秋も深まり気温が下がると欲しくなるのが、あったか掛け布団カバーやシーツです。
とはいえ、様々な商品が販売されているため、どのように選べば良いのか困ることはないでしょうか。
そこで本日は、快適な暖かさを最大化するための知識を参考にしてもらいつつ、おすすめのあったかカバーとシーツをご紹介いたします。
Contents
0. 快適な暖かさを最大化するための3つ知識
あったか布団カバー・シーツの購入の前に知っておくと役立つ知識です。まずご一読ください。
①蒸れない暖かさこそが至極
布団内の温湿度(寝床内気候)が以下の状態の時、睡眠に適切だと言われています。
- 温度:33℃前後
- 湿度:50%前後
言葉で表すと「比較的ドライで暖かい状態」です。なので、あったか寝具で寝床を暖かくするのは良いことですが、蒸れないようにだけ気をつけましょう。モコモコと毛羽立った暖かい寝具の繊維素材は大きく分けて以下の3つに分かれます。
- 植物繊維:綿
- 動物繊維:ウール、ムートン
- 化学繊維:アクリル、ポリエステル
お察しの通り、アクリルとポリエステルは吸湿性、吸水性が良くないため、これらは状況を考えて使うことをおすすめします。
②化学繊維素材は上下どちらかだけ
あったか寝具を使う上で、掛けカバー(上)とシーツ(下)のバランスはとても大切です。
防寒対策を徹底しすぎて失敗するケースによくあるのが、上下とも化学繊維のモコモコ素材を使用することです。この組み合わせだと、保温性は高いが吸湿性がないために布団内部が蒸れて暑苦しくなってしまいます。
簡単に覚えておける鉄則として、「化学繊維素材は上下どちらかだけ」 と認識しておきましょう。
③吸湿発熱には要注意
暑い日に打ち水をすると涼しくなるのは、水が水蒸気になる時に周りの熱を奪う性質があるからです。その反対に、水蒸気が水になる時に熱が発生するのですが、この性質を応用したのが「吸湿発熱繊維」です。
衣類などにも広く利用されていますが、結論から言うと、「乾燥肌の人は吸湿発熱には要注意」 です。
深い眠りに入るために人は汗をかき体温を下げます。この時に体から出る蒸気の汗(気化熱)を吸湿発熱繊維に奪われすぎて肌が乾燥してしまうことがあります。多くのケースでは問題ないのですが、乾燥肌の方が素肌のまま吸湿発熱繊維でできたシーツやパッドに直接寝ることで痒みなどのトラブルを引き起こすことがあります。思い当たる節があればお気をつけください。
1. おすすめのあったか掛け布団カバー・シーツ・パッド7選
おすすめのあったか掛け布団カバー・シーツに加えて、パッドも併せてご紹介します。
あったか掛け布団カバー
ウールやムートンは掛け布団カバーの素材には不向きなので、これらのカバーはまず存在しません。なので、あったか掛け布団カバーは以下がおすすめです。
①綿100%パフ掛け布団カバー
価格:16,092円
【当製品の販売ページ】
シール織りという製法で綿を4mmに毛羽立たせて仕上げた生地です。布団の中をふわっと暖かい環境にできます。綿素材なので吸湿性があり蒸れにくく快適です。とはいえ、洗濯後の乾きが遅い、毛羽がまとまってしまう、多少の毛羽落ちがあるなどの欠点があります。
②ポリエステル100%起毛掛け布団カバー
価格:16,500円
【当製品の販売ページ】
ポリエステル100%を毛布のように長い毛足に仕立て上げた生地です。掛け布団と毛布が一体化したような暖かくふわふわさらさらした肌感が期待できます。化学繊維ですので多少静電気は立ちやすく吸湿性も劣ります。ホワイトとネイビーの2色展開です。自社製品のため手前味噌ですが、防水性もあるため汚れ防止に役立てられる一品です。
あったかベッドシーツ
次にあったかベッドシーツです。掛け布団カバーの素材と勘案して選ぶことを忘れないようにしましょう。
③4mmふわふわ起毛ニット生地マットレスプロテクター
価格:7,150円
【購入ページはこちら】
伸縮性に富んだ4mmふわふわ起毛ニット生地のあたたかく柔軟な肌あたりの寝心地です。その上、透湿性をもつ極薄0.025mmの防水膜がマットレスから汚れを守ります。50回洗濯にも耐えうるしっかりした作りです。上記のブランドと同じ自社製品になりますが、品質に優れたNo.1の防水マットレスプロテクター(防水シーツ)と自負しています。
④綿100%パフボックスシーツ
価格:15,660円
【当製品の販売ページ】
最初にご紹介した布団カバーと同様の生地のボックスシーツです。ふかふかと暖かい寝心地です。綿素材は汗をよく吸収しますが乾きが早くありません。そのため、寝汗が多い方だと背中の裏が汗でべっとりとすることもあるので気をつけましょう。
⑤短毛ムートンシーツ
価格:317,990円
【当製品の販売ページ】
短毛と言っても2.5cmあるムートンシーツです。羊毛の性質として保温性に優れるのはもちろんのこと吸放湿性にも優れているので、暖かいのに蒸れづらい素晴らしい寝心地でお休みいただけます。しかし、汚してしまった場合に洗濯機で洗えずクリーニング処理しなければならず手間がかかります。
あったか敷きパッド
パッドタイプはあったか加工に工夫があり商品としても魅力的です。
⑥あったかドライミング敷きパッド
価格:5,000円
【購入ページはこちら】/【商品紹介ページはこちら】
自社製品で恐縮ですが、あたたかなフランネル生地の下に除湿材のシリカゲルを挟んだ冬用の敷きパッドもおすすめです。「布団の中を暖かくしたいけど、暑苦しくなったり蒸れないようにしたい」という方におすすめです。もちろん、消臭機能もありますので、多少汗をかいてもニオイも安心です。
⑦ウール100%ベッドパッド
価格:9,504円
【当製品の販売ページ】
ウールが1.5kgも詰まったベッドパッドです。瞬間的な暖かさはありませんが、パッド内の羊毛が体の熱を逃さず快適な暖かさに調整されます。生地は綿100%なので蒸れづらいです。ボリュームがあるので敷寝具の寝心地に物足りなさがあれば改善することも見込めます。
最後に
寒くて眠りづらい状況をあったか寝具で改善するのは良いことですが、くれぐれも暖めすぎないことと、蒸れにくさを考慮してお選びください。
暖かく快適な眠りにお役立ていただければ幸いです。
また、もしあなたが今、ベッドシーツ・カバーの新調をお考えであれば、『布団カバー・ベッドシーツを上手に選ぶ/扱うための体系的知識』も併せてご参考にしてください。
より快適な眠りのためのシーツ・カバー選びにお役立ていただけます。