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腰痛持ちは普通の敷布団だとNG?おすすめの選び方

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著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。1,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。取材依頼はお問い合わせから。

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起き抜けに腰の痛みを感じ「敷布団がよくないのだろうか?」と思うことはないでしょうか?

目覚めとともに痛みがあると、日中の生活が思いやられますよね。生活習慣、支障、加齢など、腰痛の原因はさまざまです。もちろん、不適切な敷布団を使っているがために腰を痛めることもあります。

とはいえ、どのような敷布団が適切・不適切なのか、寝具業界でない方からすると分からないと思います。そこで本日は「腰痛持ちの方におすすめの敷布団の選び方」についてご紹介します。


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1. 腰痛持ちに敷布団をおすすめできない理由

まず始めに、なぜ普通の敷布団がおすすめできないのかと言うと、以下の2つの理由のためです。

  • サポート力が足りない(≒体圧分散性が悪い)
  • 分厚いものは腰が沈み込みすぎる(≒寝姿勢の悪化)

それぞれ分かりやすくご説明していきます。

1−1. サポート力が足りない(≒体圧分散性が悪い)

敷布団にはさまざまな素材(木綿、羊毛、ポリエステルなど)のものがありますが、総じて寝心地が硬めで体圧分散性がよくありません。

誤解のないように言うと、素材自体は硬くないのですが厚みがあまりない(一般的には7cm前後のものがほとんど)ため、腰や肩などの体の重い部位で床の硬さが気になってしまいます。特に、横向きに寝るときに顕著に感じられます。

底つき感のイメージ
底つき感のイメージ

仰向け寝のときも同じように背中が浮いて支えがなくなりますし、腰につよい圧迫がかかります。ひどいケースだと腰の不快感で眠りに入ることすら困難になります。こんな状態では、腰を痛めてしまうのも無理はありません。

敷布団が薄すぎると腰を痛める
敷布団が薄すぎると腰を痛める

また、敷布団を干さないことも、サポート性を下げる原因になることはご存知でしょうか?

中わたが湿気ってしまうと、ふわふわとしたクッション性がなくなっていきます。そして、それが進むと、ペチャっと潰れたようになります。サポート性が十分でないのに、湿気ってへたってしまうと、目も当てられない状況になります。腰を悪くする恐れがあるのでご注意ください。

1−2. 分厚いものは腰が沈み込みすぎる(≒寝姿勢の悪化)

とはいえ、分厚すぎる敷布団や、敷布団を2枚重ねて使用するのはおすすめできません。

柔らかくなりすぎてしまい、腰が沈み込みすぎてしまう恐れがあるためです。

腰が沈み込み過ぎている
腰が沈み込み過ぎている

このような状況だと、以下の2つの理由に腰を痛める恐れがあります。

  • 寝姿勢が悪くなる
  • 寝返りがしづらく疲れがたまる

腰が沈み込み過ぎている寝姿勢のまま立ち姿勢にしてみると、どれだけ悪い姿勢になっているかがよく分かります。かなりの猫背です。

腰が落ち込む寝姿勢≒猫背
腰が落ち込む寝姿勢≒猫背

このような姿勢、たった5分でもし続けるのは辛いと思います。しかし、腰が落ち込むような敷布団で寝ているとき、あなたは1日に数時間もこの姿勢でいるのです。腰を痛めてしまうのも無理ないですよね。

なお、以下のイラストのような、キレイな立ち姿勢のまま寝られると理想的と言われています。

理想的な寝姿勢
理想的な寝姿勢

もちろん、正しい姿勢だとしても、同じ姿勢をずっとキープするのは大変です。

そんなとき、座っているときなら座り直し、寝ているときであれば寝返り、が大事になります。かかっている圧の位置をズラしたり、使っている筋肉を変える、無意識のうちの生理的な動作です。このように考えると、寝姿勢が悪いのに寝返りがしづらいのは、もはや腰に対しての拷問といっても過言ではないとお分かりいただけると思います。


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2. 腰痛持ちの方におすすめできる敷布団の選び方

普通の敷布団ではダメとなると「どのような敷布団を選べばいいのか?」と疑問になると思います。おすすめできるものが2タイプあるのでご紹介します。

2−1. ウレタンor固わた入りのある程度厚みのあるものを選ぶ

1つ目におすすめできるのが、敷布団の中心にウレタンや固わたなどが入っているものです。このような構造のものであれば、体圧をきちんと分散させつつ、正しい寝姿勢で寝られます。

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例えば、こちらの敷布団は、わた+ウレタン+わたの構造になっており、フローリングの上にこれ1枚だけでも底つき感少なく寝られます。厚みも8cm以上あり敷布団としてはかなりしっかりしています。また、中わたにはウールが50%使われているので、ムレにやすさも抑えられています。

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一方、こちらはウレタンフォームではなく、わた+固わた+わたの三層構造の敷布団です。通常のわたとは違い、固められたわたの層を作ることで、腰が沈み込みすぎるのを防ぎます。上のものは5kgですが、こちらは4.5kgとやや軽めに仕上げっているので、取り扱いは若干楽にできます。

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2−2. 薄いウレタンと敷布団を組み合わせる

ただ、もしあなたが「できるだけ軽くて薄い敷布団じゃないと、出し入れが面倒だからイヤだ」とお考えであれば、お使いの敷布団の下に薄いウレタントッパーを敷くことをおすすめします。

厚みが10cm前後で一枚で寝るように設計されているマットレスではなく、厚みが5cmくらいのウレタントッパーのことです。ウレタントッパーの中でもやや硬めのものを選ぶと、サポート性がより高くてよいです。

しかし、敷布団がかなり湿気っていたり、中わたがダマになっていたりして、そもそもの寝心地が悪いのであれば、敷布団自体を買い替えたほうがよいです。


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最後に

あなたの腰のためにどのような敷布団を選べばよいのか判断する目安になっていれば幸いです。

また、以下のページで綿、羊毛、ポリエステルなどの素材別に、腰・背中をリラックスさせて眠るためのサポート性、キレイに維持するための衛生性、日常生活を楽にするための取扱性、の3つの点から敷布団の選び方をご紹介しています。是非あわせてご参考にしてください。

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