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比較でよく分かる!ウレタン敷布団の寝心地と特徴

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著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

株式会社篠原化学にてマットレスや枕の企画・開発を行っています。睡眠・寝具のプロとして あなたの眠りの質を向上させる情報を発信していきます。

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加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

株式会社篠原化学にてマットレスや枕の企画・開発を行っています。睡眠・寝具のプロとして あなたの眠りの質を向上させる情報を発信していきます。

「ウレタン素材の敷布団って寝心地いいのかな?」と疑問に感じてはいないでしょうか?

サポート性では他の素材比べてダントツのウレタンフォームですが、吸水性がなくムレやすかったり、洗えないなどの欠点があるのが事実です。

とはいえ、底つき感のない寝心地を敷布団に求めるなら、やはりウレタン素材が一番おすすめです。

そこで本日は「他素材と比べたウレタン素材敷布団の特徴、おすすめの使い方」についてご紹介します。


1. ウレタン敷布団の特徴|他素材との比較

まず初めに、以下の5つの点から、ウレタン敷布団と他素材のものをチャートで比較しました。

  • サポート性(寝心地、体圧分散性)
  • 吸湿性(ムレにくさ)
  • 重さ(取り扱いの手軽さ)
  • 洗濯性(洗えるかどうか、洗いやすさ)
  • 価格

(重さはシングルサイズのものの目安です。)

それでは次に、このウレタン敷布団について比較を交えながら評価していきます。

1−1. サポート性は敷布団の中でもダントツ

ウレタン素材のサポート性は、他素材よりも圧倒的にすぐれています。

しかし、サポート性があるとはいえ、あまりにも薄いものだと、寝心地が悪くなります。

厚み 評価
3cm 敷布団としては薄すぎ。仰向けで寝ても底つき感があるはずだと思います。マットレスや敷布団の上でトッパーとして使いましょう。
5cm 敷布団としてはギリギリの厚み。身長170cm、体重60kgの私が使うと、仰向けは寝られますが、横向きになると底つき感があります。
8cm 敷布団として十分な厚み。私と同じくらいの体格であれば、仰向き寝でも横向き寝でも快適に寝られます。
10cm  体重が80kg以上なら、ウレタン素材といえど10cm以上の厚みがないと快適に寝られません。もはや敷布団と呼べるか微妙なラインになりますが。

また、ウレタン素材にもいろいろあります。

硬質ウレタンフォームは体圧分散性があまりよくなく、体へのフィット感が悪いです。

寝心地にこだわるのであれば、通常のウレタンフォームや高弾性ウレタンフォームがおすすめです。

1−2. ウレタン素材は吸湿しないのでムレやすい

ウレタン素材は吸湿しないのでムレやすいです。

ポリエステルの敷布団と同じく、このムレやすさについては素材特有のものなので仕方がないです。

そのため、ウレタン素材の敷布団の上には、ベッドパッドや敷パッドを敷くことをおすすめします。

1−3. ウレタン敷布団は重いが干す必要はない

吸湿しないというデメリットは、裏を返すと、湿気りにくいので乾かす必要がないというメリットになります。

パッドを敷いていれば尚更ですが、天日干しをしなくてよいとなると気が楽になります。

とはいえ、ずっと敷きっぱなしにしてはいけません。

週に1度でいいので、壁に立てかけて風を当てて通気させましょう。

ウレタン敷布団は厚みが8cmのもので6kgくらいの重さです。持ち上げるには少々重たいですが、壁にたてかけるには難なくできるでしょう。

1−4. ウレタン敷布団はほぼ洗濯不可能

ウレタン敷布団はクリーニングやコインランドリーでの洗濯はおろか、手洗いも不可能なものもあります。

洗えないと万が一の時にやっかいなので、できるだけ手洗い可能なものを選ぶようにしましょう。

また、洗濯不可という観点からも、パッドとの併用をおすすめします。

1−5. 中芯がウレタンフォームの敷布団

ウレタンフォームが中芯に入っており、その周りに綿やポリエステルのわたが詰められている敷布団があります。

結論からいうと、これらの敷布団は性能が中途半端なのでおすすめできません。

寝心地だけでいうと、通常の木綿敷布団やポリエステル敷布団よりもいいのですが、その反面、重くて干しにくかったり、手洗いをすると内部が乾きにくく雑菌の繁殖の恐れがあったりと、取扱に難があります。


2. ウレタン敷布団を購入する前に知っておきたいQ&A

先に紹介した特徴に加えて、以下のよくあるQ&Aを念頭において、ウレタン敷布団があなたに合っているか考えるご参考にしてください。

2−1. ヘタレやすい?寿命(耐用年数)はどれくらい?

ウレタン素材の耐久性は、その密度に大きく左右されます。

密度が低ければ低いほど、ヘタレやすいです。

トッパーや三つ折りマットレスなどの敷布団タイプのウレタン素材は、密度が20~30のものがほとんどです。

それぞれの耐久性は以下のようになります。

密度 評価
20
前後
数ヶ月~1年程度の耐久性です。1万円以下の安価なウレタンマットレスに使用されることが多いです。
25
前後
3~5年程度の耐久性です。2万円前後のリーズナブルなマットレスの密度がこの辺りです。
30
前後
5~8年の耐久性です。国内・海外ブランドの有名高反発マットレスの密度がこの辺りになります。
40
前後
8年以上の耐久性です。高品質なマットレスやベッドマットレスの中材には、高密度のウレタンが使用されます。

使用環境に応じて誤差があるのはもちろんですが、例えば、密度が20前後のものは厚みが10cmあっても、1年ほど使うと6~7cmくらいになってしまいます。

また、密度の記載のない安価なウレタン敷布団は、耐久性に疑問が残るのでおすすめできません。

2−2. ダニは繁殖しにくいのか?

天然繊維か合成繊維かにかかわらず、繊維わたと比べると、ウレタン素材はダニが繁殖しにくい環境です。

とはいえ、ずっと敷きっぱなしにすると、もちろんダニが繁殖します。

ダニやハウスダストを気にされる方にウレタン敷布団はおすすめですが、週に1度壁に立てかけて通気させることは怠らないようにしましょう。

2−3. 独特のニオイはするのか?

使用当初はウレタン独特のニオイがします。

特に、ビニールの中に真空パッキングされたものはニオイが強いです。

ただ、1~2日風に晒しておけば、ニオイは飛んでいきます。

2−4. 単独で使える?上に何か敷いたほうがいいのか?

直接上に寝るとムレやすいですし、汚れたら洗うのが大変です。

ベッドパッドや敷きパッドを併用しましょう。


最後に

ウレタン敷布団があなたに合っているかどうか、判断するための参考になっていれば幸いです。

また、以下のページで綿、羊毛、ポリエステルなどの素材別に、腰・背中をリラックスさせて眠るためのサポート性、キレイに維持するための衛生性、日常生活を楽にするための取扱性、の3つの点から敷布団の選び方をご紹介しています。是非あわせてご参考にしてください。

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