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【最高のベッドパッドとは】選ぶコツとおすすめ品

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著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

株式会社篠原化学にてマットレスや枕の企画・開発を行っています。睡眠・寝具のプロとして あなたの眠りの質を向上させる情報を発信していきます。

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加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

株式会社篠原化学にてマットレスや枕の企画・開発を行っています。睡眠・寝具のプロとして あなたの眠りの質を向上させる情報を発信していきます。

  • マットレスがへたってきたから寝心地を改善したい
  • マットレスを買ったはいいが固すぎる
  • マットレスが汚れないようにしたい

このような思いから「ベッドパッドを購入したいけど、何かいいものはないかな?」と思案してはいないでしょうか?

取引先の家具屋の方々と話していると、素材の性質などをかなり勉強してから寝具選びをする人もいれば、「とりあえずベッドパッドは羊毛(ウール)のものを買えばいいでしょ」と安易に決められる人もいたりと様々なようです。

もちろん、前者のタイプのほうが購入後の満足度が高いとのこと。理由はもちろん、商品自体の良し悪しではなく、商品の特性を理解してから選んでいるためです。

そこで本ページでは「最高のベッドパッドを選ぶための素材の知識」についてご紹介します。

少々長くなりましたが、あなたがより満足のいくベッドパッドを選ぶための一助となりますのでご参考にしてください。


1. ベッドパッドの素材を比較|あなたに相応しいものは?

ベッドパッドの素材とひとくちに言っても、中わた(詰め物)の素材と、側生地の素材については分けて考えなければいけません。

それぞれ順に確認していきましょう。

1−1. 中わた(詰め物)素材の比較

まずは、中わたに使われる素材からです。

代表的な4つの繊維わたを、以下の5つの基準から評価しました。

  • サポート性:体を支える力。クッション性。
  • 吸湿性:汗を吸い取る性質。ムレにくさ。
  • 放湿性:乾きやすさ。ベトつきにくさ。
  • 洗濯性:洗濯が簡単にできるかどうか。
  • 価格:数字としての値段(≠コスパ)。

ざっくりと◎、○、△で評価すると以下のチャートのようになります。

とはいえ、記号だけでは全ては語れません。

次に、各素材について1つずつ解説をしていきます。

綿(コットン)わた

実のところ、綿わたはベッドパッドの素材としてはあまり使われていません。

寝心地が悪いからではなく、汗をよく吸うにもかかわらず乾きが悪いからです。

そのため、どういうことが起こるかというと、

  • 2~3日に1回、干さなければならなくなる
  • 干さないと綿わたが湿気ってペチャっとなったままに
  • 湿気ったままだとダニやカビが発生する

このような理由から、綿わた100%のベッドパッドはおすすめできません。

ポリエステルわた

綿わたとは対照的に、ポリエステルわたは吸湿性がありません。

そのため、ややムレやすいです。ただその代わりに、軽くて乾きやすく、洗いにも強いので、実用面にすぐれています。

家庭の洗濯機でも洗えるものがほとんどです。

サポート性は羊毛やキャメル わたに比べると劣りますが、低コストな分中わた量を多くできるので、分厚いものであればサポート性が物足りなくなることは少ないです。

また、へたりやすいといえばへたりやすいですが、価格から考えると価格通りの耐久性かと思います。

羊毛(ウール)わた

羊毛わたは弾力性があるため、寝心地をふわっと快適にグレードアップします。

また、汗をよく吸い取るだけでなく、しっかりと吐き出す性質もあるので、ムレにくく爽やかに寝られます。

その上、保温性にもすぐれるので、冬は床冷えを防ぐことができます。

このように、粗悪なものでない限り、寝心地は素晴らしいのですが、以下の2点デメリットがあります。

  • ヘタレやすい
    羊毛には天然のチヂレ(クリンプ)があるのですが、湿った状態だとこのチヂレのために毛同士が絡み合い、硬いダマに(フェルト化)なっていき、腰の辺りからヘタっていきます。
  • 自宅で洗えない
    自宅で水洗いをすると羊毛同士が絡まり合ってダマになるのもそうですが、乾かす過程で縮んでしまうこともあるからです。キレイにするにはドライクリーニングに出す必要があります。

このように使い勝手に難がある羊毛ですが、この点さえ納得できれば、寝心地はいいので満足してお使いいただけます。

また、稀に、羊毛繊維にコーティングを施したり、繊維のヒダを削ぎ落としりして、防縮加工をしたり水洗いを可能にする加工がありますが、肝心の吸湿性がその加工によって殺されていることがあるのでご注意ください。

キャメル(ラクダ)わた

キャメル わたは羊毛わたの上位互換的存在です。

弾力性も申し分ないですし、吸湿性と放湿性も羊毛のそれを大きく上回ります。ある試験データによると1.6倍とも報告されています。

さらに、羊毛よりもヘタリにくいです。

ラクダの毛にちぢれはありませんが、コシのある繊維なので耐久性が高いですし、柔らかい毛と硬い毛がミックスされることで適度な弾性を生ませられます。

もちろん、保温性もバッチリです。

このように、ベッドパッドの中材としての性能は最高です。

ただその分、価格は羊毛と比べてもかなり高いです。が、「最高のベッドパッドが欲しい」という方にはおすすめです。

羊毛と同じく、洗濯はドライクリーニング推奨です。

1−2. 側生地の素材の比較

次に、側生地の比較ですが、ベッドパッドは、ポリエステルか綿のどちらか、もしくは、混紡(例:綿80%、ポリエステル20%)された生地であることがほとんどです。

どのような使用感か、個別に説明していきます。

ポリエステル生地

中わたの吸湿性(吸水性)が悪い分には、ややムレやすい程度で済みますが、生地がポリエステルだととてもムレやすくベタベタするのでおすすめできません。

羊毛ベッドパッドの安いものの中に側生地がポリエステルのものがありますが、羊毛わたの利点をほとんど感じられないと思います。

ポリエステル50%、綿50%のような生地であれば、そこまでムレが気になることはないかと思いますが、どうせなら綿100%の生地のものを選ぶことをおすすめします。

綿(コットン)生地

吸水性の観点から側生地は綿のものがいいです。

ただ、綿の側生地といっても品質はピンからキリまであります。

例えば、麺は麺でも「脱脂綿」だと、吸水性がより高いので寝汗を多くかく人におすすめです。

他にも、「コーマ糸」というクシがけのような加工がされた綿生地は、よりなめらかな肌触りで光沢もやや出ます。

綿とポリエステルが混紡された生地

綿とポリエステルの特徴をあわせ持った使用感になりますが、もちろん、両者の配分によって使用感が大きく変わってきます。

例えば、綿80%、ポリエステル20%だと、綿の良さである吸水性がありつつも、ポリエステルのよさである速乾性(乾きやすい)を持たせたり、シワのできにくい風合いにすることができます。また、ポリエステルのほうが安いため、価格も若干安くなります。

ただ、ポリエステルが20%以上あるものだと、ムレやすさがどうしても気になりやすいのでそれ以上ポリエステルを含むものはあまりおすすめできません。


2. おすすめのベッドパッド

暖かい時期と、冷える時期に分けておすすめのものをご紹介します。

2−1. 春から夏におすすめのベッドパッド

寝汗を多くかく時期は、吸放湿性・吸水性、こまめに洗えること、ひんやり感などが快適な寝心地に繋がります。

フォスフレイクス
フォスフレイクス

製品:フォスフレイクスパッド
価格:11,880円
【当製品の販売ページ】/【フォスフレイクスのレビューはこちら】

自社製品で恐縮ですが、サポート性抜群のフォスフレイクスわたとポリエステルつぶわたをブレンドしたベッドパッドです。寝心地が大きくUPします。綿100%を高密度に織り上げた側生地なので、汗がしっかり吸収され爽やかに寝られますし、ダニの心配も少ないです。家庭用洗濯機で丸洗いできるのも人気のポイントです。

製品:マジカルドライ除湿パッド
価格:4,780円
【販売ページ@楽天】/【販売ページ@amazon】/【マジカルドライのレビューはこちら】

表生地が綿パイル(タオルのような生地)になっている上、中材に吸湿材のシリカゲルを詰めています。そのため、強力に汗を吸収します。さらに、汗臭や加齢臭などの消臭機能もあるため、寝汗のベタベタだけでなくニオイまで対策できます。自社製品で手前味噌ですが、とてもおすすめの一品です。

2−2. 秋から冬におすすめのベッドパッド

体が冷えやすい時期にはやはり、羊毛やキャメルなどの素材がベッドパッドとしては理想的です。

製品:ビラベック羊毛ベッドパッド
価格:32,400円
【当製品の販売ページ】

羊毛ベッドパッドを世界で初めて作った会社のものです。羊毛にコーティングやヒダをそぎ落とすなどの加工を施していないため、羊毛本来の調湿機能が失われていなく快適に寝られます。超長綿のニット地に仕上げた側生地なので、肌当たりも吸放湿性も素晴らしいです。

製品:イワタキャメルベッドパッド
価格:61,560円
【当製品の販売ページ】

特別洗浄が施されたキャメルの毛が使われたベッドパッドです。獣臭が少なくラクダの毛が本来持つ保温性・吸放湿性を存分に味わいながら寝られます。綿100%の高密度生地のため、毛の吹き出しが抑えられおり、ダニの心配も少なく安心して使えます。


3. ベッドパッドによくある疑問

次に、ベッドパッドの購入に際してよくあるQ&Aをご紹介します。

ご参考にしていただければより満足のいくベッドパッド選びにお役立ていただけます。

3−1. ベッドパッドと敷きパッドの違いって何?

これら2つについては写真を見ながらだと、違いがわかりやすいです。

ベッドパッドは中わたがしっかりと詰められふわっとした、寝心地upがメインの目的となっているものです。

対して敷きパッドは、表面生地にひんやり冷感加工やあたたか加工が施されたものや、タオル生地でちょっと厚手のシーツといった趣のものが大半です。

それぞれの役割の詳細については、こちらのページ『知らなきゃ大損!ベッドパッド・敷きパッドの正しい使い』をご参考にしてください。

3−2. 厚手のベッドパッドとトッパー、寝心地改善ならどっちがいい?

明確な定義はありませんが、ベッドパッドは中わた重量が1.2kg以上だと厚手かなと感じます。

しかし、厚手とはいってもベッドパッドには限界があります。

「マットレスがへたってきていて背中が痛く感じられる」といった場合にはトッパーを導入するほうが役割としては相応しいです。

厚みが5cmあるトッパーを敷けば、寝心地はまず問題なくなります。

3−3. ウレタンが中芯に入っているベッドパッドはどうなのか?

このような構造のものは中途半端なためおすすめしません。

  • ベッドパッドなのに洗えない
  • 重いので干すのも大変
  • トッパーと比べて寝心地が勝るわけでもない

ウレタン入りのベッドパッドを購入するよりは、トッパーと敷パッドをそれぞれ購入することをおすすめします。

3−4. 羊毛とキャメルのベッドパッドは絶対にドライクリーニングじゃないとダメなのか?

以前は絶対にドライクリーニングと言われていましたが、クリーニング店の話を聞くと、設備によっては羊毛やキャメルでも水洗い可能なことがあるようです。

この件に関しては、あなたのごひいき先のクリーニング店に確認してみることをおすすめします。

3−5. ベッドパッドの上にはシーツを敷くべき?

ベッドパッドは洗えるといっても、大物になるため洗濯も乾かすのも面倒です。

そのため、ベッドパッドの上にシーツを敷いて、シーツをこまめに洗い、ベッドパッドは年に1度洗うくらいにできると家事が楽になります。


最後に

あなたのベッドパッド選びのよい参考になっていれば幸いです。

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