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羽毛布団が暑くて寝汗びっしょり!!その原因とは

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著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

株式会社篠原化学にてマットレスや枕の企画・開発を行っています。睡眠・寝具のプロとして あなたの眠りの質を向上させる情報を発信していきます。

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加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

株式会社篠原化学にてマットレスや枕の企画・開発を行っています。睡眠・寝具のプロとして あなたの眠りの質を向上させる情報を発信していきます。

羽毛布団で寝ていたらだんだん暑くなってきて寝苦しくなったことはないでしょうか?

「羽毛布団ってこんなに保温性があるんだ、びっくり」と思われたかもしれません。

しかし、高品質な羽毛布団は適度にあたたかいものであって、暑くなるなんてことはまずありえません。しかもその上、寝汗をひどくかいているということを考えると、しっかりと疲れをとれているかも疑わしいです。どうにかして解決しなければなりません。

そこで本日は「羽毛布団が暑くて寝汗びっしょり!!その原因と対策」についてご紹介します。


1. 羽毛布団が暑くて寝汗がひどくなる原因と各対策

ほぼ100%羽毛布団が原因だと考えられますが、それ以外にもいくつか原因が考えられるのであわせてご紹介していきます。

1−1. 羽毛布団の生地の品質が悪くて布団内が蒸れている

羽毛布団が暑すぎるといった話を掘り下げて聞いていくと、その原因はほぼ100%「側生地(もしくは布団カバー)が不適切」ということに行きつきます。羽毛自体が暑さの原因となることは通常ありません。

あなたの羽毛布団(もしくは布団カバー)の品質表示を見てみてください。「ポリエステル85%、綿15%」などのように表記されてはいないでしょうか?もし、側生地の組成の30%以上がポリエステルだとすると、それが原因で布団内が蒸れているといえます。

人が眠るときにコップ一杯分の汗をかく話はご存知かと思いますが、それはなぜかというと、体温を下げて体を休めるためなのです。体温を下げるために、寝汗をかいているのです(専門的には気化熱と言います)。

睡眠のために体温が下がる
睡眠のために体温が下がる

つまり、熱と蒸気を出しながら人は眠りにはいっていくのです。

そのような状況下の人を、吸水性・吸湿性のないポリエステルの生地で覆ったら、熱がこもってムレてしまって寝汗ビショビショになってしまうのは想像に難くないですよね。

羽毛布団の側生地というのは、微細な羽毛が飛び出さないように、ただでさえ目の細かい作りになっています。しかもその上から目潰し加工をしたり、ものによってはメンブレンを貼ったりなどして、通気性が非常に低くなっています。

そのため、快適に眠るなら「綿100%」、もしくは少なくとも「綿80%、ポリエステル20%」の側生地の羽毛布団を選ぶようにしましょう。現状、「ポリエステル85%、綿15%」の羽毛布団を使っているのなら、綿などの吸水性・吸湿性のいい素材の布団カバーを被せて、なんとか蒸れを減らせられないか試してみることをおすすめします。

こちらのページ『超熟睡!布団カバーのおすすめの選び方【素材と生地が命】』でおすすめの布団カバーを紹介しているのであわせてご参考にしてください。

1−2. 毛布などの敷寝具が布団内を蒸らす一因となっている

また、体の上側の寝具(羽毛布団や布団カバー)は問題ではなくとも、体の下側の寝具(毛布や敷きパッド)が原因となって、暑くてひどい寝汗の原因になっていることもあります。

先に述べたように、羽毛布団はその性質上、通気性があまりよくありません。そのため、下側の寝具が熱を逃しにくかったり、ムレやすかったりすると、羽毛布団の保温性と相まって寝苦しさを生む原因となります。あなたは以下のような毛布や敷きパッドは使ってはいないでしょうか?

  • 吸湿発熱繊維素材
  • ポリエステル、アクリル素材のプラッシュ生地
吸湿発熱の仕組み(詳細はこちら)
吸湿発熱の仕組み(詳細はこちらのページ)

このような敷寝具を使っているとすると、布団内の蒸れの原因になっている可能性があります。

私自身、ポリエステルマイクロファイバーのプラッシュ生地のふかふかで暖かみのある寝心地は好きです。ただ、吸水性・吸湿性のない素材であるため、体の上側の寝具との組み合わせは考えなければなりません。体の上下ともあたたか効果の強い寝具で揃えてしまうと、「暖めすぎ」になってしまう恐れがあります。

対策は、敷寝具を見直すことです。

蒸れの原因となるような敷寝具を使うのはやめてみる、暖かくとも吸水性・吸湿性のある上質な羊毛素材の敷きパッドを使う、など色々試してみることをおすすめします。

1−3. パジャマが原因で蒸れを感じている

また、近年増えているのが、睡眠に不適切な素材のパジャマの使用です。

羽毛布団をかぶっている上に吸水性・吸湿性の悪いパジャマを着て寝ていたら、蒸し風呂状態になってしまい寝苦しくて目覚めてしまうのも無理ありません。

もしあなたがポリエステルやアクリル素材、吸湿発熱繊維素材のフリース生地やボア生地のパジャマを使っているのなら、適切な素材を使ったパジャマを購入し直すことをおすすめします。こちらのページ『冬のパジャマはこう選ぶ!体質別にオススメの生地・素材』で冬のパジャマの選び方を紹介しているのご参考にしてください。


最後に

結局のところ、羽毛布団に限らず敷寝具にもパジャマにも睡眠に相応しいパジャマが使われているか、ということがカギになります。

あなたが快適に眠るための一助になっていれば幸いです。

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