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賢くお買い得に、高反発マットレス7つの比較ポイント

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加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。1,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。取材依頼はお問い合わせから。インスタグラムでも情報発信中⇒フォローはこちらから

ネットで「高反発マットレス」と検索すると色々なウェブサイト上でさまざまな高反発マットレスが紹介されており、どれがいいものなのか混乱されると思います。

我々寝具メーカーからすると「なんであんなものがこんな高値で…」と思ってしまうものもあります。業界外の方からすると、どの点を押さえて検討すればよいか分からないため、比較検討が困難かと思います。

そこで本日は「高反発マットレスを上手に比較する7つのポイント」についてご紹介します。

【注意】寝具メーカーとしての立場をわきまえ他社製品については言及しない構成になっております。ご不便をお掛けしますが、ご紹介の情報を元にあなた自身で市販の高反発マットレスを比較していただけると幸いです。

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1. 高反発マットレスの7つの比較ポイント

それでは私が重要と考えるポイントから1つずつご紹介していきます。

①ウレタンの種類(弾力性)

高反発マットレスのウレタンといっても品質が異なります。

「硬質ウレタンフォーム」「レギュラーフォーム」「高弾性ウレタンフォーム」の3種類に分けられます。それぞれ弾力性が異なり寝心地に大きな差があります。

反発弾性試験で50%以上の数値を出すと高弾性フォームとなる
反発弾性試験で50%以上の数値を出すと高弾性フォームとなる

硬質フォーム(Not Good)

寝るには寝られますが硬くて味気のない寝心地です。建築材料として主に使われていますが、価格が安いためか1万円を切る低価格マットレスに用いられることがあります。腰を痛められる方もいるようなので、この素材の高反発マットレスはあまりおすすめできません。

レギュラーフォーム(Good)

加工にこだわりまあまあ快適な寝心地にされているものから、なんの変哲もないただの高反発マットレスまで様々です。最も広く使われており、2~6万円と様々な価格帯のものが存在します。「硬質ウレタンフォーム」とも「高弾性ウレタンフォーム」とも記載のない高反発マットレスは大方レギュラーフォームに該当します。

高弾性フォーム(Better)

(加工に左右されますが大抵こだわられているので)素晴らしい寝心地のものが多いです。横たわった体の重たい部位をグッと持ち上げる弾力性があるので、体が浮いているかのように非常に楽に寝られます。また寝返りもスムーズにコロンと楽にできます。

②ウレタン表面加工(≒体圧分散性)

基本、高反発マットレスの側生地は薄く、わたが詰められることも少ないため、ウレタンフォームの品質と加工がそのままダイレクトに寝心地に反映されます。

そのため、ウレタンフォームの表面に施される加工はかなり寝心地を左右する要素になります。

どの加工がベストかの判断は正直難しいです。

ただ、このようなウレタン表面加工がない高反発マットレスは、硬く体圧分散性の悪い寝心地になってしまい、人によっては腰に疲れを感じやすくなります(弊社のECサイトでマットレストッパーを販売したところ、購入者の中に表面がフラットの高反発マットレスを買ったものの硬すぎるからトッパーを買い足したという方が意外に多くて驚きました)。

誤解がないように付け加えると、ウレタンの表面に特別な加工はなくとも、柔らかめで体圧分散性のよいウレタンフォームが上層に配置された多層構造のマットレスもあります。いわゆる高反発マットレスの中では少数派ですがこれはこれでよい寝心地です。

③ウレタンフォームの厚み

高反発マットレスには様々な厚みのものがあります。

あなたに必要なほどの厚みがない高反発マットレスを選んでしまうと、底つき感があり腰を痛めてしまう恐れがあります。あなたの体重に応じて適切な厚みのある高反発マットレスを比較検討しましょう。

底つき感のイメージ
底つき感のイメージ
  • 5cm:高反発マットレスというよりトッパーです。体重20kg前後の子供なら快適に使えますが、大人の使用には向きません。
  • 7cm:高反発マットレスとしては薄めです。体重40kg前後の小柄な方なら問題ありません。体重が60kgくらいあると横向き寝の時に底つき感があることも。敷布団のような使い心地です。
  • 10cm:平均的な高反発マットレスの厚みです。体重70kg前後の大柄の方でも底つき感なく寝られる厚みです。10cmあれば厚みで悩むことは少ないです。
  • 13cm:高反発マットレスとしては分厚い部類に入ります。体重100kg以上の方でも底つき感なく寝られます。ただ、やや重くなるため日々の手入れは若干大変にはなります。

高反発マットレスの中には厚みが20cm以上もあるかなり分厚いものもありますが、正直そこまでの厚みは不要です。ただ、Bigger is betterなアメリカブランドは20cm以上の厚みがあるものが多いですね。逆に、必要最小限のミニマリズム精神のあるヨーロッパブランドのマットレスは厚み15cm前後のものも多いですね。いずれにせよ、マットレスの厚みが13cm以上あればよっぽど問題ないので、あとは見た目と予算とを勘案しましょう。

④ウレタン耐久性(≒コスパ)

安さに惹かれて高反発マットレスを買ってすぐにへたってしまっては元も子もないですね。

高反発マットレスの耐久性はウレタンフォームの密度からある程度見積もることができます。ウレタン密度が高ければ高いほど、耐久性が高くなります。これは価格と品質のバランスを比較する大事なポイントになります。

一昔前までは「ネットで販売されている高反発マットレスは密度の表記がなく怪しい」と業界の中で笑いものにされることがありましたが、最近の傾向は逆で、ネット販売中心の高反発マットレスのほうがウレタン密度の記載がしっかりされているような気がします。

「そんなすぐへたる粗悪なものなんて本当にあるの?大袈裟じゃない?」と思われるかもしれませんが、有名無名に関わらず1~2万円前後の高反発マットレスにはかなり低密度のものが少なからず存在するのでお気をつけください。

余談ですが、家具屋においてあるベッドマットレスにも低密度のウレタンフォームが使われている粗悪なものがあります。密度が25Dしかないのに「高密度ウレタン採用」と記載されていたりします。「従来(密度20D)より高密度になった」という意味で高密度と表現されているとのことですが、誤解を招く表現で紛らわしいですよね。いくら高密度と記載されていても具体的な数値がないものは疑ってかかった方が良いでしょう。

⑤側生地の種類(≒肌触り・蒸れにくさ)

側生地がどのような素材と構造になっているのかも比較検討のポイントです。

  • ポリエステルニット生地
  • ポリエステルメッシュ生地
  • レーヨン混ニット生地

高反発マットレスの側生地は、ほとんどこれら3つのどれかに当てはまります。ポリエステルのニット生地は蒸れやすい上に肌触りがいい訳でもありません。ただ、ポリエステルでも3Dメッシュ生地となると通気性が若干よくなるので蒸れやすくはありません。一方、レーヨン系繊維(バンブー、リヨセル、テンセル™)が混紡されている生地は、吸湿性を持っているので比較的蒸れにくいです。

よい高反発マットレスにはよい生地(繊維)が使われています。

ただ、上記の話をひっくり返すようで恐縮ですが、高反発マットレスの上に敷きパッドを敷いて使うのなら側生地についてアレコレ考える必要もありません。敷きパッドがあれば側生地の肌触りも吸湿性も関係なくなるからです。事実、私は敷きパッドとマットレスの併用を強くおすすめします。汚れ対策にもなるからです。

Types-of-mattress-toppers

⑥側生地の取り外し(≒手入れのしやすさ)

側生地が取り外し可能かどうかも評価ポイントに入れましょう。

高反発マットレスの側生地は、使用に応じて汚れていきます。取り外しが出来ずに洗えないなんて不衛生極まりないですよね。ファスナーが付いていて側生地が取り外し可能なものを選ぶようにしましょう。

⑦品質認証(≒安全性・臭いの少なさ)

第三者機関による品質証明がされていることも大切な比較ポイントです。

ウレタンフォームは化学製品ですので粗悪な原料で作られるとゴムのような化学臭が強まります。

エコテックス表示
エコテックス表示

例えば、スイスの検査機関OEKO-TEX(エコテックス)やSGSなどが代表的です。このような第三者機関からの認証があるかないかは品質を推し量る大きな指標になります。

エコテックス®スタンダード100とは、繊維製品およびその関連製品に特定芳香族アミンなどの身体に有害な物質が含まれていないことを証明する、全世界共通の「繊維製品の安心・安全の証」です。

(引用:一般財団法人ニッセンケン品質評価センター

「マットレスのウレタンフォームから化学物質っぽい臭いがする」というのはよくある話ですが、このニオイの大きな原因はアミンです。エコテックス認証のあるマットレスはアミンの使用が制限されているので化学臭はゼロではないもののかなり少なめになっています。


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最後に

これであなたも高反発マットレスの目利きができるようなったはずです。あなたにぴったりの1枚をお選びいただければ幸いです。

なお、以下のページで最高の寝心地の高反発マットレスを選ぶポイント(弾力性、硬さ、厚み、生地、耐久性など)とおすすめブランドを紹介しているのであわせてご参考にしてください。

関連記事

 

また、「高反発マットレス」に関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「高反発マットレス」の記事

①最高の高反発マットレスを選ぶ5つのポイントとおすすめブランド
②高反発マットレスとは|素材別の特徴と寝心地を解説
③低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
④高反発マットレスが原因で腰痛に。避けるための3つの知識
⑤高反発マットレスの厚みと硬さは「体重」を元に考える
⑥高反発マットレスのニュートン数をアテにしたらダメな理由
⑦高反発マットレスは「密度」=「耐久性(寿命)」
⑧高反発マットレスの表面、フラットとプロファイルの違いとは
⑨賢くお買い得に!高反発マットレス7つの比較ポイント
⑩高反発マットレスの通気性には期待してはいけない理由
⑪高反発マットレスはやっぱり三つ折り?メリットとデメリット
⑫高反発マットレスに敷きパッドは必須!季節別の選び方
⑬お店でマットレスの試し寝をする時の5つのチェックポイント
⑭マットレスでシングルサイズを選ぶ時の注意点
⑮【高反発マットレスVS敷布団】特徴と寝心地の違いとは
⑯高反発マットレスのダニ対策!素材別に解説
⑰高反発マットレスが臭い?その原因と対策について
⑱高反発マットレスのお手入れ方法
⑲高反発マットレスを処分!賢く安く捨てる方法

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