
こんにちは、加賀照虎です。
「高反発マットレスって全部一緒に見える」
「だけど値段はバラバラだし、何が違うんだろう」
最近流行ってるから、試してみようかなと思いつつも、どうやって選べばいいのか分からず困ったことはないでしょうか。
私のような寝具メーカーの人間であれば、スペック欄をちょっと確かめるだけで良し悪しが分かります。
しかし、業界外の人からすると何がどうなっているのか分からない、まるでブラックボックスのように感じられると思います。
安心してマットレスを選んでほしい。
そういった思いから、高反発マットレスのスペックを元にした選び方を公開することにしました。
また同時に、色んなニーズに合うようおすすめの高反発マットレスをいくつかご紹介します。
※なお、当サイトは金銭を受け取ればなんでもかんでもおすすめするアフィリエイトサイトではありません。ご紹介のマットレスメーカー・販売店からは一切報酬をいただいておりません。全て私が使用もしくは試し寝をした上で良いと思ったものを紹介しています。 |
Contents
1. そもそも高反発マットレスとは低反発以外のマットレスのこと
実のところ、「高反発マットレス」に厳密な定義がないことはご存知でしょうか。
現状、「低反発」でないマットレスは全て「高反発」として扱うことができます(詳細は後述)。
そのため、マットレスには以下の6つの種類がありますが、低反発以外は全て「高反発マットレス」として分類することができます。
(※各種マットレスの平均的な評価になります。品質がよければ◯が◎になったり、加工方法により△が◯になったり、◎が◯になったりします。)
とはいえ、市販の「高反発マットレス」のほぼ大半は、「高反発ウレタンマットレス」もしくは「高反発ファイバーマットレス」のどちらかです。
ただ、当ページでは「高反発ウレタンマットレス」に限定しています。
というのも、高反発ファイバー素材の寝心地はやや硬すぎることがあり、中には体圧分散性に欠けるものがあり快眠できるか疑問があるからです。
2. おすすめの高反発マットレス6選 → 7選
それではまず私がおすすめできる高反発マットレスをご紹介します。

製品:エコラテ エリート 一枚ものマットレス
価格:19,900円
サイズ:98×195×14cm
【商品ページはこちら】
低価格マットレスの決定版です。3万円前後の予算で考えている人におすすめです。反発弾性45%の柔軟な寝心地に加えて、凸凹プロファイル加工で適度な体圧分散性になっています。
無駄を削ぎ落として最高のコストパフォーマンスを目指しました。自社製品なので恐縮ですが、まさに優秀(エリート)な自信作です。
「3週間トライアル返品無料プログラム」を設けました。この機会をお見逃しないようご利用ください。

製品:エコラテ エリート マットレス
価格:16,990円
サイズ:98×195×10cm
【商品ページはこちら】
上記と同シリーズの三つ折りマットレスです。床の上でマットレスを使うことを想定されているのなら、こちらの三つ折り仕様がおすすめです。
厚みが10cmになっているため、敷布団のようにコンパクトに折りたたんで押入れに収納できます。敷布団の手軽さと、マットレスの寝心地を兼ね備えた仕上がりになっています。

製品:快眠タイムズ オアシスマットレス
価格:42,000円
サイズ:98×195×20cm
【商品ページはこちら】
6万円前後の予算で高反発・高弾性マットレスを検討している人におすすめです。
ふわふわ、もちもち、しっかりの三層構造のウレタンフォームで、雲の上のような無重量感覚の寝心地のベッドマットレスです。
抜群の体圧分散性とサポート性で、腰を優しくサポートして、朝までぐっすり深く休めることを目指しました。自社製品のため恐縮ですが、ほどよく柔らかい寝心地を好む人にイチオシです。こちらも3週間無料トライアル可能です。

製品:快眠タイムズ オアシス敷布団
価格:24,000円
サイズ:98×195×8cm
【商品ページはこちら】
上記と同シリーズのフロアマットレスです。もちもちの一層目と、しっかりめの二層目の多層構造ウレタンフォームで、雲の上のような寝心地です。
朝までぐっすり深く休めることを目指しました。たった8cmとは思えないほどの体圧分散性とサポート性で、腰を優しくサポートします。自社製品のため恐縮ですが、ほどよく柔らかい寝心地を好む人にイチオシです。

製品:セルプールハイブリッドマットレス
価格:39,000円
サイズ:98×197×8cm
【ブランド紹介ページはこちら】 / 【セルプール紹介ページはこちら】
私どもが世界トップクラスだと一目置くセルプールウレタンを使用した高弾性マットレスです。反発弾性が63%もあり、ここまで柔軟な寝心地は他ではなかなか味わうことができません。ウレタン密度が50Dとずば抜けて高いので、8cmの厚みにも関わらずしっかりとしたサポート性です。また、ウレタンフォームが吸放湿するため、ウレタンマットレスなのにムレにくいという素晴らしい性能を持っています。私は自宅でベッドマットレス(備え付けだから変えられない)の上にこれを一枚敷いて寝ています。

製品:B-AIR PRO PLUS
価格:55,800円
【当製品の販売ページ】
私どもがウレタンフォームの素材提供をして開発されたマットレスです。通気性にすぐれるブレスエアー®素材の上に最高級フォームのセルプールを組み合わせています。
通気性が良いのはもちろん、弾性にすぐれているのでかなり満足度の高い仕上がりになっています。

製品:スウィートドリームDX
価格:101,800円
厚み:15cm
【ブランド紹介ページはこちら】
セルプール100%の贅沢なベッドマットレスです。私が知る限り最高の寝心地です。睡眠の質にこだわりがある方には最もおすすめのマットレスです。弾力性に優れた寝心地を是非ご堪能ください。ちなみに、私は実家ではこのマットレスで眠っていますが、毎晩この素晴らしい寝心地に感激しています。
3. 寝心地が最高の高反発マットレスを選ぶための5つの最重要ポイント
いきなりおすすめの高反発マットレスを紹介しましたが、それには5つの理由があります。
- 弾力性があり快適に寝られる
- 硬さ(体圧分散性)が適切である
- 厚みが適切である
- 密度(耐久性)が適切である
- 生地(繊維)が適切である
これらのポイントを満たしており、なおかつ価格が適正だからおすすめなのです。
それでは次に、やや専門的にはなりますが、これら5つのポイントがなぜ大切なのかについて説明していきます。
①高反発マットレスは弾力性が高いほど寝心地が良くなる
一見、同じように見えるウレタンフォームにもいくつか種類があります。
高反発と呼ばれるマットレスは、以下の3種類が代表的です。
(※自社調べ。価格は厚み10cmベースで想定。)
どれも同じ「高反発ウレタン」とすることができますが、寝心地に圧倒的な違いがあります。
業界外の人でさえ、寝比べると瞬時にしてその差がわかるほどです。

言葉には限界があることを承知の上で、それぞれの寝心地について説明していきます。
高反発硬質ウレタンフォーム
硬くて味気のない寝心地です。
硬いスポンジの上に寝ている感覚です。体の生理的湾曲(くびれ)へのフィット感もあまりないですし、体を優しく持ち上げる感覚を感じられることもないです。
数千円の高反発マットレスの素材に使われていることがほとんどです。
そもそも硬質ウレタンフォームは断熱材や防音材としての用途が主です。
以前、ヨーロッパの寝具メーカーの方と高反発マットレスについて話していた際、「なぜ日本ではこんなもの(硬質ウレタンフォーム)でマットレスを作っているんだ」と訝しげな顔で疑問を呈していたほどです。
高反発レギュラーフォーム
私ども寝具屋からするとそこそこの悪くない寝心地です。
適度な弾力でサポート性があるの寝返りもしやすいですし、(表面加工を施せば)適度に体にフィットするからです。
必要十分なレベルの寝心地です。

ただ、私どもにとってそこそこでも、消費者からすると結構な評判です。
「このマットレス(弊社が販売しているレギュラーフォームのもの)で腰痛が治った!」というお声をいただくこともあります。
このレベルの品質であれば大方満足していただけることです。
高弾性軟質ウレタンフォーム
まさに感動する寝心地です。
ベテランの寝具バイヤーでさえ「お、いいねですね、この寝心地!」と、ときめいた声を上げられるほどです。
体を横たえたとき、体圧を柔軟に分散されてからのモチっとした体の持ち上げ感はまさに高弾性ならではです。
欧州を妄信的に礼賛するわけではありませんが、良いものを長く使う文化だからか、この品質のものが多く店頭に並べられています。
【ウレタンの見分け方】品質表示や商品説明をご確認ください。高弾性フォームにはほぼ必ず高弾性フォーム、もしくは、50%以上の反発弾性が記載されています。そして、硬質ウレタンフォームは品質表示に硬質ウレタンフォームと大抵記載されています。何も言及されていなければレギュラーフォームだと認識すれば大方問題ありません。 |
②高反発マットレスの硬さ(体圧分散性)が適切であること
冒頭で高反発ファイバーマットレスはやや硬すぎるものがあるため、あまりおすすめできないとお伝えしました。
高反発ウレタンマットレスも同様です(特に硬質ウレタンフォームの場合)。
硬さ(体圧分散性)が適度になるよう、表面加工(プロファイル加工)が施されているものを選びましょう。
柔らかめの高弾性軟質フォーム以外のマットレスの表面をフラットに仕上げてしまうと、体を面で支えるやや硬めな寝心地になってしまいます。
以下のイラストのように、背中・腰のサポートがなかったり臀部に圧がかかりすぎることから腰痛の原因になる恐れがあります。

また、高反発マットレスの硬さの話となると「ニュートン値(業界の基準)」が用いられることがあります。
ただ、この試験は測定方法に問題があり、高反発マットレスの硬さを正しく数値化出来ないケースが多々あります。
詳細は以下のページで解説していますが、差し当たって目安にしないことをおすすめします。
関連記事③高反発マットレスに必要最低限以上の厚みがあること
さまざまな厚みの高反発マットレスを見かけるかと思います。
体重を目安にあなたに適切なものを選ぶようにしましょう。
高反発マットレスが厚すぎて寝心地に困ることはありません。
厚みがあるとその分重くなるので手入れの時の取扱いが大変になったり、使用される原料が多くなるためやや割高にはなってしまいますが。
ただ、高反発マットレスが薄いと底つき感があって寝心地が悪くなるので注意が必要です。

厚みが5cmほどの「マットレストッパー」であるべきものが一般用の「高反発マットレス」として販売されることがあります。
しかし、底つき感により背中や腰を痛める恐れがあるので、私はおすすめできません。
その他の細かなことを以下のページで説明しています。厚みで迷っている方はご参考ください。
関連記事④高反発マットレスのウレタンフォームがすぐにヘタらない「密度」のものであること
ウレタンフォームの「密度」とはつまり、その高反発マットレスの「耐久性」です。
スカスカのウレタンフォームがすぐにへたるのは簡単に想像できるかと思います。
想定よりも早くマットレスがへたってしまっては残念ですよね。
その上、へたったマットレスは寝姿勢が悪くなったり、硬化して体にかかる負担が多くなるので、買い替えが必須です。
- 密度25D:3~5年前後の耐久性
- 密度30D:5~8年前後の耐久性
- 密度40D:8年以上の耐久性
- 密度50D:10年以上の耐久性
最近、ほとんどの高反発マットレスは「ウレタン密度」を公開しています。
大事なスペックですからね。選ぶ上での指標にしましょう。
ただ、耐久性は使用環境によっても大きく影響されます。その対策や密度に関する小噺は以下のページをご参考ください。
関連記事⑤蒸れにくい適切な生地(繊維)が使われていること
高反発マットレスは蒸れやすいです。
これはウレタンフォームの特性のため避けることができません。
だからこそ、側生地の素材が大切になるのです。
寝汗を吸い取る力の吸水性や、湿気を調整する吸放湿性のある素材が使われていると、蒸れにくくより爽やかな寝心地をお楽しみいただけます。
ただ、側生地の上にそのまま寝るのはダメです。
側生地がすぐに汚れてしまうからです。
そのため、高反発マットレスの上にはシーツや敷きパッドを併用するようにしましょう。
※その他の高反発マットレスを選ぶときのポイント
上記の5つは寝心地を決める最重要ポイントですが、その他にも高反発マットレス選びにおいて念頭に置いていただきたいポイントをご説明します。
適切なサイズを選ぶための2つの注意点
まず最初に、あなた(とあなたのパートナー)が快適に寝られる幅を知りましょう。
予算と部屋のスペースが許す限り、マットレスサイズは広めがおすすめです。
ゆったり広々寝られる幸せは価格以上です。
2つ目のチェックポイントは「高反発マットレスとベッドのサイズに齟齬がないか」です。
高反発マットレスのサイズはメーカーごとに異なります。
「横幅が91cmのためやや狭く感じられる」くらいであれば大きな問題ではありません。
しかし、「高反発マットレスの横幅が100cmなのにベッドの横幅内寸が98cmだから収まりきらない」などという致命的な問題が起こることも稀にあります。
このミスのために買い直しをされる人さえいます。
高反発マットレスをベッドの上で使う予定なら入念にサイズチェックしましょう。
用途に合わせて形状・使い方を考える
ベッドの上で高反発マットレスを使うのなら、折り目のない一枚ものがおすすめです。
しかしもし、床の上に敷いて使うことを想定しているのなら、三つ折り形状のものがおすすめです。
部屋の隅に小さく折りたたんで置いておいたり、押入れに収納することができるからです。
また、側生地からウレタンフォームを取り出すことのできる三つ折り高反発マットレスであれば、 「腰を支える部分のウレタン」がへたったときに「脚を支える部分のウレタン」と場所を変えることで、新品のような寝心地に戻すことができます。

これは折りたたみマットレスならではの利点です。
その一方、二つ折り、四つ折りは折りたたみベッドの上で使うには有用ですが、折り目が腰に当たり寝心地に不満を感じることがあるのであまりおすすめではありません。

また、高反発マットレスを床に直接置くのなら絶対、ベッドで使うのなら出来るだけ、除湿シートを併用するようにしましょう。カビ対策です。
4. 高反発マットレスの使い方
私どもがよくいただく質問に「マットレスの上にシーツを敷くとして、ベッドパッドをシーツは上?下?どっちに敷くの?」というものがあります。
高反発マットレスと周辺アイテムは、以下のようにして使うものと私どもはアナウンスしています。

ただ、必ずしも全てのものが必要という訳ではありません。
それぞれの製品に役割があります。あなたのニーズに応じて必要なものを使い分けるようにしましょう。
必要最低限の組み合わせをするなら、私は季節にあわせて以下のようにすることをおすすめしています。
- 暑い時期:(下)除湿シート → マットレス → プロテクター → ひんやり敷きパッド(上)
- 間の時期:(下)除湿シート → マットレス → プロテクター → 除湿敷きパッド(上)
- 寒い時期:(下)除湿シート → マットレス → プロテクター → 暖か敷きパッドor毛布(上)
このようにマットレスと周辺アイテムを組み合わせることで春夏秋冬、暑さ寒さに悩まされることなく快適に眠れる上に、マットレスを汚すことなくずっと衛生的にお使いいただけます。
4−1. 高反発マットレスにおすすめの周辺アイテム
おすすめのものをいくつか紹介します。
自社製品が多いですが併用いただくとより快適に眠れることを目指して開発したものです。

製品:除湿・消臭敷きパッド
価格:7,980円
【購入はこちら】
自社製品で恐縮ですが、生地がひやっと気持ちいいおすすめの敷きパッドです。お菓子の袋の中によく入っている除湿剤のシリカゲルを中材に詰めているため寝汗をとてもよく吸収します。熱帯夜でもカラッと爽やかに眠れます。また、シリカゲルには消臭効果もあるので、汗臭、加齢臭、タバコ臭などもスッキリ除去します。

製品:あったかドライミング敷きパッド
価格:10,778円
【購入はこちら】/【商品紹介ページはこちら】
除湿パッドの表面生地がフランネル仕様になっている敷きパッドです。表面が起毛生地なのでふわふわで暖かく冬におすすめの敷きパッドです。冬だからといって寝床を暖かくしすぎると蒸れてしまい寝苦しくなってしまいます。
暖かいけれども蒸れにくいカラッとした環境で眠るためにおすすめです。

製品:シルク100%フラットシーツ
価格:12,000円
【当製品の販売ページ】
何よりもなめらかな肌触りを重視する人におすすめなのがシルク素材のベッドシーツです。シルクは人の肌とほぼ同じ成分ですので、肌への刺激が少なく滑らかな使い心地を楽しみます。ただ、とても繊細な取り扱いが要されるので、手洗いでの洗濯ができる人にのみおすすめです。

製品:アイリッシュリネン60番手ベッドシーツ
価格:11,880円
【当ベッドシーツの販売ページ】
清涼感のある寝心地を重視するなら麻(リネン)素材のベッドシーツがおすすめです。麻繊維は吸放湿性、熱伝導性が高いため、火照った体から不要な熱をさっと吸収してくれる働きがあります。
麻素材と聞くとゴワゴワ感が気になるかもしれませんが、リネンの肌触りはシャリ感はあるものの柔らかで快適に使えます。また、麻繊維は耐久性にも非常に優れるので、頻繁な洗濯にも向いています。

製品:プロテクト・ア・ベッド 防水プロテクター
価格:5,400円
【購入はこちら】 / 【ブランド紹介ページはこちら】
高反発マットレスは大体手洗い可能ですが、かなりの重労働になります。大きいですし、乾かすのに時間がかかります。そのため、プロテクターは必須だと私は考えています。こちらの商品は伸縮性に富んだニット生地が生みだす柔軟な肌あたり、透湿性をもつ極薄0.025mmの防水膜による爽やかさ、その上、50回洗濯にも耐えうるしっかりした作り。自社製品のため手前味噌ですが、No.1の防水マットレスプロテクター(防水シーツ)だと自負しています。

製品:洗える除湿シート
素材:[表裏]ポリエステル100% [中材]シリカゲルB型
価格:1,380円
【当製品の販売ページ】
私どもが開発した除湿シートです。シリカゲル素材を活用しているため、除湿効果だけでなく汗臭・加齢臭などの消臭にも効果が期待できます。マットレスの寝心地に影響を与えない設計になっています。水洗い可能なのでお手入れがラクです。2週間に1度空気を当てたり日陰干しをするなどして乾燥させてあげてください。
5. 高反発マットレスについてよくある質問
よくある疑問についての回答をまとめました。知っておくと高反発マットレス選びの参考になるかと思います。
5−1. 高反発ウレタンvs高反発ファイバー
「高反発マットレス」に厳密な定義はありませんが、「高反発ウレタンマットレス」と「高反発ファイバーマットレス」のことを指していることがほぼ大半です。
それぞれの寝心地は大方、以下のようになります。
「高反発ファイバーマットレス」は体圧分散性にやや難があるため、私は「高反発ウレタンマットレス」のほうをおすすめします。もちろん、「高反発ウレタンマットレス」はやや蒸れやすいので、完璧な寝心地とまでは言えませんが。比較の詳細な内容については以下のページをご参照ください。
関連記事5−2. 高反発マットレスと敷布団、どっちを選べばいいか迷ってる
敷布団を使われている方から「高反発マットレスって敷布団と比べてどうですか?」と質問をいただくことがあります。それぞれのメリットとデメリットを比較すると以下のようになります。
一言でまとめるなら、「敷布団」は手軽なものの寝心地に不満(特に底つき感)が出やすい上に、お手入れがかなり面倒くさい。一方、「高反発マットレス」は寝心地の満足度は高いが若干敷布団よりも費用が高くなる、といったところです。
ただ、高反発マットレスは厚みや形状(三つ折りか一枚ものか)などにより寝心地と使い勝手が変わります。詳細は以下のページをご参照ください。
関連記事5−3. 高反発マットレスの手入れはどうすればいいの?
- 朝起きたら掛け布団はめくっておく
- ベッドシーツは週に1~2回交換する
- ベッドパッドは2~3ヶ月に1回洗濯する
- 除湿シートは2~3週間に1度乾かす
- 真ん中がへたったらウレタンの配置を交換する
これらのお手入れをしていただければ十分です。具体的な内容については以下のページをご参照ください。
関連記事5−4. 臭いって聞くことがあるけど大丈夫なの?
ウレタンフォームの原料や製造プロセスに不備があると、マットレスを開封した時にゴムのような化学製品臭(主にアミンという化学物質により臭い)がすることがあります。エコテックス規格を取得していたり、信頼できるメーカーが製造している高反発マットレスを選ぶようにしましょう。

臭いがする時の対策などは以下のページでお伝えしているので必要があればご参照ください。
関連記事5−5. ダニ対策はどうすればいいの?
高反発マットレスにダニが発生してしまったら側生地を洗濯、中材を水洗いして日陰干しするようにしましょう。そして、再発生を予防するため高反発マットレスが汚れないよう、敷きパッドをしたりマットレスプロテクターを使用するようにしましょう。
具体的な内容については以下のページをお読みください。
関連記事5−6. 高反発マットレスの処分ってどうすればいいの?
高反発ウレタンマットレスは粗大ゴミとして2,000円前後で処分することもできますが、「スポンジ」と「布」に分解してしまえば無料で処分することも可能です。具体的な内容と注意点については以下のページをご参考ください。
関連記事最後に
リンク先のページを含めて最後までじっくりお読みいただければ「高反発マットレス」について網羅的にご理解いただけているはずです。
その知識をもってあなたに合う高反発マットレスを見つけていただければ、寝具屋冥利に尽きます。不明点などあればお気軽にコメントください。