透湿性:防水といえど透湿性が無ければ、ムレ感が生じ寝心地を悪くします。
- 生地の伸縮性:柔軟な生地でないと快適なマットレスの寝心地を悪くします。
- 洗濯耐久性:衛生面を考えるとこまめな洗濯にも耐えうる丈夫な必要があります。
- 防水構造:構造によっては洗濯などのお手入れがしにくくなります。
それでは、1つずつ具体的に説明していきます。
①生地の吸水性がべたつき感を左右する
マットレスプロテクターの生地には以下の3つの種類のものがあります。
防水生地 | 撥水生地 | 高密度織り生地 | |
画像 | |||
防水性 | ◯ | ◯ | × |
吸水性 | ◯ | × | ◯ |
防ダニ性 | ◯ | ◯ | ◯ |
- 防水加工:通常の生地に防水膜をラミネートやコーティングしています。そのため、吸水しつつ防水するので、防汚性と寝心地のバランスが良いのでおすすめです。特に、コットンやテンセル素材の防水生地は、吸水性が高く気持ちよく使えるのでおすすめです。とはいえ、マットレスプロテクターの上にパッドなどを敷くのであれば、ポリエステル素材の防水プロテクターでもよいかと思います。
- 撥水加工:水を浸透させない生地を表面に使用したり、薬剤により水を弾かせます。そのため、吸水せずに水分は生地上に残るため、ムレやすく寝苦しいのでおすすめできません(掃除がしやすいので医療機関向けです)。
- 高密度織り加工:繊維をとても密に織った生地です。防ダニ性はありますが防水性はありません。マットレスを保護する観点ではあまりおすすめできません。
②生地の透湿性がムレ感を左右する
防水生地はその性質上どうしてもムレやすいです。
しかし、品質の良いものは防水性がありながらも、透湿性、つまり蒸気を逃すムレにくい性質を持っています。
つまり、寝汗などをマットレスに通さない一方、蒸気としての汗(気化熱)は寝床内でたまりにくいので、ムレ感が少なくサラッとした寝心地で安心してお休みいただけるのです。
より快適な眠りを目指するのなら、目安の1つにするべきポイントです。
③生地の伸縮性が寝心地を左右する
生地がタテ・ヨコ・ナナメに伸び縮みする性質も、とても大切なポイントです。
安価な高密度生地やラミネート加工生地に伸縮性の少ないものがたまにあるのですが、このようなプロテクターをマットレスに被せると突っ張ってしまいマットレスが本来持つ体圧分散性や反発弾性を損なってしまうことがあります。
マットレスを清潔に保つために寝心地を損なってしまっては元も子もありません。特に、高品質なマットレスをお使いなら、絶対にチェックしていただきたいポイントです。
④長く衛生的に使うためには洗濯耐久性の高いものを
マットレスプロテクターの使い方によって適切な洗濯頻度は変わりますが、週に1度は洗濯機で洗えると睡眠環境の衛生性として十分だと考えられます。なので、洗濯耐久性がある生地が使われているか、製品がしっかりと縫われているものかを確認しましょう。
また、出来ればですが、洗濯機洗いが高温対応(60℃)であるものが望ましいです。というのも、
同様に、コナヒョウヒダニをビニール袋に入れて50℃に加熱すると、10分間以内に死亡した。
(引用:『家屋内生息性ダニ 類の生態および防除に関する研究 (8)』 吉川 翠)
ベッドに潜むダニの大半を占めるコナヒョウダニは、50℃以上の熱で退治できるという報告があるためです。
そのため、マットレスに潜むダニやダニの卵がマットレスプロテクターに付いていても高温洗濯により死滅させられます。
⑤側面が防水仕様になっているものには注意が必要
マットレスプロテクターの防水範囲はモノにより異なり、以下の3つのタイプがあります。
- 表面と側面が防水
- 表面全体が防水
- 表面の一部のみ防水
表面&側面防水 | 表面全体防水 | 表面部分防水 | |
イメージ | |||
防水範囲 | ◎ | ◯ | △ |
洗濯 | × | ◯ | ◯ |
対象 | 非推奨 | 一般向け | 介護向け |
マットレスプロテクターを使う目的によりどちらを選ぶべきか分かれるのですが、一般的には人が寝転がる表面のみ防水仕様になっているもので十分です。
というのも、側面まで濡らしたり、汚したりするケースはあまり多くないためです。また、側面が防水になっていると洗濯後に乾かす時、プロテクターの角に水が溜まってしまって乾かすのにとても苦労します(想像以上に大変です)。大は小を兼ねるといいますが、側面まで防水仕様になっているものはこれらの点を念頭に踏まえて選ぶことをおすすめします。
3. おすすめのマットレスプロテクター
- 製品:プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター クラシック
- 価格:5,500円
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伸縮性に富んだニット生地が生みだす柔軟な肌あたり、透湿性をもつ極薄0.025mmの防水膜による爽やかさ、その上、50回洗濯にも耐えうるしっかりした作り。自社製品のため手前味噌ですが、No.1の防水マットレスプロテクター(防水シーツ)と自負しています。
- 製品:プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター プレミアム
- 価格:6,600円
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同ブランドの綿100%ニットパイル生地です。ニットのため伸縮性がありつつ、タオルのようにふかふかしていて汗をよく吸ってくれる仕様になっています。防水シーツの上に直接寝るのならこちらがおすすめです。
- 製品:プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター プラッシュ
- 価格:7,150円
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同ブランドの生地が4mmベロア風起毛のものです。ふわふわとした肌触りであたたかみのある使用感です。秋頃から冬の使用に向いています。
4. 防水マットレスプロテクターの効果的な使い方
マットレスの上に敷くものがいろいろあるため、どのようにして使えばいいのか分かりにくいかもしれません。
- 【(下)マットレス → プロテクター → 敷きパッド(上)】
- 【(下)マットレス → プロテクター → シーツ(上)】
- 【(下)マットレス → プロテクター → 敷きパッドorベッドパッド→シーツ(上)】
のようにして使うことをおすすめします。やはり、マットレスプロテクターの上に直接寝るよりも、高品質な敷きパッドやシーツのほうが肌触りや除湿性などの機能に優れているからです。
ただ、高品質なマットレスプロテクターをお使いであれば、肌触りも吸水性も優れているはずですので、直接寝て使うのもありです。
最後に
マットレスは想像以上に汚いことがあるので清潔な睡眠環境を維持するためにはマットレスプロテクターが必須だということをご理解いただけたと思います。
また、限られた資源を大切により長く使うという観点からもマットレスプロテクターをマットレスに着用して大事に使うことをおすすめします。
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