シーツ

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ツルっと元通り!ベッドシーツに毛玉ができる原因と対策

こんにちは、加賀照虎です。

シーツに毛玉ができるとチクチクして不快ですよね。

シーツに毛玉ができにくくなる方法があれば、試してみたいと思わないでしょうか。

そこで本日は、「毛玉ができる原因、毛玉ができやすい素材・生地、毛玉を楽に取る方法」をご紹介いたします。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. シーツに毛玉が発生するメカニズムと3つの原因

シーツに毛玉が発生する様子をイラストで表すと以下のようなります。

  1. シーツの繊維が毛羽立ち始める
  2. 毛羽立った繊維同士が絡まり合う
  3. 絡まった繊維が毛玉になる
  4. (最終的に)千切れる
毛玉が発生する流れ
毛玉が発生する流れ

このメカニズムを理解していると、毛玉ができやすい繊維・生地が分かりやすくなります。

それでは次に、毛玉ができる原因となる、繊維、生地、摩擦の3点についてご説明します。

①毛羽立ちやすい繊維の種類

ポリエステル、レーヨン、テンセル®(リヨセル)などの化学繊維の長繊維は毛玉になりやすいです。

というのも、繊維がとても長いため切れても生地に留まり、他の切れた繊維と絡み合いやすいからです。

素材イメージ柔らかさ滑らかさ 吸湿性  放湿性  耐久性  洗濯性 





綿
(コットン)
cotton1

(リネン)
linen1



(シルク)
silk1
羊毛
(ウール)
wool1




レーヨンlayon1

ポリ
エステル
polyester1

天然繊維であれば長繊維といってもそこまで絡み合わず糸の強度も化学繊維ほどではないので自然と抜けていきます。

しかし、天然繊維でも繊維が短いものだと、切れた繊維は糸ぼこりとして舞いやすいデメリットがあります。

また、ポリエステル×綿などの混紡も毛玉ができやすい です。混紡に使われる綿は短繊維のものが多いこともありますが、なかなか切れないポリエステルに綿の糸ぼこりが大量に絡みつくことが原因です。

②毛羽立ちやすい生地の種類

また、織り目が粗い生地、ゆるく編まれた生地、起毛加工が施されている生地だと毛玉ができやすいです。例えば、ニット生地、ガーゼ生地、フランネル生地 が該当します。

ニットやガーゼは摩擦に弱く毛羽立ちやすいので毛玉ができやすいですし、フランネルのような元々起毛加工がされている生地は起き上がっている繊維が絡みやすく毛玉ができやすいです。

③毛羽立てやすい摩擦相手

「綿100%のシーツなのに毛玉ができてしまう」このような場合、摩擦相手を疑ってみましょう。例えば、ポリエステルが使用されたスウェットをパジャマとして着用してはいないでしょうか。

スウェットはニット生地が多いので、ポリエステルニット生地×綿の摩擦となります。基本的にはスウェットに毛玉ができると思いますが、シーツにも毛玉が発生しやすい組み合わせです。

他にも、洗濯の時に摩擦相手が悪いと毛玉発生の原因になります。とはいっても、洗濯に関してはシーツをネットに入れて洗濯するだけで解決することが多いです。


2. 毛玉を楽に取る方法

シーツの毛玉を取るのなら電動毛玉クリーナーを使ってカットするのが楽なのでおすすめです。

毛玉クリーナー
毛玉クリーナー

ブラシタイプのものは繊維を引っ張って痛める恐れがあるのでカットタイプが良いでしょう。

また、場所を問わずに毛玉がカットできるのでコードレスタイプがおすすめです。さらに、こちらの商品は残す毛足の長さも調整できるので、シーツだけでなくセーターなどの衣料品にもお使いいただけます。


最後に

毛玉が出来にくいシーツの選び方、扱い方がお分かりいただけたかと思います。

とはいえ、ご紹介のように比較的安価な価格で毛玉クリーナーが手に入るので、シーツの使い心地が好みであれば毛玉の出来やすさはあまり気にせず、毛玉ができたらカットするという考え方で良いと思います。

また、毛玉処理以外にも、布団カバー・シーツを上手に選び、大切に扱うコツを『布団カバー・ベッドシーツを上手に選ぶ/扱うための体系的知識』にてお伝えしているので、是非ともご参考にしてください。

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