マットレス

スプリングと比較!ノンコイルマットレスのメリット・デメリット

こんにちは、加賀照虎です。

近年、ノンコイルマットレスが人気ですね。

「人気だから言葉は知ってるけど、実際のところよく分からない」

そんな人が多いかと多います。

せっかくマットレス選びをするなら、納得して買いたいですよね。

ということで本日は「ノンコイルマットレスのメリット・デメリット」をスプリングマットレスと比較しながら紹介していきます。

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著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. ノンコイルマットレスとは、コイルスプリング不使用のもののこと

まずはノンコイルマットレスとは何か、定義から説明します。

一言で言うと、コイルスプリングマットレス以外のものは、ノンコイルマットレスと呼ぶことができます。

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※コイルスプリングマットレスの体圧分散性はコイルの上の詰めもの(ウレタンフォーム やわたなど)の量と品質により大きく左右され、単体での評価が不可能なため「 – 」としています。また、それぞれ加工・品質により△が◯になったり、◎が◯になることがあります。

つまり、該当するものをあげると、

  • 高反発ウレタンフォーム
  • 高弾性ウレタンフォーム
  • 低反発ウレタンフォーム
  • 高反発ファイバー
  • ラテックス

などの素材で作られるとノンコイルマットレスとなるわけです。

最近はノンコイルが人気とはいえ、マットレスの歴史を振り返ると(といっても百数十年ほどですが)、元々はコイルスプリング製のものが主流でした。ところが、ここ数十年で、徐々にノンコイルマットレスが主流になってきています。その背景には、

  • ノンコイル素材の改良
  • 環境保全意識の高まり

などがあります。

1-1. ノンコイルマットレスが人気な理由①寝心地の改良

一見、何も変わってないようなウレタンフォームですが、年々、改良が進んでいます。マットレスでの用途が増えるにつれて、まさに寝ることを意識して開発されたような体圧分散性や反発弾性の高いものが増えています。

さらに、そもそもコイルスプリングマットレスといえど、コイルの上の詰め物に寝心地の大半が左右されるため「それならわざわざ大きくて重たいコイルマットレスじゃなくてもいいのでは」と考える人が増えている背景もあります。

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コイルの上の詰め物が寝心地を大きく左右する

1-2. ノンコイルマットレスが人気な理由②環境保全意識の高まり

これは天然100%ラテックスに限りますが、石油ベースのウレタンフォームや廃棄・回収に費用のかかるコイルスプリングは持続可能な仕組みではないと考えられている背景もあります。ワンシーズンで買い替えられるファストファッションほどではありませんが、低品質のマットレスだと寿命が短いので環境に悪いと言われてもやや仕方がないかと私は思います。


2. スプリングマットレスと比較|ノンコイルマットレスのメリット・デメリット

では次に、コイル・ノンコイルの比較をします。

極論、ノンコイルマットレスのメリットがコイルマットレスのデメリットで、その逆もまたしかりといった感じになります。それぞれのメリット・デメリットを列記すると、以下のようになります。

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それぞれ細かく説明していきます。

【注意】寝心地・耐久性については個々のマットレスの評価になるので、ここではあえて触れません。これについては3章をご参照ください。

2-1. ノンコイルマットレスのメリット

①ノンコイルは比較的安価

ノンコイルマットレスはシンプルな作りのものが多いです。そのため、製造コストが抑えられますし、小さく圧縮して輸送ができるため、売価が安価なものが多いです。

ただ、ラテックスはやや例外です。原料が天然素材のため大量生産に向かずかなり高価です(その代わり、持続可能なエコ素材と捉えることができます)。

②ノンコイルは取扱いが手軽

重いものでもシングルサイズで20kg弱なので、取扱いが手軽です。それこそ三つ折り仕様の軽いものなら7kg前後なので、敷布団のように毎日折りたたんで押し入れにしまうのも気楽に出来ます。一方、コイルスプリングマットレスとなると、少なくとも20kgくらいの重さになります。

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側生地が外せるものもノンコイルマットレスには多いです。ちょっとした汚れくらいなら洗濯機で洗ってキレイに出来ます。

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③廃棄が手軽

ノンコイルマットレスは、分解すれば家庭ゴミとして捨てられます。

  • 側生地:資源ごみ
  • ファスナー:燃えないゴミ
  • ウレタン:燃えないゴミ
  • ラテックス:燃えないゴミ
    (※地域により詳細は異なりますが、名古屋なら上記のようになります。)

しかし、コイルスプリングマットレスは粗大ゴミとして捨てなければなりません。大きく重たいので搬出作業もかなり大変です。こういった背景から、コイルスプリングマットレスは長く使えるものじゃないと割りに合わないのです。

④環境負荷が少ない

ノンコイルマットレスは、上記のように燃やすなりして処理できます。天然100%のラテックスであれば、土に増えれば自然に帰るとも言われています。

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そのため、コイルスプリングマットレスと異なり、金属の廃棄物が少なく、廃棄時に環境に与える負担が少ないのです。エコ意識の強いヨーロッパは特にこの点を重視しており、ノンコイルマットレスの広がりを大きく後押ししました。

2-2. ノンコイルマットレスのデメリット

⑤ベッドクリーニングが出来ない

ノンコイルマットレスの唯一のデメリットです。

万が一、汚れてしまったとしても、洗浄クリーニングをすることが出来ません。スプリングマットレスであれば業者に依頼して高音スチームなどでキレイにしてもらうことが可能です。1.5万円ほどかかり、若干寝心地が悪化しますが、出来るに越したことはないかと思います。

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なので、ノンコイルマットレスを購入するなら、敷きパッドやマットレスプロテクターを利用して汚れないようにしっかり予防しましょう。


3. 寝心地・耐久性はコイル・ノンコイルで変わらない

最初にお伝えした通り、コイルの上にはウレタンフォームなどの詰め物があり、寝心地を大きく左右するのはこの部分です。コイルの有無による寝心地の違いは10~20%ほどです。

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コイルの上の詰め物が寝心地を大きく左右する

そのため、コイル・ノンコイルいずれのマットレスを購入するにせよ、あなた好みの寝心地(体圧分散性と反発弾性のバランス)について理解できているとより満足度の高いものが選べられます。

また、耐久性についても同様です。へたりの多くの原因はマットレスの表面に近い部材の劣化です。ノンコイルマットレスならノンコイル素材のへたり、コイルマットレスならウレタンフォームのへたりです。つまり、コイルマットレスだから特別に耐久性が高いとは言い切れないのです。

耐久性を理解するにはウレタンフォームの密度と、コイルスプリングの線材の品質がカギになります。これについては、下記のページで詳しく説明しているので、深掘りしたいはご参考にどうぞ。

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最後に

ノンコイルマットレスについて深く理解する一助になっていれば幸いです。

なお、私もノンコイルマットレスを手掛けておりますので、いろいろと検討中の方はぜひ候補にどうぞ。最高の寝心地をご実感いただけるかと思います。

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