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ウール(羊毛)素材が睡眠に良い3つの理由

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羊を数えて眠るのはやめましょう。

それよりも羊に包まれて眠るほうが得策です。

と、いきなり言われてもびっくりしますよね。

そこで本日は、ウール素材が睡眠に良い3つの理由について解説していきます。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
取材依頼はお問い合わせから。
インスタグラムでも情報発信中⇒フォローはこちらから。


1. ウール(羊毛)素材が睡眠に良い3つの理由

睡眠に良いポイントは以下の3つです。

  1. 適度な暖かさがある
  2. 温湿度を調整する
  3. 防臭作用がある

それぞれ解説していきます。

1-1. 適度な暖かさがあるため

まずはなんと言っても天然の保温性です。

羊毛繊維にはちぢれ(クリンプ)があるため、空気をたくさん抱え込みます。

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なんと体積の約60%が空気とも言われています。

そして、抱え込んだ空気の層が断熱材のような働きをします。

これにより高い保温性を実現できているのです。

1-2. 温湿度を調整するため

暖かいのに蒸れにくい。

これがウールの最大の長所です。

湿気を吸収し、発散させる性質に優れています。

吸湿力は綿の約2倍、ポリエステルの約40倍とも言われています。

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繊維ごとの公定水分率

睡眠時、人の体温は下がるようになっています。

羊毛素材の寝具は保温性が高いものの、この体温低下を上手に促すことで睡眠に良いと考えられます。

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人は眠るときに汗をかいて体温を下げる

シドニー大学が行った興味深い実験があります。

  • 被験者は17名の若い成人
  • ウール100%のパジャマと綿100%のパジャマをそれぞれ着て睡眠を測定
  • 室温はそれぞれ17℃と22℃の環境下で行われた

その結果、綿100%のパジャマを着用していた場合は眠りに落ちるのに15分かかっていたが、ウール100%のパジャマを着用していた場合は11分だったようで、ウール素材のパジャマは寝付きに良い効果があると報告されています。

1-3. 抗菌・防臭作用により衛生的

さらにウールには天然の抗菌作用もあります。

衛生的な環境で眠るのが大事なのは言うまでもありませんよね。

ウール自体がニオイを吸収するという側面もありますし、湿気を抑えることでバクテリアの繁殖を抑えてニオイを抑える働きもあります。

Wool Markの報告によると、同じ環境下ではウールのニオイはポリエステルよりも66%低く、コットンよりも28%低かったとのことです。


最後に

ウール素材が睡眠に良い理由について納得いただけていれば幸いです。

なお、弊社ではウール素材を利用したマットレスを販売しています。

ぜひお見知りおきを。

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