敷布団

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洗濯機で洗えるおすすめの敷布団と、ホテル式の衛生管理方法

※敷布団の素材別の特徴、機能性を比較した選び方についてこちらのページ「【熟睡敷布団のおすすめ7選】正しい選び方3つのコツ」で徹底解説しています。洗えるだけでなく、より網羅的な敷布団選びの情報をお探しでしたらあわせてご参考にしてください。
  • 体を休める寝床はキレイにしたい。
  • そのためには、2~3ヶ月には1度は敷布団を洗濯したい。

このように考える、キレイ好きな方は少なくありません。

ただ、洗える敷布団はあまり多くないのが現状です。素材の性質のため、仕方がないといえば仕方がないのですが、いろいろな洗える敷布団が比較しづらく大変だと思います。

そこで本日は、

  • 洗濯機で洗えるおすすめの敷布団
  • ホテルで実践されている、敷布団が洗えなくても汚れにくくキレイにしやすくする方法

についてご紹介します。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. 洗濯機で洗える敷布団の素材とは

敷布団に使われる素材は、木綿、ポリエステル、羊毛、キャメル、真綿などなどあります。

が、そのほとんどが洗えないことはご存知でしたでしょうか?

 イメージ体圧分散反発弾性吸湿性放湿性洗濯耐性重量目安
木綿
(綿/コットン)
cotton16kg
ポリ
エステル
3.5kg
羊毛
(ウール)
wool13.5kg
キャメル
(らくだ)
camel13kg
真綿
(絹/シルク)
silk13kg
ウレタン
フォーム
regular-foam16kg

(重さはシングルサイズのものの目安です。)

ご覧の通り、洗濯機で丸洗いできる敷布団は、ほぼポリエステルわたのものに限られます。

その他の素材はなぜ洗えないのかというと、以下の理由のためです。

  • 木綿わた:繊維が絡まりダマになりやすく、洗うと寝心地が悪くなる。
  • 羊毛わた:繊維が絡まりダマになりやすい、洗うと寝心地が悪くなる。
  • 固わた:ポリエステルでも「固わた」という固められたわたがレイヤーとして入っているものは基本的に洗えません。洗濯により固めたわたがボロボロになったり、ダマになったりするためです。
  • ウレタン:ウレタンがクッション材として入っているものも基本的に洗えません。加水分解という化学反応が起こり、敷布団内部でボロボロになってしまい、寝心地が悪くなることがあります。稀に洗えるものもあるので、品質表示ラベルをご確認ください。

もちろん、ポリエステル素材はやや弾力性に欠けてへたりやすいというデメリットがあります。

しかし、糸ぼこりが少ないという特性があるため、衛生面を重要視される方にはとても好ましい素材なのです。

1−1. 洗濯機で洗えるおすすめの敷布団

それでは実際におすすめできる、洗える敷布団をご紹介していきます。

丸ごと洗濯機に突っ込んで洗える敷布団です。中わたが0.6kgと軽量なので、洗うのも干すのも手間がかからずとても楽に行なえます。こまめに洗うには軽量であることは大切です。重いと洗うのが億劫になりますからね。ただ、薄めなため体の大きい人だと底つき感がある可能性もあります。また、洗濯機の容量は7kgの縦型を想定しているのであなたのご家庭の洗濯機で洗うことが可能か事前にチェックしましょう。

ポリエステルわた+ポリエステル固わた+ポリエステルわたの3層構造になっている上、それぞれを分割することのできる敷布団です。そのため、真ん中のポリエステル固わたの層はお風呂場で水洗いをするしかありませんが、汚れやすい上層は洗濯機で丸洗いが可能です。分割式のいいところは、上層だけを洗うことができるので、軽くてコンパクトで手軽だという点です。

ポリエステルわた+高反発ファイバー+ポリエステルわたの3層構造になっている敷布団です。こちらも同じく、それぞれを分割することが可能で、上層と下層は洗濯機でそのまま丸洗いができます。真ん中の高反発ファイバー素材は、お風呂場水洗いが可能です。高反発ファイバーは寝心地として硬めなことが多いですが、このようにポリエステルわたのクッションがあると、硬さも気になりにくいです。


2. 「洗える敷布団」ではなく「汚れにくくキレイにしやすい寝具セット」に発想を変える

ただ、考え方を変えれば、わざわざ「洗える敷布団」を購入しなくとも、「汚れにくくキレイにしやすい寝具セット」を揃えるのも一つの手です。

ホテルがマットレスを衛生的に保っている方法でもあります。

2−1. 敷布団にプロテクターをしてその上に洗えるパッドを組み合わせる

どういうことかと言うと、敷布団にプロテクター(or防水シーツ)を敷いて、その上に、洗える敷きパッドを重ねる使い方です。

このように組み合わせると、基本的に汚れるのは敷きパッドだけなので、敷きパッドをこまめに洗うだけで寝床をキレイに保つことができます。例えばもし、子供のおねしょが敷きパッドを貫通したとしても、防水シーツがあるので敷布団が汚れることはありません。敷きパッドと防水シーツを洗うだけ済みます。

実際、外資系高級ホテルでは、【マットレス→プロテクター→ベッドパッド→ベッドシーツ】のようにしてマットレスをキレイに維持しています。

このようにセットすれば、羊毛や木綿などの敷布団でも問題ありません。

プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター
プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター

伸縮性に富んだニット生地が生みだす柔軟な肌あたり、透湿性をもつ極薄0.025mmの防水膜による爽やかさ、その上、50回洗濯にも耐えうるしっかりした作り。自社製品のため手前味噌ですが、No.1の防水プロテクター(防水シーツ)と自負しています。

また、以下のページで防水シーツ(防水マットレスプロテクター)を快適に使うための選び方(素材、生地、防水範囲の違いなど)をご紹介しているのであわせてご参考にしてください。

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2−2. トッパーと洗えるパッドを組み合わせる

もしくは、「洗えるトッパー」と「洗えるベッドパッド」を組み合わせるのもありです。

厚み5cmほどのトッパーの上に洗える敷きパッドを重ねれば、敷布団と大差ない快適な寝心地ですし、ちょっとした汚れであれば敷きパッドを洗濯機で洗えば済みます。

上記でご紹介した高反発ファイバー素材のトッパーであれば、水洗いでキレイにできますし、近頃は、高反発ウレタン素材のトッパーも水洗い可能なものが増えています。

おねしょなどをしない限り、敷きパッドを通り越してトッパーが汚れることは、洗える敷きパッドとの組み合わせはとてもおすすめです。


最後に

洗える敷布団をキレイに使うか、ホテルのように寝具を組み合わせてキレイに使うか、あなたが敷布団選びをする上でご参考になっていれば幸いです。

また、以下のページで腰・背中をリラックスさせて眠るためのサポート性、キレイに維持するための衛生性、日常生活を楽にするための取扱性、の3つの点から敷布団の選び方をご紹介しています。是非あわせてご参考にしてください。

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