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ピンキリ要注意!羊毛(ウール)ベッドパッドのおすすめの選び方

羊毛のベッドパッドにはシングルサイズで5,000円のものから30,000円を超えるものまであるため、

「一体、何が違うんだろう…」

と選ぶのに困ったことはないでしょうか?

実際、安価なものと高価なものでは、寝心地が大きく違います。そもそもの品質レベルによるところが大きいですが、加工方法によっても寝心地に差があらわれるからです。

求める品質のものを、納得できる価格で手に入れたいですよね。

そこで本日は「ピンキリ要注意!羊毛(ウール)ベッドパッドのおすすめの選び方」についてご紹介します。

※自分に合ったベッドパッドを選ぶ手順(役割の理解→素材選び→好み・体質チェック)についてこちらのページ「【素材が命】ベッドパッドのおすすめ7選と目的別の選び方】」で徹底解説しています。ベッドパッド選びの情報収集をしている方は是非参考にしてください。
著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. 品質と加工で変わる羊毛(ウール)ベッドパッドの寝心地

品質と加工で寝心地が変わると言われると「細かい話で疲れそうだな」と感じられると思います。

なので、まずはざっくりと全体像をチャートでご紹介します。

 羊毛ウォッシャブル
加工羊毛
高品質
  • クッション性◎
  • 吸放湿性◎
  • 洗濯性△
  • クッション性◎
  • 吸放湿性◯
  • 洗濯性△
中品質
  • クッション性
  • 吸放湿性◎
  • 洗濯性△
  • クッション性
  • 吸放湿性◯
  • 洗濯性◯
低品質

  • クッション性◯
  • 吸放湿性△
  • 洗濯性◯

ぜひ覚えておいていただきたいのが、通常、何かしらの加工を施すと機能が向上してよりよいものになりますが、羊毛へのウォッシャブル加工は例外ということです。

どういうことかと言うと、ウォッシャブル加工により洗濯しても縮みにくく絡みにくいというメリットが生まれるのですが、その反面、羊毛の最大の特徴である吸放湿性を殺すことになり、使い勝手はよくなるものの寝心地はやや悪くなるからです。そのため、品質に自信がある羊毛素材にウォッシャブル加工がされることは少なく、ウォッシャブル加工の羊毛ベッドパッドにはどちらかというと安いものが多いのです。

それでは、クッション性、吸放湿性、洗濯性についてのそれぞれ個別にわかりやすく説明していきます。

1−1. 高価な羊毛と安価な羊毛の違いはクッション性

ベッドパッドの中材としての羊毛には、弾力性がもっとも求められます。

羊毛は自然に授かったその特殊な内部構造により、立体的に縮れた形状(専門的にはクリンプと呼びます。)になっています。

この縮れが快適なクッション性を生み、快適な寝心地を生み出すのです。

もちろん、コシのある毛でないとクッション性は不十分になりますし、へたりが早くなるのは言うまでもありません。そのため、羊の品種はもとより、毛の長さと太さ、毛を採取する部位などを選別して、羊毛ベッドパッドは作られているのです。

羊毛というとメリノウールを連想されるかと思いますが、メリノ種の羊は繊維の細さに長けており、なめらかな生地を仕立てるための用途に向いておりベッドパッドの中材には向いていません。

1−2. 羊毛とウォッシャブル羊毛の違いは吸放湿性

通常の羊毛とウォッシャブル加工が施された羊毛を顕微鏡で見比べてみてください。

全く別の繊維のようではないでしょうか?

スケールを無くすことで洗濯可能な素材に
スケールを無くすことで洗濯可能な素材に

通常、羊の毛の表面には魚のウロコのようなもの(専門的にはスケールと呼びます)が存在します。

このウロコが閉じたり開いたりして湿度を調整するのです。湿度が低いときはウロコが閉じたままで、湿度が高くなるとウロコが開いて湿気を発散させるのです。天然繊維ってすごいですよね。この奇跡的な機能により、羊はあんなにたくさんの毛に覆われているにもかかわらず、涼しげな表情をしていられるのです。

ただ、このウロコがあることで繊維同士が絡みやすくなりフェルト化してしまうという欠点があります。そのため、洗濯をすることができないのです。そこで、ウロコを無くせば洗濯できるよね、という発想からさまざまな加工法が考案されることになったのです。加工法によりウロコの無くなり具合(つまり吸放湿性の低下のほど)が異なりますが。

どちらがいいかというよりも、どちらの機能を重視するかということになります。

1−3. 羊毛ベッドパッドの洗濯はクリーニングがベスト

ウォッシャブル羊毛ベッドパッドは家庭の洗濯機で洗えますが、そうでない通常の羊毛ベッドパッドはクリーニング店で洗ってもらうしかありません。

費用こそかかりますが、高価なものにはそれ相応の維持費がかかるものだと受け止めましょう。

ただ、ウォッシャブル加工がされた羊毛の品質もさまざまです。縮みが気になるのなら乾燥機の使用を避けたり、繊維の絡みによるちょっとしたダマでも気になるのならクリーニング店を利用するのがベストです。


2. 羊毛ベッドパッドによくある質問

よくある疑問とその回答についてご紹介します。

2−1. 羊毛(ウール)ベッドパッドの耐久性は?

大体3~5年です。

高品質だからといって長く使えるわけでもなく、手入れをしっかりしていてもウロコ(スケール)があるため絡まりやすく徐々にへたりが感じられます。

2−2. 羊毛には動物臭がある?

安価なものに若干あるレベルです。

個人的には全く気になりませんが、ニオイはかなり個人差で意見の別れるところなので、ニオイに敏感な方はお店でニオイチェックをされてから購入することをおすすめします。

2−3. 羊毛はダニが付きやすい?

動物性のニオイがダニを引き寄せると言われますが、ベッドパッドが湿気らないように週に1~2回日陰干しをすれば、ダニが繁殖することはほとんどありません。

2−4. 羊毛(ウール)ベッドパッドは打ち直し可能?

羊毛のベッドパッドを打ち直ししている事業者は(私が知る限りでは)ありません。

羊毛布団の打ち直しをしている布団屋さんにお願いすれば可能かもしれませんが、価格を考えると新しいものを買い直すほうが安いかと思います。

2−5. 夏に使うと暑くなる?

冬暖かく夏涼やかと言われますが、新陳代謝の高い人だと、やはり暑く感じられることがあります。

特に、吸放湿性の劣るウォッシャブル羊毛なら尚更です。また、側生地にポリエステルが使用されているものだと、それにより熱がこもって暑く感じられることもあります。

暑がり体質の方は、側生地に麻(リネン)素材が使われているものを選ぶか、もしくは、ベッドパッドの上に麻素材のシーツを敷くと良いでしょう。


最後に

羊毛ベッドパッドを選ぶための参考になっていれば幸いです。

なお、以下のページで羊毛ベッドパッドを含めたおすすめのベッドパッドを紹介しているのであわせてご参考にしてみてください。

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