洗濯が終わったシーツをいざマットレスに敷こうとすると、ほこりがバサッと出てきて驚いたことはないでしょうか?
思わず咳込んでしまったこともあると思います。アレルギー体質の方の場合、家庭内のほこりは出来るだけ少なく抑えたいですよね。
そこで本日は、「ほこりが出にくいシーツの選び方、シーツのほこりを抑える方法」をご紹介します。
Contents
1. ほこりが出にくいシーツの選び方
もしあなたがシーツの購入を考えているのなら、ご紹介の内容を参考にお選びください。
1−1. 長繊維のシーツを選ぶ
なぜシーツから糸ぼこりが出るのかというと、そもそも繊維は一本の糸のように見えますが、短い繊維をたくさん撚って一本の繊維にしています。
その撚った糸が抜けていくことで、糸ぼこりになっているのです。
このようにイラストを見ると、なるべく長い繊維で撚ったほうが繊維が抜けていきにくいことは想像しやすいと思います。
とはいえ、シーツの品質表示ラベルを見ても、繊維の長さの記載などはありませんし、店員さんが繊維の長さまで知っていることはあまりありません。なので、以下の2点を参考に目安にお選びください。
- なるべく安価なシーツの購入は避けるようにする
- 綿なら超長綿などの記載を参考にする
1−2. パイル(タオル)生地は避ける
また、タオルのような風合いのパイル生地は、使用を避けることをおすすめします。
繊維をループ状に立たせることで、構造上どうしても糸ほこりが出やすくなってしまうためです。
1−3. 化学繊維は避ける
化学繊維素材もおすすめできません。
繊維が長いという点では糸ぼこりは出にくいのですが、静電気が起こりやすくほこりを寄せ付けやすいため、ほこりっぽくなってしまいます。
特に、冬用の毛羽立ったモコモコ系の生地は一層ほこりを集めやすいので注意が必要です。
2. ベッドシーツのほこりを抑える3つの方法
「もし今使っているシーツのほこりを少なくできるなら、まずはその方法を試してみたい」という方は、以下の3つの方法をご参考にしてください。
①洗う時は洗濯ネットに入れる
シーツを洗濯機で洗う際、必ず洗濯ネットに入れるようにしましょう。
シーツの生地(繊維)が他の洗濯物と擦れることで繊維が痛み、糸ぼこりが発生しやすくなります。もちろん、他の洗濯物の糸ぼこりが付いてしまうということもあります。
目の細かい洗濯ネットに入れることで、シーツの摩耗を防げます。是非お試しください。
②天日干しをしない
天日干しは避けるようにしましょう。
長時間日光に当てることで、繊維が熱と乾燥で傷んでしまいます。
人の肌が日焼けをすると皮膚がめくれてしまうように、シーツの生地も日焼けにより繊維がバサバサになり糸ぼこりが出やすくなってしまいます。
そのため、日陰干しをすることをおすすめします。
③糊付けをする
上記の2つの方法を行っても、ほこりが全く出なくなる訳ではありません。
「ホテルのシーツみたいにできないの?」と思われるかもしれませんが、ホテルや病院のシーツは糊付けされているので、あそこまでほこりが出ないようになっているのです。
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なので、ホテルのシーツのように仕上げたければ、洗濯機用ののり剤をご使用することをおすすめします。
パリパリになりすぎないように量を調整して使いましょう。
最後に
ほこりが出ないシーツとはどのようなものか、そして、ご使用中のシーツのほこりを抑える方法がお分かりになったと思います。
あなたの寝室の空気からほこりが減りクリーンになる一助になっていれば幸いです。
また、こちらのページ『布団カバー・ベッドシーツを上手に選ぶ/扱うための体系的知識』で繊維の特徴やシーツの形状、サイズ感、敷く順番、洗濯方法、お手入れのコツなどを総括しているので併せてご参考にしてください。