※敷布団の素材別の特徴、機能性を比較した選び方についてこちらのページ「【熟睡敷布団のおすすめ7選】正しい選び方3つのコツ」で徹底解説しています。汚れがひどいから買い替えようかなとお考えの方はぜひご参考にどうぞ。 |
「敷布団が汚れてきたからクリーニングに出してみようかな?」とお考えではないでしょうか?
キレイな睡眠環境を維持するためにも、できれば1~2年に1度は布団類をクリーニングできると理想的です。とはいえ、今まで一度もクリーニングを利用したことがないと、どれくらいの費用感なのか、手配はどのようにするのか、などなど分からないことが多いと思います。
そこで本日は、「敷布団クリーニングの料金、素材別注意点などのまとめ」についてご紹介します。
Contents
1. 敷布団のクリーニング料金の相場などの概要
敷布団のクリーニング料金は、一枚あたり7,000円前後が相場です。ただ、まとめて出すことでかなり割安になることがあります。
一例として、以下のようになります。
- 1枚8,800円
- 2枚11,800円(5,900円/枚)
- 3枚12,800円(4,267円/枚)
- 4枚14,800円(3,700円/枚)
シングルサイズ(100cm幅)、セミダブルサイズ(120cm幅)、ダブルサイズ(140cm幅)などの一般的なサイズは共通の価格であることが多いです。クイーンサイズ(160cm幅)、キングサイズ(180cm幅)となると、500~1,000円の追加料金が発生することがあります。事業者によっては、クイーンサイズ以上は承っていないことすらあります。そのため、大きなサイズの敷布団をご利用されているのなら、事前に確認しましょう。
ところで、事業者によって価格が異なる理由の1つとして、洗い方に違いがあるのはご存知でしたか?クリーニング方法には、たくさんの敷布団を一緒に洗う「まとめ洗い」と、1つずつ洗う「単品洗い」があります。もちろん、まとめ洗いの方が料金は安くなります。
細かな違いについては2−4をご参照ください。
1−1. カビ取りなどのオプション費用
また、上記の料金に加えて、オプションもあります。
- カビ取り加工
- 防ダニ加工
それぞれ500~1,000円くらいの料金で提供されます。
まだまだ長く使う予定の敷布団であれば、これらのオプション利用もありでしょう。
ただ、カビの染みを完全に消すのは難しいと思うので、事前にどの程度落とせるのか確認しておくことをお勧めします。
1−2. クリーニングできるか素材をチェック
とはいえ、あなたの敷布団の素材によってはクリーニング不可なことがあるので、まずは品質表示をチェックしてみてください。
以下のイラストの絵表示と照らし合わせてください。
洗濯絵表示が見当たらずに困っている方は、素材の内容をもとに可能かどうかチェックしましょう。
素材 | 評価 |
木綿 (コットン) | 水洗いOK |
ポリエステル | 水洗いOK |
羊毛 (ウール) | ドライOK |
キャメル | ドライOK |
固わた入り | 基本不可 |
ウレタン入り | 基本不可 |
磁石入り | 不可 |
羊毛やキャメルの敷布団は、水洗いをすると縮んでしまうため、ドライクリーニングが推奨されています。
ドライクリーニングでは皮脂などの油性の汚れを落とすことはできますが、寝汗などの水性の汚れを洗い落とすことができません。せっかくクリーニングしても寝汗などの汚れが落とせないと残念ですよね。
ただ、設備の新しいクリーニング店では、素材を縮ませずに水洗いができることもあるそうです。あなたのお住いの近くのところで探してみることをおすすめします。
1−3. 敷布団クリーニングを手配する手順
敷布団のクリーニングは宅配式をおすすめします。
敷布団を持ち運ぶことなく手軽にキレイにできます。
手配の手順は、以下のような流れになります。
- STEP1:希望のクリーニング方法を行う業者をピックアップ。
- STEP2:見積もりと納期を勘案して依頼先を選定。
- STEP3:配送キットが送られてくるので、布団を入れて送り返す。
- STEP4:クリーニング→納品(1~2週間前後)
配送キットに運送会社の営業所が記載されているので、最寄りの所に電話で集荷依頼をお願いすれば、家から出ることなくクリーニングが完結します。
とても楽です。
2. 敷布団のクリーニングに際してよくあるQ&A
以下のQ&Aを事前に目を通し、あなたが抱える疑問点を解消しましょう。
2−1. ダニは退治できるの?
ダニは60℃以上の熱により、瞬時に絶命します。
そのため、水洗いでクリーニングを行っている事業者に洗ってもらえば、殺ダニ効果もあると考えることができます。
2−2. コインランドリーでも洗えるの?
中わたがよってしまったり、ダマになってしまうことがあるのであまりおすすめできません。
ただ、どうしてもということであれば、以下のイラストのように敷布団を紐で縛って洗う方法があります。
洗浄力が落ちますが、中わたはヨレにくくできます。
2−3. クリーニングに出すべき頻度は?
敷布団にシーツを敷いてその上に直接寝ているのなら1~2年に1度はクリーニングできると理想的です。
ただ、敷布団の上にベッドパッドや敷パッドを敷いているのなら、3~4年に1度のクリーニングでも問題ないかと思います。
2−4. まとめ洗いと単品洗いの違いは?
冒頭で少し触れましたが、気になる方はそれぞれの違いを知った上で、クリーニングをされることをおすすめします。
- 単品洗い:1つずつ布団を洗浄します。布団がくまなく洗われるので高い洗浄効果が期待できます。 デメリットとしては、費用が高く納期が長くなりがちな傾向があります。
- まとめ洗い:布団をぐるぐる巻きにし、他の布団を一緒に洗う方法。洗浄力がやや落ちることも。また、他の布団の汚れや雑菌が移る可能性もなくはありません。ただ、比較的リーズナブルで納期も早めです。
最後に
敷布団のクリーニングの価格、依頼の流れなど、網羅的にご理解いただけていれば幸いです。
また、もし敷布団の汚れがひどく買い替えを検討しているのであれば、以下のページで綿、羊毛、ポリエステルなどの素材別に、腰・背中をリラックスさせて眠るためのサポート性、キレイに維持するための衛生性、日常生活を楽にするための取扱性、の3つの点から敷布団の選び方をご紹介しています。是非あわせてご参考にしてください。
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