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羽毛布団のリサイクルとは?リフォームとの違いと注意点

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  • 「羽毛布団がくたびれてきた…。」
  • 「捨てるのは勿体無いからリサイクルしようかな」

このようにお考えではないでしょうか。

リサイクルはエコで素敵です。

しかし、人によってはリフォームのほうが相応しく、よりエコであると考えられます。あなたに合うほうを選ぶのが大切です。

そこで本日は、

  • 羽毛布団のリサイクルとリフォームの違い
  • リサイクルがおすすめな人
  • リフォームがおすすめな人
  • リサイクル羽毛の特徴と注意点

などについて解説していきます。

ぜひ参考にしてください。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
取材依頼はお問い合わせから。
インスタグラムでも情報発信中⇒フォローはこちらから。


1. 羽毛布団のリサイクルとリフォームの違い

まずはそれぞれの違いについてです。

まったくの別物ですので、どちらがあなたに合うか考えましょう。

リサイ
クル
  • 業者が羽毛布団を回収して羽毛を再利用する
  • 大体無料(新しい羽毛布団を購入する必要あり)
リフォ
ーム
  • 業者に羽毛布団を仕立て直してもらう
  • 2~4万円前後(費用はスペック次第)

1-1. 羽毛布団リサイクル

羽毛布団のリサイクルとは

羽毛布団のリサイクルとは、業者があなたの羽毛布団を回収して羽毛を再利用することです。

通常、羽毛布団は粗大ゴミとして処分しなければならなく500円前後の負担になりますが、それを(2022年末時点では)無料で業者にリサイクル処理してもらえるのがメリットです。

羽毛布団のリサイクル事業者

主な事業者は以下の2社です。

  • ニトリ:不要になった羽毛布団を無料で店頭回収します。対象となる羽毛布団のメーカーは不問ですが、ダウン率が50%以上のものに限られます。回収期間は2022年9月26日から11月27日まで。
  • 西川:不要になった羽毛布団を Green Down Project 協力店(イオンなどを含む)にて回収します。こちらも対象となる羽毛布団のメーカーは不問ですが、ダウン率が50%以上のものに限られます。回収期間の期限は特に設けられていないようです。

リサイクルがおすすめの人

  • 安価な羽毛布団を使っている人
  • 処分後、安価な羽毛布団に買い換えるか羽毛布団以外の掛布団を購入しようと考えている人

高品質な羽毛布団であればリフォームをして再利用するのがおすすめですが、1万円前後の安価な羽毛布団となると費用対効果が合わないと考えられるのでリサイクルのほうがおすすめです。

1-2. 羽毛布団リフォーム

羽毛布団のリフォームとは

羽毛布団のリフォームとは、仕立て直しのことです。

側生地を新しくし、羽毛を洗い、足りなければ補充します。

お使いの羽毛の大半を利用しながら新しい羽毛布団を仕立てるので、新しく羽毛布団を購入するよりもエコでややお値打ちになります。

リフォームがおすすめの人

  • 比較的高価な羽毛布団を使っている人
  • 引き続き羽毛布団を継続して使っていこうと考えている人

400dp以上のダックダウンやグースダウンの羽毛布団をお持ちでこれからも同程度の品質の羽毛布団を使っていきたいと考えているなら打ち直しがおすすめです(リサイクル羽毛布団はDPが低めからふつうのダックダウンが大半です)。

リフォーム(打ち直し)の詳細やおすすめの事業者を下記のページで紹介しています。検討している方は、参考にしてください。

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2. リサイクル羽毛布団とは

リサイクル羽毛布団とは、回収した羽毛で作られた羽毛布団です。

羽毛は人間の髪の毛と同じくケラチンという成分でできており、ミイラの髪の毛が数千年も残存しているように寿命が非常に長いのです。

そのため、リサイクルをすることで長く使うことができるのです。

2-1. リサイクル羽毛布団が作られるまでの流れ

  1. 羽毛布団をリサイクル回収
  2. リサイクル回収した羽毛を洗浄&復元加工
  3. 復元した羽毛をダウンパワー別に選定
  4. スペック別に羽毛を側生地に充填
  5. 羽毛布団を梱包(完成)

このようにして作られています。

ほぼ新品のようになります(正直、新品と見比べても違いは分からないかと思います)。「人が使っていたものには抵抗がある」と考えられている方も心配無用です。

2-2. リサイクル羽毛布団を選ぶときの注意点

通常の羽毛布団と変わらないとはいえ、やはり注意点はあります。

分かりやすく解説していきます。

グースダウンやダウンパワーが高いものは少ない

リサイクル羽毛布団には安価なものが多いです。

上記で説明したように高品質な羽毛布団であればリサイクル処分をするよりもリフォームをして使い続けるほうがメリットが大きいからです。そのため、リサイクル羽毛布団は300~350DPのダックダウンのものが大半です。

しかし、そのような羽毛布団は決して低品質ではありません。

ダウンパワーの低い羽毛であっても適切なダウン率と充填量であれば保温性は十分高くなるからです。この点については下記のページで詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

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綿生地を選ぼう

「リサイクルだからエコ」といっても側生地がポリエステル100%だと正真正銘のエコなのか疑問がわきます(もちろん再生ポリエステルであればエコとなりますが)。

そのため、側生地は綿100%がおすすめです。

もちろん、エコだからだけでなく寝心地の観点からも綿素材がおすすめです。この点についても上記のページで解説していますので、あわせてご覧ください。


最後に

羽毛布団のリサイクルについて理解できましたでしょうか。

リフォームとの違いを押さえて、あなたに合う方法で再利用していただけると幸いです。

冬の眠り、暖かさに満足していますか。

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