睡眠

「朝寒い!布団から出られない!!」を克服する5の方法

「朝目覚めると、寒い。布団から出るなんて到底無理そうだ。このまま二度寝、三度寝と快楽の谷に転げ落ちるしかないのか…」と、毎朝、寒さに悩まされてはいないでしょうか?

朝の時間は貴重です。できることならスパッと起きて準備を済まし、仕事に向かいたいですよね。

そこで本日は『「朝寒い!布団から出られない!!」を克服する5の方法』についてご紹介します。

※睡眠の質を上げるための方法をこちらのページ「睡眠の質を高めるための方法(総まとめ編)」でまとめています。ぜひあわせて参考にしてください。
著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. 寝起きが寒い理由

そもそも寒い冬に限らず、夏場であっても寒い思いをして目覚めることがあります。

不思議に思われるかもしれませんが、人間の体温について知ると納得できます。以下のグラフは就寝前から起床後までの体温を表したグラフなのですが、目覚めのときは体温がとても低いことがお分かりいただけると思います。

就寝前から起床後までの体温の動き
就寝前から起床後までの体温の動き

そのため、冬場の朝にとても寒く感じられるのはもちろんですが、夏場であってもエアコンがかけっぱなしだったり、扇風機の風が体に当たりっぱなしだったりすると、朝寒い思いをして起きるのに苦労します。


2. 朝の寒さ対策5選

それでは、春夏秋冬すべての季節において、そんな寒い朝にどうすればいいのかという対策について、効果がほどほどのものから強力なものの順にご紹介していきます。

①夏場といえども肌掛け布団を用意する

夏といっても明け方はやや冷え込むことがあります。扇風機やエアコンを使っていればなおさらです。

もしあなたが薄いブランドケット一枚で寝ているなら、肌掛け布団も用意することをおすすめします。もちろん、就寝時にブランケットだけ体に掛けて寝ても構いません。しかし、早朝寒さを感じられるときにタオルケットしかないとすると起床時が大変です。

夏用肌掛け布団、もしくは、春秋用掛け布団を足元に用意しておきましょう。いざという時の助けになります。

②秋以降は起毛シーツやパッドを敷く

起床時にベッドシーツが冷やっとするのが一層寒さを引き立てることがあります。品質の良し悪しに関わらず、一般的なベッドシーツではこれは避けられません。

そこでおすすめなのが起毛生地のシーツやパッド、毛布を体の下に敷いて寝ることです。

朝起きた時の体の下の温もりに違いを感じられます。

ちょっとした肌寒さを改善する程度であれば十分かと思います。

③保温性に持続力のある羽毛が掛け布団にはベスト

布団の内部はあなたの体温が熱源となり、それを掛け布団が覆って保温しているからあたたかくなっています。

しかし、その熱源であるあなたの体温は、眠りに入るにつれてどんどん下がっていき、早朝時にはもっとも低くなっています。そのため、保温性のあまり高くないポリエステルわたなどの掛け布団だと、早朝の冷え込みが強く感じられます。

こういう意味からも、保温性の高い羽毛布団が重宝されているのです。

④電気毛布で起床時に寝床を温める

とはいえ、いくら高品質な寝具を使っても、自分の体が熱源である以上、体温の低い人とってはやはり冬の起床時の寒さは骨身にしみると思います。

そのような方におすすめなのがオンタイマー機能付きの電気毛布です。

KOIZUMI電気掛敷毛布
KOIZUMI電気掛敷毛布

製品:KOIZUMI電気掛敷毛布
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例えば、こちらの電気毛布には「快眠タイマー」という機能があり、使用開始2時間後に自動でオフになり、6時間後に自動でオンになります。例えば、23:00からオンにすると01:00に自動的にオフになり、05:00~07:00の起床前の時刻に自動的にオンになります。この機能を使えば、朝寒くて布団から出られないという思いをすることはほぼなくなります。

ただ、眠りに入るときは体を温めすぎないように気をつけましょう。

⑤寝室自体を暖めておく

「布団の中を電気毛布で温めても、布団の外が寒すぎて出られない」という方におすすめの方法が寝室自体を暖める方法です。

私のおすすめの方法は、エアコン(暖房)ではなくオイルヒーターの使用です。

オイルヒーター
オイルヒーター

製品:山善オイルヒーター
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暖房はどうしても部屋の空気を乾燥させてしまいがちです。そのため、喉を痛めたり鼻をつまらせる原因になりえます。しかし、オイルーヒーターはそこまで空気を乾燥させません。私は、オイルヒーターを就寝前から朝起きるまで「弱」のまま付けっ放しにします。冬なのに春のようなやわらかなあたたかさの中、目を覚ますことができています。

もちろん、オイルーヒーターのパワーや部屋の大きさによって調節加減が変わりますので、何日か調節期間が必要にはなる点ご了承ください。また、若干空気が乾燥するので、敏感な方は加湿器を一緒に稼働させることをおすすめします。

※絶対NGの寒さ対策

朝寒いといろいろと対策をしたくなると思いますが、NGなことが3つあるので最後に注意を付記します。

  1. 上記の方法を全て一斉に行う
    ご紹介の方法を全て一斉に行ってしまうと確実に暑苦しい思いをします。できれば1つずつ積み重ねるように試していき、適度なあたたかさで朝を迎えられるようにしましょう。
  2. ポリエステルのフリースパジャマ
    体からもっとも近い存在でもあるパジャマの保温性を高めるのは確かに効果的なのですが、ポリエステル100%のモコモコ起毛のものだと寝苦しくならないか不安です。あまりおすすめできません。
  3. 側生地ポリエステル80%以上の羽毛布団
    羽毛布団といっても側生地にポリエステルの混用率が多くなると、布団の中が蒸れて暑苦しい思いをしてしまいます。寝苦しくて目が覚めればまだよく、寝汗をたくさんかいて寝冷えしてしまうと、早朝の寒さどこではなくなってしまいます。羽毛布団は側生地綿100%のものがよいです。

最後に

あなたが寒い冬でも心地よく目覚めるための一助になっていれば幸いです。

なお、以下のページでこれまで紹介してきた、数々の研究で実証された良質な睡眠のために「するべきこと」と「してはいけないこと」を網羅的にまとめています。美味しいところ(結論)だけをつまみ食いできる構成になっています。是非ご一読ください。

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