マットレス

【プロ直伝】マットレスカバーの選び方とおすすめ10選

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  • 綿とポリエステルの違いが分からない…
  • ボックス?フラット?何がどう違うの?

などなど、マットレスカバーを選ぶとき、多くの疑問にぶつかるかと思います。

学校で教わることでもないですし、仕方がありません。

私もこの業界に入るまで、わかりませんでした。

とはいえ、あなた(とマットレス)に合うカバーを選べられるかどうかで、寝心地から使用感まで大きく変わります。

知っておいて損はありません。

ということで本日は、

  • マットレスカバーの役割と構造
  • マットレスカバーの生地と素材の種類
  • おすすめのマットレスカバー
  • 選ぶ上でよくある注意点

などについて解説していきます。

ぜひ参考にしてください。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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インスタグラムでも情報発信中⇒フォローはこちらから。


1. マットレスカバーの前提知識と選び方

まずは前提知識などを理解してもらいつつ、上手な選び方を解説していきます。

あなたに合うものはどれか見定めましょう。

1-1. 側生地ではなくベッドシーツのこと

まず大前提です。

マットレスカバーとは、ベッドシーツとも言われるもので、別途買い足してマットレスの上に敷くものです。

マットレスに元々付いている側生地とは異なります。

 側生地カバー(シーツ)
画像fabric-ema-mattress

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1-2. マットレスカバーの使い方と役割とは

マットレスに対してカバーなどを敷く順番は次のようになります。

(下)マットレス>トッパー>マットレスプロテクター>ベッドパッド>敷きパッドorカバー(シーツ)(上)

そのため、マットレスカバーの役割とは、肌触り、汗取り、おしゃれの3つがメインになります。

その他のマットレスの上に敷くものの役割などを比較すると次のようになります。

 敷きパッドベッドパッドベッドシーツトッパープロテクター
画像shiki-pad1bed-pad1bed-sheet1mattress-topper1mattress-protector1
役割
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • マットレスの汚れ防止
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • おしゃれ
  • 体圧分散改善
  • マットレスの
    汚れ防止
厚み1~2cm前後3~4cm前後5mm前後3~5cm5mm前後
温湿度調整×
汚れ防止
洗濯×
体圧分散性××

マットレスカバーは薄い生地ですので、汚れを防止することや体圧分散性を改善させることはできません。

肌触り、汗取り、おしゃれなどを軸に素材や生地などを選んでいくのがポイントになります。

1-3. 季節や好みに合わせて素材・生地を選ぶ

まずは知るべきは各素材の特徴

マットレスカバーに使用される素材は主に次の5つになります。

素材イメージ柔らかさ滑らかさ 吸湿性  放湿性  耐久性  洗濯性 





綿
(コットン)
cotton1

(リネン)
linen1



(シルク)
silk1
羊毛
(ウール)
wool1




レーヨンlayon1

ポリ
エステル
polyester1
  • 綿(コットン)
    オールマイティ。肌触りがよく、汗をよく吸収します。ただ、乾くのに時間がかかるので、熱帯夜にベタっとなりやすく、冬場は洗濯が1日で終わらないこともあります。価格はシングルサイズで3,000円前後からです。稀に安いものもありますが、品質が悪くてバサバサした硬さがあるので、あまりにも安いものは避けることをおすすめします。
  • 麻(リネン)
    麻は汗をよく吸収して発散します。さらに、天然の接触冷感性があり、ひんやり感があるので夏に快適です。ただ、繊維にハリがあるため、肌あたりが硬くなりがちです。高品質なもの(シングルサイズで1万円前後)でないとゴワゴワします。特に洗濯後にその変化を感じられやすいです。高品質のものは洗濯しても問題ありませんが、低品質のものは洗濯後にかなりバサバサになります。
  • 絹(シルク)
    肌触りがダントツです。滑らかさにおいては他素材と一線を画します。発色も鮮やかで豪勢な見栄えです。ただ、洗濯機洗いができず、手洗いしなければならず手入れは大変です。また、価格もシングルサイズで2~3万円前後とかなり高価になります。
  • レーヨン(バンブー、リヨセル、テンセル™など)
    柔らかく、汗をよく吸収します。また、放湿性にも優れています。肌あたりが良いため快適です。ただ、耐久性がやや低く、毛羽立ちやすいため、やさしく洗うよう心がけましょう。価格は中程度の品質の綿と同じくらいです。
  • ポリエステル
    コシのある丈夫な繊維です。吸水性がないため蒸れやすいのが欠点です。しかしその反面、吸水しないため乾きが早いです。また、丈夫なので洗っても傷みにくいです。そのため、綿50%ポリエステル50%というようにブレンドされることがあります。価格もお手頃になります。

※注意してほしい素材の吸水性

大事な余談です。

マットレスカバーの素材検討で押さえてほしいのが吸水性です。

どういうことかと言うと、人は眠るときに体温が1.5度ほど下がるとされているのですが、もしマットレスカバーの素材に吸水性がないとなると、ベッド内で蒸れて寝苦しくなってしまって睡眠の質を下げることになりえるのです。

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人は眠るときに汗をかいて体温を下げる

だから、吸水性が重要なのです。

とはいえ、吸水性が悪いのはポリエステルなどの合成繊維くらいです。

そこで気を付けてもらいたいのが、まずポリエステル100%は絶対に避けること。次に、綿50%ポリエステル50%などのブレンドものも、洗濯のしやすさと低価格などのメリットがありつつも蒸れやすさのデメリットがあることを理解することです。寒がりの人ならまだしも、暑がりの人がこの手のマットレスカバーを使うと、眠りにくくなることがあります。

各種類の生地の特徴

繊維の織り方(編み方)で生地が変わります。

下の写真のような一般的なマットレスカバーは織られた生地(布帛)のものです。

bed-sheet1
ベッドシーツ

全て同じように見えるかもしれません。

が、実のところ、織り方に違いがあります。

 平織綾織(ツイル)繻子織(サテン)
イメージpercale-fabrictwil-fabricsateen-fabric
肌あたりしっかり中間なめらか
重量軽め中間重め
通気度高め中間低め
強度高め中間低め
光沢感低め中間高め

これは選びわけが難しいかもしれませんが、滑らかさ重視ならサテン、耐久性重視なら平織、迷ったら間をとって綾織がおすすめです。

なお、他にも以下のような生地もあります。

 ニット生地パイル生地起毛生地
画像knit-fabricpile-fabricplush-fabric
特徴
  • スムースな肌触り
  • 通年快適に使える
  • オールマイティな使用感
  • タオルのような肌触り
  • 汗をよく吸収する
  • 通年使える
  • ふわっとした肌触り
  • 暖かみがある
  • 夏には不向き

近年流行っているのが伸縮性の高いニット生地のマットレスカバーです。

マットレスにピタッと付けられ、アイロンをしなくてもシワが目立たないため、お手入れがらくで人気です。

タオル地や起毛生地もそれぞれ夏と冬には定番ですね(どちらかというと敷きパッドの生地として選ばれることのほうが多いかもしれませんが)。

季節や体質などに合った選び方

上記の素材・生地感を踏まえて、季節やあなたの体質に合ったマットレスカバーを選ぶようにしましょう。


  • ひんやり感があり肌離れのいいリネン素材は夏にぴったりです。熱帯夜でも涼やかに感じられます。また、タオル生地も同様に、汗をよく吸収してくれるので寝冷えもしにくいです。

  • 起毛生地のマットレスカバーだと、ベッドに入るときのヒヤッとした感覚が少なく、また、ベッド内が暖まりやすいです。寒さが苦手な方に向いています。
  • 通年
    オールシーズン使えるものをお探しなら綿がおすすめです。一年中快適に使えますし、洗いにも強いので長く使えます。
  • アレルギー
    ダニアレルゲンやホコリなどに対して敏感な方は、目が細かく織られた高密度織りのマットレスカバーがおすすめです。生地を通してアレルゲンがベッド内に入るのを防ぐので衛生的な環境で眠れます。

1-4. ベッド・マットレスに合う構造のマットレスカバーを選ぶ

マットレスカバーは構造別に、3種類あります。

 フラットシーツボックスシーツフィットシーツ
形状Flat-SheetsBox-SheetsFit-Sheets
マットレス
対象
  • 厚型◯
  • 薄型◯
  • 三つ折り△
  • 厚型◯
  • 薄型◯
  • 三つ折り◯
  • 厚型△
  • 薄型◯
  • 三つ折り◯
ベッド対象落とし込み上乗せ上乗せ
敷きやすさ
ズレやすさ
畳やすさ

なお、各カバーにはベッドの構造別の相性があるのでそれも理解しましょう。

 落とし込み上乗せ
画像1low-bed-types2low-bed-types1
画像2

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Cellpur-Sweet-Dream-Mattress1

それぞれ特徴を解説します。

  • フラットシーツ
    端的に言うと、フラットな布です。マットレスを包むようにして使うので敷くのはやや面倒です。きちんと固定されていないとズレやすくもなります。その反面、構造がシンプルなので畳むのはかんたんです。なお、落とし込みのベッドだと、カバーをマットレスとベッドの間に挟みやすいのでベッドメイキングが楽です。
  • ボックスシーツ
    側面の高さ(マチ)のあるシーツです。マットレスに被せるようにして使うため敷くのがかんたんでズレにくいです。ただ、若干畳みにくいです(コツを覚えれば問題ないですが)。なお、上乗せ構造のベッドだと敷きやすいですが、落とし込みのものだとマットレスを上げないとカバーをかけられずやや大変になります。
  • フィットシーツ
    敷布団や薄型マットレス向けのボックスシーツです。同じく、敷きやすくズレにくいです。

1-5. 色などはインテリア性を踏まえて選ぶ

マットレスカバーの色は以下の3種類が人気です。


  • 王道の色ですね。ホテルライクでおしゃれです。清潔感のある色ではありますが、良くも悪くも汚れが目立ちやすいです。その点が気になるなら、オフホワイトやアイボリー、生成り(キナリ)などの色を選ぶことをおすすめします。
  • ダーク系
    黒やグレーなどの色は若い男性に人気です。クールなかっこよさがあります。ただ、あまりにも暗い色だと部屋が重たいイメージになるので注意しましょう。
  • アース系
    自然を感じられる色はリラックスできます。眠る環境に相応しいとも言えます。ベージュやブラウン系は長らく定番ですね。
 ホワイトオフホワイト生成りアイボリー
参考#ffffff#fff9ee#f7f6eb#fffff0

また、その他のポイントとして、マットレス、枕、布団などの全てのカバーは色と素材を統一させることです。

それぞれ別の色・素材だとチグハグになってしまいますので、できるだけ一緒に買い揃えられることをおすすめします。

1-6. マットレスカバーのサイズの選び方は?

カバーのサイズはマットレスに合わせればOKです。

と、言いたいところですが、注意点があるのでそれぞれ解説していきます。

フラットシーツのサイズ選び

「シーツをマットレスの底面に挟み込んでしっかり固定できるだけの十分な幅・長さがあるか」 を確認しましょう。

私のおすすめのサイズ感は、縦横の長さがマットレスの3辺(縦の長さ+高さ+高さと、横幅+高さ+高さ)の長さの合計よりも20cm程長いことです。

つまり、あなたのマットレスが120×200×25cmなら、縦の長さは200+25+25+20=270cm、横の幅は120+25+25+20=190cmあると余裕をもってシーツをマットレスの底に挟んで固定できます。

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落とし込みベッド

ただ例外として、もしあなたのベッドフレームがこの写真のようにマットレスを埋め込んで設置するタイプのものなら、ここまで余裕をもったサイズ感のシーツでなくても、ベッドの脇にシーツを簡単に挟むことができます。

ボックスシーツのサイズ選び

「シーツに記載されているサイズが、シーツ自体のサイズ(マチの高さ)なのか、対応できるサイズ(マットレスの高さ)なのか」 を確認することです。

というのも、ボックスシーツはマットレスの底に引っ掛ける必要があるためです。なので、「マチの高さ25cm」のボックスシーツを、高さ(厚み)25cmのマットレスにはめようとすると、ギリギリはめられない歯がゆい思いをしてしまいます。

そのため、マットレスのサイズが120×200×25cmの場合、「マットレスの高さ25cmまで対応」というボックスシーツか「ボックスシーツのマチの高さ30cm」と5cmほど余裕のあるボックスシーツを選びましょう。


2. おすすめのマットレスカバー

それではおすすめのマットレスカバーを紹介していきます。

綿100% 40番手 ボックスシーツ 抗菌・防臭加工

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大塚家具が販売する綿100%のボックスシーツです。通年使えるオールマイティなカバーをお探しの方におすすめです。抗菌・防臭加工もされているので寝具のイヤなニオイも少なくなります。

ちなみに、番手というのは繊維の細さを表しており、40番手は一般的な細さになります。

超長綿「GIZA45」100%  ボックスシーツ

GIZA45布団カバー

高級エジプト綿(80番手・サテン織り)を使用したカバーです。最高品質の綿素材を味わいたい方におすすめです。

ちなみに、超長綿とは長い綿花を紡いで繊維にされたことを意味しています。肌触りなどは一般的なものとは段違いです。

分類繊維長(mm)代表的品種
短繊維綿20.6未満デシ綿
中繊維綿20.6~25.4パキスタン綿
中長繊維綿26.2~27.8アップランド綿
長繊維綿28.6~33.3スーダン綿
超長繊維綿34.9以上海島綿、スーピマ綿など

無印 麻(リネン)100% 平織ボックスシーツ

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無印良品の麻(リネン)素材のカバーです。無印では大人気の麻シリーズです。若干ざらっとした感覚はありますが、使用に応じて馴染んでいきます。さらっとした寝心地が好みの方におすすめです。

アイリッシュリネン(100番手)100% ボックスシーツ

リネン布団カバー100番手

100番手の細い麻(アイリッシュリネン)素材で織られたボックスシーツです。一般的なものと比べて30%も軽い薄さになっています。最高品質の麻素材を試してみたい方におすすめです。

綿100% 3重ガーゼ ボックスシーツ

綿100%5重ガーゼシーツ

ガーゼ素材のカバーです。なめらかさはありませんが、汗をすばやく吸収してくれるのでさらっと快適に寝られます。こちらの会社のガーゼケットもおすすめです。

ニトリ たて・よこストレッチ Nフィットシーツ

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ニトリの伸縮性の高いニットカバーです。アイロンをしなくてシワなく扱えるものをお探しの方におすすめです。

のびのびタオル地マットレスカバー

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こちらも伸縮性の高いニットカバーです。手軽に扱える上に、タオル地になっているので吸水性が高くなっています。

シルク 25匁  マットレスカバー

シルク22匁フラットシーツ

シルク100%のカバーです。シルクの生地は密度が異なり16~25匁前後になりますが、体の下に敷くシーツには密度が高いしっかりしたものがおすすめです。

綿100% 高密度防ダニ マットレスカバー

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綿を高密度に織ったカバーです。ダニが生地を通り抜けられませんので、アレルギーなどをお持ちの方におすすめです。

防水マットレスカバー

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防水加工が施されたカバーです。自社製品で手前味噌ですが、マットレスの汚れが気になる方におすすめです。


3. よくある疑問と注意点

最後にマットレスカバーを購入する際によく聞かれる点についてです。

3-1. マットレスカバーの洗濯頻度はどれくらい?

週に1~2度を目安に洗うようにしましょう。

なお、洗濯機洗いの際は、洗濯ネットに入れてやさしく洗うようにしましょう。痛みにくくなり長持ちさせられます。

3-2. マットレスカバーって本当に必要なの?

あったほうがベターです。

敷きパッドの上に直接寝られても結構ですが、その場合、敷きパッドが汚れやすいので、週に1~2度洗わないといけません。敷きパッドは分厚く重たいので洗濯が大変です。そのため、敷きパッドの上にさらにカバーを敷くほうがおすすめなのです。

3-3. 三つ折りマットレスに合うカバーってある?

三つ折りマットレス専用カバーを販売されている会社さんもあります。

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>>三つ折りマットレス専用カバー

着脱にやや手間がかかりますが、折りたたんだときにダボっとしなくなるのは嬉しいですよね。


最後に

マットレスカバーの選び方についてご理解いただけましたでしょうか。

あなたにとって最高の一枚を選ぶ参考になっていればと思います。

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