
「ウレタン素材の敷布団って寝心地いいのかな?」と疑問に感じてはいないでしょうか?
サポート性では他の素材比べてダントツのウレタンフォームですが、吸水性がなくムレやすかったり、洗えないなどの欠点があるのが事実です。とはいえ、底つき感のない寝心地を敷布団に求めるなら、やはりウレタン素材が一番おすすめです。
そこで本日は「他素材と比べたウレタン素材敷布団の特徴、おすすめの使い方」についてご紹介します。
Contents
1. ウレタン敷布団の特徴|他素材との比較
まず初めに、以下の5つの点から、ウレタン敷布団と他素材のものをチャートで比較しました。
- サポート性(寝心地、体圧分散性)
- 吸湿性(ムレにくさ)
- 重さ(取り扱いの手軽さ)
- 洗濯性(洗えるかどうか、洗いやすさ)
- 価格
(重さはシングルサイズのものの目安です。)
それでは次に、このウレタン敷布団について比較を交えながら評価していきます。
1−1. サポート性は敷布団の中でもダントツ
ウレタン素材のサポート性は、他素材よりも圧倒的にすぐれています。
しかし、サポート性があるとはいえ、あまりにも薄いものだと、寝心地が悪くなります。大人用であれば7cm以上の厚みがほしいところです。
また、ウレタン素材にもいろいろあります。
- 硬質ウレタンフォーム:体圧分散性△
- レギュラーフォーム:体圧分散性◯
- 高弾性フォーム:体圧分散性◎
硬質ウレタンフォームはおすすめ出来ません。
レギュラーフォームはしっかり硬めの悪くない寝心地です。プロファイルカットなどの表面加工があれば満足できるはずです(後述)。高弾性フォームのものは値段が高めなものの弾むような寝心地でかなり快適です。
1−2. ウレタン素材は吸湿しないのでムレやすい
ウレタン素材は吸湿しないのでムレやすいです。ポリエステルの敷布団と同じく、このムレやすさについては素材特有のものなので仕方がないです。
そのため、以下の2つのポイントを押さえるようにしましょう。
- プロファイルやピンホールなどの加工があるものを選ぶ
- ベッドパッドや敷パッドを併用する
1−3. ウレタン敷布団は重いが干す必要はない
吸湿しないというデメリットは、裏を返すと、湿気りにくいので乾かす必要がないというメリットになります。
パッドを敷いていれば尚更ですが、天日干しをしなくてよいとなると気が楽になります。とはいえ、ずっと敷きっぱなしにしてはいけません。週に1度でいいので、壁に立てかけて風を当てて通気させましょう。
ウレタン敷布団は厚みが8cmのもので6kgくらいの重さです。持ち上げるには少々重たいですが、壁にたてかけるには難なくできるでしょう。
1−4. ウレタン敷布団はほぼ洗濯不可能
ウレタン敷布団はクリーニングやコインランドリーでの洗濯はおろか、手洗いも不可能なものもあります。
洗えないと万が一の時にやっかいなので、できるだけ手洗い可能なものを選ぶようにしましょう。また、洗濯不可という観点からも、パッドとの併用をおすすめします。
1−5. 中芯がウレタンフォームの敷布団
ウレタンフォームが中芯に入っており、その周りに綿やポリエステルのわたが詰められている敷布団があります。
結論からいうと、これらの敷布団は性能が中途半端なのでおすすめできません。
寝心地だけでいうと、通常の木綿敷布団やポリエステル敷布団よりもいいのですが、その反面、重くて干しにくかったり、手洗いをすると内部が乾きにくく雑菌の繁殖の恐れがあったりと、取扱に難があります。
2. ウレタン敷布団を購入する前に知っておきたいQ&A
先に紹介した特徴に加えて、以下のよくあるQ&Aを念頭において、ウレタン敷布団があなたに合っているか考えるご参考にしてください。
2−1. ヘタレやすい?寿命(耐用年数)はどれくらい?
ウレタン素材の耐久性は、その密度に大きく左右されます。
密度が低ければ低いほど、ヘタレやすいです。トッパーや三つ折りマットレスなどの敷布団タイプのウレタン素材は、密度が20~30のものがほとんどです。それぞれの耐久性は以下のようになります。
密度 | 評価 |
20 前後 | 数ヶ月~1年程度の耐久性です。1万円以下の安価なウレタンマットレスに使用されることが多いです。 |
25 前後 | 3~5年程度の耐久性です。2万円前後のリーズナブルなマットレスの密度がこの辺りです。 |
30 前後 | 5~8年の耐久性です。国内・海外ブランドの有名高反発マットレスの密度がこの辺りになります。 |
40 前後 | 8年以上の耐久性です。高品質なマットレスやベッドマットレスの中材には、高密度のウレタンが使用されます。 |
使用環境に応じて誤差があるのはもちろんですが、例えば、密度が20前後のものは厚みが10cmあっても、1年ほど使うと6~7cmくらいになってしまいます。
また、密度の記載のない安価なウレタン敷布団は、耐久性に疑問が残るのでおすすめできません。
2−2. ダニは繁殖しにくいのか?
天然繊維か合成繊維かにかかわらず、繊維わたと比べると、ウレタン素材はダニが繁殖しにくい環境です。とはいえ、ずっと敷きっぱなしにすると、もちろんダニが繁殖します。
ダニやハウスダストを気にされる方にウレタン敷布団はおすすめですが、週に1度壁に立てかけて通気させることは怠らないようにしましょう。
2−3. 独特のニオイはするのか?
使用当初はウレタン独特のニオイがします。特に、ビニールの中に真空パッキングされたものはニオイが強いです。ただ、1~2日風に晒しておけば、ニオイは飛んでいきます。
2−4. 単独で使える?上に何か敷いたほうがいいのか?
直接上に寝るとムレやすいですし、汚れたら洗うのが大変です。ベッドパッドや敷きパッドを併用しましょう。
3. おすすめのウレタン敷布団(3つ折りマットレス)

製品:エコラテ エリート マットレス
価格:16,990円
サイズ:98×195×10cm
【商品ページはこちら】
低価格マットレスの決定版です。3万円前後の予算で考えている人におすすめです。反発弾性45%の柔軟な寝心地に加えて、凸凹プロファイル加工で適度な体圧分散性になっています。
厚みが10cmになっているため、敷布団のようにコンパクトに折りたたんで押入れに収納できます。敷布団の手軽さと、マットレスの寝心地を兼ね備えた仕上がりになっています。
無駄を削ぎ落として最高のコストパフォーマンスを目指しました。自社製品なので恐縮ですが、まさに優秀(エリート)な自信作です。ただいま「3週間トライアル返品無料プログラム」を設けています。この機会をお見逃しないようご利用ください。

製品:快眠タイムズ オアシス敷布団
価格:24,000円
サイズ:98×195×8cm
【商品ページはこちら】
もちもちの一層目と、しっかりめの二層目の多層構造ウレタンフォームで、雲の上のような寝心地のフロアマットレスです。
抜群の体圧分散性とサポート性で、腰を優しくサポートして、朝までぐっすり深く休めることを目指しました。自社製品のため恐縮ですが、ほどよく柔らかい寝心地を好む人にイチオシです。
こちらも3週間無料トライアル可能です。

製品:セルプールハイブリッドマットレス
価格:39,000円
サイズ:98×197×8cm
【ブランド紹介ページはこちら】 / 【セルプール紹介ページはこちら】
さらに上質なものをお好みの方におすすめです。厚みがたったの8cmとは思えないほどの高反発マットレスです。トップクラスの弾力性と密度(50D)のため、見かけによらずしっかりとあなたの体をサポートします。また、ウレタンフォームが吸放湿するため、ウレタンマットレスなのにムレにくいという素晴らしい性能を持っています。私どもが扱う中で最高峰のウレタン素材です。
最後に
ウレタン敷布団があなたに合っているかどうか、判断するための参考になっていれば幸いです。
また、以下のページで綿、羊毛、ポリエステルなどの素材別に、腰・背中をリラックスさせて眠るためのサポート性、キレイに維持するための衛生性、日常生活を楽にするための取扱性、の3つの点から敷布団の選び方をご紹介しています。是非あわせてご参考にしてください。
関連記事