シーツ

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シーツがずれるなら試してほしいズレない方法と選び方

「なんで毎晩シーツってこんなにずれるんだろう」

こう思ったことはないでしょうか?

すぐに直せることとはいえ、面倒ですよね。

ズレないに越したことはないと思います。

そこで本日は、「シーツがズレないようにする方法とズレにくいシーツの選び方」をご紹介します。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. シーツをズレなくする方法

まず、シーツがズレてお困りの方は、フラットシーツを使っていると思います。

 フラットシーツボックスシーツフィットシーツ
形状Flat-SheetsBox-SheetsFit-Sheets
マットレス
対象
  • 厚型◯
  • 薄型◯
  • 三つ折り△
  • 厚型◯
  • 薄型◯
  • 三つ折り◯
  • 厚型△
  • 薄型◯
  • 三つ折り◯
ベッド対象落とし込み上乗せ上乗せ
敷きやすさ
ズレやすさ
畳やすさ

フラットシーツはしっかりと固定しないと、簡単にズレてしまいます。

通常、マットレスの下にシーツをしっかりと入れ込んでズレないようにします。しかし、シーツの横幅が足りなかったりするとシーツが外れてズレてしまいます。

そのような場合に役に立つのが、ズレ防止クリップです。

写真のようにシーツの端をクリップで挟むことで、シーツがズレないようになります。

とはいえ、この作業自体がやや面倒と言えば面倒なので、2,3日に1度などの高頻度でシーツを交換する人には煩わしくて向かないかもと思います。

また、ダブルサイズ以上のスプリングマットレスを使っている場合、マットレスの下でクリップを挟む作業がとても大変になります。なので、女性や体力に自信のない方には、以下のようなズレ防止クリップがおすすめです。

マットレスを持ち上げる必要がなく、手軽にシーツをクリップで固定できます。

一つ注意が必要なのが、マットレス側にクリップを挟める場所があるかどうか確認しておくことです。クリップで挟む丁度良い場所がマットレスになければあまり役に立たなくなってしまいます。


2. ズレにくいシーツを選ぶ方法

「丁度シーツが汚れてきたし、シーツを買い換えようかな」

このようにお考えであれば、次のシーツはズレにくいものを選びましょう。

いくつかポイントがあるのでご紹介します。

2-1. フラットシーツはサイズ選びが大切

フラットシーツはサイズ選びをきちんと行わないとズレやすくなってしまいます。具体例として、あなたのマットレスが140×200×15cmのダブルサイズのマットレスだと仮定してお話しします。

「フラットシーツ ダブルサイズ」と調べると、以下のようなサイズのフラットシーツがあります。

  1. 180×270cm
  2. 210×260cm
  3. 220×260cm

もしあなたが一つ目のサイズのフラットシーツを選んでしまうと、またシーツがズレてお困りになる日々が続いてしまいます。というのも、あなたのマットレスの横幅と高さを足すと、140+15+15=170cmになるのですが、180cm幅のシーツをマットレスの底に挟み込もうと思うと、わずか5cmしか挟み込む余地がないのです。

5cmではちょっと引っ張っただけで出てきてしまいます し、シーツが洗濯により縮むことを考えると挟み込んで固定することすら困難 になります。

そのため、フラットシーツのサイズ選びは、

■マットレスの横幅+(マットレスの高さ×2)+20cm

を目安に考えましょう。

2-2. ズレにくい形状のシーツを選ぶ

そもそも論になりますが、フラットシーツではなくズレにくい形状のシーツを選ぶことをおすすめします。

 フラットシーツボックスシーツフィットシーツ
形状Flat-SheetsBox-SheetsFit-Sheets
マットレス
対象
  • 厚型◯
  • 薄型◯
  • 三つ折り△
  • 厚型◯
  • 薄型◯
  • 三つ折り◯
  • 厚型△
  • 薄型◯
  • 三つ折り◯
ベッド対象落とし込み上乗せ上乗せ
敷きやすさ
ズレやすさ
畳やすさ

マットレスならボックスシーツ、敷布団ならフィットシーツを選ぶことをおすすめします。

このような形状のシーツであれば多少ズレてもめくれ上がってくることはありませんし、ズレを直すのもとても手軽に行えます。

2-3. フラットシーツは落とし込み構造のベッドで使う

ベッドの構造も大切です。

落とし込み構造のベッドだと、ベッドの淵にシーツをクシュクシュっと挟み込むことでずれにくくなるからです。

 落とし込み上乗せ
画像1low-bed-types2low-bed-types1
画像2

embed-bed

Cellpur-Sweet-Dream-Mattress1

ベッドメイキングをするより楽です。

ベッド購入の際の一つのポイントとして覚えておきましょう。

2-4. 滑りやすい素材同士にならないか気をつける

「畳みやすいからフラットシーツを使いたい」など、人によってはどうしてもフラットシーツを使いたいという場合があります。

その場合、マットレスの表面の素材・生地との組み合わせによってはとても滑りやすくなることを認識しておきましょう。

例えば、マットレスの側生地に化学繊維が使われていると滑りやすくなります。特に近年よく見る化学繊維の3Dメッシュの側生地は滑りやすいです。そして、このような側生地にポリエステル素材やなめらかなサテン生地のシーツを組み合わせると余計にすべってズレやすくなります。

 ニット生地パイル生地起毛生地3Dメッシュ生地
画像knit-fabricpile-fabricplush-fabric
特徴
  • スムースな肌触り
  • 通年快適に使える
  • オールマイティな使用感
  • タオルのような肌触り
  • 汗をよく吸収する
  • 通年使える
  • ふわっとした肌触り
  • 暖かみがある
  • 夏には不向き
  • 通気性が良い
  • 夏に涼やか
  • 乾きやすい

そのような場合は、やはりボックスシーツがおすすめです。


※シーツがいつも同じ方向にズレるのはなぜ?

「シーツがいつも同じ方向にズレてめくれるけどなんで?」という質問を受けることがありますが、この場合、ベッドに壁をくっつけて置いている場合が多いと思います。

壁が右手側にあるとすると左手側にシーツがズルズル落ちていきませんか?これは、マットレスの左手側の端に座ったりして体重がかかることが多いため、左手側にシーツがズレ落ちていくのです。

しかし、そもそもの話になりますが、ベッドを壁に接して置くことはあまりおすすめできません。

というのも、空気の流れが悪くなるため、マットレスにカビやダニが発生しやすくなるためです。また、エアコンの風が壁にぶつかると壁をつたって下りてくるのですが、その風があなたの体に直撃することもあるからです。夏は冷気が直撃して体を冷やしすぎたり、冬は暖気が直撃して喉を痛めたりする恐れがあります。

そのため、10cmで良いので、壁とベッドの間に隙間を空けてようにしましょう。


最後に

ズレるシーツへの対処法、ズレにくいシーツの選び方についてお分かりいただけたと思います。

もし、新しいシーツを購入しようとお考えであれば、こちらのページ『超熟睡!ベッドシーツのおすすめの選び方【素材と生地が命】』で素材と生地を吟味したベッドシーツをご紹介しているのであわせてご参考にしてください。

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